ホリデー・シーズンに食べたいスイーツ
(2007年12月)
ケーキ、チョコ、ペイストリーが所狭しと並ぶ | ジャシバズ
SEホーソン・エリアの東端にあるベーカリー&チョコレート・ショップ、「ジャシバズ」。ポートランドに店をオープンさせてから21年も経つ老舗だ。特にここのケーキは有名で、ウエディングやパーティーなどの特注が圧倒的に多い。ダウンタウンの一流ホテルなどにも毎日新鮮なパンやケーキを出荷しているというから、その味と質の良さはお墨付きだ。
甘い香りに包まれた店内にはチョコレート用・ペイストリー用・ケーキ用のディスプレー・ケースが並ぶ。常に新しいデザイン、斬新なアイデアで作り出されるケーキの種類は数知れず。これからのシーズンは、写真のようなクリスマスを意識した飾り付けのケーキもショーケースに並ぶ(デザインは都合により変わる場合もあり)。また、ドーム型ケーキも人気商品のひとつ($35/約14人分)。生花やリボンなどでアレンジして自分流に演出してみるのも良い。ほかにも特別な日を演出するのにもってこいの、かわいらしいカップ・ケーキ($2.75)などのスイーツがあり、それらも季節毎のテーマで創作されるというから、楽しみだ。
今までは持ち帰り専用店だったが、つい数カ月前にカフェも併設され、その場でスイーツが味わえるようになった。レストランでの食事後に立ち寄ってデザートを楽しんで帰るのも良いかもしれない。
▲ドーム型ケーキの中身はレモンもしくはチョコのムース
▲職人技が光る、可憐な花びらが細工されたカップ・ケーキ
▲店名の由来はオーナー夫妻の名前(Jackと Iva)を組み合わせたもの
■Jaciva’s
4733 SE Hawthorne Ave., Portland, OR 97215 TEL: 503-234-8115
営業時間:7:30 a.m.~6:00 p.m.(カフェは木~土曜5:00 p.m.~10:00 p.m.に営業)
休み:日曜 ウェブサイト:www.jacivas.com
おしゃれなホテルのバー&ラウンジ
(2007年11月)
ウォーターフロントで堪能する小さなぜいたく | スリー・ディグリーズ
ウォーターフロント、ウィラメット川の岸辺にあるリバープレイス・ホテルの一角にある「スリー・ディグリーズ」。有名デザイナー、ボブ・プチーニ氏が手掛けたというスタイリッシュで落ち着いたインテリアは、さすが一流ホテルならではの雰囲気。スタッフのさりげない気配りと絶妙なサービスで、優雅な気分にさせてくれるところも魅力的なレストラン・バーだ。
バーテンダーの創意工夫に満ちた、甘く豪華でデザートのようなカクテルにも注目。ポートランダー達に人気のスパニッシュ・コーヒー($8)は、メニューには載っていない通ならではのオーダー。写真のようなパフォーマンスも付いている。これからの季節は、パンプキン・パイやアップル・パイ、シナモン風味のお楽しみデザートも登場する予定。130種類もあるワイン・リストは大抵ボトルでの注文になるが、グラスで楽しめるものもあるので、こちらもチェックしたい($7~$8)。また、ぜひお勧めしたい時間帯は、3Dアワーと呼ばれるハッピー・アワー。月曜から土曜までの3:00 p.m.~6:00 p.m.は、ビールやカクテルが$3。一流シェフによるおつまみも$3で楽しめてしまう。
人気のエリアなので駐車場を探すのが大変と思いきや、実は一般客にも無料バレー・サービスがあり、ホテル入口まで車を乗り付けることができる(混雑時は除く。帰りにレシートを提示)。チップはしっかり渡しておきたいが、その価値は絶大なり!
▲料理の食材には、地採れのものが数多く使われている
▲パティオには屋外ヒーターがあるので、寒い季節でも快適
▲バーテンダーのイチオシ人気ドリンク&カクテル(左から)アムステル・ビール($5)、ブラック&ホワイト($8)、オーガニック・ストロベリー・ルバーブ・スプラッシュ($9)
■Three Degrees Restaurant(RiverPlace Hotel)
1510 SW Harbor Way, Portland, OR 97201 TEL: 503-295-6166
営業時間:レストラン 6:30 a.m.~10:00 a.m.、11:00 a.m.~2:30 p.m.、5:00 p.m. ~ 10:00 p.m.
