シアトルから人気トレイルへ向かうバス運行サービスが間もなく再開
5/17/2024・KING5
シアトルから人気トレイルの登山口へ向かうバス運行サービス、Trailhead Directがメモリアルデーの週末に再開される。キング郡メトロ、キング郡公園局、シアトル交通局、アマゾン・ドット・コムの協力によるこのバスの運行は、5月25日から9月15日の間の週末と祝日に、マウント・サイとイサクア・アルプスまで行われる。マウント・サイ行きのバスは、ライトレールのキャピトル・ヒル駅とシアトルのダウンタウンから30分おきに出発し、マウント・サイ、マウント・テネリフ、リトル・サイに通じる登山口3カ所に停車。イサクア・アルプス行きのバスは、ライトレールのマウント・ベーカー駅から30分おきに出発し、マーガレット・ウェイ、スクワック・マウントなど登山口5カ所に停車。バスのルートなど詳細はこちら。Trailhead Directは人気のトレイルへアクセスしやすく、環境にも優しいサービスを目指して、2017年にスタート。キング郡メトロによると、同サービスの2023年の利用者数は約1万1,400人にのぼり、運行の初年度からは合計7万人以上が利用している。KING5の関連記事はこちら
ダウンタウン・シアトルのザ・ノース・フェイス旗艦店が閉店
5/17/2024・KIRO7
人気アウトドア・ブランド、ザ・ノース・フェイスのダウンタウン・シアトルにある旗艦店が閉店したと、ピュージェット・サウンド・ビジネス・ジャーナル紙が15日(水)に伝えている。同店はPike St. で約5年間営業していたが、現在、同社ウェブサイトからこの店舗の情報が削除されている。ユニバーシティ・ビレッジ店とサウスセンター店は営業中。ザ・ノース・フェイスはハイキングやキャンプ用ウェアで知られ、シアトルではレイン・ジャケットも人気だが、ナイキやルルレモンに続いてダウンタウンの店舗を閉鎖することになった。COVID-19の大流行以来、これらの店舗は主に同地域での犯罪の増加など営業上の問題を抱えていた。現在シアトル市は、この問題解消を目指してダウンタウン活性化計画を推進している。KIRO7の関連記事はこちら
キング郡のホームレス人口、2年前よりも23%増加
5/16/2024・KIRO7
キング郡ホームレス対策局(King County Regional Homelessness Authority)が今年1月に2週間にわたって実施したホームレス人口調査(Point-in-Time Count)の結果を15日(水)に公表し、郡内で推定16,385人がホームレス状態だったことがわかった。この数字は2022年の推計値から23%の増加。そのうち60%が、宿泊できる緊急シェルターなしとして数えられており、これは2022年の数値から3%の増加となった。また18歳以下の子どもについては、約1,700人がホームレスであったことも判明した。Point-in-Time Countは、連邦政府からのホームレス対策資金の配分のため、アメリカ住宅都市開発省(HUD)よって2年ごとの実施が義務付けられている。KIRO7の関連記事はこちら
キング郡非法人地域の最低賃金、最大で時給20.29ドルに来年引き上げ
5/15/2024・KING5
キング郡議会は14日(火)、2025年1月1日より郡内の最低賃金を最大で時給20.29ドルに引き上げる提案を投票により承認した。この最低賃金はインフレ率に応じて引き上げられるようになる。複数の議員により提案されたこの条例は、最低賃金基準で近隣の自治体にはるかに遅れをとっている、キング郡非法人地域の賃金を引き上げることを目的としている。現在、スカイウェイの最低賃金は時給16.28ドルだが、隣のタクウィラ市の最低賃金は20.29ドル。今回承認された最低時給20.29ドルは従業員500人以上の企業に適用され、収入や従業員数が少ない中小企業に対しては低めの最低賃金(17.29ドル~)を設けている。ワシントン州における最低賃金は、今年1月に時給15.74ドルから3.4%増の16.28ドルに引き上げられ、連邦の最低賃金は2009年から時給7.25ドルのまま。KING5の関連記事はこちら
今年夏にラニーニャ現象が発生する確率は69%と予報
5/14/2024・KING5
各地で影響を及ぼした今年のエルニーニョ現象は今月で終息するとみられているが、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の気候予測センターは先週、7月から9月にかけてラニーニャ現象が発生する確率は69%であると報告した。この気象現象が今夏に発生しても、パシフィック・ノースウエスト地域の天候に影響を与えるのは数カ月後の予想。ラニーニャ現象は日付変更線より東の太平洋赤道海域の海面水温が平年より低い場合に関連する気象パターンで、ノースウエスト地域に低温で雨の多い冬の天候をもたらす。KING5の関連記事はこちら
メリンダ・フレンチ・ゲイツ氏、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の会長辞任を発表
5/13/2024・KIRO7
マイクロソフトの共同設立者ビル・ゲイツ氏の元妻であるメリンダ・フレンチ・ゲイツ氏は13日(月)、シアトルに拠点を置く世界最大の慈善基金団体、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の共同会長を6月に辞任すると発表した。6月7日が最後の出勤日となるが、軽い気持ちでの決断ではないと述べている。また、ビル・ゲイツ氏との合意により、フレンチ・ゲイツ氏は財団を去るに際して、将来女性と家族に焦点を当てた活動に専念するために追加の125億ドルを受け取ると述べた。財団の共同設立者でもあるビル・ゲイツ氏は別の声明で、フレンチ・ゲイツ氏が財団設立当初から重大な貢献をしてきたことに感謝を述べている。ゲイツ氏とフレンチ・ゲイツ氏は27年間の結婚生活を経て2021年に離婚したが、ビル&メリンダ・ゲイツ財団では引き続き一緒に働いていた。2000年にウィリアム・H・ゲイツ財団とゲイツ・ラーニング財団が合併して設立されたビル&メリンダ・ゲイツ財団は、世界中の貧困、病気、不公平と闘うことを目標として活動し、過去20年間で530億ドル以上の支援を行っている。KIRO7の関連記事はこちら
ワシントン州では非常に珍しいオーロラを観測
5/13/2024・KING5
太陽の表面で起こる巨大な爆発、太陽フレアが複数回発生した影響で、10日(金)午後10時頃から11日(土)早朝にかけてワシントン州では非常に珍しいオーロラが観測された。太陽からプラズマ粒子が大量に放出(太陽風)されており、アメリカ海洋大気庁(NOAA)によると、地球の磁気が大きく乱れる磁気嵐(強度:G1~G5)は、2003年10月以来最も激しいG5レベルとなった。乱れた地磁気の状態は週末まで続くと予想され、アメリカ国立気象局はワシントン州全域に特別気象警報を発表。太陽フレアは、電力網や通信システムに障害を及ぼす可能性がある。KING5の関連記事はこちら