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2024年11月12日~11月15日のニュース

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ボーイング社が今週、人員削減の対象となる従業員に解雇通知を開始

11/15/2024・KING5

大規模な人員削減を先月発表した航空機製造大手のボーイング社は、13日(水)に対象となる従業員に解雇通知を開始した。1万7000人以上のエンジニア、技術職員、パイロット、その他の航空宇宙産業の専門職が加入する労働組合SPEEA(Society of Professional Engineering Employees in Aerospace)は、組合の専門職部門の218人と技術職部門の220人を含む438人が解雇されることを確認している。解雇の対象となる組合員がSPEEAの契約に基づく権利を理解し、失業申請ができるよう、SPEEAはワシントン州雇用保障局の代表者との合同会議を設けた。ボーイング社は人員削減の詳細について公表を避けているが、財務改善のために労働組合員・非組合員、管理職、経営幹部を含む全従業員の約10%(約1万7000人)のレイオフを発表している。この決定に、ピュージェット湾地域の機械工組合によるストライキでの財政的打撃が関係しているかどうかは明らかにしていない。KING5の関連記事はこちら
※アップデート:ワシントン州雇用保障局(Washington Employment Security Department)は、ボーイング社から2,199人の従業員を解雇するという通知書を受け取っており、この解雇開始は12月20日に予定されている。


ベルビューにワシントン州最大の大型アジア系スーパーが来月オープン

11/14/2024・KING5

カナダで35店舗以上を展開するT&Tスーパーマーケットが12月5日(木)、ベルビューのファクトリア地区にアメリカでの第1号店をオープンする。同社によると、店舗面積は76,000平方フィートで、ワシントン州のアジア系スーパーとしては最大となり、アジアの商品、青果類や魚介類といった生鮮食品、またプライベート・ブランドの商品も販売する。店内にはキッチンやベーカリーもあり、アジア系メニューを中心に、数多くの調理した食品やデザートなどを提供する予定。食料品以外にもアジア・ブランドの美容グッズなども取り扱い、幅広い品揃えが同店の特徴という。グランドオープン時には、先着500名に10ドルのギフトカードを提供することも発表。1993年にブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーで創業されたT&Tスーパーマーケットは現在、バンクーバー郊外のリッチモンドに本社を構え、ブリティッシュ・コロンビア州、アルバータ州、オンタリオ州、ケベック州で店舗を展開している。KING5の関連記事はこちら


この冬、百日咳やマイコプラズマ肺炎など感染症4種が同時流行の可能性

11/13/2024・KIRO7

昨年はCOVID-19、インフルエンザ、そして呼吸器系の感染症であるRSウイルス感染症(RSV)の3つが同時流行する「トリプルデミック」となったが、今年の冬は百日咳やマイコプラズマ肺炎(Mycoplasma Pneumonia)など4種の感染症が流行する「クインデミック」となる可能性がある。CDCは、マイコプラズマ肺炎の症例が今年春に急増したが、秋になってもそれが続いていると警告。またワシントン州保健省(WDOH)は州内における百日咳について、昨年のこの時期は51人だった感染者数が先週の時点ですでに1,193人まで急増していることを報告。スウェディッシュ病院の医師は、現在最も心配されるのは百日咳で、コロナ禍で子どもへの百日咳の予防接種が滞ったのが流行の原因と考えられると述べている。体調不良の際はまずは自宅で休養を取って外部への感染を防ぐこと、外出が必要な際はマスクを着用すること、症状が治まらない場合は早めの受診を推奨している。WDOHは予防接種が受けられる移動クリニックCare-a-Vanプログラムを運用しており、医療保険に加入していない場合は無料でサービスを受けることができる。KIRO7の関連記事はこちら


シアトルCID地区での無差別刺傷事件の容疑者、 別の刺傷事件との関連も捜査

11/12/2024・KING5

8日(金)にシアトルのチャイナタウン・インターナショナル・ディストリクト(CID)で発生した連続殺傷事件で警察は37歳の男を逮捕したが、容疑者が同地区でその前に起きた別の殺傷事件と関わっている可能性があるとして捜査を行っている。8日までの40時間以内にリトル・サイゴン地区で男性9人、女性1人の合計10人が刃物で無差別に刺されており、11日時点で負傷者2人は引き続き病院で治療を受けている。5人が被害に遭った8日の事件については、11日までに容疑者は正式に起訴されていないが、同事件前に別件で逮捕状が出ていたため、保釈金は200万ドルの高額となっている。この事件を受けて、同地域のビジネス・オーナーは、店の経営を始めてからこれまで治安の改善は感じておらず、インターナショナル・ディストリクトでビジネスをするのは非常に難しく、身の危険さえ感じるとコメント。またリトル・サイゴン地区の住民グループは、徹底した警察の見回り強化や薬物中毒者のメンタルヘルスケアなど保健・社会サービスの充実などが必要であると訴えている。警察とブルース・ハレル市長室は、この周辺での治安対策として防犯・監視カメラや照明の設置、警察のパトロール強化で治安改善を図る取り組みを実施中であると述べている。KING5の関連記事はこちら