2018年6月25日～6月29日（ 6月5週目）

毎年メモリアル・デーの週末に、ワシントン州中部のGorge Amphitheatreにて開催されていた野外音楽フェスティバル「Sasquatch! Music Festival」が2019年以降開催されないことが、28日（木）に同イベント設立者のアダム・ザックス氏により発表された。2002年に第1回目が行われており、これまでべビースティ・ボーイズ、アーケイド・ファイア、ザ・キュアー、カニエ・ウェスト、ケンドリック・ラマーなど、延べ1300バンド以上が出演し、100万枚以上のチケットが販売された。KING5の関連記事はこちら

シアトルに本社があるアマゾン・ドット・コムは28日（木）、同社が販売する商品の宅配事業の起業を支援プログラムを開始した。アマゾンのロゴが入った配送車両の低価格リースや、ドライバーの研修や制服の提供など、アマゾンが新規参入者にさまざまなサポートを行う。デーブ・クラーク上級副社長は、急成長するeコマース事業の将来において配送能力を強化する必要があり、その対応として同プログラムを設けたと話している。また同社は、現在配送を行っているUPSやFedEx、郵便公社といった大手宅配業社へ依存しない、独自の宅配システム構築を狙っているとみられる。KING5の関連記事はこちら

シアトル市議会は25日（月）、市内の公立高校に通う全ての生徒対象に、1年間バスやライトレールの乗車料金が無料になるORCAカードを配布する法案を満場一致で承認した。配布は今年秋に、およそ1万6千人の生徒へ行われる。これまでも、学校から自宅の距離が2マイル以上離れた生徒や低所得世帯の生徒に対して、ORCAカードが無料で配布されている。ジェニー・ダーカン市長は今年2月の演説で、シアトルの公立高校の生徒に無料バス・パスの提供と、卒業生に大学での2年間の授業料を市が支援するSeattle Promise を提案していた。Seattle Timesの関連記事はこちら

シアトル市議会は25日（月）、有料の路上駐車のシステムついて、従来の支払い時に発行されるステッカーを車の窓に貼る方法から、ステッカーを貼る必要がない、車のナンバープレートを入力して支払う ”pay by plate” という方法に変更することを投票により承認した。市によると、既に導入しているアプリを使って駐車料金を支払う”pay by phone” は利用率が約30パーセントで、残りの70パーセントはペイ・ステーションと呼ばれる機械で支払い、発行されるステッカーを車に貼っている。ステッカーを貼る方法では、支払った分の駐車時間が残っている場合、車を別の場所へ移動させ引き続き駐車できたが、pay by plateでは、同じ場合でも駐車場所を変更することができなくなる。市は8月から12月にかけて、1700台のペイ・ステーションを徐々に新しいシステムに対応させていく。KING5の関連記事はこちら

シアトルのウッドランドパーク動物園で、16日（土）に誕生したばかりのシロイワヤギ（mountain goat）が22日（金）に初めて一般公開された。23年ぶりに同動物園で生まれたシロイワヤギの赤ちゃんはデイジーと名付けられ、すでに展示エリアにある岩場を登っている姿が見られる。デイジーは毎日、終日公開されている。野生のシロイワヤギはカスケード山脈などに生息。ワシントン州魚類野生動物管理局によると、州内では推定2500頭〜3000頭いるが、その数は乱獲により1960年代以降減少傾向にある。KING5の関連記事はこちら

アメリカ疾病管理予防センターは、18日（月）にシアトルを出発したアラスカ行きの大型客船で、73人がノロウイルス感染により体調不良を訴えたと報告している。乗船客と乗務員の合計2000人以上を乗せたHolland Americaの客船Zaandamは22日にジュノーを訪れており、その後ホーナー、アンカレッジなど数カ所を巡り、7月2日（月）にシアトルに帰港する予定。ノロウイルスは感染力が強く、嘔吐、下痢などの症状が見られる。KING5の関連記事はこちら