本格的な中国式ティー・ハウス「Floating Leaves Tea」

7月1日にバラードにオープンした「Floating Leaves Tea」は、中国スタイルのお茶が楽しめるティー・ハウス。3年前にウェブサイトを使って茶葉や湯飲み茶碗などの販売を始め、今回オーナーの夢だった本格的な中国茶を扱う、シアトルで初めてのティー・ハウスを開店した。自慢の茶葉類は、オーナーのシューウェンさんとロブさんが毎年台湾へ買い付けに行ったり、信頼する卸売り業者から仕入れているだけあって、味と香りが絶品。台湾出身であるシューウェンさんと6年間台湾に住んでいたロブさんの舌と経験が、茶葉の品質を保っている。また、大量仕入れをせず、ほかの茶葉とブレンドされていない100パーセント・ピュアな茶葉を使用することで提供できる新鮮さも魅力だ。

現在取り揃える茶葉は25種類。9種類のフレーバーがある一番人気のウーロン・ティーのほか、ホワイト・ティーやグリーン・ティー、ブラック・ティーにも数々の銘柄が揃い、品数も多い。シーズンごとに入荷する茶葉もあるので、好みのテイストがきっと見つかるはずだ。
温かみを感じさせる木製家具で統一されている店内は、くつろぐのに最適。テーブルやいすはもちろん、掛け軸などの小物からもオリエンタルな雰囲気を感じられる。店内の家具や展示されている湯飲みや急須の購入も可能なので、自宅でも本格的なお茶を洗練された器で味わえる。

小さな湯飲みを使った中国スタイルの飲み方を知っている人は少ないのでは？　店内でドリンクをオーダーする際に聞かれる飲み方は、ティー・ポットとマグカップを使うウエスタン・スタイルと、小さな湯飲みと急須を使う中国スタイルから選べる。中国式の飲み方がわからない人にはシューウェンさんが教えてくれるので、尋ねてみよう。
通常、1～2時間掛けて談話をしながらゆっくりとお茶を楽しむ中国人。「気軽に足を運んで欲しい」と語るシューウェンさんは、国や文化の違うお客さんが訪れる店だからこそ、飲み方を含めた中国文化を伝えたり、異文化コミュニケーションの場にしたいとも言う。その実践として行われているのが、お茶のデモンストレーションや琴の演奏会などの催し。友達とのおしゃべりを楽しんだり、本を読んだり、ゲームをする場所としてはもちろん、異文化を学んだり触れたりする場所としても注目したい。

イベント情報 8月13日（土）7:00 p.m.　Chinese Gong-Fu Tea Demonstration 8月20日（土）2:00 p.m.～4:00 p.m.　Introduction to Chinese Kung-Fu Tea 8月27日（土）7:00 p.m.～9:00 p.m.　琴＆尺八 by Elizabeth and John Falconer