2020年7月20日～7月24日（7月4週目）

ワシントン州のジェイ・インスリー知事は23日（木）、州内での新型コロナウイルスの新規感染者数増加を受けて、ビジネスや冠婚葬祭サービスでの規制強化と、マスク着用義務の拡大を発表した。新しい規制では飲食店での店内における食事は同世帯の人とのみで、同居しない人との食事は屋外で許可される。また州の経済活動再開計画のフェーズ3では現時点で、レストラン内での飲食は1テーブル10人以下、また店内の人数制限は最大収容人数の75％までとなっているが、1テーブル5人まで、店内の人数制限は50％に引き下げられる。アルコールの販売は午後10時までとなり、バーは屋外でのみの営業が許可され、ビリヤード台やゲームができるエリアは閉鎖しなければならない。フィットネス・センターやジムの屋内での人数制限については、フェーズ2では5人まで、フェーズ3では最大収容人数の25パーセントまで。これらの規制変更は30日（土）からの実施となる。さらに知事は、ミニゴルフ場やボーリング場などの娯楽施設はフェーズ4まで営業を許可しないとしている。映画館ではフェーズ3移行後、入場者数を最大収容人数の25パーセントに制限して営業が許可される。KING5の関連記事はこちら

シアトルが本拠地となるナショナル・ホッケー・リーグ（NHL）32番目の新規加盟チームの名称が「シアトル・クラーケン（Seattle Kraken）」に決定したことが23日（木）朝に発表された。発表はシアトル・クラーケンが2021〜2022年シーズンより試合を行う予定で、現在改装工事中のシアトル・センターのアリーナ、Climate Pledge Arenaで行われ、チームのロゴも公開された。NHLシアトルは18ヶ月を費やしてチーム名に関する調査を行い、21万5000人以上のファンからの投票と1200の名称案を考慮して検討を行ってきた。クラーケンは伝説上の海の怪物から来ている。KING5の関連記事はこちら

シアトル・キング郡保健局によると、バラード地区の歩道で見つかったコウモリ1匹が、狂犬病に感染していることが21日（火）に判明した。発見されたのは19日（日）で、場所はBallard Ave. NW. and 22nd Ave. NW.付近。女性がそのコウモリを素手で拾い上げ、歩道脇へ移動させたのを見たという報告が保健当局に入っているが、女性の身元は特定されていない。シアトル動物保護施設はそのコウモリをまだ生きていた時に見つけていたが、夜間に死んだと話している。狂犬病のコウモリやそのコウモリの唾液に触れた人や動物は感染する可能性があり、保健局の関係者は心当たりがあれば同局、または医師にすぐ相談するよう呼びかけている。KING5の関連記事はこちら

シアトルの人気観光スポットであるスペースニードルは、新型コロナウイルスから訪問者を守るため、最新のハイテク技術による安全対策を導入して営業再開準備を進めている。入場はチケットをスキャンしゲートを通過するタッチレスエントリーに変更。また病院と同じように空調システムに紫外線(UV-Cライト)を使用して空気を浄化したり、人体に安全な遠紫外線で訪問者の洋服、バッグや皮膚など表面に付着したウイルスや細菌の除菌が行える設備を導入している。さらに安全に展望台と地上との往復ができるよう、エレベーター内の空気浄化などにも遠紫外線の技術を採用。スペースニードルはこれらの安全対策に100万ドル以上を投資している。同施設の営業再開の具体的なスケジュールは今のところ決定されていない。KING5の関連記事はこちら

シアトルのダウンタウンからキャピトル・ヒルの間で19日（日）に行われた移民関税執行局（ICE）廃止を訴えるデモ活動で、参加者が店舗や警察署の建物などに対する破壊行為を行い、2人が逮捕された。この事件でシアトル警察の警官12人が負傷し、1人は病院へ搬送されている。ウエストレイク・パークに集まったデモ隊は数時間、平和的な抗議運動を行っていたが、その後野球バットを持った別のデモ隊が合流。5th Ave.をデモ行進し、地方裁判所の窓ガラスを割った。またVirginia St. を通ってシアトル警察の西管区警察署へ向かい、石、ボトル、花火などを警官に投げつけた。同じデモ隊は次にキャピトル・ヒルへ向かい、シアトル警察の東管区警察署でも破壊行為を行った。デモ行進の間、アマゾン・ゴー・グロッサリー、スターバックス、メイシーズなどの窓ガラスを割り、複数のビジネスで被害が出ている。KING5の関連記事はこちら