- 1 シアトルの主要公園、新しいガイドラインで今週末は市民に開放
- 2 ワシントン州知事、6月4日まで入居者の強制立ち退き猶予期間を延長
- 3 ウエスト・シアトル橋高層部分、再開実現でも2022年までは閉鎖
- 4 シアトルの人気ファーマーズ・マーケット2カ所が再開
- 5 スウェディッシュ病院で、血しょうを用いたCOVID-19治療実験開始
- 6 3月にワシントン州での仕事1万1100件がなくなる
- 7 シアトル市、失業者などへの食料品購入支援プログラムを拡張
- 8 WA州、新型コロナウイルス対策で最大950人の受刑者を釈放へ
- 9 シアトルでの最高気温、今週後半に70度近くまで上昇する予報
- 10 ワシントン大学の来年秋の入学願書、標準テストスコア提出を外す
シアトルの主要公園、新しいガイドラインで今週末は市民に開放
4/17/2020 ・Seattle Times
シアトル市は先週末、混雑を理由に市内の主要な公園やビーチ15カ所を閉鎖したが、今週末は新しい利用ガイドラインを追加して市民へ開放する。公園では社会的距離を保つため歩くなど移動していること、スポーツ、ピクニック、バーベキューなどをしないことが求められる。これらの公園の駐車場は閉鎖され、またプレイグラウンドスポーツ用グラウンド、球技用コートは引き続き使用できない。公園を管理する市の職員は週末に公園を見回り、混雑するようであれば閉鎖する。Seattle Timesの関連記事はこちら
ワシントン州知事、6月4日まで入居者の強制立ち退き猶予期間を延長
4/17/2020 ・KIRO7
ワシントン州のインスリー知事は、州における家賃未払いなどの理由による入居者の強制立ち退きの猶予期間を、6月4日(木)まで延長すると16日(木)に発表した。また公衆衛生の緊急事態が続く間は、住宅の賃貸料値上げを一時凍結する。経営に自宅待機命令などによる影響が及んでいるビジネスに関しては、商業用物件の賃貸料金値上げも禁止。新型コロナウイルス流行で、経済的に影響を受けているワシントン州住民を救済する措置として、強制退去を一時禁止した州知事宣言は3月半ばに出され、当初今週17日(金)までとされていた。宣言に新しく加えられた点などの詳細はオリジナル記事に記載。KIRO7の関連記事はこちら
ウエスト・シアトル橋高層部分、再開実現でも2022年までは閉鎖
4/16/2020 ・KING5
シアトル市運輸局(SDOT)は、閉鎖中のウエスト・シアトル橋の高層部分が再開できるとしても、2022年までは実現できそうにないと15日(水)に発表した。早いペースで進行しているひび割れが確認されたため、橋は3月23日(月)に急遽閉鎖された。ウエスト・シアトル橋は1日平均10万台の車両、また2万5000人の交通機関の利用者が通行しており、市内で最も交通量が多い橋の一つ。SDOTは、橋の補修が技術的、あるいは予算的に現実的かどうかまだわからないとしつつも、もし補修をしても橋の寿命が10年程度延びるにすぎないと話している。橋が開通した1984年当時に考えられていたよりもずっと早く、高層部分の架け替えを検討することが必要がでてきたとSDOTのデイレクターは言及している。KING5の関連記事はこちら
シアトルの人気ファーマーズ・マーケット2カ所が再開
4/16/2020 ・Seattle Times
新型コロナウイルス流行のため開催が中止されていたシアトルの人気ファーマーズ・マーケット2カ所が、今週末に再開する。ユニバーシティー・ディストリクトのファーマーズ・マーケットは18日より毎週土曜の午前9時から午後2時、バラードは19日より日曜の午前10時から午後3時に開催。バラードは基本的にドライブスルーでの営業となる。感染防止のため出店ブースの間隔は6〜10フィートが保たれ、買い物客の入場制限、ハンドサニタイザーの提供と手洗い場所の設置、試食や調理済みの食品の提供の中止など変更点がある。また買い物客は新しいルールに従うことへの誓いが求められる。誓いには買い物客には、買い物リストの用意、可能であれば予約注文や前払いの利用、1家族から1人の来場、6フィートの社会的距離を保つなどが含まれている。Seattle Timesの関連記事はこちら
スウェディッシュ病院で、血しょうを用いたCOVID-19治療実験開始
4/16/2020 ・KIRO7
