シアトル・キング郡公衆衛生局、郡内での麻疹感染を発表
2/28/2025
シアトル・キング郡公衆衛生局は、キング郡で26日(水)に麻疹の感染者が確認されたことを翌日27日(水)に発表した。ワシントン州で今年初めてとなる麻疹患者は乳児で、海外旅行中に感染した可能性がある。公衆衛生局によると、麻疹ウイルスの空気中での生存期間は最大2時間で、感染力が非常に強く、発症する前に他の人に感染させることがあるため、乳児が麻疹と診断される前に訪れた公共の場所と時間を公表して、その場所を訪れた人にワクチン接種の有無を確認するよう呼びかけている。ワクチン接種を終えているなどで麻疹への免疫がある場合、感染リスクは低いという。アメリカ国内では現在、麻疹が流行する傾向がみられ、公衆衛生局は予防接種を受けることを勧めている。テキサス州では今週、ワクチン未接種だった学齢期の子どもの麻疹による死亡が発表された。アメリカ国内での麻疹による死亡例は2015年以来初めて。昨年はキング郡において3件の麻疹の症例が確認されている。KING5の関連記事はこちら
生食のペットフードを食べた室内飼いの猫が鳥インフルエンザに感染
2/27/2025
キング郡とスノホミッシュ郡で、少なくとも2匹の室内飼いの猫が高病原性鳥インフルエンザ(HPAI/ H5N1)に感染していたことが明らかになった。ワシントン州動物疾病診断研究所は2匹の推定陽性を24日(月)に報告し、その結果を国立の研究所が25日(火)に確認した。HPAIに感染した1匹は重症のため安楽死させられており、別の1匹は獣医による治療を受けている。ワシントン州農務省によると、それぞれの飼い主は生食のペットフード(Wild Coast Raw)を猫に与えていた。オレゴン州でも猫のHPAI感染が報告されており、その感染源として特定されたWild Coast Rawのリコールが2月初旬より実施されている。今のところ、感染した猫と接触した、あるいはこのペットフードを取り扱った人の症例は報告されていない。アメリカでは現在、一般家庭の裏庭や商業農場などで鳥インフルエンザのウイルスが猛威を振るっており、さまざまな影響が出ている。KING5の関連記事はこちら
土砂崩れのため、サウンダー列車がシアトルとエベレット間で運休
2/26/2025
公共交通機関のサウンド・トランジットは、25日(火)に発生した土砂崩れのためシアトルとエベレット間でサウンダー列車Nラインを運休している。運休が始まったのは同日午後12時15分で、再開については追って正式に発表されるが、26日(水)時点では27日(木)の夕方に運行を再開する見込み。列車の運休に伴い、サウンド・トランジットは代替のシャトルバスを運行しており、夕方にシアトルからエドモンズ、マカティオ、エベレットの北方面に向かう便は、キング・ストリート駅を午後4時5分、午後4時33分、午後5時41分に出発。朝の通勤時間帯の運行に関する最新情報は、随時更新している。またシャトルバス以外にも、代替交通手段として路線バスの利用も案内している。KIRO7の関連記事はこちら
韓国系スーパーのHマートがシアトルでの新規店舗出店に向け、酒類販売免許を申請
2/25/2025
韓国系スーパーのHマートが、先週21日(金)にシアトルのバラード地区の住所でワシントン州の酒類販売免許を申請しており、新規店舗出店の準備を行っていることが明らかになった。申請された住所は951 NW Ballard Wayで、以前は食料品店ニューシーズンズがあったショッピングセンター内のスペース。バラード店がオープンすれば、シアトルで4店舗目、ワシントン州西部では10店舗目のHマートとなる。シアトル地域において店舗を拡大しているアジア系食料品店はHマートだけでなく、カナダに本社を置くT&Tスーパーマーケットが2024年12月にベルビューにおいて米国1号店をグランドオープンしており、また2025年夏にリンウッド店の開店を予定している。KING5の関連記事はこちら
ピュージェット湾地域などで強風、多くの世帯が停電の被害に見舞われる
2/25/2025
ピュージェット湾地域や太平洋沿岸部では24日(月)夜から強風が吹き荒れ、複数カ所で記録的な突風が観測された。地元メディアのKING5気象チームは、グレイズハーバー郡ホクイアムで64mph、またウィッビー島で61mphの最大瞬間風速を観測。国立気象局(NWS)によると、シアトル・タコマ国際空港では風速52mphを記録し、2008年に同空港で観測された過去最大瞬間風速まで1mphに迫った。またオリンピアとエベレットでは52mph、タコマでも49mpの突風が吹き、各地で倒木や停電の被害が出ている。25日(火)午前7時45分時点で報告されている停電は、ピュージェット・サウンド・エナジーで10万世帯以上、シアトル・シティ・ライトでは2万世帯以上、タコマ・パブリック・ユーティリティーズでは2,700世帯以上、スノホミッシュ郡PUDでは9,000世帯以上。ピュージェット湾各地では25日(火)午前10時まで暴風警報や強風注意報、沿岸部では25日午後4時まで高波警報が発令されている。KING5の関連記事はこちら
スターバックスが全世界で1,100人の人員削減を実施
2/24/2025
シアトルに本社を構えるコーヒーチェーン大手スターバックスの会長兼CEOブライアン・ニコル氏は24日(月)、全世界で1,100人の人員を削減すると従業員に伝えたことが明らかになった。解雇の対象となる従業員には25日(火)正午までに通知されるが、焙煎や倉庫の作業員、バリスタはレイオフに含まれないという。同氏は1月に、3月初旬までにレイオフを発表すると述べており、社内でのコミュニケーションを鈍らせる部門間の壁を取り除いて、企業構造の簡素化を目指している。売り上げが減少しているスターバックスの経営を立て直すために、ニコル氏は昨年秋に会長兼CEOに就任。迅速なサービス、モバイル注文の改善、コミュニティが集う場所としての店舗の再構築を実現したいと述べていた。
(アップデート)ワシントン州のWorker Adjustment and Retraining Notification(WARN)の通知によると、州内でレイオフの対象となるスターバックスの従業員は612人で、解雇は5月2日から開始される。KING5の関連記事はこちら