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アメリカにいながら、 日本と同じそろばん教育が受けられる!

2011年12月掲載
 
シアトル算数珠算学院 講師の佐野さん
▲講師の佐野さん。今後はベルビューだけでなく、リンウッドやフェデラルウェイ方面にも教室をオープンしたいと考えているそう
シアトル算数珠算学院
▲入会金は$60、月謝は週1回の場合$120(2人目以降$100)、週2回の場合$180(2人目以降$150)。テキストは$6~で検定試験料別途

ベルビューにてシアトル算数珠算学院を開校した佐野哲哉さん。「昨年に会社を辞め、9月に起業。日本から遊びに来た友人から日本でのそろばん人気再燃のうわさを聞き、“珠算塾なら自分にもできる”とひらめきました」。それもそのはず、佐野さんの実家では珠算塾を経営していて、小・中学時代は当然のように習っていたそう。250名もの塾生が通っていたため、採点など指導の手伝いの経験もある。
そろばんは、目で見て、頭で考え、指で珠をはじくというプロセスを踏んで正解を導き出す道具。また、読み上げ算では耳で聞くことも必要で、人間のありとあらゆる感性を総動員する。その作業を継続することで、計算力、集中力、判断力、記憶力、忍耐力も養われると、佐野さんは説く。「日本の小学校では、ゆとり教育で下がってしまった学力を取り戻そうと、そろばん教育を取り入れている学校も増えてきていると聞いています」。対象年齢は、5歳から。ワシントン州で唯一の全国珠算教育連盟(全珠連)加盟教場で、使用するテキストもすべて準拠。初心者は運珠と呼ばれる珠の動かし方から始め、以降は各自、レベルに応じた進級に向けて練習を重ねていく。検定試験も同塾での受験が可能だ。珠算8級のころからは暗算にも力を入れ、学校で習う筆算とは違い、頭の中にそろばんをイメージして計算するため、右脳のトレーニングになるのだとか。

普段のクラスは75分あり、毎回数ページ分の宿題も。子供なら算数を中心とした学力向上、大人なら指先をよく動かすことによる記憶力低下抑制の効果が期待される。「楽しみながら、そろばんに慣れていって欲しい」と、佐野さん。子育て中のママなど忙しい大人向けに回数券制度も用意されている。現在、無料体験入学を受け付け中!

■Math Abacus School of Seattle
13240 NE 20th St., #12, Bellevue, WA 98005
TEL : 425-635-8326 www.abacusseattle.com

*情報は2011年12月時点のものです。