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アメリカで老後を送るために知っておきたいこと(1)- 高齢者施設&サービス

アメリカで老後を送る

老後の生活は自分にとってはもちろん、親や子供にとっても避けては通れない道。アメリカで生きることを決めたあなたへ、今からできる備えを先輩シニアと専門家がアドバイス! (情報は2011年8月時点のもの)

※料金を含む掲載情報は2011年8月時点のものです。サービスや価格などの情報は変更、または閉業されている場合があります。

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高齢者向け施設の紹介&利用者の声(シアトル周辺)

※ 掲載情報は2011年8月時点のもので、変更されている場合があります。

日系マナー

【入居者】

中山テモテ眞(まこと)さん(70代)、ロイス圭子さん(70代)、クララ・スチュワートさん (80代)

3度の食事とアクティビティーが用意され、毎日が充実!

日英バイリンガルで高齢者に身の回りのケアを提供するアシステッド・リビング・ホーム、日系マナーに夫婦で入居するのが眞さんと圭子さん。カナダに住む眞さんからの手紙が、カナダ人宣教師を通じて、牧師を父に持つ圭子さんの元に届き、日加間で3年の文通の末にカナダで結婚したのは、今からちょうど50年前のことだ。子供4人に恵まれ、今では孫も3人。手が不自由になった圭子さんがナーシング・ホームのシアトル敬老(P9)でリハビリをしたのをきっかけに、同じ組織が運営する日系マナーを見つけて入居手続きをしてくれたのも子供達だ。「インテリア・デザインを趣味にしている息子が、入居前に絵画からすべてにわたり部屋をコーディネートしてくれた。心会(下欄)のアクティビティーにも無料で参加でき、火曜は外出のイベントもあって楽しく過ごせる」と、ふたりは満足そうに語る。心会でピアノ演奏のボランティアをしていた圭子さんには、昔からの友達も多い。また、牧師をしていた眞さんも「先生」と呼ばれ、みんなから親しまれている。

やはりシアトル敬老でのリハビリを機に日系マナーへ2年前に入居したのがクララさん。アメリカ生まれで思春期から日本で過ごし、結婚して子供も生まれてから戦後にアメリカへ戻った帰米2世だ。その日本生まれの娘、律子さんの夫となるのが、ベルタウンにあるしろう寿司の司郎さん。クララさんは2世帯住宅で一緒に暮らしながら、1972年の日光レストラン(後に売却)開店以来忙しくしている娘夫婦に代わり、孫の面倒を見てきた。日系マナーでは心会(下欄)でのボランティアを20年経験し、歌のリーダーも務めていたというクララさんは現在、なじみのあるこの場所で仲間とラミカブと呼ばれる色と数字を合わせるゲームに夢中の様子。「おじいちゃんも、かわいがっていた犬も亡くなり、ずっと家にひとりでいたが、ここではとても楽しそうで驚くほどしっかりもしてきた。クリスマスなどで家に帰っても、すぐに戻りたがるくらい」と、司郎さん。律子さんも「最初は心配したけれど、いつも部屋にいることがないくらい元気。日本人スタッフの直子さんも良くしてくれるので助かる」と語る。

ワシントン州 日系マナー
▲ 中山夫妻。1ベッドルームの広い部屋には圭子さん自慢のピアノも置かれている
ワシントン州 日系マナー
▲いつも身に着けている帽子とジャケットがトレード・マークのおしゃれなクララさん。娘夫婦の律子さん、司郎さんと共に
 

シニア・アクティビティー・プログラム 心会(こころかい)に出掛けてみよう

日系マナー内で月・水・金曜10:00 a.m.~2:30 p.m.に行われている65歳以上の高齢者を対象とした心会(TEL : 206-726-6474)は1回$34でアクティビティーと昼食付き。毎夏、日本から娘の元へ来るたびに心会へ通うシニアもいるなど、大人気のプログラムだ。

参加者:吉田好子さん(80代)

