シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2018年4月2日~4月6日( 4月1週目)

車の通行を遮断して、来年前半に解体が予定されているシアトルのウォーターフロントのAlaskan Way高架橋を自転車で走る最後のイベントが8日(日)朝に行われる。カスケート・バイク・クラブ主催の第3回エメラルド・シティ・ライドには推定6000人〜7000人が参加し、ソードー地区からAlaskan Way高架橋、SR99を北上してオーロラ橋を渡り、I-5のエクスプレス・レーンを通ってソードー地区へ戻る12マイルのコースを自転車で走る。また、ソードー地区から高架橋を経て出発地点へ戻る3マイルの短いコースもあり、車に邪魔されることなくウォーターフロントの美しい景色を体験できる。同イベントでは、2016年には開通前のI-502浮橋、2017年はI-5エクスプレス・レーン、I-502浮橋、I-90がコースに採用されたが、今回は最後の機会として解体前のAlaskan Way高架橋がコースに含まれた。KING5の関連記事はこちら

アマゾン・ドット・コム、新社屋スフィアを毎月2回一般に公開

4/5/2018 ・Seattle Times

アマゾン・ドット・コムは、シアトルにある本社新社屋、スフィア(The Spheres)を毎月2回、土曜日に一般公開を始める。これまで同建物への一般のアクセスは同社が行う本社ツアーの参加者だけに限定されていた。公開日のスフィアへの入場は無料だが、ウェブサイトにて公開日の30日前から受付が始まる事前予約が必要。第1回目となる今月21日(土)の予約は5日(木)朝の時点で全回とも定員に達している。3つの球体が連なったデザインのガラス張りの建物は今年1月にグランド・オープン。同社のデータセンターから放出される熱を利用して日中の温度はおそよ華氏72度に保たれ、世界30カ国以上から集められたおよそ4万本の植物が植えられている。併設のビジターセンター「The Understory」は毎日営業されており、来場者はスフィアについて学べるようになっている。Seattle Timesの関連記事はこちら

シアトル市長、渋滞緩和などを目的とした道路課金を提案

4/4/2018 ・KING5

シアトルのジェニー・ダーカン市長は渋滞緩和と温室効果ガスの排出抑制を目的とした道路課金(congestion-pricing)の導入を市が検討すると、3日(火)に行われたシアトルタイムズのインタビューで明らかにした。導入時期については、市長任期の1期目が終わる2021年までに実現できればと述べている。昨年の市長選挙運動中にもダーカン市長は、道路課金の検討について触れていた。4日(水)の記者会見で市長は、道路課金は市民にとって厳しい要求になることを認め、また料金徴収以上のことが関わるとしており、バスなどの公共交通機関、または徒歩や自転車といった意味のある通勤手段と対になっていることを確認する必要があると話している。シアトル運輸局は関連する調査をダウンタウン周辺を中心に行っており、道路課金をどのように行うかについてはその結果次第としている。市が道路課金を行うかどうかは最終的に住民投票に委ねることになる。外国の幾つかの都市ではすでに同様の道路課金が実施されているが、アメリカ国内での事例はない。KING5の関連記事はこちら

パイクプレイス・マーケット付近の歴史的ビル解体計画に住民が反対

4/3/2018 ・KING5

1年間に最高約1000万人が訪れるシアトルの人気観光地、パイクプレイス・マーケット入り口付近にある歴史的な建物Hahn building を解体して14階のビルへ建て替えする計画が民間開発会社により市へ提出されているが、この計画に反対する請願へこれまで1万3千人以上が署名している。カークランドにあるMarketview Place Associates LLCは、1st. Ave. と Pike St. に位置する1897年築で3階建ての同ビルの解体許可をシアトル市に求めており、跡地には店舗やホテル、住居などが入る複合型ビルの建築を検討している。「Save The Market Entrance」という運動を立ち上げた地元住民団体は、高層ビルへの建て替えにより歴史的で象徴的なパイクプレイス・マーケット入り口付近の景観を損ない、また手頃価格の宿泊施設の喪失や交通への悪影響を引き起こすとして同計画を反対。シアトル市の設計審査委員会は3日(火)夜に会合を開き、同計画について許可するかどうか審議する。KING5の関連記事はこちら


シアトルの新ストリートカー建設計画、市長が停止を発表

4/2/2018 ・KING5

シアトルのジェニー・ダーカン市長は3月30日(金)、ダウンタウンの1St. Ave. に計画している新ストリートカー「Center City Connector」建設工事計画に関する取り組みを、計画にかかる費用の見積もり金額が増加したこと理由に即時停止することを声明文で発表した。前回の事前調査では費用を1億7700万ドルと見込んでいたが、デザイン、工事費などの上昇、またストリートカーの車両代が少なく見積もられていたことなどで現在は2億万ドル以上かかるとみられており、市は潜在的に2300万ドル以上の資金不足に直面する可能性がある。市長は発表の1週間前、同計画に関する費用について独立した審査を行う命令を出していた。また先週、リサ・ハーボールド市議会議員は工事費用増加の懸念から、同計画を一時停止することを求めていた。市議会へは2日(月)の会合で、見積もり金額の詳細について知らされるとみられる。Center City Connector計画は今年初めより進められており、2020年遅くに運行を開始し、既に稼働中のストリートカー2路線と連結する予定だった。KING5の関連記事はこちら