シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2020年8月3日~8月7日(8月2週目)

シアトル市は7日(金)、市の第3番目の無料検査場となる無料COVID-19検査場をレーニアビーチ高校に開設する。同検査場は月曜。水曜、木曜、金曜、土曜の午前9時半から午後5時の間に利用でき、市運営の他の検査場と違うのはまたドライブスルーではない点。検査希望者は事前にウェブサイトで登録が必要。周辺地域ではコロナウイルス感染の割合が高い黒人やラテンアメリカ系の世帯が多く、また検査場が不足していることからレーニアビーチ高校が開設場所として選ばれた。
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インスリー知事、遠隔教育での学校授業再開を勧める

8/6/2020 ・KIRO7

ワシントン州のインスリー知事は5日(水)の記者会見において、新型コロナウイルス感染拡大の危険性が高い郡では、秋からの新学期も学校を閉鎖して、遠隔教育の実施を強く勧めている。キング郡、ピアス郡、スノホミッシュ郡では、ほとんどの学校区が秋からの授業を遠隔授業で開始することをすでに発表。州は学校での授業に関して、2週間で10万人当たりの新規感染者数が75人以上で感染のリスクが高い郡では、教室での対面授業でなく遠隔で行うことを勧告。スポーツや演劇などの課外活動においても中止、または実施の延期を強く勧めている。2週間で10万人当たりの新規感染者数が25人以上の郡についても、中学、高校での遠隔授業を勧め、小学校や特別支援学級では対面授業も可能性として考えられるとしている。10万人当たりの新規感染者数が25人以下の感染拡大の危険性が低い郡に関しては、中学校と高校でのハイブリッドの授業と遠隔授業、小学校については通常の教室での授業を奨励。州は低所得者世帯に対し、インターネット接続などの費用を支援するため合計880万ドルを提供すると話している。
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キング郡の銃犯罪による被害者数、今年前半に増加

8/5/2020 ・KING5

キング郡検察庁の最近の報告によると、郡内における過去半年の銃犯罪被害者数が、2017年以降の同時期と比較して増加している。今年前半の銃犯罪発生件数は過去3年間の平均より若干低いものの、被害者数は140人で平均の115人よりも21パーセント増加、また銃犯罪による死亡者数は44パーセント増加した。被害者の42パーセントは25歳以下、73パーセントは有色人種が占めている。検察庁はキング郡は銃犯罪増加を抑制するには、コミュニティーの協力拡大と公衆衛生への取り組みが必要だと話している。またキング郡検察官は、銃犯罪の被害者増加は新型コロナウイルスの影響で郡での裁判に遅れが出てている時期と重複しており、未処理の重罪案件は5000件以上に上ると述べている。KING5の関連記事はこちら


COVID-19対策でジムの利用者間の距離がこれまでに3倍に

8/4/2020 ・KIRO7

ワシントン州のジェイ・インスリー知事は3日(月)にCOVID-19対策の新しいガイダンスを発表したが、州の経済活動再開計画フェーズ2と3の郡にあるジムやフィットネス・クラブでは、屋内での利用者間の距離を300スクエア・フィート(17フィート)以上に変更した。10日(月)から実施される新しいルールでは、これまで義務付けられていた6フィートから約3倍の距離が必要となる。面積により人数制限が設けられ、1万2000スクエア・フィート以上の施設では上限が最大収容人数の25パーセントとなる。施設内では激しい運動をする時以外、全ての利用者にマスク着用が義務付けられる。またシャワー、ホットタブ、サウナ、スカッシュ・コートなどの設備も使用できない。KIRO7の関連記事はこちら


シアトルの人気観光クルーズツアー、今年の営業を終了

8/3/2020 ・KING5

新型コロナウイルスの不確実性とコロナで観光業界が打撃を受けていることから、シアトル地域で観光クルーズツアーを行うアーゴシー・クルーズが今年の一般向けツアーとボートのチャーターのサービスを2日(日)に終了した。同社は7路線のツアーを行なっており、新型コロナウイルス対策で乗船定員350人を50人に減らしていたが、多くのツアーで参加者が50人に満たないことがあったと関係者は話している。毎年恒例のクリスマス・シップ・フェスティバルのクルーズも今年は中止。ブレイク島への高速フェリー運行は9月27日(日)まで継続する。現時点でアーゴシー・クルーズは、来年2021年春に営業を再開すると述べているが具体的な日程は発表されていない。KING5の関連記事はこちら


森林火災の煙、COVID-19の症状を深刻化させる恐れも

8/3/2020 ・KING5

ワシントン州では森林火災が増加する季節に入っているが、シアトル・キング郡保健局は火災の煙により、COVID-19で重症になりやすい人の症状がより深刻化する恐れがあると注意を呼びかけている。火災の煙による空気質の低下とCOVID-19はどちらも肺や同じ免疫システムの部分に影響を与え、子供、妊娠中の女性、脳卒中にかかったことがある人、65歳以上の人、呼吸器系の疾患、心臓病、糖尿病がある人などは、火災の煙とCOVID-19の両方で健康被害を受けやすい。火災の煙による被害の予防策は、室内空気清浄機の使用、煙が屋内に入らないよう窓やドアを閉めきる、家の中で煙が出るろうそく、またHEPAフィルター対応ではない掃除機の使用を控えるなど。保健局の職員は、室内空気清浄は空気中のウイルスの量を減らせるが、それだけではCOVID-19対策として十分でないため、社会的距離の確保、手洗いなどをを行うことが大切だと話している。また空気質が低下したら、できるだけ屋内で過ごすべきであると述べている。また専門家によると、布マスクは火災の煙に対してはあまり有効ではなく、N95マスクを正しく着用すれば煙からの健康被害を避けられる。KING5の関連記事はこちら