ワシントン州 日系マナー

今年から週1回、心会に参加している好子さんは、日本語の歌のアクティビティーがお気に入り。50代半ばで夫に先立たれ、サマミッシュで二女の家族と共に暮らすが、家にいてもTVばかりで気持ちがふさぎがちだったところ、二女に心会を紹介された。同じような境遇の人達と日本語でおしゃべりしたり、ゲームをしたりするうちに気持ちが上向いてきたという。「同じ大阪出身の人もいて、思い出話もたくさんできる」と、顔をほころばせる好子さんは、間もなく日系マナーに程近いシニア向け施設、ウィステリア・ビュー・マナーに引っ越す予定だが、送迎バスを利用して通い続けることにしている。

Nikkei Manor

700 6th Ave. S., Seattle, WA 98104
TEL: 206-726-6501 
www.keironorthwest.org/programs/assisted-living-center/

ワシントン州 日系マナー
▲ 1週間以上を目安に短期で借りられる家具付きの部屋も1泊$155(デポジット$250)で用意。体験がてらの利用や、日本から遊びに来た高齢の親の滞在先としても安心だ

1998年のオープンで比較的新しい施設に3種類の部屋が全50戸。簡易キッチンとバスルーム付きのワンルームは月$3,523で、毎日のアクティビティーと3回の食事、週1回のランドリーやリネンのサービス、週2回のハウスキーピングなどがすべて含まれている。本人または共に入居する配偶者が62歳以上、あるいは障害があることが入居条件。屋内にあるサロンでは毎週金曜にスパ・マッサージ、日曜にヘアのサービスを低料金で提供し、入居者とボランティアを含むスタッフが利用できる。見学予約受け付け中。(*情報は2011年時点のもの)

 

ベイビュー・ リタイアメント・ コミュニティー

【入居者】

テル・ベップさん(90代)

豪華な設備とサービス、フレンドリーなスタッフに満足

「私の健康の秘訣は、ここのウェルネス&フィットネス・センター。器具がたくさんあり、広々としていて、スタッフも親切にサポートしてくれるの」と教えてくれるのは、ベイビュー・リタイアメント・コミュニティーに入居して13年になる日系2世のテルさん。97歳には見えないほど元気いっぱいの彼女にとって大事なのは、家族に心配をかけず、できるだけ自立して生活すること。「娘や息子達とは毎週末のように会っていて、とても良くしてくれる。でもね、自分でできるだけのことはしたいのよ」というテルさんの住まいは、スペース・ニードルやピュージェット湾など展望が素晴らしい1ベッドルーム。親身になって気にかけてくれるスタッフ達とのやり取りや、家賃に含まれるホテルのようなハウスキーピングのサービスやテーブルにサーブしてくれるレストラン・スタイルの食事、最新の本が並ぶ図書館、各階にある広々としたロビーなど充実した設備は、テルさんの暮らしを明るく支えている。趣味は編み物で、仲間とセーターや膝掛けなどを作り、スウェディッシュ病院を利用する子供達に寄付しているそう。自分なりにシニア・ライフを楽しむテルさんはためらいなく、「みんなに、このベイビューの施設をオススメしたい」と微笑んでいた。

ワシントン州 ベイビュー・ リタイアメント・ コミュニティー
▲ 19年前に夫が他界し、入居前は広い一軒家で6年間ひとり暮らしをしていたというテルさん。ガーデニングをしていたころを彷彿させるように、部屋には植物がいっぱい!同施設には現在、日系の入居者が6名いる
ワシントン州 ベイビュー・ リタイアメント・ コミュニティー
▲姉妹都市、兵庫県在住の芸術家、三浦恵子さんによるステンドグラスが贈呈され、コミュニティー・ルームを彩る。チャペルやシアターとして、またアクティビティーの場として入居者達が憩う
 

Bayview Retirement Community

11 W. Aloha St., Seattle, WA 98119
TEL : 206-284-7330 
www.bayviewcommunity.org

1961年に誕生した非営利シニア・コミュニティー。入居は、本人または共に入居する配偶者が62歳以上であること、安定した収入または蓄えがあることを証明することが必要だ。全171戸あり、支払い方法は3種類から選べ、いちばん人気なのは、サイズやロケーションによって入会金$50,000~$278,000(入居年数によって返却可)を支払った後、月$1,770~$3,350の家賃となるプラン。個々に応じて介護サービスも別途提供し、ナーシング施設には50床が用意されている。子供向けのデイケアも併設。(*情報は2011年時点のもの)

