留学や仕事などの目標達成のため、アメリカの地で頑張っている日本人シングル達。「仕事は充実」「好きな勉強にのめり込めて幸せ」と満足感に溢れているはずなのに、なぜか胸に残る一抹の寂しさ。「結婚も仕事も両方したい!」「ステディな彼とスイートな毎日が過ごしたい!」今回の特集は、そんなシングルス必読の出会いと結婚がテーマ。出会いの極意や落とし穴、ユニークな結婚をした先輩カップルの声からアメリカン・ウエディングの常識まで、盛りだくさんでお届けします。 (情報は2005年5月時点のもの)
アメリカでの出会いと結婚 |ページ1|ページ2
ノースウエストでの結婚式 |ページ1|ページ2
アメリカでの出会い
「いい人だと思ったのにじつは既婚者だった!」「出会いがない!」……。シングルスが抱えるこんな悩みにお応えすべく、出会いの方法から体験談をご紹介。知っておくべき出会いの落とし穴も要チェック!
出会いの場を提供するデーティング・サービス
イベント&アドベンチャー
いきなり結婚相手を探すより、友達から始めたい人にピッタリなのがココ。何しろイベント数がスゴい。シアトルだけでも毎日(日によっては1日に複数の)催しがあるので、「時間が合わない」なんて言い訳は許されない。ハイキングやスキー、キャンプなどのアウトドア系から、ディナーやダンス、芸術鑑賞、海外旅行まで、内容はじつにバラエティー豊かだ。
独身者を引き合わせるパーティーの充実は当然だが、誰かとデートに漕ぎ着けなくては、なんてプレッシャーは無用。イベントはフレンドリーな雰囲気で進むので、リラックスしながらたくさんの人と知り合える。
シアトルのローカルTV番組「Evening Magazine」の視聴者投票で“Best Dating Service”の栄誉に輝いたこともあるその評判を支えているのは、イベントの量と質だけではない。書類審査通過後、約1時間のインタビューがマストという入会審査の厳しさがそれだ。トラブルが起こらないように細心の注意が払われている。
アメリカ各地に支部があり、他支部とイベントを共催することも。シアトル/タコマのほか、オレゴン州ポートランドにも支部がある。
▲ラフティングなどのアウトドア・アクティビティーも充実!
▲まず飲み友達から始めるのも良さそう
TEL: 1-800-386-0866
ウェブサイト:www.eventsandadventures.com
※年会費などの情報や詳細は入会時に連絡
国際結婚紹介ネット
三十路漫画家あいもとももの体験レポート
「国際結婚紹介ネットを利用してみた」
2004年に日本で流行した、30歳以上・未婚・子ナシを意味する言葉“負け犬”。三十路漫画家あいもとももが、自らの負け犬人生を返上すべく、日本人女性とアメリカ人男性を主な対象とした国際結婚紹介ネット「パシフィック・リレーションズ」に挑む。
取材・漫画/あいもともも
※事前に提出した希望データに合う相手をピックアップして紹介してくれるサービス。
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ウェブサイト:www.pacrelations.com
会員登録料:無料(成婚料$300)~$950(成婚料無料)
有効期間:結婚が決まるまで
*2018年までにウェブサイトは閉鎖しています。
出会い体験談
メディアを通じて出会う人達もいる。ここでは、オンライン& クラシファイドでお相手を見つけた人の体験談を紹介
● オンライン・デート・サービスでの出会い|出会いは多数。でも悪いクセが残る?
ブルームかずこさん(仮名):match.comを利用、現在アメリカ人と交際中
クラブやバーでのこれまでの出会いにガッカリしていたので、「普段の生活の範囲内では出会わない人達がいるかも?」という期待から、オンライン・サービスのmatch.comを利用することにしました。登録は無料で、メンバーにならないとEメールなどのやりとりができない仕組みになっています。
一度登録したら、いろんな人から山のように連絡が来ましたが、その中で実際に会ったのは3~4人です。チャットや電話でお互いのことを紹介し合い、よく知った上で会うようにしたので、きっかけはオンラインでしたが、それを通じての出会いだからといって、特に恐怖や不安はありませんでした。
このサービスを利用して、確かに普段の生活では出会えないような人と会えました。でも、彼探しにオンラインを使ったことを良かったとは思っていないんです。今付き合っている彼もオンライン・サービスを利用していろいろな人と会っていたので、付き合い始めてもその癖が抜けていないみたい。どうも陰でまだ違う人と会っているみたいなのです。今は「オンラインでの出会いってイマイチ信用が置けない」と思っています。
● クラシファイド広告での出会い|出会いが少ない人に便利
ジョンソンさやかさん (仮名):Seattle WeeklyのPersonalsを利用、その後結婚
夫が 『Seatttle Weekly』PersonalsのMen Seeking Womenに載せた告知を見て、私から連絡しました。数ある告知から彼を選んだのは、内容から「とても楽しそうな人」という印象を受けたから。スノボードをする点はスキーをする私と趣味が近かったし、子供と一緒に住んでいることから「子供と住んでいる人が変人ということはないだろう」と判断しました。
夫は「写真付きの手紙で」とコンタクト方法を指定していたので、それに従いました。手紙の後、しばらくEメールのやりとりをしてから電話で話し、最初のデートを取り付けました。私はいきなり電話番号を教えるのが怖かったので、まずEメールで人柄を確認したのです。
夫は「ナンパに応じる女性の中からNice Girlを探すのは難しい」と考え、クラシファイドを利用したそうです。
クラシファイドで出会いを求めることに不安はなかったけれど、欠点はやはり変な人と会う可能性があること。でも、職場や学校で知り合った人が“じつは変な人”ということもありえますよね。利点は出会いが少ない人に便利なシステムである点。また、相手の求めているものが最初からわかるので、気持ちの探り合いが面倒な人にはいいかもしれません。
ちょっと待って!出会いに潜む落とし穴
素敵な出会いの予感に心躍らせていると 見落としがちなのが、そこに潜む甘い罠。デート前、ぜひこれだけは心得ておいて!
