シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2021年1月25日~1月29日(1月5週目)

コロナワクチン保管の冷凍庫故障で、夜中に接種を実施

1/29/2021・KING5

シアトルにあるカイザーパーマネンテでモデルナ製新型コロナウイルス・ワクチンを保管していた冷凍庫が故障し、1,650回分のワクチンの保存が難しくなったため、スウェディッシュ病院とシアトル大学が28日(木)から29日(金)にかけて夜中にワクチン接種を急遽行った。午後11時よりシアトル大学でワクチン接種を実施したスウェディッシュ病院は、同日夜にソーシャルメディアや電話でワクチン接種の希望者を募ったところ、35〜40分で約800回分の予約が埋まった。またワシントン大学では800回分のワクチンを2カ所のUWメディカル・センターに分けて送り、午後11時から翌日午前2時半頃にかけて優先接種のカテゴリー1Aと1Bの対象者に接種を行っている。スウェディッシュ病院とシアトル大学は、ワクチン合計1,650回分の接種を完了している。KING5の関連記事はこちら

ワシントン州の経済活動再開計画、7郡がフェーズ2へ移行

1/29/2021・KING5

ワシントン州のインスリー知事は28日(木)、新型コロナウイルス感染拡大抑制と段階的な経済活動再開を行う計画「Healthy Washington」でワシントン州西部の一部地域がフェーズ2へ移行すると発表した。Healthy Washingtonでのピュージェット・サウンド、ウエストに区分けされた地域がフェーズ2へ移行となり、キング郡、スノホミッシュ郡、ピアス郡、サーストン郡など7郡が含まれる。これらの地域では、2月1日(月)より最大収容人数の25パーセントまでの人数制限を条件に、飲食店における屋内での飲食やフィットネス・センターなどでの屋内サービス利用が可能になり、他にも個人的な集まりや娯楽施設の営業に関する規制などが緩和される。KING5の関連記事はこちら

ボーイングのエバレット工場での787型機生産は今年3月まで

1/28/2021・KING5

ボーイングは27日(水)、エバレット工場でも行われている787型機ドリームライナー生産のサウス・カロライナへの集約が、今年3月になることを明らかにした。エベレットでの最終組み立て作業をサウス・カロライナへ移し、両工場で行っている787型機生産を1カ所に集約することは、昨年9月に初めて報道されていた。ボーイングはパンデミックによる旅客機需要の低迷と、2回の墜落事故を受けての737MAX運航停止で売り上げが減少し、同日27日には2020年1年間に119億ドルの赤字を計上したことを報告している。KING5の関連記事はこちら

アマゾン本社でのコロナワクチン接種イベント、再び開催へ

1/28/2021・KING5

オンライン通信販売大手のアマゾン・ドット・コムと医療機関のバージニア・メイソンが提携して24日(日)に新型コロナウイルス・ワクチン接種イベントを行ったが、31日(日)に再度行うことが発表された。2000人への1回目のワクチン接種を目標に、シアトルのサウスレイクユニオンにあるアマゾン本社で開催。ワクチン接種を受けるには事前登録が必要。24日のイベントでは2000人以上にワクチン接種が行われた。KING5の関連記事はこちら

ワシントン州へのコロナワクチン供給量、16%増加の見込み

1/27/2021・KING5

ワシントン州のインスリー知事は26日(火)、今後3週間にわたり、連邦政府から州への新型コロナウイルス・ワクチン供給が16パーセント増える見込みであると発表した。同日、バイデン政権は夏の終わりまでにアメリカ国民3億人を守るのに十分なワクチン供給する計画を発表しており、その一環として各州への供給量を増やす。現在ワシントン州は国から1週間に10万回分のワクチン供給を受けており、1日4万5000回のワクチン接種を目標としている。インスリー知事室によると、ワシントン州では今月19日(火)に24時間で合計16,146回、24日(日)は36,478回、25日(月)は39,063回の接種が行われた。また25日には、12月以降のワクチン接種回数が合計50万回に達している。KING5の関連記事はこちら


シアトル市議会、食料品店従業員への危険手当支給命令を承認

1/26/2021・KING5

シアトル市議会は25日(月)、市内の大手食料品チェーン店に対し、コロナパンデミック下で働く従業員へ1時間4ドルの危険手当支給を命じることを投票により満場一致で承認した。この条例の対象となるのは世界規模で500人以上の従業員を抱えるチェーン店で、市の最低賃金に関する条例の適用を受けている従業員。コンビニエンス・ストアや取扱商品が限られたファーマーズ・マーケット、フードマートは対象外となる。市議会は、手当支給期間についてはCOVID-19パンデミックが続く間としているが、4ヶ月経った時点で再考することもあり得ると述べている。現時点でのワシントン州でのコロナウイルス・ワクチン接種計画では、今年4月までに食料品店従業員(全ての年齢)への接種が可能になる。KING5の関連記事はこちら


スノホミッシュ郡、ピアス郡での新型コロナ変異株感染を確認

1/25/2021・KING5

ワシントン州保健省は23日(土)、イギリスで発見された新型コロナウイルス変異株(B.1.1.7)の感染が州で初めて確認されたと発表した。スノホミッシュ郡住民2人から変異株を検出したワシントン大学のウイルス学研究所は、新型コロナウイルスの突然変異を見つけるため、昨年12月25日から今月20日の間に1,035の検体を検査している。また発表翌日の24日(日)には、タコマ-ピアス郡保健局が管轄地域で初めての変異株の感染1件を確認したと報告。昨年9月にイギリスで初めて特定された変異株B.1.1.7は従来株よりも感染力が強く、ロンドンとイングランド南東部を中心に感染件数が急速に広まった。アメリカ疾病予防管理センターは、アメリカ国内でも数カ月のうちに変異株の感染が優勢になると予測している。KING5の関連記事はこちら