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2024年6月10日~6月14日のニュース

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シアトルの中学校、秋から携帯電話のロック・システムを導入

6/13/2024・KING5

シアトル公立学校区のハミルトン・インターナショナル中学校が2024-2025年度の9月より、生徒が学校で携帯電話を使用できないようにするロック・システムを導入する。同中学校のエリック・マーシャル校長は13日(木)に、始業から終業までの間、携帯電話、スマートウォッチ、イヤホンをロック付きのポーチに入れることを義務化する計画を承認。生徒らはこれらの機器をYondr社製のポーチに入れて手元に置き、終業後にロック解除ステーションで開錠する。特別な理由があれば、早めにロック解除したり、別のポーチを使うなど対応していくという。13日の発表では、このプログラムの目的について、いじめや他の問題行動を減少させるとともに、学業や学校生活でのエンゲージメント、精神衛生など生徒や教職員のサポートすることとしている。マーシャル校長は、教師が授業中に携帯電話関連の問題への対処に何時間も費やす日もあると述べている。Yondr社によると、同社の携帯電話ロック・システムをすでに導入している学校において、教室での生徒のエンゲージメントが83%向上し、生徒の行動は74%改善している。ハミルトン・インターナショナル中学校PTSAは、このプログラムの1回限りの費用を募金で賄う予定。また近いうちにシアトルの他の学校も、同様の計画を発表するとみられる。KING5の関連記事はこちら


ワシントン大学のアナ・マリ・カウセ学長、2025年に退任

6/13/2024・KING5

ワシントン大学(UW)のアナ・マリ・カウセ学長は12日(水)、2025年6月の任期満了(2期5年)をもって退任することを発表した。UWによると、この件についてはUW理事会とともに数年前から計画しており、カウセ学長は退任後に教職に復帰する予定。1986年からUWに在籍し、心理学の助教授として同大学でのキャリアをスタートさせたカウセ氏は、2015年に第33代学長に就任。女性、ラテン系、そしてゲイであることを公表している人物としては初めて、UWの学長に任命された。同大学は、COVID-19パンデミックへの対応や、州住民の高等教育へのアクセスを向上させるためのワシントン・カレッジ助成金の提唱、ビッグ10カンファレンス移籍といったUWのスポーツに対する果断な行動、複数のヘルスセンターの開設を含む研究と患者のケアを促進する取り組みなど、カウセ学長のいくつもの功績を称えている。学長の後任探しの詳細については、UW理事会が数週間後に発表する予定。KING5の関連記事はこちら


ウッドランド・パーク動物園で絶滅危惧種のユキヒョウ3頭が誕生

6/12/2024・KING5

シアトルのウッドランド・パーク動物園で5月27日のメモリアルデーに、ユキヒョウの子ども3頭が生まれた。この動物園でのユキヒョウの誕生は2017年以来で、アメリカ動物園水族館協会の絶滅危機に瀕した動物の繁殖プログラムSpecies Survival Planの下でペアとなったマライ(7歳)とアイベック(6歳)が親。子どもが固形食を取るようになるまでの約2~3ヵ月間は、母親から授乳のみに頼ることになり、展示室に移動するまでの数ヵ月間は静かな環境で子育てできるよう、母親のマライと子どもは視界がさえぎられた巣で過ごし、動物園スタッフとの接触も制限されている。中央アジアとロシアの山脈に生息するユキヒョウは、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種(vulnerable)に指定されている。KING5の関連記事はこちら


コストコで販売された一部のティラムック・チーズがリコール

6/11/2024・KING5

ノースウエスト地域の会員制倉庫型店コストコで販売されたティラムック(Tillamook)ブランドのチーズ・スライスの一部にプラスチック片が混入している可能性があるとして、ティラムック社が自主回収を行っている。リコール対象となる商品は、2024年5月9日から5月31日の間に販売された、ティラムック・コルビージャック・チーズとティラムック・モントレージャック・チーズの32オンス・ツインパック(商品番号651195)で、賞味期限は2024年10月22日。同社は、この商品のモントレージャック・チーズに灰色と黒色のプラスチック片が混入している可能性があると説明しており、影響を受けた商品があれば消費を控えてコストコへ返品し、返金を受けるよう消費者に呼びかけている。リコール対象商品を購入したコストコ会員には、6月1日付けで自主回収に関する通知が送られている。KING5の関連記事はこちら


アポロ8号の元宇宙飛行士、サンファン諸島を飛行中に機墜落事故で死亡

6/10/2024・KING5

元NASAの宇宙飛行士で、アポロ8号の搭乗員だったウィリアム・アンダース氏(享年90歳)が7日(金)、サンファン諸島付近で操縦していた旧型の小型飛行機が墜落し、死亡した。サンファン郡保安官事務所によると、目撃者からの最初の緊急報告が午前11時40分頃に入っており、飛行機はジョーンズ島の沖合約80フィートの海面に墜落。米国沿岸警備隊は、同日午後に魚類野生生物局の潜水チームにより遺体が回収されたことを確認している。アンダース氏は1955年に海軍兵学校を卒業した後、空軍でパイロットとして活躍。1968年に人類史上初の月周回軌道に乗るミッションを遂行したアポロ8号の乗組員となり、この有人飛行中に月の地平線から昇る地球を捉えた有名な写真「Earthrise」を撮影した。また「私たちは月を探査するためにはるばる月へやって来たが、地球を発見した」という言葉を残している。アンダース氏夫妻は1993年にサンファン諸島のオルカス島に移住し、1996年にはヘリテージ・フライト博物館(ワシントン州バーリントン)を設立している。KING5の関連記事はこちら