シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2018年5月14日~5月18日( 5月3週目)

ワシントン州運輸局(WSDOT)は16日(火)、SR99トンネル開通にともなうAlaskan Way高架橋解体工事の請負業者として Kiewit Infrastructure West Co. を選んだと発表した。見込まれている総工事費用はおよそ9300万ドルで、不要となるBattery St. トンネルを埋める作業、SR99トンネル北側の路面道路の整備などの費用も含まれている。WSDOTは、解体作業のほとんどは2019年に実施されるが、Battery St. トンネルでの作業など全ての計画が完了するのに2年がかかるとみている。州によると、現時点で新しいSR99トンネルの開通は、早ければ今年秋になる。KING5の関連記事はこちら

マリナーズのカノ選手、MLB薬物規定違反で出場停止処分

5/16/2018 ・KING5

メジャーリーグ機構(MLB)は15日(火)、シアトル・マリナーズの2塁手であるロビンソン・カノ選手がメジャーリーグの薬物規定に違反したとして、ただちに80日間の試合出場停止処分にすることを発表した。オフシーズンに行われた薬物検査の結果、陽性反応が出たのは運動能力向上薬ではなく、運動能力向上薬使用を隠すためなどに使われることがある利尿剤のフロセミド。カノ選手の声明文によると、フロセミドは母国ドミニカ共和国の医師により治療のため処方されたもの。当時禁止薬物が出されていることに気がつかなかったとは言え、摂取する薬物に注意を払わなかったことを後悔していると話している。また、フロセミドを受け取ったことに異論はなく、人生で最も難しい決断であったが、MLBの処分を受け入れることにしたと述べている。カノ選手は13日(日)の試合で四球を受けて手を骨折し、10日間の故障者リストに入っていたが、この処分を受け8月半ば頃までは試合出場ができなくなった。KING5の関連記事はこちら

シアトル市議会、課税額下げたhead tax法案を可決

5/15/2018 ・KING5

シアトル市議会は14日(月)、年間売上高2000万ドル以上の大企業に対し、フルタイム従業員1人あたり1年間275ドルの税金を課す新課税法案(head tax)を満場一致で可決した。ホームレス支援や手頃価格の住宅建設などの財源となるhead taxが徴収されるのは原則として2023年末までの5年間。同税金が課せられる市内の企業は全体の約3パーセントで、1年間に4500万ドルから4900万ドルの税収が見込まれている。最初に市議会で検討されていた同法案の課税額は、フルタイム従業員1人当たりの就業1時間ごとに26セント、従業員1人あたりの年間課税額は約500ドルで、見込んでいた1年間の税収は約7500万ドル。しかしこれが可決した場合、ダーカン市長が拒否権を発動するとみられていた。先週には、従業員1人あたりの年間課税額を約500ドルの半額である250ドルにするなどの修正案をダーカン市長が出している。新税法案をめぐっては、地元企業や住民の間で激しく賛否両論が巻き起こっており、反対するアマゾン・ドット・コムは、ダウンタウンで進めているBlock 18 project と呼ばれる新オフィスビル建設工事を一時停止。同社のドリュー・ハーデナー副社長は14日に工事再開を明らかにしたが、head tax導入の決定に落胆していると話している。また大規模なビジネスに向けての市議会の敵意のあるアプローチや発言により将来について懸念が残り、シアトルでの同社の成長にも疑問を感じざるを得ないと述べた。さらにスターバックスも市議会の決定に対する不快感や、市のホームレス支援に関する支出について疑念を表すコメントを出している。KING5の関連記事はこちら