 

ヒルトップ・ハウス

【入居者】

ブレッテル久美さん(80代)

友達とのお出掛け、食べ物のおいしさに幸せいっぱい

「食べることが大好き」という久美さんが入居するのは、ファースト・ヒルの高台にある高齢者向けアパート、ヒルトップ・ハウス。家賃に含まれる夕食はメイン・ディッシュが2種類から選べるほか、サラダやデザート、ドリンクも付く。久美さんのお気に入りは新鮮なタラとポークチョップだ。各部屋にはキッチンがあり、久美さんは炊いたご飯を食堂に持ち込んでいるそう。ランチには徒歩圏内にある宇和島屋を利用し、カジノに遠出してビュッフェを楽しむことも。毎朝、近所のウォーキングを欠かさず、ヒルトップ・ハウスが提供するエクササイズ・クラスに参加し、フィットネス・ジムや病院にも歩いて通うなど活動的! 「好きなことをして、食べたいものを食べ、友達がいれば良い」。ヒルトップ・ハウスへの入居も、友達に誘われたことがきっかけだ。「娘は働いているし、用事を人に頼むのもしんどい。ここには10年以上暮らしていて、もう離れる気はない。スタッフも良い人達ばかり。私が住む角部屋はとても明るいし、二重窓だから冬でも暖かい。日本人の友達と毎日一緒に遊んでいるわ」と話す久美さんは本当にうれしそう。取材が終わるやいなや、友達の待つ車へ向かって行った。

ワシントン州 ヒルトップ・ハウス
▲ 無料のガーデンで、シソやミョウガ、カブ、ニンジン、レタスなどの野菜を栽培する久美さん。土はスタッフが耕してくれる
ワシントン州 ヒルトップ・ハウス
▲ インテリアが落ち着いた雰囲気を演出するロビー
 

Hilltop House

1005 Terrace St., Seattle, WA 98104
TEL : 206-624-5704
www.hilltophouse.info

1967年に創設されたシニア住宅で、全125戸。HUD(米住宅都市開発省)から補助を受けている。収入が規定の限度額以下で、本人または共に入居する配偶者が62歳以上であれば入居でき、月$571~と格安。セクション・エイト※の適用も可能だ。家賃には毎日の夕食が含まれており、駐車場は別途月$50、倉庫は同じく月$5で借りられる。$200のデポジットを払えば、ペットとの入居もOK。(*情報は2011年時点のもの)

セクション・エイトとは?
低所得者向けの住宅補助で、基準を満たしていれば収入の約3分の1を家賃にして住むことが可能。

 

川部メモリアル・ハウス

【入居者】

島袋恵美子さん(70代)、山岸悠子さん(60代)

たくさんの友達と日本語のある暮らしに安心感

「建物の中が明るくて清潔。それになんと言っても家賃が安い!」とふたりが口をそろえるのが、川部メモリアル・ハウス。「食堂で出る昼ご飯は日本食が多く、量もたくさんあってとてもおいしいのに、たったの$3なの」と、うれしそうに話してくれる悠子さんは以前はアパート暮らしで、引っ越しなど老後の苦労を見据え、元気なうちにと10年前に夫婦で早々に入居した。「ライブラリーで日本語の本やビデオを借りたり、CATVで日本の番組を見たり。それに、ここにはたくさん友達がいるからとても楽しい」と語る恵美子さんは、体調を崩してナーシング・ホームに入ったのをきっかけに、友達の紹介でここに移った。今はすっかり回復し、買い物にはすぐ近くのスーパーマーケットまで歩いて行くそう。「バスや車を使わなくても店がいろいろ近くにあって便利。ちょうど良い運動にもなるし」と、笑って見せた。サポート体制が整い、部屋に2カ所備えられている非常ボタンはスタッフの部屋に直通。日本人スタッフの令子さんが日本語で親切に対応してくれるので、全く不便を感じないという。「タコマの家より便利になったので、ベルビュー近くに住む息子もよく顔を見せるし、昔のひとり暮らしの生活に全く未練はない」と、恵美子さんはシニア・ライフを満喫している様子だった。