バー 11:00 a.m. ~11:00 p.m.(金・土曜~12:00 a.m.) 休み:なし
ウェブサイト:www.threedegreesrestaurant.com(店舗) www.riverplacehotel.com(ホテル)
一風変わった郷土料理を味わう
(2007年10月)
トロピカルな素材が生きた、キューバ料理店 | パンビチェ
南国からそのままやってきたような、なんとも色鮮やかなレストラン、パンビチェ。今回注文した料理は典型的・伝統的なキューバ料理の定番メニュー3品。「Croquetas:Bacalao con Papa」($5.50)は鱈とジャガイモのコロッケといったところ。ビールのつまみに最高だ。「Plato Cubano」($8)は、マリネしたロースト・ポークとキューバ豆の甘煮、ご飯のひと皿で、ほんのり甘酸っぱいオレンジ・ソースが絶妙にマッチし食欲をそそる。「Vaca Frita」($8.75)は、柑橘系のソースに漬けた牛肉をニンニクと玉ネギでじっくり煮込んだもの。シトラスのさっぱりした風味と野菜の甘味がほどよく調和している。12種類もある日替わりデザートもオススメだ。
通りに面した日当たりの良いテラスのカラフルなテーブル、壁に掛かったにぎやかなポスターは見ているだけでわくわくしてくる。ハッピー・アワーはなんと2:00 p.m.から。選りすぐりのラテン系ビール、ワイン&シェリー酒でのんびりまったりと過ごすのも良いかもしれない。
▲全体的にマイルドでさっぱりした味付けは、飽きないおいしさ。右から「Plato Cubano」「Croquetas:Bacalao con Papa」「Vaca Frita」
▲「Flan」($4.50)はキューバ風プリン。「La Selva Negra」 ($6.75)はフルーツがたくさん入ったケーキで、オウムを模ったチョコが目を引く
▲店舗デザインも自ら行ったオーナー・シェフ&パティシエのジョンさん
▲ハッピー・アワーは2:00 p.m.~6:00 p.m.(金・土曜10:00 p.m ~12:00 a.m.)
■Pambiche
2811 NE Glisan St., Portland, OR 97232
TEL: 503-233-0511 営業時間:11:00 a.m.(土・日曜7:00 a.m.)~10:00 p.m.
(金・土曜~12:00 a.m.) 休み:なし ウェブサイト:www.pambiche.com
夏に食べたい日本の味、冷やし麺のある店
(2007年7月)
こだわりチャーシューがのった冷やし中華 | 三美
おいしい冷やし中華が食べたい!」というお客さんの声に応え、日替わりメニューとして試しに出したのは5年前のこと。以来、注文が絶えず、今やすっかり「三美」の夏の定番メニューとなっている冷やし中華($8)。昨年は夏季限定のつもりが好評のため12月までメニューに載せることになったほど、人気のひと皿だ。
ここの冷やし中華は、本当に素朴で典型的な日本のそれなのである。麺の上には錦糸卵、エビ、キュウリ、ワカメ、そして自家製チャーシューがすき間なく敷き詰められ、さらにポーチド・エッグが真ん中にのっている。程良く酢が利いてさっぱりとしたつゆは、ほかでは味わえない。すりゴマとからしも用意され、昔懐かしい味は、異郷にいることをしばし忘れさせてくれる。冷やし中華と寿司がセットになったスペシャル・メニューは$10.50とお得だ。
日本からポートランド直行便で築地から飛んでくる、カツオとアジのメニューも見逃せない。カツオたたき刺身、カツオにぎり(6貫)、アジ刺身、アジから揚げ、アジ塩焼きの各定食は、ご飯・みそ汁・酢の物付きでどれも$15.50程度。カツオはこれからが旬で、5月末の取材時にはまだ小振りだったものの、5年間寝かせたという手作りニンニクたまりじょう油に、ネギ、針ショウガ、大葉をたっぷりのせていただく刺身は最高!アジは各定食にまるまる1尾が使われ、希望者には骨をカラっと揚げて骨せんべいを作ってくれる。「ゆうマガを見た」と言って、注文時にあらかじめ頼んでおこう。
