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2024年6月3日~6月7日のニュース

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ガーフィールド高校で発砲事件、生徒が1人が搬送先の病院で死亡

6/7/2024・KING5

シアトルのガーフィールド高校で6日(木)午後、同高校に通う17歳の生徒が銃で撃たれ、搬送先の病院で死亡した。警察は午後12時半頃に23rd Ave. 400ブロックの事件現場に駆けつけており、救命措置も行われた。シアトル警察(SPD)によると、事件が発生したのは学校の昼休みの間で、被害者は駐車場で他の生徒2人の喧嘩を仲裁しようとしていた時に、複数回撃たれている。容疑者は高校生とみられているが、発砲後現場から逃走しており、7日(金)朝現在も行方がわかっていない。ガーフィールド高校は事件後すぐロックダウンを行い、約2時間後の午後3時15分に解除。また7日(金)と10日(月)は休校にすると発表している。同高校付近では最近も銃に関連する事件が発生しており、4月23日には22nd Ave. と E. Jefferson St. において、車2台の間での発砲で車や建物が損傷。さらに3月13日にも23rd Ave.とE. Jefferson St.のバス停で、10代の女性が車からの銃撃で負傷し、ガーフィールド高校は避難措置(shelter in place)を取っていた。KING5の関連記事はこちら


ピュージェット湾での潮位がマイナス3.4フィート、今年一番の干潮に

6/6/2024・KING5

シアトル地域のピュージェット湾の海岸では、6日(木)午前11時21分に潮位がマイナス3.4フィートまで下がると予想されており、今年一番の干潮となる。天気予報によると、同日は晴天で最高気温は華氏70度前後まで上昇し、干潮時の海岸で海洋生物の観察に絶好の機会となる。シアトル近郊でタイドプールや海洋生物を観察できる場所としては、シアトルのアルカイ・ビーチ、カーキーク・パーク、リンカーン・パーク、ゴールデン・ガーデンズ、ショアラインのリッチモンド・ビーチ、デモインのデモイン・ビーチとソルトウォーター州立公園、フェデラル・ウェイのダッシュ・ポイント州立公園などがある。シアトル水族館は夏の間の干潮時にビーチ・ナチュラリスト・プログラムを行う予定で、シアトル地域の複数の海岸では今週末の9日(日)まで毎日、ボランティアが海洋生物などについての質問に答えてくれる。今回のように潮位がかなり下がると、ピュージェット湾で運航するワシントン州フェリー(WSF)では、積み込みランプが極端な角度になるため、セミトラック、RV車、トレーラーを牽引している車両の乗船で問題が起ることがある。WSFポートタウンゼント/クープビル航路では、5日(水)に干潮のため午前中の4便が欠航となった。同航路の干潮による欠航は6月の間続く可能性がある。KING5の関連記事はこちら


シアトル市議会、増加する空きビル火災対策を目的とする条例案を可決

6/5/2024・KING5

シアトル市内では空きビル火災が増加しているが、シアトル市議会は4日(火)、公共の安全を脅かす危険がある空きビルの取り壊しを命じる権限をシアトル消防署長に与える新しい緊急条例案を全会一致で可決した。この法案は、ブルース・ハレル市長の署名後、直ちに発効する。シアトル市独自の集計では、この条例が適用される可能性のある空きビルは40棟ある。条例が可決されたこの日の午後4時前には、Roosevelt Way NE とNE 63rd St. の空きビルで火災が発生し、1人の死亡、3人の負傷が報告されている。シアトルでの空きビル火災件数は2021年が77件、2022年は91件、2023年は130件と、ここ数年増加傾向にある。また市のデータによると、2024年は4月15日までに30件の空きビル火災が発生。不法に空きビルに住んでいる人が火災の犠牲になることがある上、消火活動には消防署の多くのリソースが必要となり、消防士の命も危険に晒されるとハロルド・スコギンス消防署長は話している。KING5の関連記事はこちら


警察による容疑者追跡の制限を撤回する州法、今月に施行

6/4/2024・KING5

ワシントン州パトロール警察(WSP)は、2021年の警察の容疑者追跡を制限する州法の施行後、ドライバーが警察による停車の求めに応じず逃避した件数が8,000件近く記録されていると発表した。この制限を撤回する法案(イニシアチブ2113)が今年3月に可決し、6日(木)に施行されるため、今後ドライバーの逃走件数が下がることが期待されている。2021年に州議会は、警察の追跡を暴力犯罪、性犯罪、車両暴行、拘置施設からの逃走、飲酒運転などの第1級〜4級犯罪に限定し、また正当な理由がある場合のみに制限する法案を承認。2023年には、この基準点を正当な理由から合理的な疑いに引き下げたが、この法改正後も警察関係者から、警察による追跡が制限されることで、自動車窃盗などの犯罪に対する取り締まりの妨げになると不満の声が上がっていた。これらの警察関係者は「2021年に基準が限定されてから、警察が追跡できないことを理由にパトカーのライトやサイレンを無視するドライバーが横行し、車の盗難も増加していた」と話している。KING5の関連記事はこちら


ワシントン州西部で大雨と強風、各地で停電が発生

6/3/2024・KING5

ワシントン州西部では、この時期には珍しい大雨をもたらす大気の川(Atmospheric River)により、6月最初の数日間で例年6月の総雨量(1.5インチ前後)に近くほどの大雨に見舞われた。3日(月)は風速20〜30マイル/時の突風を伴う強風が一日中吹いており、悪天候の影響で各地で停電が発生している。ピュージェット・サウンド・エナジーによると、3日午後12時45分の時点で停電となっている顧客は1万8,900世帯以上。また、シアトル・シティ・ライトは同日午後3時半の時点で、モントレイクやレイク・フォレスト・パークなど広範囲に及ぶ地域で1万3,000世帯の停電を報告している。さらにモンローやエドモンズなど、スノホミッシュPUDが電気供給を行う広い地域でも、1万以上の世帯が停電の被害を受けている。各地では降雨や突風による他の被害も報告されており、メリーズビルやリンウッドなどの各地では、木や電柱が倒れたり、電線が下がって危険なため、一部の道路が閉鎖された。レイク・スティーブンスでは、突風で折れた枝が送電線に当たって発生した火災で、モービル・ハウスが全焼した。天候の影響による停電などの最新情報はオリジナル記事に記載。KING5の関連記事はこちら