2019年5月13日～5月17日（5月3週目）

デルタ航空は16日（木）にアメリカ運輸省から、シアトル、ポートランドを含むアメリカ5都市と羽田空港を新たに結ぶ路線の仮承認を受けた。最終決定は今年の夏に出される予定で、正式に承認されれば2020年夏のスケジュールから運航を開始する。同社によるとシアトル-羽田便にはA330-900neo型機、ポートランド-羽田便にはA330-200型機を使用する予定。運輸省はデルタ航空に加え、アメリカン航空、ハワイアン航空、ユナイテッド航空へ羽田国際線の発着枠、合計12枠を暫定的に割り当てている。Puget Sound Business Journalの関連記事はこちら

ワシントン州保健局は15日（水）に州西部での新たな麻疹感染4件を発表し、患者はキング郡在住の女性2人、スノホミッシュ郡の生徒1人、ピアス郡の男性1人であることを明らかにした。また先週末にはピアス郡在住の男性1人の感染が発表されている。学校関係者から患者が出たイサクア高校は16日（木）に休校した上で職員を対象に麻疹の予防接種状況について確認作業を行う。またボセルのノースクリーク高校に通う生徒が麻疹の診断を受けたが、ノースショア学校区によると、同校の全生徒の99パーセント近くは麻疹を予防するMMRを接種している。これらの患者が影響を受けたと思われる期間に訪れた共通の場所はシータック空港。保健局は感染場所の特定などに向けて詳しい調査を行っている。Seattle Timesの関連記事はこちら

シアトル運輸局（SDOT）はドライバーの安全運転の習慣向上を目的とするコンテスト「Seattle’s Safest Driver」を5月13日（月）〜7月7日（日）の間行っている。保険会社PEMCOとの共催で2回目の実施となるこのコンテストでは、アプリを利用して走行速度、運転中の携帯電話使用の有無、急加速、急ブレーキなど監視し、安全運転の得点を出す。優秀なドライバーには最高5000ドルの賞金が贈られる。参加対象はキング郡、ピアス郡、スノホミッシュ郡、またはキットサップ郡の17歳以上の住民で、シアトル市内を通行することが条件。また6月9日（日）までにSeattle’s Safest Driverのアプリをダウンロードする必要がある。KIRO7の関連記事はこちら

時事解説誌のUSニューズ&ワールド・レポートが14日（火）に発表した今年の最も住みやすい州ランキング「ベスト・ステイツ」で、ワシントン州が1位に選ばれた。医療、教育、経済など8つの主要カテゴリーが設けられ、合計70以上の指標と数千に及ぶデータポイントに基づいて順位を決定している。ワシントン州はインフラで2位、経済で3位、教育と医療が4位となり、総合で1位。ワシントン州に続く2位から5位はニュー・ハンプシャー州、ミネソタ州、ユタ州、バーモント州の順で選ばれている。Seattle Timesの関連記事はこちら

麻疹に感染した男性がピアス郡とキング郡の人が集まる場所を訪れていたことから、同日時に同じ場所にいた場合、二次感染する可能性があるとタコマ-ピアス郡保健局は警告している。男性が訪れていたのはシータック空港などで、保健局はその場所と日時を公表している。麻疹の感染経路は主に空気感染、飛沫感染、接触感染で、ウイルスの空気中での生存時間は最大2時間。感染力は強く、症状は感染してから7-21日後に現れる。もし麻疹感染の疑いで受診を受ける場合は医療機関に到着する前に電話で連絡し、感染を広げないよう注意しなければならない。キング郡保健局は先週、4月下旬に麻疹感染者がカナダからシアトルを観光で訪れていたとして二次感染の警告を出していたが、今回のケースは4月のケースとの関連性はないと話している。KING5の関連記事はこちら