夏バテで食欲がない時にオススメなのが大根サラダ。シャキシャキの千切り大根、アボカド、クリーム和えホタテもしくはカニ・サラダが3列にきれいに盛られ、自家製ショウガ・ドレッシングで味わうひと品(各$5.50)。見るからに元気の出そうなサラダは栄養のバランスも良く、お腹にも優しい。
▲▲具だくさんの冷やし中華。写真奥は大根サラダ2種
▲口の中でまったりととろけるカツオのたたき
▲「心を込めた手作り」にこだわる、シェフの小川哲さん
■Sambi Japanese Restaurant
9230 SW Beaverton-Hillsdale Hwy., Beaverton, OR
TEL:503-296-0045
営業時間:11:00 a.m.~9:00 p.m.(日曜5:00 p.m.~)
休み:なし
おしゃれな隠れ家レストランでエスニックご飯
(2007年6月)
誰にも教えたくない穴場タイ・レストラン | レモングラス
E. Burnside St.から1ブロック北に入った静かな通りにある一軒家。友人の家にお呼ばれした気分で、手入れの行き届いたきれいな庭から玄関に上がっていくと、そこはこぢんまりとしたタイ・レストラン。オーナー兼シェフのシェリーさんは、母国の味をそのまま楽しんでもらいたいと13年前にオープンし、あらゆることにこだわりを持って、すべて自分で切り盛りしている。自ら市場まで買い出しに行き、新鮮な野菜や魚介類はもちろん、エビは天然物だけ、唐辛子はタイ産だけを使い、人工調味料は一切使用しない。料理は彼女ひとりで行うため、時間が掛かってしまうのだが、客の好みを聞き、辛さも調節してくれる。時間を気にせずゆっくりくつろぎながら食事をして欲しいという、この店のポリシーでもある。
タイ料理の人気メニューと言えばパッタイだが、「Phad Thai Koong」($11.50)は、エビが麺の上にも下にもしっかり混ざっていて、どこを突いても出てくるのがうれしい。また、暑くなるこれからの季節には、「Green Papaya Salad」($12.50)が最適。みずみずしい青パパイヤの歯ごたえとその香りは癖になりそう。美容にも良いとのことで、タイの女性にも人気だという。サラダに付く、タイ風のカワイイかごに入ったライスは、もちもちとしてほんのり甘く、サラダと一緒に食べるとデザートのよう。かなり量があるにもかかわらず、知らないうちにお腹の中へ消えてしまっている。
「Fisherman’s Soup」 ($7.50)も、これまた格別においしい。さっぱり塩味ながらも魚介類のだしが効いていて、素材の味を最大に生かしたスープは、日本人の舌にも合う。値段がちょっと高く感じてしまうが、魚を丸ごと料理した「Whole Fish with Chili Sauce」 ($19.50)は見た目が豪華で、おもてなしをする時にはぜひ注文したい。友人を誘ってシェアするのもひとつの手だ。
接客するジョニーさんは、シェリーさんの弟。客との会話を楽しみ、冗談を言って皆を笑わせ、子供をあやし、サービスにも抜かりがない名物ウエーターだ。ふたりの心遣いと気配りも、長年の人気を保つ秘訣なのかもしれない。
▲タイ料理の定番、「Phad Thai Koong」と「Green Papaya Salad」
▲店の外観。一軒家がそのままレストランになっている
▲とても気さくなシェリーさん、ジョニーさん姉弟
■Lemongrass
1705 NE Couch St., Portland, OR
TEL: 503-231-5780
営業時間:ランチ11:45 a.m.~2:00 p.m.(平日のみ)、
ディナー6:00 p.m.~9:30 p.m.(金・土曜~10:00 p.m.)