アメリカ国内では、COVID-19の治療に同感染症から回復した患者の血しょうが有効であるか研究が行われているが、シアトルのスウェディッシュ病院でも回復期血しょうを用いた重症患者への治療実験が実施されている。同病院は13日(月)に初めて患者2人に血しょうを投与し、15日(水)までに他の患者数人にも投与すると話している。しかし現在、実験に使用する血しょうが不足しており、同病院はブラッドワークス・ノースウエストと協力し、COVID-19から回復した血液提供者を求めている。先週10日(金)には、シアトルで初めてブラッドワークス・ノースウエストへ回復期血しょうの提供があった。州内では1万件以上のCOVID-19陽性反応が確認されているが、15日(水)までに血液の提供があったのは回復した患者52人からのみ。KIRO7の関連記事はこちら
3月にワシントン州での仕事1万1100件がなくなる
4/15/2020 ・KING5
ワシントン州の職業安定局によると、州内では今年3月に推定1万1100件の仕事がなくなっている。3月後半に学校や飲食店などの閉鎖が始まったため給与期間の関係により、最新の報告では新型コロナウイルス流行による雇用への影響を完全に捉えきれていないかもしれないが、4月の報告でより明らかになると思われると、同局の経済専門家は話している。ワシントン州の労働人口(16歳以上)は3月では388万9700人で、前月よりも7万2800人減少した。KING5の関連記事はこちら
シアトル市、失業者などへの食料品購入支援プログラムを拡張
4/15/2020 ・KIRO7
シアトルのジェニー・ダーカン市長は14日(火)、新型コロナウイルス流行のため失業、または勤務時間が大きく短縮した時給労働者に食料品購入支援のバウチャー800ドル分を与える市の拡張プログラムを開始した。これは投資会社のオークビュー・グループとNHLシアトルからの100万ドルの寄付により実現。寄付100万ドルのうち、80万ドルは同プログラムをサポートする非営利団体のUnited Way of King Countyの地域救済基金へ、また残り20万ドルはKEXPなどシアトルセンターに入る非営利団体へ活動を継続する資金として贈られる。同プログラムについては先月25日(水)、500万ドルの予算で市内6520世帯へワシントン州の食料品店セーフウェイで利用できる800ドル分のバウチャーを配布すると発表されていた。KIRO7の関連記事はこちら
WA州、新型コロナウイルス対策で最大950人の受刑者を釈放へ
4/14/2020 ・KING5
ワシントン州のインスリー知事は13日(月)、州内にある刑務所での新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、最大950人の受刑者を近日中に釈放すると発表した。釈放されるのは知能犯罪、または薬物やアルコール関連の犯罪を犯した、残りの刑期が8カ月以下の受刑者。先月、州が受刑者に対し十分な感染予防対策を怠っているとして複数の受刑者が訴訟を起こしている。10日(金)には州最高裁判所が州に対し、受刑者の健康と安全を守る全ての必要な措置を13日までに取るよう命令を出した。また先週にはモンローの刑務所において、6人の受刑者にCOVID-19陽性反応が確認されたことに対し、100人以上の受刑者が暴動を起こして抗議している。KING5の関連記事はこちら
シアトルでの最高気温、今週後半に70度近くまで上昇する予報
4/13/2020 ・KING5
天気予報によるとシアトルでは今週、華氏60度以上の暖かい日が毎日続き、今年初めて70度に達する可能性がある。今週前半は最高気温が60度前半から半ばとなり、そして16日(木)と17日(金)には70度近くまで上昇すると予想されている。シアトルでは12日(日)までに11日連続で雨は記録されておらず、今週末ににわか雨が予報されているものの、4月における雨が観測されない連続日数の過去の記録、17日間に追いつくことが期待されている。KING5の関連記事はこちら
ワシントン大学の来年秋の入学願書、標準テストスコア提出を外す
4/13/2020 ・Seattle Times
ワシントン大学は2021年秋の入学への出願について、大学進学のための標準テストであるSAT、またはACTのスコア提出を求めないことを発表した。アメリカ全国で春に実施が予定されていたこれらのテストは、新型コロナウイルスの流行を受けて取りやめとなっている。ワシントン大学以外にもシアトル大学など、他の多くの大学も同様の変更をすでに発表している。これ以前にSATとACTのスコアを出願の必要提出物から外している大学は、学校の成績が、大学で成功する力があるかどうかのより良い判断基準になると話している。これらの試験については世帯収入などがスコアに影響を与えるという報告があるなど、公平さに欠くという批判がこれまで出ている。Seattle Timesの関連記事はこちら
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