秋は黄昏の季節。日本の風情や情緒を感じながら、故郷の日本に思いを馳せる、そんな優雅なひとときを味わいたい方も多いはず。そこで今回ご紹介するのが、紅葉が見頃を迎えた日本庭園「西山ガーデン」。 エベレット・コミュニティー・カレッジのNippon BusinessInstitute(NBI)センターの敷地内にあるこのガーデンは、今年6月にオープンしたばかり。杉で作られた門をくぐると、茶庭や小滝、景石が並べられた石庭や木造の橋などがあり、日本庭園が忠実に再現されている。木造の橋は、エベレットの姉妹都市である山口県岩国市から贈られた、世界五大木材橋のひとつ「錦帯橋」の解体材で作られたもの。その風情はまさに「ミニ錦帯橋」と言えるもので、橋の下を流れる小川や背景となる紅葉と共に奥ゆかしさを漂わせ、訪れる人の目を引く。そのほかにも蹲踞(つくばい)や灯籠(写真・下)などが庭園に彩りを加え、日本にいるのかと錯覚を覚えるほどだ。 また、庭園に隣接したNBIセンター内には、着物、ひな人形、琴、絵画など、日本の文化や歴史を象った展示品や図書室、茶室などの文化資料館もあり、庭園と併せて日本の文化を余すことなく体感できる。 日本の文化を忘れかけている方、日本の風情に浸りたい方、日本の文化をいろいろな国の人に伝えたい方は、ぜひ季節感たっぷり、情緒たっぷりの「西山ガーデン」に行ってみてはいかがだろうか。 | ||||||||
■Nishiyama Japanese Garden |
日本庭園で“秋”を満喫
- 04/20/2017
- スポットライト
2004年10月掲載
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