2019年12月16日～12月20日（12月3週目）

ワシントン州西部では20日（金）、前日から一晩降り続けた大雨よる洪水の被害が各地で広がっている。洪水の影響で複数の道路が閉鎖され、またベルビューのイーストゲート小学校やケントのミル・クリーク中学校では休校となった。また同日朝、シータック空港では到着便が平均で38分遅れたと報告されている。大雨は21日（土）も続くという予報で、ワシントン州西部では現在、22日（日）午前10時まで洪水注意報が発令されている。KING5の関連記事はこちら

欧州サッカー連盟（UEFA）女子チャンピオンズリーグに所属する球団、オリンピック・リヨンの親会社オリンピック・リヨン・グループによる女子サッカーNWSLのレインFC買収が合意に至ったと19日（木）に発表された。買収手続きは来年1月に完了する予定。オリンピック・リヨン・グループが取得するレインFCの株式は89.5パーセント、また現在同球団のオーナーであるビル・プレドモア夫妻は89.5パーセント、元NBA選手のトニー・パーカー氏が3パーセント取得する。レインFCは引き続きタコマのチェイニー・スタジアムを本拠地とする。レインFCには、昨年開催されたFIFA女子ワールドカップで優勝しているアメリカ代表チーム主将のミーガン・ラピーノ選手が所属。ピーノ選手は、オリンピック・リヨンでプレーした経験を持つ。KING5の関連記事はこちら

シアトル・キング郡保健局によると、郡内に住む児童がインフルエンザの合併症よりピアス郡の病院で死亡した。インフルエンザに感染するまで、この児童の健康状態は良好だった。キング郡でのインフルエンザによる子どもの死亡は2009年以来初めて。今シーズンこれまで、郡内で報告されているインフルエンザ関連の死亡者数は大人3人。AP通信が最近伝えたところによるとアメリカ国内では今年、15年間で最も早くインフルエンザが流行し始めている。また保健当局は、流行のピークは例年よりもかなり早くなる可能性があると話している。連邦防疫センターによると、全国的に今シーズン最も多く感染が報告されているインフルエンザ・ウイルスはB型。専門家はB型は特に小さな子どもにとって危険であると話している。KING5の関連記事はこちら

サウンド・トランジットは、ライトレールのダウンタウン・シアトル地下トンネルとイーストサイド拡張線を接続する計画「Connect 2020」の一環である工事のため、2020年1月4日（土）から3月15日（日）の10週間、ライトレールの減便を予定をしている。期間中、作業のためダウンタウンにおいて線路1本を閉鎖。通常ピーク・アワーには6分間隔で運行しているが、この間全線において、終日12分間隔で4両編成での運行を実施する。またパイオニア・スクエア駅において乗り換えが必要となり、同駅ではプラットホームの混雑が予想されるため、安全確保の理由で自転車が禁止される。さらに1月4日（土）と1月5日（日）、2月8日（土）と2月9日（日）、3月14日（土）と3月15日（日）の3週末、ソードーとキャピトル・ヒル間の運行中止を予定しており、同区間では無料のシャトルバスが運行される。KING5の関連記事はこちら

ビュリエンにあるディスカウントストアRoss Dress for Lessで16日（月）午後9時過ぎ、バンが店舗に突っ込み、少なくとも11人がケガをする事故が発生した。被害者のうち3人が重傷で、1人は事故発生時にストローラーに乗っていた2歳の幼児。警察によると事故直前、女性が同店舗内で万引きし、走って店の外に逃げ、店舗前に駐車してあったバンの助手席に乗り込んだ。バンは急いで発進したが、その後戻って来て駐車してあった無人の車に衝突した後、店に突っ込んだ。バンを運転していた男性（51）は麻薬の影響を受けて運転した疑い、また女性は万引きの容疑などで逮捕されている。KING5の関連記事はこちら

シアトル港湾局は16日（月）、シータック空港において搭乗券がなくてもセキュリティー・チェック・ポイントを通過して、ゲートまで行くことを許可するプログラム、SEA Visitor Passを再開すると発表した。シータック空港では昨年、西海岸では初めてとなる同プログラムを6週間限定で試験導入していたが、今回のプログラムは永続的なもの。搭乗券を持たない人が見送りや出迎えなどでゲートまで行くことを希望する場合、オンラインで事前申し込む必要がある。また許可されるのは1日につき100人までと人数制限が設けられている。その後TSAが申し込みについて確認を行い、許可するかどうか決定する。セキュリティー・チェック・ポイントの通過時にはeメールで送られるパス（QRコード）と有効な身分証明書が必要。同プログラムの詳細はシアトル港湾局のウェブサイトに記載。KIRO7の関連記事はこちら

パイクプレイス・マーケットの入り口で40年間、新聞や雑誌などの印刷物を販売していたファースト&パイク・ニュースが12月31日（火）を最後に閉業することが明らかになった。理由は出版が紙からデジタルへ移行する中、取り扱い商品の需要減少で利益を得ることが困難になったため。オーナーのリー・ラウクハートさんによると、過去には180種類もの新聞を取り扱っていたが、現在は55種類へ、また雑誌は2000種類から300種類へ減少している。同店舗はパイクプレイス・マーケットのランドマークとなっており、閉店を惜しむ声が多数出ている。Seattle Timesの関連記事はこちら