2018年6月18日～6月22日（ 6月4週目）

シアトル周辺では今週末、主要道路の交通規制や大型イベント開催のため、交通渋滞の悪化が懸念されている。ワシントン州運輸局はSR99トンネル開通に向けての作業のため、ウエスト・シアトル・ブリッジとBattery St. トンネルの間の南行き車線を22日（金）午後9時から24日（日）午前6時まで閉鎖予定。またI-90東行き車線では、22日（金）午後7時から23日（日）正午、そして23日（土）午後6時から24日（日）正午にマウント・ベーカー・トンネルにおける車の走行を2車線に規制して、排水路の蓋の付け替えを行う。さらにRainer Ave. S. の北行きと南行き車線のオンランプを22日（金）午後8時から23日（土）午前8時まで、そして再び23日（土）午後7時から24日（日）午前9時まで閉鎖する。ダウンタウン・シアトル周辺では、23日午後7時からセンチュリーリンク・フィールドにてシアトル・サウンダーズの試合が、24日午前11時からはシアトル・プライド・パレードが行われ、両日とも多くの人出が見込まれており、大渋滞の発生が心配されている。KING5の関連記事はこちら

企業の評価や求人情報を掲載するウェブサイト、コンパラブリーが21日（木）の午前10時〜午後5時に、シアトルのウォーター・フロントにて、約100社が参加するハイテク関連のジョブ・フェア「TechFair Seattle」を開催する。会場はBell Harbor International Conference Centerで約100社が参加し、来場希望者は5000人以上に上る。アマゾン、マイクロソフト、ディズニー、アドビ、ナイキなどが、技術、マーケティング、デザインなどの分野で雇用できる人物を探す。また、シアトルのダーカン市長も会場を訪れる予定。参加は無料だが、予約制を採っており、ウェブサイトより申し込む必要がある。KING5の関連記事はこちら

米国運輸保安局（TSA）はアメリカ国内の空港で、飛行機搭乗時の手荷物検査におけるパウダー類の検査を強化しているが、海外の空港でも30日（土）より、アメリカへの直航便を利用する旅行者に同様の検査が実施される。TSAは化粧品やベビー・パウダーを含むパウダー類が350ml以上入った容器は預け入れ荷物に入れ、それよりも量が少なく手荷物として機内に持ち込む場合は、他の荷物とは別にして検査を受けるよう旅行者へ要請している。TSAプレチェックではこの検査は行われない。パウダー類のセキュリティ強化は爆発物のほか、合成オピオイドのフェンタニルやペッパー・スプレーを機内に持ち込むことを避けるために行われている。TSAと各航空会社は20日（水）より、パウダー類の検査強化について旅行者に広く理解してもらうよう告知を行っている。KING5の関連記事はこちら

シアトル市では7月1日（日）より、レストランやカフェなどの飲食品を取り扱う業者が、使い捨てされるリサイクル不可能なプラスチック製のストロー、フォーク、スプーン、ナイフなどを顧客に提供することを禁止する条例が施行される。事業者はこれらを紙製や堆肥化可能なプラスチック製のものに切り替える必要がある。違反した場合に科せられる罰金は250ドル。同条例はゴミを減らし、海洋汚染の原因となっているプラスチック類の量を抑制することを目的としている。市は2008年より飲食業者などに対して、顧客に提供する使い捨て製品の規制を実施しているが、今回禁止されるプラスチック製品については代替品供給などの問題でこれまで例外としていた。アメリカ国内の主要な都市で、プラスチックのストローやフォークなどを禁止する法律を実施するのはシアトルが初めて。KING5の関連記事はこちら

安全対策の強化を目的として2005年に連邦政府で成立したReal ID法準拠への対応の一環として、7月1日（日）より、ワシントン州が発行する標準の運転免許証と身分証明書に「Federal Limits Apply」という言葉が記載される。Federal Limits Applyの記載があるものは、2020年10月から飛行機の搭乗や連邦政府の施設に入る際の身分証明として使用できなくなる。現在ワシントン州が発行する標準の運転免許証、身分証明書は、アメリカでの合法的な在留資格の証明がなくても取得が可能であり、Real ID法の基準を満たしていない。しかし州はReal ID法に基づいた運転免許証や身分証明書の発行も行っており、この取得を選択した場合はアメリカ市民権の所有、または在留資格を証明する書類やソーシャルセキュリティ番号などが必要となる。KING5の関連記事はこちら

シアトル地域では今週前半、気温が華氏90度あたりまで上昇すると予報されており、20日（水）には2004年に記録した、その日の最高気温88度を上回る可能性がある。KING5の気象予報士によると、夏至の日である21日（木）には70度台後半まで気温が下がり、その後週末にかけて70度台前半が続くとみられる。アメリカ海洋大気庁の気候予測センターは、ワシントン州においての6月の気温は平年を上回り、また降水量は平年を下回ると予報している。KING5の関連記事はこちら