心得1 オンラインでの出会いは慎重に
相手を見極めるためのEメールでのやりとりでは、悪用される可能性がある個人情報(本名・住所・電話番号など)を絶対に明かさないこと。メール・アドレスは、いつでも捨てられるフリー・アドレスを使おう。
心得2 送り&迎え狼に注意
付き合いの浅い段階で相手に家まで迎えに来てもらったり、送ってもらったりして、自宅を教えてしまうのはタブー。まずは公共の場所で待ち合わせること。
心得3 直接知らない相手を過信しない
友達など第三者の紹介でも、直接知らない相手には無防備にならないこと。車に乗せてもらわないのはもちろん、出掛ける前に誰とどこで会うのか、何時に帰るのかを親しい人に知らせておこう。
心得4 ミート・マーケットのミートは“meet”じゃない!
“ミート・マーケット”という俗語を聞いたことがある人がいるかもしれないが、これはmeat marketと書き、“肉欲”を充足させるためのセックス目当てのナンパ・スポットを指す。目的が違うならば、出会いの“meet”と勘違いして気安く行かないように。
心得5 自分の身は自分で守る
知らない人だけではなく、知り合いによるレイプも多いという現実を認識し、人気のない所や助けを求められないような場所には絶対に行かない。また、“No!”ははっきりと。バーやクラブなどでは、ドラッグを仕込まれないように飲み物は店員から直接受け取り、飲み掛けの飲み物は残して席を立たないようにする。タバコを利用するケースもあるので、もらいタバコも厳禁。
心得6 お金の貸し借りはしない
貸したお金が返ってこないことや相手が悪徳業者や犯罪者だったりする可能性もなくはない。逆に、おごってもらったために不本意な要求をされることもある。いい出会いにお金の話は不要。トラブルを避けるためには、自分に必要な現金は自分で持っていくこと。
出会いに関するアンケート
巷の人はどこでパートナーと出会ったのか……。そんな疑問をYOUMAGA.COMユーザーとゆうマガ読者に尋ねてみた。(有効回答者数:48人)
Q1 あなたはアメリカで彼や彼女、夫や妻となった人と出会いましたか。
Yes……22人
No……26人
Q2 出会いがあった人、出会いの場所はどこでしたか。
Q3 出会いに関するエピソードを教えてください。
●9年前、出会い系サイトで上で知り合ってメール友達になり、4カ月後に実際に会った。日本とアメリカの遠距離恋愛後、私がアメリカに来て1年間彼と同棲、その後結婚。(Sallyさん・30代女性・スノホミッシュ)
●ESLに通っていた時、クラスメートの家でのパーティーで会った彼。翌日、学校で偶然再会し、一挙に進展。(みさん・30代女性・レントン)
●gay.comというウェブサイト(www.gay.com)を通じて。PersonalsやChatのコーナーがあります。(yoさん・30代男性・ポートランド)
●学校の同級生で、クラスが一緒。(れいさん・10代女性・ポートランド)
●Yahoo Chatで。(ZH FANさん・20代女性・レントン)
●同じアパートに住んでいた。時々彼が外で読書をしていて、なんとなく話をするようになり、仲良くなった。(Pさん・30代女性・シアトル)
●現在の夫はOPTで働いていた勤務先のお客さん。ある日、商品選びをお手伝いしたことから話すきっかけができ、その2カ月半後に結婚。後から聞いたところ、半年前にお店で私を見掛けて以来、私に会いたい一心で店に来ていたのに、いつも話し掛けられなかったとか。結婚から5年9カ月たった今も新婚同様LOVE LOVEです。(NEKOさん・30代女性・シアトル)
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