ワシントン州西部各地で記録的な暑さ、華氏90度台に達した地域も
9/6/2024・KING5
ピュージェット湾地域では熱波の到来で、5日(木)の気温が9月初旬の平年を華氏10度〜20度上回る暑い日となった。同地域の北部や南部、またオリンピック半島を含む複数カ所で同日の過去最高気温を更新しており、オリンピアでは華氏95度(2014年/87度)、シータックでは90度(1973年/88度)、またシアトルでは89度(1944年/88度)を観測。国立気象局によると、ワシントン州西部で9月に90度台を記録するのは珍しく、過去40年間で13回のみ。6日(金)も複数地域で90度あたりまで上昇する予報が出ているが、9月に90度台の日が連続したのは過去に3度しかなく、今回4度目となる可能性がある。ワシントン州西部の大部分では、同日午後11時まで高温注意報が、さらにオリンピック山脈とカスケード山脈(西斜面)の主に標高1,500フィート以上では火災が発生しやすい気象条件のため、同日夜まで赤旗警報(Red Flag Warning)が発表されている。今後気温は来週にかけて徐々に下がり、最高気温は70℃台となる見込みで、来週半ばには雨が降る可能性がある。高温に加え、6日と7日(土)はワシントン州西部上空に山火事による煙が流れ込んで空が霞み、6日午前の時点で大気質の大きな低下はないが、シアトルの大気質指数(AQI)は「良好」から「中等度」に下がっている。KING5の関連記事はこちら
シアトル・センターが来年からのモノレール運賃値上げを発表
9/5/2024・KIRO7
シアトル・センターは4日(水)、2025年1月1日よりシアトル・センター・モノレールの運賃を値上げすると発表した。シアトル市とモノレールの民間運営会社との契約には、コスト上昇に対応するための運賃値上げに関する項目が含まれている。発表によると、片道運賃は19歳~64歳の大人が現行の3.50ドルから4ドルへ、6歳~18歳は1.75ドルから2ドルへ、65歳以上や身体障害者などの割引運賃も1.75ドルから2ドルに値上げ。その他のパスも含めた、運賃全般が値上げされる。シアトル市はこの値上げに関して、10月21日まで、Eメール(valancy.blackwell@seattle.gov)にて一般からのコメントを受付けている。KIRO7の関連記事はこちら
ベルビュー美術館が財政難のため一般公開を中止へ
9/5/2024・KING5
財政的な問題を抱えていたベルビュー美術館(BAM)は、4日(水)をもって一般公開を中止した。非営利団体であるBAMは、運営資金を助成金、寄付金、スポンサーの支援に大きく依存していたが、プレスリリースによると、パンデミック終息後は寄付金の減少、運営コストの上昇、そして来館者の減少が重なり、BAMの運営継続が困難な状態に陥っていた。今年2月から6週間実施した募金活動「Save the Bellevue Arts Museum」では少なくとも35万ドルが集まり、地域からの支援がなければ、美術館はもっと早く閉鎖していただろうと声明文で述べている。BAMは破産管財人を申請しており、少人数の暫定的なスタッフが、再編成のサポート、プライベートイベントの運営、2025年のベルビュー・アート・フェアの運営にあたる。BAMは約50年前に設立され、現在のスティーブン・ホール・ビルに23年以上前に移転して一般向けに展示やプログラムを行っていた。KING5の関連記事はこちら
I-5沿いの6カ所で連続銃撃事件、5人が負傷
9/4/2024・KING5
今週2日(月)夜、キング郡とピアス郡の間のI-5の6カ所で連続銃撃事件が発生し、少なくとも5人が負傷した。銃撃に関わったとみられる容疑者は日付が変わってすぐの3日(火)深夜に拘束されたと警察が発表している。最初の3件の銃撃は約20分間にI-5北行き車線で発生しており、2日午後8時26分にフェデラル・ウェイのSR18付近、午後8時42分にサウス・シアトルのMLK Way付近、午後8時43分にはI-90付近と現場が北上。その後、事件現場はI-5南行き車線に移り、午後10時57分から午後11時01分まで、SR18付近からタコマにかけて3回に渡る銃撃が報告されている。この事件での負傷者のうち女性2人が病院へ搬送され、1人は重体で集中治療室で治療を受けている。各所の目撃情報によると、容疑者はカリフォルニアナンバーの白いボルボ社製の車に乗っていたと一致していることから、同一人物の犯行と見て警察が捜査を行い、ユニバーシティ・プレイスで逮捕。この事件に関するニュースの報道後、別の人物が、ポートランドに向かっている途中、I-5のフェデラル・ウェイ付近で発砲の被害に遭っており、一連の銃撃事件に関連するかもしれないと通報したと伝えられている。KING5の関連記事はこちら
レントン市で狂犬病のコウモリを発見、保健局が注意喚起
9/3/2024・KIRO NEWS RADIO
先週8月29日(木)、レントン市の空港近くの複数ビジネスが立ち並ぶ 415 Rainer Ave. N. 付近で狂犬病のコウモリが見つかった。シアトル・キング郡保健局は、人やペットがコウモリと接触した可能性があれば、早急に医療機関で検査を受けるよう促している。今回捕獲されたコウモリは、直ちに安楽死させられたが、翌日に行われた狂犬病検査で陽性が確認された。また、狂犬病のコウモリと接触した可能性がある2名が検査を受けている。狂犬病にり患したコウモリの唾液中にウイルスが存在しており、咬まれたり引っ掻かれたりすることで感染し、発症前なら治療できるが、発症後は致命的となるため、保健局は事態を重く認識している。人間やペットがコウモリに接触した場合は早急な対処が必要で、狂犬病の予防接種を受けているペットでも、再接種が必要となる。また保健局は、もしコウモリが家の中に入ってきた場合には直ちに 206-296-4774 (Public Health)に連絡するように呼びかけている。KIRO NEWS RADIOの関連記事はこちら