ワシントン州での個人データの漏洩件数が過去最高に
11/27/2024・KING5
ワシントン州司法長官事務所が発表した新しい報告書によると、昨年から今年にかけての州内における個人データの漏洩件数が過去約10年間で最高となった。2023年7月から2024年7月の間に住民に送られた情報漏洩の通知は1,150万件以上。ボブ・ファーガソン司法長官は、その中でも大規模だったのはコムキャストとフレッド・ハッチの情報漏洩で、合計約400万人以上の州住民が影響を受けたと述べている。その他にも、シアトル・タコマ国際空港で発着の遅延を引き起こしたサイバー攻撃や、シアトル公立図書館を狙ったランサムウェア攻撃が発生しており、これらのオンラインでのサービスが長期間中断された。同報告書ではこのような脅威の急増に対し、消費者の情報保護強化を目的としたいくつかの政策変更を提案。そのうちの一つは、事業者が収集するユーザー情報に対して、個人がグローバル・オプトアウトを実行できるコロラド州法からヒントを得たものと言及している。またワシントン州の法律では個人情報が漏洩した場合、企業はデータ漏洩の影響を受けた人に30日以内に通知しなければならないが、この報告書では、プライバシーとセキュリティを守るために迅速に行動できるよう3日に短縮することも求めている。KING5の関連記事はこちら
シアトル公立学校区の教育長、小学校統廃合の勧告の撤回を表明
11/26/2024・KING5
シアトル公立学校区のブレント・ジョーンズ教育長は25日(月)、これまで協議していた2025-2026学年度の小学校統廃合についての勧告を撤回する意向を明らかにした。同学校区教育委員会は26日(火)に、これを正式に承認するかどうか投票を行う。小学校の統廃合については、数カ月にわたって住民集会が行われており、多くの保護者や地域社会から反発を受けていた。シアトル公立学校区は9,400万ドルの予算不足に直面しており、4校を閉鎖すれば赤字の6%に相当する約550万ドルの節約できるとしていたが、教育長は反対意見を受け入れ、運営の効率化とともに立法的な方法や賦課金(職員配置、特別教育、課外活動など教育プログラム資金にあてる3年間で6億7300万ドルの賦課金と、安全・セキュリティ、テクノロジー、建築の資金にあてる6年間で18億ドルの賦課金)の更新などに重点を置いて予算不足に対処することを検討していると述べた。9月には最大21校が閉鎖される小学校統廃合案が発表されており、保護者、職員、地域社会からの反対意見を受けて、10月に閉鎖を4校へと大幅に修正した案が出されていた。KING5の関連記事はこちら
※アップデート:26日(火)に統廃合の勧告の撤回を教育委員会が正式に承認した。
WSPの車両4台が巻き込まれる複数の衝突事故が4時間以内に相次いで発生
11/25/2024・KING5
ワシントン州パトロール警察(WSP)によると、23日(土)深夜から24日(日)早朝にかけての約4時間以内に、WSPの車両4台が巻き込まれる複数の衝突事故が発生した。いずれの事故も、全ての運転者が飲酒運転または麻薬の影響下の運転(DUI)の疑いで逮捕されている。最初の事故は23日午後11時頃にSR516とMilitary Rd. の交差点で起こった。警官が、信号待ちの車の中で居眠りしていた運転者の気を引こうとしたところ、車が前に動き出して交差点に進入し始め、それを阻止しようとした警察車両に衝突した。次の事故は24日午前3時頃にI-5のBoeing Access Rd. 付近で発生しており、ひき逃げ事件に対応中のWSPの車両1台に南行き車線を走行していた車が追突。その衝撃で、追突されたWSPの車両がもう1台のWSP車両にぶつかる玉突き事故となったが、負傷者は出ていない。その直後、同現場へ交通整理のために出動した警察車両に、別の車が衝突した。I-5でのこの2件の事故に関してWSPは、警官が毎日道路で直面している危険の顕著な例であり、これらの衝突は100%回避できたはずだとプレスリリースで述べている。KING5の関連記事はこちら