2020年5月18日～5月22日（5月4週目）

レントン警察によると、日系スーパーの宇和島屋レントン店にてマスクを着用するように言われた男が腹を立て、店員に嫌がらせなどを行い逮捕された。同店では現在、新型コロナウイルス感染拡大防止策として、店内でのマスク・フェイスカバリング着用の方針を取っている。18日（月）、フェイスカバリングなしで宇和島屋に来店した男は、店員にルールに従うよう言われたが、腹を立てて万引きを試みたり、銃撃しに戻ってくると脅したりしたが、警察が到着する前に立ち去った。翌日19日（火）には、同じ男が手おのを持って同店の駐車場に現れ、周囲にいた人に脅迫的な発言をしており、暴行と嫌がらせの容疑で同日に逮捕されている。レントン警察によると、ホームレスの新型コロナウイルス対策で7月まで臨時シェルターとして使用されている、店舗近くのレッドライオン・ホテルに男は滞在していた。レントン市は同シェルターが開設されて以来、ホテル周辺で緊急通報が急増していると話している。KIRO7の関連記事はこちら

ワシントン州雇用安定局（ESD）によると、4月における州の失業率は同局が記録を取り始めた1970年代以降、過去最高の15.4パーセントを記録し、52万7000件の職がなくなった。最も失業が多かったのはレジャー・ホスピタリティー業で17万7000件、続いて建設業の8万1000件、教育・ヘルスサービス業の6万6700件、小売業の4万5600件。3月半ばから始まったレストランやその他の事業所閉鎖を反映し、3月の失業率5.1パーセントから大幅に上昇。その前の今年2月の失業率は3.8パーセントだった。ワシントン州において、これ以前に最も高かった失業率は1982年11月の12.2パーセント。全米での今年4月の失業率は 14.7パーセントで1929年の大恐慌以来、最も高い割合となっている。KING5の関連記事はこちら

毎年夏にシアトル周辺で行われるシーフェアの主催者は20日（水）、新型コロナウイルス流行を受けて今年の主要イベントを中止すると発表した。中止されるのは独立記念日の花火などが行われるシーフェア・サマー4th、航空ショーが人気のシーフェア・ウィークエンド・フェスティバルなど。これらはすでに来年の予定が発表されており、ブルー・エンジェルスの飛行は2021年8月6日から8月8日に行われる計画となっている。KING5の関連記事はこちら

ワシントン州のジェイ・インスリー知事は19日（火）、経済活動再開「Safe Start」のフェーズ2へ移行するための新しい基準を発表し、追加で10郡の移行申請が可能となった。新しい基準とは、過去14日間における新型コロナウイルスの新しい感染者が人口10万人あたり10人以下であること。19日時点でフェーズ1のメイソン、サーストン、キットサップ、アイランド、サンファンなどが、この基準を満たしている。フェーズ2では、キャンプなどのアウトドア・アクティビティー、理髪店、サロンの営業再開、最大収容人数の50パーセント以下での飲食店の営業再開などが許可される。19日までに、別の10郡がすでにフェーズ2に入っている。KING5の関連記事はこちら

アメリカとカナダの政府は両国間の国境閉鎖を6月21日（日）まで延長することに合意した。新型コロナウイルス感染拡大を抑制するため、3月21日（土）に不要不急の国境を越える旅行を1カ月間制限することを開始し、4月には国境閉鎖措置を30日間延長することに合意。今月21日（木）に期限が切れる予定であったが、その前に再延長を決定した。医療従事者、航空会社の乗務員、商業用輸送車両の運転手が国境を越えることは許可されている。また、アメリカに戻るアメリカ市民、カナダに戻るカナダ市民も同措置の対象外となる。KING5の関連記事はこちら

ワシントン州のジェイ・インスリー知事は18日（月）、定められた安全のためのガイドラインを遵守する限り、歯科を含む全ての医療サービス再開を許可する非常事態宣言に署名した。各医療機関がサービスを再開するには、勤務するスタッフへの十分なPPEの用意、患者やスタッフにCOVID-19の症状がないかの確認、社会的距離確保の方針の制定などに対応する必要がある。KIRO7の関連記事はこちら

キング郡による屋内、屋外の公共の場でのマスク、またはフェイスカバリング着用指示が18日（月）に開始された。同居者以外の人との距離6フィート以上を確保することが難し公共スペースでは、マスクなどで口や鼻を覆うことを強く求めているが、着用は義務ではなく住民の意思に委ねられる。ただし、キングカウンティ・メトロやサウンドトランジットの公共交通機関では、利用者は必ずマスクやフェイスカバリングを着用する必要がある。またシータック空港でも、18日より施設の利用客のマスクやフェイスカバリング着用が徹底される。KIRO7の関連記事はこちら

今週22日（金）から8月1日（土）の間、ペインフィールド空港での全ての航空会社による旅客サービスが一時停止されることが15日（金）に発表された。旅客ターミナルを運営するPropeller Airportsは、新型コロナウイルス流行で飛行機の利用者が大きく減少している間に一時閉鎖して、計画しているメンテナンスやランプの補修作業を実施することを決定したと話している。これらの作業はもともと通常営業しながら4カ月以上かけて段階的に行われる予定だったが、この閉鎖中に全ての作業を一度に早く完了させる。KING5の関連記事はこちら