ワシントン州での百日咳の症例が今年も引き続き増加
3/27/2025
ワシントン州では昨年から引き続き百日咳(whooping cough)の症例が増加しており、特にシアトル地域で深刻となっている。今年に入り、3月8日(土)までに州内では590件の症例が報告されており、昨年同時期の80件から大幅に増加した。公衆衛生当局によると、シアトル圏での百日咳の症例数は今年初めからこれまで111件。百日咳は非常に感染力が強く、風邪に似た症状から始まり、その後激しい咳が続く。主に患者の咳による飛沫で感染が広がり、咳が出始めてから少なくとも2週間は他の人に感染する可能性が高い。ワシントン州保健省はウェブサイトに、百日咳の予防にはワクチン接種(DTaP、Tdap)が最も効果的と記している。KIRO7の関連記事はこちら
シアトルでの気温が今年初の華氏70度超え、UWの桜の開花が進む
3/26/2025
ワシントン州西部では25日(火)に、今年初めて華氏70度を超える暖かい1日となり、ワシントン大学(UW)に植えられた桜(ソメイヨシノ)の開花が進んだ。シータック空港では午後4時時点で72度を記録しており、3月25日での過去最高気温となった。ニュースメディアKING 5の気象予報士は、気温上昇の影響で、5%程度だったUWの桜の開花率はこの日の終わりまでに20-25%に達する見込みだと伝えた。桜の花の70%が開花した時点から「開花のピーク」と言われるが、UWの関係者によると、今週末までに開花率は70%程度に達するとみている。開花のピークは天候にもよるが、2週間から3週間続く。KING5の関連記事はこちら
新しく生まれた移動型オルカの子どもがセイリッシュ海で目撃される
3/26/2025
パシフィック・ホエール・ウォッチ・アソシエーション(PWWA)は、セイリッシュ海にいたアシカやアザラシを捕食する移動型オルカBigg’sの群れで、新しく生まれた子どもが目撃されたと報告している。ポート・タウンゼントとサンファン諸島の間で20日(木)に初めて目撃されており、その後も何度かその姿が確認されている。子どもの親はセドナ(T046B3)と呼ばれる14歳のオルカで、今回が初めての出産となる。セドナは、1976年に捕獲されてシーワールドに収容されたことで知られるオルカ、ウェイク(T046)の孫。PWWAによると、生息数が約400頭のBigg’sはベビーブームを迎えている一方、セイリッシュ海に生息し、サケを捕食する南部定住型オルカの個体数は約73頭で、絶滅の危機に瀕している。KIRO7の関連記事はこちら
ワシントン州議会上下両院がガソリン税引き上げを提案
3/25/2025
ワシントン州議会上下両院は24日(月)、州の交通財源の不足を補うために、2016年以来初めてとなるガソリン税の引き上げを提案した。上院は2026年から1ガロンあたり6セントの増税を提案。これが実施されると州のガソリン税は55.4セントになる。この提案によると、その後はインフレに応じて毎年2%ずつ増税し、今後6年間で15億ドルの財源をもたらすという。上院はこの他に、電気自動車・ハイブリッド自動車の登録料増額、高級車への新税導入、交通違反関連の手数料追加なども提案している。また下院による提案では、2026年からガソリン税を1ガロンあたり9セント増税し、2027年度からはインフレに連動して値上げする。さらに所有する車の燃費(MPG)とワシントン州内でのドライバーの平均走行距離に基づいて年間料金を課す高速道路使用料の導入や、自動車に加算される売上税(または使用税)の引き上げ、州フェリー運賃支払時のクレジットカード手数料の引き上げ、自動車登録料の引き上げなども提案している。
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ワシントン州西部で気温上昇の予報、華氏70度に達する可能性も
3/24/2025
ワシントン州西部の天気予報によると、今週25日(火)に最高気温が今年初めて華氏70度に達するとみられている。24日夜から25日(火)にかけて、高気圧が南から移動して、乾燥した暖かい天候をもたらす見込み。特に州南西部、ピュージェット湾地域南部、カスケード山脈のふもとでは70度に達する可能性があり、またその他の地域では60度台半ばから後半まで気温が上昇し、3月25日の過去最高気温となる地域が出てくるかもしれない。前回シアトルで気温が70度を超えたのは昨年10月13日。また年明けから初めて70度台に達する日は平均で4月15日となっており、昨年は例年より早い3月16日だった。しかし夏のような天気は長続きしない見込みで、26日(水)は最高気温は60度台に留まるものの、27日(木)には平年並みの50度台前半から半ばに戻る予報が出ている。KING5の関連記事はこちら