ワシントン州 川部メモリアル・ハウス
▲ 4カ月に1度、日本人入居者が集う「お茶の会(現在は『桜会』)」で役員を務める恵美子さん(写真・左)と悠子さん。催し物がたくさんある川部メモリアル・ハウスで、いきいきとシニア生活を送る
ワシントン州 川部メモリアル・ハウス
▲ 清潔なロビー。10階建てのアパートは部屋によっては窓から海を望め、眺めが良いと評判。ワンルームの部屋はキッチンとバスルーム付きで月$499~$576。駐車場は月$10で利用可
 

Kawabe Memorial House

221 18th Ave. S., Seattle, WA 98144
TEL: 206-322-4550 
http://kawabehouse.org/

1972年に創設された高齢者向けの賃貸アパート。入居条件は本人または共に入居する配偶者が62歳以上であること。HUD(米住宅都市開発省)から補助を受けており、部屋の家賃は入居者の収入に応じて変動する。現在164戸あり、そのうち80戸はセクション・エイト※を適用して住むことが可能だ。日本を感じさせるアクティビティーやイベントも豊富。(*情報は2011年時点のもの)

セクション・エイトとは?
低所得者向けの住宅補助で、基準を満たしていれば収入の約3分の1を家賃にして住むことが可能。

 

【上記以外の施設:アジア系コミュニティーに向けた、新しいシニアケアホーム】

イージス・ガーデン

食事や内装、アクティビティや音楽など、シニアの皆様の歴史や文化を尊重する施設。禅庭での瞑想やマージャン、お茶会、太極拳など、隣接したカルチャーセンターでのアクティビティのほか、食事もアジア料理を中心に用意。認知症の高齢者や、短期滞在などにも対応している。

Aegis Gardens of Newcastle
13056 SE 76th St., Newcastle, WA 98056
TEL:425-970-6708
www.aegisliving.com/aegis-gardens/
詳細 »

 

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高齢者向け住宅の紹介&利用者の声(オレゴン)

※ 掲載情報は2011年8月時点のもので、変更されている場合があります。

いこい荘テラス

【入居者】

マーシャ・ハナムさん(60代)、マサミ・ヘストンさん(80代)

オレゴンではめずらしい、日系人ゆかりの高齢者向けアパート

全35戸あるキッチン付きの1ベッドルームは各500平方フィート余りと十分の広さを持つ。いこい荘テラスに入居して10年というマーシャさんは、「こぢんまりとして、入居者全員がまるで家族のように感じられる雰囲気が気に入っている。ガーデニングが好きなので、庭やエントランスに自分の好きな植物を植えられるのが楽しい」と話す。マサミ(通称メアリー)さんは入居して17年。「住み始めた当初には10人ほどいた日本人、日系人が自分だけになってしまったのが寂しい」としながらも、マーシャさんと冗談を言い合いながら、いこい荘テラスで週末に開かれるBBQパーティーのことを待ち切れない様子で教えてくれた。コミュニティー・ルームでは、ビンゴやムービー・ナイト、月ごとの誕生会、ニューイヤーズ・ディナーなどの各種催しが定期的に開かれ、入居者みんなが楽しみにしている。介護などのケア・サービスはないので、料理や洗濯、掃除は入居者が各自でするか、通いの介護サービスなどを受けることになる。現在、入居は1年から1年半待ちとのことだが、その人気ぶりがうかがえる清潔で明るいアパート。事務を取り仕切るジュディさんも「私も引退したらここに住みたい」と目を輝かせていた。

オレゴン州 いこい荘テラス
▲ コミュニティー・ルームで語らうマーシャさん(写真・左)とマサミさん。週末に迫ったパーティーの話で持ちきり
オレゴン州 いこい荘テラス
▲緑濃いミルウォーキーの静かな住宅街の中にあり、ポートランドのダウンタウンから車で約30分。トライメットのバス停もすぐ近く
 

Ikoi So Terrace

1550 SE Oak Grove Blvd., Milwaukie, OR 97267
TEL : 503-659-7019

日系人がオーナーで、HUD(米住宅都市開発省)からの助成金を受ける低所得者用のアパート。入居は本人または共に入居する配偶者が62歳以上、あるいは障害を持つ者に限り、年間所得(年金、預金の利子を含む)の上限もある。家賃はセクション・エイト※が適用され、そこから医療費が控除されることも。猫や小型犬などペットを飼うこともできるのがうれしい。1987年の設立時にはポートランド周辺に住む日系人から多くの寄付金が集まった。(*情報は2011年時点のもの)

