ワシントン州、公的介護保険の料金徴収開始を延期
12/17/2021・KING5
ワシントン州ではアメリカ初の公的介護保険制度導入が決定しているが、その保険料徴収の開始日程を延期するとインスリー知事らが17日（金）に発表した。2022年1月から保険料支払いが義務付けられる予定だったが、知事は州の職業安定局に対し、4月の納期前に雇用主から保険料を徴収しないよう命じている。声明文で知事は、長期介護法案についての議論を継続しており、議員らは調整が必要な部分を特定したと述べており、また保険料徴収開始を延期して、2022年の会期中に法案を修正することができるとしている。KING5の関連記事はこちら
高校のレスリング・トーナメントでCOVID-19感染広がる
12/16/2021・KING5
ワシントン州保健省（DOH）は、州内4カ所で行われた高校生のレスリング・トーナメントが関連する複数の新型コロナウイルス集団感染について調査している。このトーナメントは全て今月4日（土）に行われ、80〜90人が感染しているとDOHはみており、オミクロン株による感染もすでに確認されている。また現在確認されている感染者は、20校のトーナメントに参加した選手、コーチ、その家族や観客で、ワクチン接種完了者も含まれている。トーナメントにはキング郡、スノホミッシュ郡、ピアス郡など13郡の高校が参加しており、スノホミッシュ郡は郡内33人の新型コロナウイルス感染がトーナメントに関連していると報告。トーナメントの参加者はCOVID-19の症状がないか注意し、またCOVID-19検査を受け、症状が出たり陽性反応が確認された場合は自主隔離するようDOHは呼びかけている。KING5の関連記事はこちら
女子プロ・サッカーのOLレイン、タコマからシアトルへ移転
12/15/2021・KING5
タコマのチェイニー・スタジアムが本拠地の女子プロ・サッカー（NWSL）のOLレインが、2022年シーズンよりルーメン・フィールドへ移転することが明らかになった。NWSLは来週20日（月）に、移転について正式に発表する予定。サッカー専用スタジアムの建設やチェイニー周辺の再開発などを促進する案があったことから、OLレインは2019年にシアトルのメモリアル・スタジアムからタコマへ本拠地を移したが、COVID-19の影響でこれらの計画は一時中断されていた。同球団には、アメリカ女子代表チームのスター選手であるミーガン・ラピノー選手とローズ・ラベル選手が所属。シーズンチケットは15日（水）より発売され、試合ごとのチケットは$15からの設定で販売される予定。ルーメン・フィールドは2002年にオープンし、現在シアトル・シーホークスとシアトル・サウンダーズの本拠地となっている。KING5の関連記事はこちら
ワシントン州の各スキーリゾート、今週スキー場の営業開始
12/15/2021・KING5
カスケード山脈にあるワシントン州のスキーリゾートでは今週、スキー場の営業を開始する。サミット・アット・スノコルミーは14日（火）にオープンし、最初の２日間はサミットとアイコンのパス所有者のみに限定的に営業。またリフト券の販売は16日（木）に開始される。マウント・ベーカーでも14日、全リフトを稼働させてパス所有者のみに営業を開始し、15日（水）より一般の入場も可能となる。スティーブンズ・パスは15日（水）、ミッション・リッジとホワイト・パスは16日にスキー場開きを予定している。クリスタル・マウンテンでは4日（土）よりシーズンパス所有者の入場受付けを開始している。KING5の関連記事はこちら
ワシントン州の主要病院で稼働率100%以上、コロナ患者以外に原因も
12/14/2021・KING5
新型コロナウイルス流行が3年目に向かう中、ワシントン州の医療施設では病床、職員などの不足が続いており、いくつかの主要な病院では稼働率が約120％となっている。しかしその原因はCOVID-19の患者以外に、病院での治療の必要がなくなった多くの患者を退院させることができない状況にある。ワシントン州病院協会（WSHA）のタヤ・ブライリー氏は、人手不足などの理由で入る施設が見つからない複雑で長期的な介護が必要な患者がおり、また州のメディケイドプログラムによる評価と病院から他の施設へ移るプロセスに、数週間から数カ月かかる問題もあると話している。ブライリー氏によると、WSHAは州や長期医療提供者と協力して解決策を検討している。病院は新型コロナウイルスの新しい変異株であるオミクロン株の感染拡大でCOVID-19患者が急増すれば、治療を制限せざるをえなくなることを懸念しており、保健局上層部はワクチン接種や追加接種を受けるよう呼びかけている。KING5の関連記事はこちら
クリスタル・マウンテンで雪崩、スキーヤー1人が死亡
12/13/2021・KING5
クリスタル・マウンテンで11日（土）、バックカントリースキーをしていた6人が雪崩に巻き込まれ、60代の男性1人が死亡した。5人は救出されたが、他の雪に埋まったスキーヤーは自力で脱出している。ピアス郡保安官事務所によると、被害に遭った6人はクリスタル・マウンテンのシルバー・ベイズンを登り、滑り降りようとしていた。またショベルや雪崩ビーコンなどバックカントリー用品を持参した上でグループで行動し、事前にノースウエスト雪崩センター（NWAC）の予報も確認していた。しかし事故当日の雪崩の危険性は5段階中3と報告されており、少なからず危険な状況だったとNWACは話している。KING5の関連記事はこちら