シアトルの連邦地裁が国籍の出生地主義見直しに関する大統領令を一時差し止め
1/24/2025
シアトルにあるワシントン州西部地区連邦地方裁判所は23日(木)、出生によりアメリカ市民権が付与される出生地主義(Birthright citizenship)の見直しに関する大統領令を14日間差し止めると命じた。ジョン・クーゲナー連邦地裁判事は「明白に違憲」と述べており、この一時差し止めは全米で適用される。大統領就任式当日の20日(月)にトランプ大統領が署名した同大統領令は、発効予定日の2月19日以降に生まれる人に影響する。この訴訟は、ワシントン州、オレゴン州、アリゾナ州、イリノイ州の州司法長官が起こしたもので、22州と多くの移民権利団体による同様の訴訟5件のうちの1つ。これらの訴訟では、大統領令が合衆国憲法修正第14条に違反していると訴えており、今回初めて一時差し止めが命じられた。KING5の関連記事はこちら
マリナーズがイチロー氏の野球殿堂入り記念イベント開催を発表
1/23/2025
MLBシアトル・マリナーズは22日(水)、イチロー氏のアメリカ野球殿堂入りを祝うイベント「 イチロー殿堂入りウィークエンド(Ichiro Hall of Fame Weekend)」をTモバイル・パークで8月8日(金)から8月10日(日)に開催すると発表した。8月9日(土)の試合前には、イチロー氏の背番号51が永久欠番となる式典が執り行われる。同球団での永久欠番はケン・グリフィー・ジュニア氏の24番、エドガー・マルティネス氏の11番、またメジャーリーグ全球団の永久欠番はジャッキー・ロビンソン氏の42番。これまでにマリナーズから殿堂入りしているのは、2016年選出のケン・グリフィー・ジュニア氏、2019年選出のエドガー・マルティネス氏の2人。2025年の野球殿堂入り式典は7月27日(日)にクーパーズタウンで行われる。Tモバイル・パークでのイベントのスケジュールは以下の通り。
・ 8月5日~8月7日(対ホワイトソックス戦):イチロー殿堂入りウィークエンドに先駆けた企画として、イチロー殿堂入りFunko POP!人形を先着1万人に配布。
・ 8月8日(対レイズ):イチロー氏が2004年にMBLシーズン最多安打記録262数記録を達成した試合で着用したユニフォームのレプリカを先着2万人に配布。
・ 8月9日(対レイズ):試合前にイチロー氏の背番号51が永久欠番となる式典を挙行。
・ 8月10日(対レイズ):野球殿堂に飾られるイチロー氏のプレートのレプリカを先着2万人に配布。
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元シアトル・マリナーズ選手のイチロー氏、日本人初の野球殿堂入りに選出
1/22/2025
2025年のアメリカ野球殿堂入りメンバーが21日(火)に発表され、元シアトル・マリナーズ選手で、現在同球団の会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー(鈴木一朗)氏が日本人、そしてアジア人で初となる殿堂入りに選出された。殿堂入りの有資格1年目の同氏は、全米野球記者協会に10年以上在籍する記者による投票で394票中393票(99.7%)を獲得し、これまでマリアノ・リベラ氏だけが果たしている満票での選出まで、あと1票まで迫った。イチロー氏はCC・サバシア氏、ビリー・ワグナー氏とともに、7月27日にクーパーズタウンで殿堂入りする。イチロー氏が19年間のMLBキャリアのうち14シーズン在籍したシアトル・マリナーズはこの日、同氏の背番号51番を永久欠番にし、その式典を8月9日のシアトルでの試合前に行うと発表した。2001年に27歳で日本からメジャーリーグに移籍したイチロー氏は、同シーズンにMLB史上2人目となるアメリカン・リーグ(AL)の新人王とMVPを同時受賞。また10年連続でMLBオールスター戦選出、ゴールドグラブ賞受賞も果たした。さらに10年連続で1シーズン200安打、そしてメジャーリーグ通算3089安打、日米通算4,367安打を記録するなど、打撃や守備においても数々の素晴らしい活躍をみせた。KING5の関連記事はこちら
ワシントン州司法長官、国籍の出生地主義を変更する大統領令をめぐる訴訟を発表
1/21/2025
ワシントン州のニック・ブラウン司法長官は、21日(火)にドナルド・トランプ大統領が20日(月)に署名した、出生によりアメリカ市民権が付与される出生地主義(Birthright citizenship)の見直しに関する大統領令に異議を唱える訴訟をワシントン州西部地区連邦地方裁判所に起こすと発表した。この大統領令では、不法滞在または合法的に一時滞在している母親と、アメリカ市民権・永住権を持たない父親の間から生まれた子どもに対して、自動的にアメリカ国籍を与えることを停止するもの。ブラウン司法長官はこの大統領令が憲法修正第14条に違反していると主張。州司法長官事務所は20日(月)に発表した声明で、ドナルド・トランプ大統領が就任初日に署名した一連の大統領令について、重大な懸念があり、多くのワシントン州住民に重大な損害を与えると述べた。シンクタンクの移民政策研究所(Migration Policy Institute)は、アメリカでの合法的な滞在ステータスを持たないワシントン州民が約25万人いると推定している。この訴訟はワシントン州、オレゴン州、イリノイ州、アリゾナ州の州司法長官によるもので、他にも複数の州が同様の訴えを起こしている。KING5の関連記事はこちら
ワシントン州内空港の保安検査場で見つかった銃器の数が昨年過去最多に
1/20/2025
アメリカ運輸保安局(TSA)は、2024年にワシントン州内の空港において、機内持ち込み手荷物の中から過去最多となる合計180丁の銃器が見つかったことから、機内に持ち込む荷物に注意を払うよう警告している。シアトル・タコマ国際空港(シータック空港)で発見された銃器の数は115丁、スポケーン空港では51丁。TSAの報道官は、去年5月にはシータック空港で、12時間の間に3丁の銃が発見されたこともあったと話している。また同空港は昨年1年間で手荷物保安検査において数百のナイフが見つかっており、さらに不発手榴弾が発見されたことがあった。飛行機を利用する際の銃器の持ち運びには合法的な方法を取ることが重要だと報道官は述べている。KIRO7の関連記事はこちら