休み:日・月曜
世界の極うまビールが並ぶ店
(2007年5月)
生ビール100種類を、冷えたままゴクリ! | ヘンリース・トエルフス・ストリート・タバーン
ビールのおいしい季節到来! その質の高さとこだわりは、地ビールの多さで知られるポートランドの自称ビール評論家をもうならせるこの店。なんと、瓶ビールは一切置いていない。100種類すべてが樽出しだ!(時々見掛けるボトルは、唯一のノン・アルコール・ビール)。店の中央に設置されたカウンター・バーの中にズラリと並んだ生ビールのサーバーが客を圧倒し、ビール好きは思わず「オーマイガーッ」と叫んでしまうほど。
ビール・リストは2ページにも及び、さまざまなタイプのカテゴリーに分類されている。中でも、特別リリースや季節限定コーナーは要チェック! 週替わりの“バーテンダー・スペシャル”には、稀少ブランドや地元限定ビールも。値段はビールにより異なり、リストには書いていないので、気になったら店員に聞いてみよう。
地元ポートランド産の「Amnesia($4.75)」は、程良いホップのコクのある苦味と、さわやかなシトラスの香りが混ざり、飲みごたえのある1杯。男性からの支持が高い。
ベルギー産の「Lindemans Framboise($8.50)」は、大きめのブランデー・グラスに注がれ、まるでカクテルのよう。フルーティーな香りとラズベリーの風味で女性に大人気だ。ビールを最後の1滴までおいしく味わってもらいたいという気配りから、バー・カウンターには「アイス・レール」なるものが設置されている。水滴が凍ってしまうほどに冷やされたレールの上にグラスを置くと、最後のひと口までキリリと冷えたビールが飲める。
その昔ブルワリーだったレンガ造りの歴史的建物はモダンに改造され、外観・内装とも落ち着きのある雰囲気を醸し出している。2階には特注ビリヤード台と特大プロジェクト・スクリーンがあり、いつも大勢の人でにぎわう。これからの季節はパティオ席もオススメ。ハッピー・アワーは毎日3:00 p.m.~6:00 p.m.、さらに日~木曜は9:00 p.m.~閉店、金・土曜は10:00 p.m.~閉店に設けられており、とても混雑するので、ゆっくりビールを楽しみたいなら、この時間帯を避けて行こう。バーは21歳以上限定だが、併設するレストランなら子連れで入店でき、ビールも注文できる。
▲自家製オニオン・リングなど、ビールに合うおつまみもたくさん
©Henry’s 12th Street Tavern
▲バー・カウンターには、飲みかけのビールも冷たいまま味わえるように氷のレールが敷かれている
■Henry’s 12th Street Tavern
10 NW 12th Ave., Portland, OR
TEL: 503-227-5320
営業時間:11:00 a.m.~11:00 p.m.(金・土曜~12:00 a.m.)
休み:なし
ウェブサイト:www.henrystavern.com
ボリューム満点!アメリカ南部の地方料理
(2007年4月)
ブランチ・スポットとして人気の南部料理店 | スクリーン・ドア
ポートランド周辺にはケージャン、クレオール系の店がいくつもあるが、今回はその中でもとっておきの1軒を紹介しよう。昨年8月にオープンしたこの店は、伝統的な南部料理が格安の値段で楽しめるとあって口コミで評判が広がり、週末のブランチ時には行列ができるほど。家族連れにやさしく、多くの地元っ子に受け入れられている。
人気のブランチでは、まず「バターミルク・ビスケット($7.95)」を注文したい。ふっくら焼き上がったビスケットにソーセージ入りグレービー・ソースがたっぷりとかかり、好みの卵料理も付く。そのボリュームには、アメリカン・サイズに慣れてきた私達もびっくり。これを目当てにやって来る客も多いが、ここに来て外せないメニューは「フライド・オイスター・ベネディクト($11.95)」だろう。ジューシーな牡蠣フライが、ポーチド・エッグ、ベーコン、イングリッシュ・マフィンの上にのり、バターをふんだんに使用したオランデーズ・ソースに絡めて味わうひと皿だ。付け合わせには、こんがりケージャン・ポテトも。揚げたて熱々の牡蠣をひと口かじると、口の中でじゅわぁ~っと風味が広がり、油まみれの口元も構わずに目を閉じてこのシアワセを噛み締めたくなるほど。
季節ものでは、サクサクのパイ生地の間に具を詰めた「アスパラガスと卵のペイストリー($9.95)」もオススメ。また、こってり料理のお供には「クレオール・ブラッディー・マリー($6.50)」をぜひ。口に含むと、思い出せそうで思い出せない不思議な味。その秘密は、ルイジアナの伝統的なスパイスにある。そのほか、ベジタリアン・メニューも充実している。
クリーム色の素朴な外観、中には広々としたダイニング・スペースに大きなキッチン、気軽に座れるカウンター・バーもある。手作りのスパイシー・ビネガーに使われるピクルスの瓶詰めが棚に並ぶなど、あちこちにさりげない南部テイストを感じられる店だ。
▲写真は手前から時計回りに「バターミルク・ビスケット」「アスパラガスと卵のペイストリー」「クレオール・ブラッディー・マリー」「フライド・オイスター・ベネディクト」
▲気さくでもてなし上手のオーナー、
デビットさん&ニコールさん夫妻
■Screen Door
2337 E. Burnside St., Portland, OR
TEL:503-542-0880
営業時間:5:30 p.m.~10:00 p.m.(日曜~9:00 p.m.、ブランチは土・日曜のみ9:00 a.m.~2:30 p.m.)
