シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2005年のローカルニュース

シアトル・タイムズに掲載の記事を要約してお届けしています。

2005年12月

12月30日(金)ケンモアのカードルーム、閉鎖されず

裁判官は、ケンモア市議会によって承認されたカードルームを禁止する法律に対して一時的な差し止め命令を出した。この法律は12月25日に施行され、ケンモア・レーンズ・ボーリング場のオーナーであるフランク・エバンズさんは、250人いる従業員を解雇しなければならないと話していた。しかし、この1月25日まで有効である差し止め命令により、カードルーム側は裁判を起こすことができる。

エバンズさんは、この差し止め命令が出たことに対し、「元旦に営業ができて、うれしいよ」と述べている。

12月29日(木)SAM一時閉鎖まで、あと1週間

シアトル美術館が拡張工事のため1月5日から2007年の春まで閉鎖される。この拡張工事によって、今のロバート・ベンチュリ・ビルディングから、ポートランドの建築会社であるアライド・ワークスによってデザインされた新しい建物に移る。新しい建物には、70パーセントも広いギャラリー・スペースが確保され、入場料を必要としないスペースには、レストランやギフト・ショップが並び、人々は芸術作品を楽しむことができる。新しく構築されるギャラリーや新しい常設展示により、スペースの拡張だけではなく、中身も大きく変わる予定だ。

31日には、「ラスト・ルック~家族で祝おう~」が開かれ、音楽の生演奏やパフォーマンス、アート・アクティビティーやカフェ&ストアのスペシャル企画を楽しめる。1月4日には、午後5時からライブ音楽が始まり、ルイス・カンフォート・ティファニー展が終了する深夜12時まで、いろいろな催しものが行われる。

ボランティア・パーク内のシアトル・アジア美術館は、屋根の工事のために閉鎖されていたが、1月14日に再開する。ダウンタウンのウォーターフロントで現在建設中のオリンピック彫刻公園は、2006年秋にオープンされる予定だ。

なお、ファースト・ヒルのフライ美術館は、1月6日から16日まで改築工事のために閉鎖される。

12月28日(水)レーン・ブライアント、従業員の服訴訟の被告に

レーン・ブライアントが現在キング郡高等裁判所で起こされている従業員の服についての集団代表訴訟の被告リストに加えられた。レーン・ブライアントとその関連会社は、従業員に自社の服を補償なしに自費で買わせ、店内で身に付けるように要求することで、ワシントン州法で定められている最低賃金を下回ってしまっている可能性があるのと、2年に1度以上従業員の服のスタイルや色を変えてはいけないという州法に違反していると主張している。

2年前、同様の集団代表訴訟がアバクロンビー&フィッチ対して起こされ、2002年2月からチャーミング・ショップスで働いたことのある人に払い戻しをするように求めた。今年、アン=マリー・ E・ サージェント弁護士によると、85万ドルで和解し、現従業員に3ヵ月ごとに和解金が支払われている。

12月27日(火)クリスマスのひき逃げ事件、容疑者逮捕

44歳のタコマ在住の男が、クリスマスに起きた男児ひき逃げ事件の容疑者として今朝逮捕された。この事件は、クリスマスの日の午後6時45分ごろ、ジェラルド・リード Jr君12歳が、14歳のいとこと一緒にコンビニエンス・ストアに向かっていた途中道路を渡った時、車にひかれ、搬送された病院で死亡した。いとこは無傷だった。

昨日26日、女性が不審な車が家の前に停まっていると警察に通報。駆け付けた警察官が、車体の損傷に気付き、車の所有者宅を訪ねたが不在だったため、名刺を残した。その後、車の所有者が警察署に電話をし、事件に関与していたことを認めた。今、容疑者はピアス郡拘置所に収監されているという。

12月26日(月)強風のため、停電相次ぐ

25日、強風のため木や電柱が倒れ、数万戸が停電した。深刻な被害やけが人の報告はない。風速は、毎時50マイルまで達した。

ピュージェット・サウンド・エナジーによると、キング郡など周辺地域で2万戸、また、シアトルでもマグノリア、ビーコン・ヒル、スカイウェイなどの地域で約250戸が停電になった。シアトル・シティー・ライトによると、25日の6時にはすべての家庭で電気が復旧したという。スノホミッシュ郡のパブリック・ユーティリティーは、約4,500戸で停電になったが、同日午後3時半までにはすべて復旧したと報告した。