セクション・エイトとは?
低所得者向けの住宅補助で、基準を満たしていれば収入の約3分の1を家賃にして住むことが可能。

 

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シニアがぜひ利用したい福祉サービス一覧

<取材協力|アジアン・カウンセリング・リフェラル・サービス(ACRS) ケース・マネジャー アダムス理奈さん>
*情報は2011年時点のもの

【ワシントン州】

アジアン・カウンセリング・リフェラル・サービス(ACRS)

在宅介護のケース・マネジメントとシニア情報、支援プログラム。アダムス理奈さんが日本語で応じてくれる。
■ Asian Counseling and Referral Service 
TEL : 206-695-7556 www.acrs.org

ワシントン州福祉局(DSHS)

在宅介護のケース・マネジメントとシニア情報、支援プログラム。アダムス理奈さんが日本語で応じてくれる。
在宅介護、デイケア・ヘルス・サービス、医療保険、フード・スタンプ、メディケア・セービングなどを提供。※DSHSのサービスを受けていると、電話やCATVのディスカウントを利用することもできる。
■ Washington State Department of Social and Health Services
TEL : 1-800-737-0617 www.dshs.wa.gov

一時介護プログラム

キング郡在住者で、介護をしている家族のためのプログラム。
※申し込み先は地域別。
・シアトル:
Senior Information and Assistance Program
 TEL : 206-448-3110
・イーストサイド:
Evergreen Care Network Case Management Program TEL : 2425-899-3200
・バション島&モーリー島:
Vashon Case Management Program
  TEL : 206-463-1829

送迎プログラム

①ホープリンク
医療関係の予約で送迎が必要な際、シニア向けサービスによるボランティアの送迎プログラムが利用可。※DSHSのサービスを受けていると無料。
Hopelink
キング郡:TEL : 1-800-923-7433 
スノホミッシュ郡:TEL : 1-855-766-7433
www.hope-link.org/get_help/transportation/

Metro Access Transportation Services シアトルメトロ アクセス 送迎サービス

②メトロ・アクセス送迎サービス
高齢のためなど何らかの障害でメトロのバス停まで歩くことができない場合、シャトル・バスを利用できる。医療関係の予約以外でもOK。
Metro Access Transportation Services 
TEL : 206-263-3113
http://metro.kingcounty.gov/tops/accessible/accessvan.html

③ハイド・シャトル
シアトルのダウンタウン・エリアで利用できる無料のシャトル・サービス。
Hyde Shuttle
TEL : 206-727-6262
www.seniorservices.org/getting_assistance/all_programs/transportation/hyde_shuttles.aspx

メトロによるタクシー割引券

メトロにシニア定期券を申し込むと入手できる割引券。
■ Metro Customer Service 
TEL : 206-553-3000 
http://metro.kingcounty.gov/tops/accessible/taxi_scrip.html

無料法律相談

最寄りのリーガル・クリニックでボランティア弁護士による30分無料のコンサルテーションが受けられる。
■ Neighborhood Legal Clinics 
TEL : 206-267-7070 
www.kcba.org/pbs/NLC.aspx

【オレゴン州】

オレゴン州福祉局(DHS)

在宅でのサポートや高齢者のひとり暮らしを支援するプログラムなど、州が提供するさまざまなサービス。
■ Seniors and People with Disabilities Division
TEL : 503-945-5811 www.oregon.gov/DHS/

ライド・コネクション

60歳以上に無償で提供するボランティアの送迎プログラム。病院など医療関係以外にも利用可能。
■ Ride Connection
TEL : 503-226-0700 
www.rideconnection.org/Ride/Home.aspx

無料昼食サービス

定められた審査基準を満たしている高齢者に対し、無料で昼食を届けるサービス(1食$3の寄付が望ましい)。
■ Loaves & Fishes Centers 
TEL : 503-736-6325 
http://feedseniors.org