休み:月曜
ウェブサイト:www.screendoorrestaurant.com
珍しい北欧グルメに興味津々!
(2007年3月)
おしゃれな大人達が集うノルディック・バー | アポテーケ
オープンして1年半が経つ、パール・ディストリクトにある隠れ家的バー。2階へ階段を上がると、天窓とガラスの入り口が現れる。白を基調とした店内は氷をイメージさせ、北欧の雰囲気を演出している。
このバーで注文したいのは、デンマーク、ノルウェーなどから直接輸入されているアクアビット($6~)。北欧の食前酒で、地元ポートランドのブランドもあり、密かなブームとなっている。命の水という意を持ち、鼻にツンとくる香りが特徴だ。オーナーのこだわるハーブ酒($9~)はシャルトリューズと呼ばれる、ヨーロッパの薬用酒のようなもの。養命酒にも似た味と香りがして、いかにも健康に良さそう。17世紀に修道院で発明され、130種類の薬草を使用して作られる秘伝のレシピは、現在3人の修道士にしか伝わっていないとか。ちなみに店名の“アポテーケ”は、薬局という意味だ。
北欧料理でのオススメは、キュウリの上にニシンの燻製、生クリーム、キャビアを重ねた前菜($7)。また、塩と砂糖で漬けたエルクの薄切り肉を、香ばしく炒った塩とバルサミコ酢でいただく一品も($12)。これと共に“命の水”をちびりちびりと飲むのが、ノルディック流バーの過ごし方らしい。ハッピー・アワー(5:00 p.m.~7:00 p.m.)にはドリンクが25%オフになるので、ぜひ利用したい。9:00 p.m.までは未成年者も入店できる。
▲清潔感のあるバー。まずは“命の水”で乾杯
■Apotheke
1314 NW Glisan St., #2A, Portland, OR
TEL:503-241-7866
営業時間:5:00 p.m.~12:00 a.m.(金・土曜~2:00 a.m.)
休み:日・月曜
ウェブサイト:www.apotheke-nw.com
手打ちパスタが自慢のレストラン
(2007年2月)
南イタリアの母の手による本場の味|マンマ・ミーア
バーガンディー・レッドで統一されたインテリア、高い天井とシャンデリアがなんとも豪華でリッチな気分にさせてくれるイタリア料理店。親切で丁寧なスタッフの笑顔でホッとくつろげる。オーナー兼シェフのリサさんこだわりのパスタはバリエーションが多様で、どれを選んでも満足すること間違いなし。
寒い冬のオススメは、ラビオリとポテトのニョッキ。アツアツの揚げラビオリ($8.95)には、ほんのり酸っぱいトマトとバジルのソースに、パルメザン・チーズをたっぷり振り掛けて。外側はパリッと、中はふんわりとした食感がたまらない。もちもちのニョッキ($13.95)は、まろやかなペスト・ソース、さっぱりしたパルメドール・ソースから選べる。看板メニューの「グランマ・チミネーロのラビオリ($13.95)」はリコッタ・チーズ、ハーブ、トマト・ソースだけのシンプルな味付けだが、その分、手打ちの生地の味わいが引き立つ。
カップルから家族連れまで客層は広く、ポートランドでのベスト・イタリアンとしても名高い。毎年、バレンタインズ・デーにはスペシャル・メニューが登場するので見逃せない。月~金曜5:00 p.m.~7:00 p.m.、金・土曜11:00 p.m.~12:00 a.m.には、ドリンクをオーダーすると定番メニューの一部が$3で楽しめてお得だ。
▲ニョッキは、ペスト、パルメドールの2種類のソースを同時に味わうことも可能
▲揚げラビオリは、カリカリ&ふわふわの絶妙な組み合わせ
■Mama Mia Trattoria
439 SW 2nd Ave., Portland, OR
TEL:503-295-6464
営業時間:5:00 p.m.~10:00 p.m.(金・土曜~12:00 a.m.、日・月曜~9:00 p.m.)
