ワシントン州天然資源局、AIカメラを使った森林火災監視システムを試験運用
9/22/2023・KING5
ワシントン州天然資源局(WADNR)は現在、携帯電話基地局の鉄塔に設置したAI技術搭載のカメラを利用して、森林火災の監視と迅速な対応を可能にするシステムを試験運用している。森林火災の防止・対応を支援する下院法案1168号によって資金が提供されており、スタートアップ企業Pano AIのシステムを導入。カメラは赤外線により煙や熱を検知する暗視機能も備えており、G5により転送される画像を携帯電話のテキストで受け取ることができる。これまでWADNRは通常、遠隔地からの煙の通報に頼っており、職員が直接それを確認しなければならなかったが、このシステムにより遠隔地でも360度監視が可能となった。この夏にはアエネアス山に設置されたカメラが、カナダから移動する山火事を検知しており、WADNRは火災予防の先手を打つことができたという。現在WADNRは9台のカメラを配備しているが、来年夏までにさらに12台を設置する予定。KING5の関連記事はこちら
シアトル水族館、任天堂の人気ゲームとコラボでの展示開催
9/21/2023・KIRO7
シアトル水族館は任天堂と提携し、ニンテンドースイッチの人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森/Animal Crossing: New Horizons」のキャラクターを楽しみながら、海洋保全について学ぶことができる展示を10月7日から12月31日まで行うことを20日(水)に発表した。同水族館によると、このような展示は北米では初めてで、ゼニガタアザラシ、ラッコ、タコなど数百種の魚などを見学しながらどうぶつの森の世界を楽しむことができる。同水族館では期間中、あつまれ どうぶつの森をテーマとした写真撮影ができ、ゲームに登場する生き物の解説、キャラクターの大型ディスプレイの展示、スマートフォンを使ったスカベンジャーハントなども用意されている。KIRO7の関連記事はこちら
規制薬物使用を犯罪とするが治療を推進する条例案をシアトル市議会が可決
9/20/2023・KING5
シアトル市議会は19日(火)、規制薬物の使用や所持を重大な軽犯罪(gross misdemeanor)とする条例案の投票を行い、賛成6票、反対3票で承認した。ワシントン州議会は今年初め、公共の場での薬物使用を重大な軽犯罪とする法案を可決。しかし、シアトル市には独自の薬物使用に関する条例がなかったため、シアトル市検事が関連する事件を裁くことができなかった。市議会は6月にも、公共の場での薬物使用法について投票を行なったが、1票差の反対多数で可決されなかった。ハレル市長は警察に対し、可決された条例の適用について、薬物使用障害で苦しむ人が回復できるよう転換オプションや治療プログラムなどを提供することを好ましいアプローチとし、必要な場合には逮捕することができるという指針を定めている。KING5の関連記事はこちら
西ナイル・ウイルスを媒介する蚊、ワシントン州東部でも急増
9/19/2023・KIRO7
全米で西ナイル・ウイルスの感染者が急増しているが、ワシントン州でも東部にある複数の郡では過去10年間で類を見ないほどの西ナイル・ウイルスを媒介する蚊が見つかっている。シアトル・タイムズによると、ベントン郡の関連機関はこれまで、同郡からヤキマ郡にかけて西ナイル・ウイルスの陽性の蚊42匹を採取している。このウイルスに人が感染した場合、ほとんどは無症状か軽症だが、まれに致命的となることもある。感染した人の約20%が数週間発熱やインフルエンザの症状を示すことがあり、年齢が上がるほどリスクが高くなると言われている。KIRO7の関連記事はこちら