憩いの会

ポートランドで日系シニアのために格安でランチ・プログラムを毎日展開。火・木曜には日本食を提供する。
■ Ikoi No Kai 
TEL : 503-238-0775 
www.japaneseancestralsociety.org

無料悩み相談(NWSDS)

介護サービスやフード・スタンプなどシニアの相談を受け付ける。クラトソップ、マリオン、ポーク、ティラムーク、ヤムヒルの各郡のみ。
■ NorthWest Senior & Disability Services
TEL : 503-304-3420(マリオン、ポーク、ヤムヒル) 
TEL : 503-815-2060(クラトソップ、ティラムーク) 
www.nwsds.org

【ワシントン州&オレゴン州】

プロジェクト・エンハンス・シニア・サービス

最寄りの施設でシニア向けサービスによる低コストの運動クラスに参加できるフィットネス・プログラム。
■ Project Enhance Senior Services 
TEL : 206-448-5725 
www.projectenhance.org

市が提供するシニア・ディスカウント

各市によって内容は異なるが、公共料金(電気・ガス・水道など)がディスカウントに。

※ 掲載情報は2011年8月時点のもので、変更されている場合があります。

ケース・マネジャー アダムス理奈さん

キング郡の日本人コミュニティーに福祉サービスを紹介し、活用してもらうことが目標。日本人が住むシアトル市内のシニア向けアパート2軒で、月1回の相談日を設けている。

Asian Counseling and Referral Service
TEL : 206-695-7556 
www.acrs.org

医療や介護で困った時は ソーシャル・ワーカー に相談を

複雑な医療と介護のシステムを持つアメリカでは、ソーシャル・ワーカー(社会福祉士)があなたの味方に。総合病院やリハビリ施設、ナーシング・ホームでは、ソーシャル・ワーカーと接する機会が多々あるはずだ。シアトル近郊でソーシャル・ワーカーとして活躍する竹本ギラム百合香さんに話を聞いた。

ソーシャル・ワーカーとはどんな職業?

高齢者本人と家族の意見を取り入れ、希望と必要に応じて介護計画を立てるのに必要不可欠な福祉の専門家がソーシャル・ワーカー。アメリカの総合病院での入院期間は日本と大きく違ってとても短く、急性の症状を治療後、自宅か介護施設での回復が必要とされますが、時代と共に家族の形が変わる中で、自宅介護はとても難しくなっているのが現状です。さらに、アメリカ在住の日本人は、頼れる家族や親戚もいない状況にある人も少なくありません。ソーシャル・ワーカーは、退院後に自宅へ戻る前に短期の入院型リハビリ施設の利用を希望する場合や、外来のデイサービスもしくは理学療法士の治療を受けたい時などの対応をするほか、介護の援助ができない家族には、長期の介護施設などの紹介もしています。

尊厳のある介護と充実した老後のために

アメリカの終末期医療は日本よりも発達していて、病院での延命に頼らず、自宅での緩和ケア、ホスピスを選ぶなど、自分らしい、快適さを重視した死も一般的に受け入れられています。選択肢が多い中で、ソーシャル・ワーカーはすべての施設を客観的な角度で評価し、個々の必要に応じたサービスを勧めますので、自分に合ったものを選択できるはず。アメリカでの老後を計画する日本人は特に、日本の文化を取り入れたサポートを必要としています。私のオフィスでは、正しい情報を基に日本語でサービスを提供するほか、高齢者の家族の精神面をケアするためのカウンセリングも行っていますので、ぜひご連絡ください。

ソーシャル・ワーカー 竹本ギラム百合香さん
マインドフル・セラピー・グループ ソーシャル・ワーカー 竹本ギラム百合香さん

日本で老人ホームを経営する母の影響で社会福祉の道へ。ワシントン大学でソーシャル・ワークの学士号と修士号を得た後、シアトル周辺の各総合病院で入院病棟と緊急病棟のソーシャル・ワーカーとして経験を積む。以後独立し、子供から高齢者までの精神面のカウンセリングや高齢者と家族の介護計画を援助している。

Yurika Takemoto Gillum, MSW, LICSWA / Mindful Therapy Group
TEL : 206-617-2071
www.mindfultherapygroup.com

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*情報は2011年8月時点のものです。サービスや価格などの情報は変更、または閉業されている場合があります。

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