キング郡メトロ、閉鎖していたリトルサイゴンのバス停留所4カ所を再開へ
2/21/2025
公共交通機関のキング郡メトロは20日(木)、安全上の問題を理由に12月から閉鎖していたシアトルの12th Ave. Sと S. Jackson St. 交差点付近にあるバス停留所4カ所を3月3日に再開すると発表した。7つの異なるバス路線が乗り入れるこれらの停留所付近では、多くの薬物使用や犯罪行為が報告されており、その近くで3日間に9人が刺される事件が発生した数週間後に停留所の閉鎖の決定が下された。キング郡メトロによると、迅速なサービス再開を目指してキング郡メトロ交通警察、シアトル警察、シアトル市、キング郡保安官事務所が協力して、交差点付近での安全性を向上させる取り組みを行ったとしている。また、メトロにとって交差点の問題解決は優先事項であり、80%の交通警察が12th Ave. Sと S. Jackson St. 交差点付近の停留所を重点的に監視しており、今後もそれを継続していくと話している。交通警察署長のモレル氏は、同エリアの治安の大幅な改善が進むにつれて、法執行機関の存在が増減すると予想しており、初期段階で警官や保安官の人数が多くなることが、我々のシステムでの許容される行動の基準を作り、その基準が郡全体に広がることを望んでいると述べている。KIRO7の関連記事はこちら
シアトルで日系人強制収容の「追憶の日」の集会が行われる
2/20/2025
第二次世界大戦中の日系人強制収容の歴史に関する「追憶の日(Day of Remembrance)」の集会が、シアトルのチャイナタウン・インターナショナル・ディストリクトで19日(水)に行われた。83年前の1942年2月19日、フランクリン・D・ルーズベルト大統領は日系人強制収容につながる大統領令9066号に署名し、12万5千人以上の日系人は持参を許可された小さなスーツケース1つだけでの立ち退きを強制された。同集会の参加者は、立ち退きする当時の日系人の様子を再現しながらジャパン・タウンまで行進し、「歴史を繰り返すな」というメッセージを響き渡らせた。シアトルでは1978年に、全米で初となる追憶の日の集会が開催されている。KING5の関連記事はこちら
新しく誕生した南部定住型オルカ、性別はメスであることが判明
2/18/2025
クジラ研究センター(Center for Whale Research)は週末に、ピュージェット湾に生息する南部定住型オルカ(Southern Resident Killer whales)のJポッドに誕生した子どもがメスであることを確認したと報告している。この新しい子どものオルカ(J62)の誕生が最初に確認されたのは1月1日。今月8日(土)には、サンファン島の西側約4分の3マイル沖で休憩ていたとみられるJポッドを研究者らが目撃しており、J62が他のオルカと一緒に元気に行動し、健康状態が良好であることも確認している。絶滅の危機に瀕している南部定住型オルカの頭数は、過去数十年で最低の水準に達しており、オルカの保護活動に奔走する団体らにとって、新しく誕生したメスの子どもが健康でいることが明るいニュースとなっている。KING5の関連記事はこちら