休み:なし
ウェブサイト:www.mamamiatrattoria.com
焼酎とおいしいおつまみが味わえる店
(2007年1月)
隠れ家で楽しむ懐かしい味|ゆず
ビーバートンのショッピング街にあり、隣には日系のビデオ屋もあって、日本人には利用しやすい場所に立地。店内はキッチンを囲むように、テーブルとカウンターがあり、調理する様子がすべて見える造りになっている。
焼酎は9種類が楽しめ、1杯が$8.50~$14.50、ボトルでは$56.10~$133のお値段。今回の取材では、「宝山($12.50)」をロックで飲ませてもらったが、レモンと梅干しが一緒にサーブされた。どちらも、それぞれの酸味が焼酎の味を引き立てる。 おつまみとしてはまず、メニューには載っていない「牡蠣と餅のグラタン($8.50)」をいただく。とろとろの餅と牡蠣、ほうれん草とマッシュルームがクリーミーなホワイト・ソースに絡んで、なんとも言えない口あたりだ。そして「おでんの盛り合わせ($15)」は、大根、卵、ごぼう巻き、こんにゃく、つみれなど12種類が入り、ボリューム満点。冬季限定なので、これは見逃せない。
日本の居酒屋が恋しくなったら、ここに足を運び、温かい家庭料理でホッとひと息つこう。
▲冬季限定の「おでんの盛り合わせ」
▲アツアツで登場の「牡蠣と餅のグラタン」
▲焼酎好きなら、やはりロックで味わいたい
■Yuzu
4130 SW 117th Ave., Beaverton, OR
TEL:503-350-1801
営業時間:6:00 p.m.~12:00 a.m.
休み:日曜
焼酎とおいしいおつまみが味わえる店
(2007年1月)
何度も足を延ばしたくなる本格和食店|旬
ヒルズボロのダウンタウン内にあり、以前は図書館だった建物はどことなく風格を感じさせる。店内には酒瓶がずらりと並べられ、竹を使った内装など、居酒屋の雰囲気いっぱいだ。
日本酒、ワイン、カクテルと、文句のつけようがないほど充実しているアルコール・メニューの中で、焼酎は5種類。この取材では、黒麹本格芋焼酎「さつま黒甕(シングル$8.95、ダブル$10.95)」を味わった。ロック、梅割り、ウーロン茶割りと飲み方もいろいろで、焼酎好きにはたまらない。
酒のお供にはおつまみが欠かせないが、どれにしようか迷ったら「居酒屋セット($16)」を頼んでみたい。これは4種類のおつまみがひとつの皿にきれいに盛られたもので、ひょいひょいと箸でつまんでいるうちに酒が進む。「ぶたかく」「さけのばんづけ」「タコキムチ」「ちくわいそべ」と、いかにも居酒屋らしい定番料理がそろい、どれも丁寧に味わいたくなる品ばかりだ。刺身もまた絶品。通常5切れずつ盛られていて、まぐろ($9)、さけ($7.50)、大トロ($21)と、ぜいたくな刺身はまるでバターのように口の中でとろける。
いつ行っても客が絶えず、リピーターが多いため、予約するのがオススメ。夏には、屋外テーブル席でも食事が楽しめる。
▲焼酎は「さつま白波」ほか、「さつま田苑」「白岳しろ」などがある
▲ウーロン茶割りにした「さつま黒甕」を、刺身の盛り合わせと共に
▲定番4品が勢ぞろいした「居酒屋セット」は、おつまみに最適
■Syun Japanese Restaurant
209 NE Lincoln St., Hillsboro, OR
TEL:503-640-3131
営業時間:11:30 a.m.~2:00 p.m.(平日のみ)、5:00 p.m.~10:00 p.m.
休み:なし
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