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2022年8月22日~8月26日(8月4週目)

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22年間にわたるタコマのI-5HOVレーン工事、今週末に完了

8/26/2022・KING5

ワシントン州運輸省(WSDOT)はタコマのI-5沿いで行われていた工事が今週末に完了すると発表し、SR16号線、SR167号線とI-5の間にHOVレーンを追加する22年間のプロジェクトがようやく終了する。総工費14億ドルの「タコマ/ピアス郡HOVプログラム」と呼ばれる同プロジェクトは14件の小規模プロジェクトで構成されており、最初のプロジェクトが着工したのは2001年だった。26日(金)朝には、I-5南行きHOVレーンのPort of Tacoma Rd. からSR16西行きHOVレーンに接続する新しい区間を開通。また27日(土)には州道16号線東行きからPort of Tacoma RoadまでのI-5北行きHOVレーンを、28日(日)にはI-5南行きHOVレーンのキング郡境界からファイフの54th Ave. までを開通する予定。KING5の関連記事はこちら


学生ローン返済の一部免除、ワシントン州では約78万人が対象に

8/25/2022・KIRO7

バイデン大統領は24日(火)に連邦政府の学生ローン返済の一部を免除する措置を発表したが、ワシントン州のパティ・マレー上院議員の事務所によると、州内で対象となる債務者は約78万人になると推定されている。U.S. News & World Reportのデータでは、ワシントン大学の学部生が借りる金額の中央値は1万5,000ドルで、ワシントン州立大学はさらに多い2万ドル。地元ニュースメディアKIRO7の取材を受けたワシントン大学の学生は、学生ローンの利子負担を軽減するためにもっとできることがあると考えており、今回の措置は長年返済をしている人にとって大きな効果はないと話している。またワシントン・ポリシー・センターの関係者は、根本的な問題は学費が高すぎることにあり、誰もが高等教育を受けられるよう、授業料を引き下げることに焦点を当てるべきで、大学に行かなかった社会人に、大学に行った人の借金の一部を返済させるのは不公平だと話している。バイデン大統領の発表によると、年収12万5000ドル以下の債務者は1人当たり最高1万ドル、低所得家庭の学生向け奨学金「ペル・グランツ」を受けた債務者は2万ドルが免除される。KIRO7の関連記事はこちら


タコマ・ナローズ橋の通行料が10月より値下げ

8/24/2022・KING5

ワシントン州運輸委員会は23日(火)、タコマ・ナローズ橋の通行料を2022年10月1日より少なくとも75セント値下げすることを全会一致で決定した。東行きの橋の通行料は現在、Good to Goパスを利用する場合5.25ドル、現金での支払いだと6.25ドル、また郵送での支払いは7.25ドル。今年3月にワシントン州議会は、一般会計から1億3,000万ドルを橋の通行料軽減のために振り替えることを承認している。州法では、残っている橋建設費の支払いに当てる通行料徴収が定められており、2032年には完済されると予測されている。KING5の関連記事はこちら


シアトル公立学校区、スクールバス運転手が不足のまま新学年度開始に

8/23/2022・KING5

シアトル公立学校区(SPS)は22日(月)、9月の新学年度開始時に、スクールバスの全路線運行に必要な人数の運転手を確保できない見込みであることを生徒の保護者へ通知した。一部の生徒はスクールバス以外の方法で登校する必要があり、対象となる生徒の保護者には事前に通知が届くと学校区は伝えている。SPSの授業初日は9月7日(キンダーガーテンとプリスクールは9月12日)。今年度SPSが契約するスクールバス業者2社は、現在活発に運転手の採用活動を行っており、雇用に応じて運行する路線を増やす予定。昨年SPSはこの運転手不足に対応するため、始業時間の変更を提案したが実現できず、この問題が続く可能性があると保護者に警告していた。スクールバスの運転手不足は同学校区だけでなく、現在アメリカ国内全体での問題となっている。KING5の関連記事はこちら


ダウンタウン・シアトルの観光客数、パンデミック前の水準に迫る

8/22/2022・KING5

ダウンタウン・シアトル・アソシエーション(DSA)が19日(金)に公表したデータによると、観光シーズンで賑わっている同エリアにおいて、経済活動のいくつかのカテゴリーでパンデミック前の水準に迫っていることがわかった。7月のダウンタウンの訪問者は290万人を数えており、パンデミックが始まって以降の月間訪問者数としては最高となった。また観光などの訪問者が増えたことにより、ダウンタウンのホテルの部屋の需要は、2019年の94%に達している。一方でDSAのデータでは、ダウンタウンに戻っているシアトルのオフィスワーカーの数は、7月時点で2019年の合計の約40%に過ぎない。ただし、この数値はパンデミックが始まって以降最高で、DSAはこのまま増加傾向が続くことを期待している。KING5の関連記事はこちら