シアトル市の新課税案、工事作業員が反対を唱える
5/4/2018 ・KING5
シアトル市議会が14日(月)に決議を予定している、大企業を対象としたホームレスや住宅問題対策のための新課税法案、head taxをめぐり地元企業や住民の間で論議を呼んでいる。3日(木)にはアマゾン・ドット・コムの本社にあるThe Spheresの前で行われていた、head tax支持者のサワント市議会議員によるイベントで、工事作業員の労働組合 Iron Workers Local 86の組合員が、”No head tax, no head tax!” と声を上げて新課税法案への反対を主張した。これらの同組合員の多くはアマゾン社のビル建設に携わっている。この前日2日(水)には新課税法案に反対するアマゾン・ドット・コムが、市議会の決定までダウンタウンで進めているBlock 18 project と呼ばれる新オフィスビル建設計画を一時停止し、賃貸契約を交わしている建設中のRainer Squareビルへの入居を止めて転貸することを検討していると発表。オフィスの拡張が中止された場合、約7000人の新たな雇用創出がなくなる可能性がある。提案されているhead taxでは、フルタイム従業員1人当たりの就業1時間ごとに26セント課税し、見込まれている同税からの歳入額は1年間で合計約7500万ドル。シアトルで勤務するアマゾン・ドット・コムの従業員数は4万5千人以上で、課税が実施されると同社は2019年と2020年に2000万ドル以上の税金を追加で支払うことになる。課税対象となる市内の企業数は、全体のおよそ3パーセントにあたる約600社。KING5の関連記事はこちら
マリナーズ、イチロー選手の会長特別補佐就任を発表
5/4/2018 ・KING5
シアトル・マリナーズは3日(木)、今年同球団に復帰したイチロー選手の会長特別補佐への就任を発表した。今季はメジャーリーグ公式戦に出場できる40人枠から外れるため試合でプレーすることはないが、これまで同様、他の選手と一緒に練習を行い、遠征にも同行して選手やスタッフを助け指導する。また球団によると、来季以降の試合出場の可能性は残されており、選手として引退したわけではない。イチロー選手は2001年にマリナーズ入団。2012年シーズンの途中でニューヨーク・ヤンキースへトレードで移籍するまでの11シーズンを同チームでプレーしていた。マリナーズ在籍中、メジャー初シーズンにアメリカン・リーグの新人王や最優秀選手に選ばれ、また10回にわたりオールスター出場を果している。今年3月、複数の故障者が出ている外野手補強のため、マリナーズは将来の米野球殿堂入りが確実視されているイチロー選手と1年間契約を締結した。KING5の関連記事はこちら
ゲイツ財団が米国内の貧困への取り組みに1億5800万ドルの支援
5/3/2018 ・KING5
マイクロソフト共同創業者ビル・ゲイツ氏と妻のメリンダ氏が設立したビル&メリンダ・ゲイツ財団は3日(木)、アメリカ国内の貧困問題への取り組みを支援するため、今後4年間に合計1億5800万ドルを援助することを明らかにした。同財団によると、貧困に関する調査やデータ収集、地域の運動家の活動などに対して資金援助を行う。現時点では、支援の対象となるプログラムなどの詳細は明らかではないが、今後シンクタンクのUrban Instituteが運営するプロジェクト、U.S. Partnership on Mobility from Povertyにより、具体的な取り組みが知らされることになっている。ビル&メリンダ・ゲイツ財団は世界最大の慈善基金団体で、世界規模で貧困や病気などの問題改善を目的に活動を行っているが、アメリカ国内の貧困問題へこのような支援を行うのは初めて。KING5の関連記事はこちら
来年のマリナーズ開幕戦が東京ドームで開催
5/2/2018 ・KING5
アメリカ大リーグ(MLB)は1日(火)、来年3月20日(水)と21日(木)に東京ドームにて、シアトル・マリナーズとオークランド・アスレチックスの顔合わせによる公式戦「2019MLB開幕戦」(仮称)を行うと発表した。前回日本でMLB開幕戦が開催されたのは2012年で、同じく東京ドームにてマリナーズとアスレチックスが戦っている。また開幕戦直前の3月17日(日)と18日(月)には、同球場にて両チームと日本の球団とのエキシビジョンゲーム4試合を予定。MLBはさらに、今年11月9日(金)〜15日(木)に「2018日米野球」(仮称)の6試合を計画していることも同時に発表。東京、広島、名古屋において日本代表チームの侍ジャパンとMLBオールスターチームが対戦する。11月8日(木)にはMLBオールスターチームと読売ジャイアンツのエキシビジョンゲームも開催される。KING5の関連記事はこちら
ベルビューが本社のT-Mobile、Sprintとの合併が合意に
4/30/2018 ・KING5
ベルビューに本社を置く携帯電話会社T-Mobileと日本のSoftBankグループ傘下にあるSprintは29日(日)、両社が合併することに合意したと発表した。T-Mobileは現在業界3位、Sprintは4位。合併後の社名はT-Mobileとし、それぞれが保有する周波数帯を利用するなど次世代通信規格「5G」の構築を協力して進め、VerizonとAT&Tの上位2社に対抗する。今後、米連邦通信委員会などの承認を得る必要があり、合併に関する全ての手続きが完了するのは2019年前半の見通し。新会社の株式はT-Mobileの親会社であるDeutsche Telekomが42パーセント、またSoftBankが27パーセントを保有することになる。SoftBankの孫正義社長は取締役として経営に携わる。T-MobileとSprintの合併については以前にも協議が行われており、その時は合意に至らなかったが、最近ニュースメディアが合併交渉の再開について報じていた。KING5の関連記事はこちら
シーホークス、NFL初となる片手の選手をドラフトで指名
4/30/2018 ・KING5
シアトル・シーホークスは今年のNFLドラフトにおいて28日(土)、セントラルフロリダ大学出身のラインバッカーで子どもの時に片手を失っているシャキーム・グリフィン選手を5巡目で指名した。片手の選手がNFLのチームに入団するのはリーグ史上初めて。グリフィン選手は先天異常のあった左手を4歳の時に切断。しかし、セントラルフロリダ大学のフットボール・チームで活躍し、2016年にアメリカン・アスレチック・カンファレンスで最優秀守備選手に選出。また昨シーズン、同大学が13戦全勝で出場した2018年ピーチボウルでも最優秀守備選手に選ばれている。同選手の双子の兄、シャキール・グリフィン選手も昨年のドラフトでシーホークスに5巡目で指名され、コーナーバックとして同球団でプレーしている。KING5の関連記事はこちら
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