ピュージェット湾(マリン・エリア10)では、毎年4月の第3土曜日になると、他のエリアに先駆けてスポット・シュリンプ(甘エビ)採りが解禁される。17日、シアトル・ダウンタウンを対岸に臨むDon Armeni Boat Rampは、早朝からこの日を待ちわびた釣り人達のボートで埋め尽くされた。 採り過ぎによる絶滅を防ぐため、ワシントン州での釣りには様々なルールを定めている。エビ採りも例外ではなく、(詳細は下記を参照)カゴを降ろしていい時間が午前7時から午後3時までと決まっている。コーストガードが丘の上からきっちりと見張っているので、みんな午前7時までに準備を済ませ、カゴを降ろす時間が来るのを今か今かと待つ。周りでカゴを下ろし始めたのを確認しながら、カゴを250フィート下の海底へ。 エビを寄せ付けるための餌はなんと、キャットフード。底の部分をドライバーなどで10カ所ほどに穴を空け、上ブタは半開きにしておく。そうすることで、缶の中に水が通り、より遠くに餌の匂いが広がるのだそうだ。そして、約2時間後にカゴを引き上げる。 この日は結局、2つのカゴを2度沈めて、手に入ったエビはたったの7匹。ボートを出して、仕掛けを買い揃えて、大人2人でたったの7匹ではあまりに忍びないと、居合わせた知人がお裾分けをしてくれたおかげで、その晩の我が家の食卓には採れたての甘エビのお刺身と頭のフライが並ぶこととなった。 エビは数に制限があるので、できるだけ早い時期に体験することがおすすめ。ルールはエリアやその年のコンディションにより突然変更されることがあるので、シェルフィッシュ・ルール・チェンジ・ホットライン 1-866-880-5431にて最新の情報を確認して、エビ釣りに出掛けよう。 |
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■Washington Department of Fish and Wildlife |
エリオット・ベイでエビを採る
- 04/20/2017
- スポットライト
2004年04月掲載
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