シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2018年8月27日~8月31日(8月5週目)

シアトル・キング郡保健局のジェフ・デューチン氏は30日(木)の記者会見で、同地域におけるヒト免疫不全ウイルス(HIV)の流行の兆しが見られ、懸念していると話した。今年2月以降、シアトル北部では8件の感染報告があり、いずれも異性愛者のホームレスかつ注射による麻薬使用者。そのうち数人は麻薬、あるいは金銭目的で性行為を行っている。デューチン氏によると、これらの患者8人は現在治療を受けており、体調は観察されているが、これらのケースがHIV感染の新しいパターンを象徴するものになる恐れがあるとしている。キング郡全体では今年1月以降、異性愛者のHIV感染が19件報告されており、昨年1年間の7件、過去10年間で年平均10件から急増。ワシントン州では同性愛やバイセクシュアルの男性がHIVに感染する可能性が最も高く、異性愛者で注射による麻薬使用者の感染は少ない。しかし医療機関にかかる機会がなく、清潔な注射器が手に入りにくい異性愛者のホームレスの間で、今後感染が拡大する危険性がある。Seattle Timesの関連記事はこちら


シアトル市がダウンタウンの道路を封鎖した抗議者を告訴 

8/30/2018 ・Seattle Times

シアトル市は、ダウンタウンの道路を塞いで交通を妨げた抗議運動の参加者に対し、より厳しい対応を取る姿勢を見せている。市のピート・ホームズ法務官は今週、今年5月に石油のパイプライン建設に反対する抗議運動に参加し、2nd Ave. を封鎖した15人について刑事告訴した。加えて、6月に同じ通りを別の抗議で封鎖した移民の権利を擁護する活動家数人を訴える予定。法務官は、自身には市内の道路における通行を守る手助けをする責任があり、道路封鎖を解消するために高額な費用がかかるような抗議の参加者は法務官より告訴される恐れがあることを認識するよう述べている。道路を塞ぐ抗議者は、分散させられにくくなる新しい方法をつぎつぎ取り入れており、警察はそれに対処しなければならない状況となっている。今回の告訴の前には、3月に発生した少年刑務所の建設反対運動でダウンタウンの交差点を封鎖した抗議者を逮捕しなかったため、シアトル警察が市民から非難を受けていた。Seattle Timesの関連記事はこちら


シアトル・サウンダーズのデンプシー選手が引退を表明 

8/29/2018 ・KING5

プロ・サッカーリーグMLS、シアトル・サウンダーズに所属のクリント・デンプシー選手が29日(水)、引退を表明した。アメリカ代表のキャプテンを務めた経験があり、サウンダーズのスター選手でもあるデンプシー選手は、いろいろ考えた末、自分にとって今が試合から身を引くタイミングだと判断したと声明文で述べている。プロのサッカー選手として15年のキャリアを持つ同選手は、MLSのニューイングランド・レボリューション、イングランドのフラムFCやトッテナム・ホットスパーを経て2013年8月にサウンダーズに入団。2016年には不整脈の診断を受けてシーズン途中から欠場したが、2017年シーズンには復帰していた。アメリカ代表としてはこれまで141試合に出場し、57得点を挙げてランドン・ドノバン元選手と並び同代表の歴代最多得点を記録している。KING5の関連記事はこちら


シアトルの教員組合、ストライキ実施について投票

8/28/2018 ・KING5

シアトルの公立学校の教員組合は、始業日の9月5日(水)までにシアトル学校区との契約が暫定合意に至らない場合、投票によりストライキを実施することを28日(火)夕方に承認した。ワシントン州最高裁判所は6月、州の公教育資金が十分でないという判決を下し、州議会は現行の予算に対して公立学校教員への給与予算20億ドルを含む追加資金を配分した。これを受け、ワシントン州内の多くの教員や職員は給与の増額を求めて学校区と交渉を行っている。KING5の関連記事はこちら


Amazon Goの2店舗目がダウンタウン・シアトルにオープン

8/27/2018 ・Seattle Times

アマゾン・ドット・コムが運営するレジの無いコンビニエンス・ストア「Amazon Go」の第2店舗目が27日(月)朝、シアトルのダウンタウンにオープンした。場所はシアトル中央図書館の近くの5th Ave. とMarion St. 付近で、本社にある1店舗目から約1マイルの距離。新店舗の面積は1450スクエア・フィートと1店舗目よりも小さい。調理済みの食品やスナック、アマゾン・ミール・キットなど、本社の店舗と同じような商品が販売されているが、1店舗目とは違い、アルコール類、牛乳やパンなどが販売されておらず、店内のキッチンがない。アマゾン・ドット・コムは今年、シカゴやサンフランシスコなどへAmazon Goを拡大する計画をしていると伝えられている。1月から一般の顧客を対象に営業を開始したAmazon Goでは、アプリを起動させて入店した顧客の商品を選ぶ状況を、カメラやセンサーを使った独自の技術で追跡。顧客が店舗から出る際に自動的に支払いが行われる仕組みとなっている。Seattle Timesの関連記事はこちら