カナダでのクルーズ船運航禁止延長、シアトル経済への影響も
2/5/2021・KING5
カナダのオマール・アルガブラ運輸大臣は、100人以上が乗船するクルーズ船のカナダ水域での運航禁止を2022年2月28日まで延長すると4日(木)に発表したが、シアトルの地元経済や観光産業への影響が懸念されている。シアトルはアメリカ国内でも最大級のクルーズ船の港で、人気のアラスカ行きクルーズ観光はカナダの港に大きく依存。カナダでのクルーズ船運航禁止により、今シーズンのシアトル発アラスカ行クルーズ観光が中止を強いられる恐れがある。シアトル港湾局によると、クルーズ船1隻が入港するたびに400万ドルの経済効果があり、クルーズ観光シーズンに関連する雇用は約5,500件に上る。またシアトルのクルーズ観光客の86パーセントはシータック空港を利用している。シアトルとビクトリア, BC間を運航するビクトリア・クリッパーは、ブリティッシュ・コロンビア州政府に不可欠のサービスとして認められているため、カナダでのクルーズ船運航禁止による直接の影響は出ないが、カナダ・アメリカの国境閉鎖が運航の障害となっていると話している。KING5の関連記事はこちら
アマゾン・ドット・コムのベゾス氏、CEO退任を発表
2/3/2021・KING5
シアトルに本社を構えるアマゾン・ドット・コムのCEO、ジェフ・ベゾス氏は2日(火)、今年第3四半期に現職を退任し、取締役会長に就くことを発表した。アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のCEOであるアンディ・ジャシー氏がベゾス氏の後任を務める。1994年にベルビューでアマゾン・ドット・コムを設立したベゾス氏は、会長として同社の重要な戦略などに関わりながら、慈善基金のDay 1基金、自然保護のためのベゾス・アース基金、航空宇宙企業のブルー・オリジン、ニュース・メディアのワシントン・ポストなど、自分の情熱の対象である分野に集中するのに必要な時間とエネルギーを持つと、従業員に宛てたeメールで述べている。KING5の関連記事はこちら
ワシントン州の失業手当申請者などの個人情報が漏洩か?
2/2/2021・KING5
ワシントン州監査室は1日(月)、昨年1月1日(水)から12月10日(木)の間に失業手当の申請を行った州住民160万人の個人情報が 、データ侵害被害に遭った可能性があることを明らかにした。この他にも、州の機関や地元の自治体の情報が漏洩した恐れがある。監査室が使用していたデータ送信のソフトウェアのベンダーAccellionは、去年12月に攻撃を受けていたことを先月発表している。監査室によると、12月25日(金)のデータ侵害の間、ソーシャルセキュリティー番号や銀行口座情報などを含む情報が露出した。監査室は別件を理由に、同ベンダーの利用を年末で停止しており、また被害については警察と司法長官事務所に報告済み。被害に遭った恐れがある個人へはできるだけ早く通知し、すでにウェブサイトで関連の最新情報を提供していると監査室は話している。KING5の関連記事はこちら
米国内の公共交通機関、2月1日よりマスク着用が義務に
2/1/2021・KING5
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、2月1日(月)より国内の公共交通機関でマスク着用を義務付けることを1月29日(金)に発表した。新型コロナウイルス感染拡大を抑えるため、飛行機、列車、地下鉄、バス、タクシー、ライドシェア、フェリーなどの全ての利用者は口と鼻を覆ってマスクを着用する必要があり、空港、駅、港などでも同じルールが適用される。飲食時などはマスクを外すことが許され、また2歳未満の子供は対象外。CDCはフェイス・シールド、バンダナ、換気口付きマスク、フィットしていないマスクなどはこのルールを遵守するのに十分でないとしている。キング郡メトロでは昨年5月よりマスク着用を義務化しており、30日(土)に出した声明文では順守率90パーセントと述べており、利用者が多い路線バスにはマスクのディスペンサーも設置。各航空会社もすでにマスク着用を義務化している。KING5の関連記事はこちら
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