ニュー・オープンのブランド・ショップ「Diesel」＆「American Apparel」

昨年11月末、シアトルダウンタウンの中心、ナイキタウンの斜め前にオープンしたばかりの「ディーゼル」。イタリアのファッション・ブランドで、こだわりのジーンズだけでなく、下着からカジュアル・ウェアまで広く注目されており、日本でも大人気だ。この春の店頭には“The Future”をテーマに、カラフルでポップなデザインの商品が目立つ。ほかにはない色使いと、斬新なデザインがシアトルのお洒落な若者の心をつかんでいる。小柄な日本人に嬉しいのが、幅広いサイズ展開のジーンズ。丈の長さはメンズ、レディースとも3展開、ウエストはメンズ12展開、レディース9展開から選べるようになっている。ビンテージ風のジーンズは、人と差を付けたいこだわり派にピッタリだ。店員のマックスさんは日系アメリカ人で、少しなら日本語も話せるので、欧米人に比べて華奢な体型の日本人がいかにお洒落に洋服を着こなせるかを教えてくれる。

一方、3月末ユニバーシティー・ディストリクトに登場したのは、誕生して7年目にして、全米だけでなくカナダ、メキシコ、イギリスなどに急激に店舗を増やす「アメリカン・アパレル」。定番のTシャツを始め、コットン素材の着心地の良いカジュアル・ウェアを販売している。明るい店内には、メンズ、レディースから、キッズ、ペット用のウェアまでが並ぶ。同ブランドのモデルは店員自身が務めており、お洒落に着こなした彼らを見るのが楽しい。全米最大の工場をロサンゼルス・ダウンタウンに構え、裁縫から販売まで一貫して行っているため、その価格も魅力的。ベーシックなデザインは何にでも合わせやすく、色のバリエーションが豊富なので、ついまとめ買いしたくなる。人気の商品は、工夫しだいでトップスとしてもボトムとしても使える、ジャージー素材のスカーフ（＄15）。ウェブサイトに行けば、いろいろな巻き方の例が見られるが、自分で新しい巻き方を研究してもおもしろい。オンラインでのショッピングも可能。