2020年10月12日～10月16日（10月3週目）

映画館チェーンのAMCは16日（金）より、ワシントン州西部にある映画館14カ所の営業を再開する。州の新型コロナウイルス対策のガイドラインに従い、入場者数を最大収容人数の25パーセントに制限。観客は他の人との間隔を開けて指定席に座り、またマスク着用が必要となる。またAMCは、館内のHVACシステム（空調）を向上させたと話している。その一方で、小規模の独立系映画館はコロナ対策を取りながらの経営再開にはコストがかかるため、閉館を継続するところが多い。AMCのほか、Cinemarkも同日よりワシントン州西部の5カ所と東部1カ所で営業を再開する。KING5の関連記事はこちら

メトロポリタン・キング郡議会は14日（水）、郡の売上税を0.1パーセント増税する法案について投票を行い、賛成8票、反対1票でこれを承認した。増税は来年1月から実施予定で、税収はホームレスのための住居確保資金として使われる。しかし郡の増税承認前に、ベルビュー、イサクア、ノースベンドなど郡内8市が独自に0.1パーセントの売上税増税を承認したため、これらの市での増税分はキング郡の税収とならない。このためキング郡のホームレス対策のための税収は、当初の計画よりも大幅に下回ることになる。KING5の関連記事はこちら

ワシントン州西部各地では13日（火）に強風が吹き荒れ、倒木や落枝などで多くの世帯で停電が発生した。電力会社のピュージェットサウンド・エナジーでは7万世帯以上、シアトル・シティー・ライトでは1万5千世帯以上が影響を受けた。またキー半島では、木の枝の落下で男性が死亡している。国立気象局によるとこの日、SR520の浮橋では正午頃に50マイル／時、またシータック空港で2時頃に48マイル／時、レーニア山で午前9時頃に76マイル／時の突風を記録している。KING5の関連記事はこちら

ワシントン州のインスリー知事は13日（火）、州の段階的な経済活動再開計画「Safe Start」に関して、修正されたフェーズ1の5郡のフェーズ2への移行許可を明らかにした。これらの郡は州中部、または東部に位置するヤキマ郡、ベントン郡、フランクリン郡、ダグラス郡、シェラン郡で、フェーズ2への移行によりレストランなどのビジネス、スポーツやアウトドア・アクティビティーなどへの規制が緩和される。ワシントン州での新型コロナウイルス感染者増加を受け、7月より次のフェーズへの移行停止が続いていた。KING5の関連記事はこちら

エドモンズのフェリーターミナル近くで10日（土）夜、キングストン発のワシントン州フェリー（WSF）の船体へ落雷が発生し、運航サービスに影響が出ている。WSFによると、同時にターミナルの乗船用タラップへも落雷があった。この落雷による負傷者は報告されていない。船体は落雷に耐えられるよう設計されているため損傷はなかったが、幾つかの航海装置で不具合が出てた。修理のため同船での運航一時中止しなければならず、エドモンズ・キングストン間の運航サービスは、WSFが知らせるまで1隻で行われる。KING5の関連記事はこちら