©emimeyer.jp 京都生まれのシアトル育ち、アメリカ人の父と日本人の母を持つエミ・マイヤーさん。日米で華やかな音楽活動を行っている24歳の素顔に迫る。 ●シンガーソングライターになったきっかけは? 大学時代に京都へ留学し、民族音楽学を勉強。地元のジャズ・ミュージシャンと仲良くなり、バンドを組んで音楽活動が広がっていきました。 ●日英バイリンガル環境で育ったことについて。 家庭内では日米双方の芸術と文化が大事にされていました。通っていた日本語補習学校には自分と同じ境遇の子供も多く、さびしくなかったです。“ダブル・アイデンティティー”について考え始めたのは、日米で音楽活動を始めてから。周りに聞かれて初めて、自分と他人との違いに興味を持つように。最初のアルバム名「キュリアス・クリーチャー」は、世界に対しての興味と、他人から見た私は謎の生き物なのか、ふたつの意味が込められています。 ●エミさんのおしゃれなファッションも話題ですが、お気に入りのブランドは? ライブでは友達がデザイナーをしているメゾネット1977を着ます。エッジーでステージ衣装向き。また、マーク・ジェイコブスの東京オフィスからもドレスを提供してもらっています。 ●新しいミュージック・ビデオ「Happy Song」について教えてください。 ニューヨークで撮影し、明るい未来に望みを込めて制作したPVで、9.11から10年、日本の震災から半年の9月11日にリリースしました。今の日本人に力を与える曲になればうれしいです。 ●東日本大震災を受け、どんなことを感じましたか? 直前に3枚目のアルバム「スーツケース・オブ・ストーンズ」が日本でリリースされ、5月にツアーが組んでありました。多くのアーティスト仲間がキャンセルする中、ちょっと心配でしたが、予定通り来日して良かったです。「日本に来てくれて、ありがとう」のひと言にも、いつもとは違う重さを感じ、心に響きました。実際に人と会い、一緒に過ごす時間の大切さが改めてわかりました。 ●10月19日(水)に行われる被災地支援チャリティー・コンサートについて。 今回、東京からバンドが来て一緒に演奏してくれます。シアトルでも支援活動が行われていることへの感動、感謝、未来への希望が込められた特別なライブになると思います。震災の影響を受けた皆さんへ捧げる曲「満月の夕」ほか、日英両語で曲を準備していますのでお楽しみに。ライブでお会いできることを心待ちにしています。 ■ Emi Meyer www.emimeyer.jp 07年にシアトルー神戸ジャズ・ボーカリスト・コンペティションで優勝。全曲日本語詞のセカンド・アルバム「パスポート」のリリースや、午後の紅茶、キューピーライトなど数々のCM曲に採用されるなど日本での活躍も目覚ましい。ツイッターもチェック!→@emimeyer 2011年10月
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