ワシントン州司法長官、国籍の出生地主義を変更する大統領令をめぐる訴訟を発表
1/21/2025
ワシントン州のニック・ブラウン司法長官は、21日(火)にドナルド・トランプ大統領が20日(月)に署名した、出生によりアメリカ市民権が付与される出生地主義(Birthright citizenship)の変更に関する大統領令に異議を唱える訴訟をワシントン州西部地区連邦地方裁判所に起こすと発表した。この大統領令では、不法滞在または合法的に一時滞在している母親と、アメリカ市民権・永住権を持たない父親の間から生まれた子どもに対して、自動的にアメリカ国籍を与えることを停止するもの。ブラウン司法長官はこの大統領令が憲法修正第14条に違反していると主張。州司法長官事務所は20日(月)に発表した声明で、ドナルド・トランプ大統領が就任初日に署名した一連の大統領令について、重大な懸念があり、多くのワシントン州住民に重大な損害を与えると述べた。シンクタンクの移民政策研究所(Migration Policy Institute)は、アメリカでの合法的な滞在ステータスを持たないワシントン州民が約25万人いると推定している。ワシントン州の他にもオレゴン州、イリノイ州、アリゾナ州など複数の州司法長官が同様の訴訟を起こしている。KING5の関連記事はこちら
ワシントン州内空港の保安検査場で見つかった銃器の数が昨年過去最多に
1/20/2025
アメリカ運輸保安局(TSA)は、2024年にワシントン州内の空港において、機内持ち込み手荷物の中から過去最多となる合計180丁の銃器が見つかったことから、機内に持ち込む荷物に注意を払うよう警告している。シアトル・タコマ国際空港(シータック空港)で発見された銃器の数は115丁、スポケーン空港では51丁。TSAの報道官は、去年5月にはシータック空港で、12時間の間に3丁の銃が発見されたこともあったと話している。また同空港は昨年1年間で手荷物保安検査において数百のナイフが見つかっており、さらに不発手榴弾が発見されたことがあった。飛行機を利用する際の銃器の持ち運びには合法的な方法を取ることが重要だと報道官は述べている。KIRO7の関連記事はこちら