2020年10月26日～10月30日（10月5週目）

シアトルのボーイング・フィールドに29日（木）、ハワイのシェルターに保護されていた犬や猫のペット600頭以上が到着した。ホームレスのペットを保護するため、ハワイからアメリカ本土へ輸送するウィングズ・オブ・アロハというプログラムがコロナウイルス・パンデミックで6か月間停止されており、ハワイの動物保護施設は過密状態となっていた。マウイ・ヒューメイン・ソサエティーがグレーター・グッド・チャリティーズ、ウィングズ・オブ・レスキューと協力し、今回の輸送を実現。ワシントン州のほか、オレゴン州、アイダホ州、モンタナ州にもペットが輸送され、各州の動物保護施設で里親を探すことになる。ワシントン州ではPAWSキャット・シティ、NOAHセンター、シアトル・ヒューメインなどがこれらのペットの受け入れの提携をしている。KING5の関連記事はこちら

ビアス郡は、飲食店が食事を割引提供した場合、郡が店に対して払い戻しするプログラム「Restaurant Rally」を立ち上げており、来月11月8日（日）から11月12日（木）、11月15日（日）から11月19日（木）に、参加レストランが食事の30パーセント割引を実施する。ピアス郡議会は、コロナウイルス・パンデミックの影響を受けている郡内の飲食店を支援するため、CARES Actに基づいてRestaurant Rallyへの約750万ドルの拠出を承認。同ブログラムに参加する飲食店は、割引した食事の割引分とコストをカバーするため、その総売上高の50パーセントの払い戻しを受けられる。Restaurant Rallyでの割引は店内飲食だけでなく、テイクアウトの注文にも適用されるが、アルコール類は対象外。参加店のリストは11月1日（日）に郡のウェブサイトに掲載される。KIRO7の関連記事はこちら

航空機メーカー大手のボーイングは28日（水）、業績が新型コロナウイルス・パンデミックの影響を大きく受けていることから、2021年末までに従業員数を今年初めよりも3万人少ない13万人まで削減することを発表した。これは同社が3カ月前に明らかにした1万9千人の人員削減を大きく上回る数字となる。ボーイングはパンデミックによる旅客機需要の低迷と、2回の墜落事故を受けての737MAX運航停止で売り上げが減少。同日報告された第3四半期決算では、最終損益が4億4900万ドルの赤字、売上高は昨年同期より29パーセント減少し141億4000万ドルとなっている。KING5の関連記事はこちら

新型コロナウイルス流行中でもハロウィーンイベントが屋外で安全に楽しめるよう、シアトル市が新しい道路使用許可「Trick or Street Block」の申請を受け付けている。この許可は無料で申請でき、他の人、または他の家族と6フィート以上の距離を保ってのトリック・オア・トリートや、移動し続けながらのコスチューム・パレードなどを行う目的で、道路を閉鎖できる。許可の対象となるのは主要道路以外の路線バスが通行しない通りで、交差点を含まない1ブロックの距離の閉鎖が許される。許可される道路の閉鎖時間は31日（土）の午前9時から午後6時半の間。光で反射するシートなどを使った道路閉鎖の看板やバリケードを使用する場合は午後10時まで延長可能。Trick or Street Blockは29日（木）午後5時までにオンラインで申請する必要がある。すでにStay Healthy Streetとして道路が閉鎖されている通り沿いの住民は、Trick or Street Blockを申請する必要はない。その他のTrick or Street Blockに関するルールや注意点、申請方法などの詳細はこちら。KING5の関連記事はこちら

ベルビュー市のロビンソン市長は24日（土）夜に、ダウンタウン付近で複数の対立するグループのデモがあり、人や建物に危害を加えることができる武器（石、ボトル、パイプなど）の所持を禁止する緊急命令（civil emergency order）を発令した。同命令は同日午後11時に解除されている。デモに関連する逮捕者は、免許停止中の運転での1人のみ。このデモにおけるけが人や建物の破壊行為は報告されていない。ベルビュー警察は、デモが予定されていた経路において、その前日に石、棒、プロパン・ボンベを発見している。暴動や市民、建物など所有物に危険が及ぶ恐れがある不法な集会があれば、ベルビュー市長は緊急命令を出すことができる。KING5の関連記事はこちら