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2023年6月5日~6月9日のニュース

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今週末にワシントン大学3校の卒業式、会場周辺では交通渋滞の可能性も

6/9/2023・KIRO7

ワシントン大学(UW)の3つのキャンパスでは今週末、18,000人以上の学生が卒業する。卒業式はタコマ校が9日午前10時からタコマ・ドーム、シアトル校は10日(土)午後12時半からハスキー・スタジアム、またボセル校は11日(日)午前11時45分からTモバイル・パークにて行われる。特にシアトル校は7,000人以上が卒業し、40,000人以上の観客が式に出席すると予想されており、ハスキー・スタジアム周辺の道路やI-5、SR520の高速道路でも交通渋滞が発生する可能性がある。KIRO7の関連記事はこちら


ワシントン州でナンバープレート自動読み取り機の使用が急速に広まる

6/9/2023・KING5

ワシントン州内では、車のナンバープレート自動読み取り機(ALPR)の使用が急速に広まっている。ALPRは車の動きで作動する太陽電池式カメラで、同機器に搭載されたソフトウェアが犯罪データベースに登録されているナンバープレートを捉えた場合、直ちに警察に警告する。ALPRを扱うフロック・セーフティの広報担当者によると、ワシントン州で提携している法執行機関は約30カ所。犯罪件数が増加した一方で警察の人員配置が減少しているタクウィラ市では、その対応策の一つとしてALPRの導入が検討され、約半年前から同ハイテクルーツの設置を市民に通知している。しかしプライバシー保護の観点から、ALPRの使用は行き過ぎていると批判的な声も上がっている。これに対しフロック・セーフティは、すべての画像は完全に暗号化され、データの保存期間を犯罪の捜査を開始するのに十分な30日間に設定しており、その後自動的に削除されると述べている。KING5の関連記事はこちら


オフィス勤務に復帰する労働者の増加に伴い、高速道路で通勤時間帯の平均速度が低下

6/8/2023・KING5

カークランドの交通データ分析会社INRIXのデータによると、アマゾン・ドット・コムやメタなどの企業の従業員がオフィス勤務に戻ってから、ワシントン州西部では交通量が増加している。2019年時点で、I-90をシアトルに向かう車両の通勤時間帯の平均速度は時速39マイルだったが、COVID-19パンデミック後は交通量が減少し、1カ月前まで同高速道路における通勤時間の平均時速は45マイルだった。しかしアマゾン社がオフィス勤務への復帰を発表した後は、速度が平均時速29マイルに低下しており、通勤車両が増えたことを示している。タコマからシアトル方面に向かうI-5では、以前は通勤時間帯の速度は平均時速36マイルだったが、現在は32マイルに低下している。またSR520の浮き橋においては、パンデミック前の平均時速42マイルから30マイルに低下。公共バスのキングカウンティ・メトロでも、オフィス勤務に戻る労働者の増加に伴って利用者が増加しており、月間利用者数をみると、今年4月から5月にかけて15,000人の増加、また2022年以降は月間45,000人まで増えている。KING5の関連記事はこちら


シアトル市議会、市検察局による薬物使用の起訴を可能にする条例案を否決

6/7/2023・KING5

シアトル市議会は6日(火)夕方、市検察局が公共の場での違法薬物使用を起訴できるようにする麻薬所持条例案について投票を行い、5対4の反対多数で否決した。7月1日からワシントン州では、違法薬物の所持の罰則を重大な軽犯罪(gross misdemeanor)とする新しい麻薬所持法が施行されるが、サラ・ネルソン議員とアレックス・ペダーセン議員が提出したこの条例案は、新しい州法に準拠させるものだった。ペダーセン議員は州の麻薬所持法と市の条例が一緒でないと、基本的に非犯罪化するのと同じと考えているが、反対派の議員は、薬物の乱用や依存症などは公衆衛生上の問題であり、犯罪化できないと話している。シアトル市検察局には公共の薬物使用を起訴する権限はなく、市内での重大な軽犯罪の起訴はキング郡検察局が管轄権を持つことになるが、現在の市と郡の契約では軽微な薬物犯罪を起訴することはできない。シアトル市検察局によると、2022年のシアトルでの薬物の過剰摂取による死亡者数は589人で、2021年から72%増加している。KING5の関連記事はこちら


カスケード山脈やピュージェット湾地域、空気の乾燥や風で火災の危険性が高まる

6/6/2023・KING5

アメリカ国立気象局(NWS)は6日(火)の午前10時から午後10時まで、ワシントン州カスケード山脈の中央部と南部の西側斜面に、火災に関する赤旗警報(Red Flag Warning)を発表した。さらにNWSは同日、オリンピック山脈やフッド・カナル地域、タコマ、ベルビュー、シアトル、ピュージェット湾地域東部の低地において、火災の危険性が高まる特別警告(Special Weather Statement)も発表。警報や警告が出ている地域では、湿度が低く空気が乾燥し、また風が吹いて不安定な状態が予想れており、火災が発生しやすく、さらに燃え広がりやすい気象条件となっている。7日(水)も気温が上昇し、湿度は低い状態が続くとみられている。KING5の関連記事はこちら


昨年最高値を記録したキング郡の不動、今年は価値が下落

6/5/2023・KING5

昨年、史上最高値を記録したキング郡の不動産価値が、今年は下落傾向にある。シアトルのクイーン・アン地区の住宅は8%下落しており、ワシントン湖東側ではさらに下落幅が大きく、サマミッシュの不動産価値は平均で22%下落。キング郡の評価官ジョン・ウィルソン氏は、昨年はイーストサイドにおいて30%〜40%、またそれ以上の住宅価格の値上がりも珍しくなかったが、それは経済的に持続不可能で、価値の下落は市場の軌道修正とみている。また不動産価値下落の原因は高金利と住宅購入者が購入を急がなくなったことが考えられ、これは2024年度の固定資産税の低下につながり、高齢者や初めて家を持つ人の助けになると、同氏は話している。KING5の関連記事はこちら