オレゴンでも、ポートランド・ジェネラル・エレクトリックによると、3万戸で停電の被害があったという。特に被害が大きかったのは、ポートランド南東部とマルトノマ郡東部。日付が変わる前には、復旧した。

12月22日(木)警察官の薬物乱用、3年間も野放しに

3年間、シアトル市警察のギル・カリコウスキー所長は、ベルタウンで薬物や酒に関する法律の施行を担当していたジョン・パワーズ元巡査がコカイン使用で停職処分になっていたことを知っていて、FBI捜査官がパワーズ元巡査が薬物を使用している証拠を提示した後にも、パワーズ元巡査を解雇しなかったという。パワーズ元巡査は、勤務中にもコカインを吸引していた。

そのことに関して、カリコウスキー所長は、FBIの捜査の邪魔をしないためと説明している。しかし、チャールズ・マンディゴ元FBI捜査官は、FBIがパワーズ元巡査に対する解雇処分を遅らせるように頼むことはなく、そんな要請は、FBIのポリシーや常識に反すると述べている。

先月、パワーズ元巡査は、薬物使用及び規則違反を理由に解雇された。

12月21日(水)弁護士、ライバルを銃で撃ち有罪

元スノホミッシュ郡次長検事で弁護士のウィリアム・ジョイスが、ライバル相手の弁護士を銃で殺害したとして20日に第1級殺人未遂罪で有罪判決を受けた。

ジョイスは2004年11月にそのライバル弁護士のオフィスの外でその弁護士の頭を銃で撃ち、それ以来その弁護士は脳死状態になっており、医者にも回復の見込みは薄いと言われている。ジョイスは最低でも20~25年の禁固刑を受けることとなる。

12月20日(火)シアトル・センターで自殺2件

シアトル・センター、センター・ハウスで起きた2件の自殺に関して、センター側は、とても残念なことであるが、このようなことが起こらないようにするため、できることは限られていると説明した。センターの広報は、公共の場であるため、入場を制限することはできないとしている。

先週金曜に起きた84歳のホームレスの男性の自殺を目撃したシアトル・センター職員に対しては、カウンセリングが施されているという。ホームレスの男性は、センター・ハウス内のクリスマス・ツリーの隣の椅子に座っていたが、行われたコンサートの終了が近づいた9時ごろ、自らを銃で撃った。また、11月5日には、センター・ハウスで行われていた祭りの最中、別の男性がかみそりで首を切り自殺している。

シアトルの精神科医によると、公共の場での自殺はとても稀なことであり、同じ場所で2件の自殺が起こることは異例なことだという。

12月19日(月)タコマ男性、窓越しに撃たれ死亡

今日早朝、22歳のタコマに住む男性が、自宅で椅子に座っている際、外から窓越しに銃で胴体を撃たれ死亡した。

午前3時ごろ、近所の人が911に誰かが銃を撃ち放っていると通報し、その後その男性はタコマ総合病院に運ばれたがそこで死亡した。

犯人、その犯行の動機などはまだわかっておらず、現在捜査中。

12月16日(金)レイク・ユニオン汚染の原因はスウェディッシュ・メディカル・センターに

10月中旬に、レイク・ユニオンで濁った水とトイレット・ペーパー、タンポンなどが、通常雨水をレイク・ユニオンに運ぶパイプから出ているのが見つかった問題で、その後の捜査により、汚水はスウェディッシュ・メディカル・センターからのものであることが明らかになった。

この汚水の問題は1998年に1度見つかったが、その原因は捜査されずなぜかそのままとなっていた。メディカル・センター代表は「不当排出の事実を認知していなかった。この事実を真剣に受け止め早急に処置したい」と述べた。

12月15日(木)ビーコン・ヒルで殺人、放火

14日夜、火事の通報を受けてビーコン・ヒルにある家に駆け付けた消防士がその家の裏庭で57歳男性の死体を発見した。

その男性の遺体には何ヵ所もの刺された痕跡が見られ、警察は殺人と放火の疑いで捜査を続けている。なお、本件はシアトルで今年29件目の殺人事件となる。

12月14日(木)スノホミッシュ警察、新技術導入へ

来年から、スノホミッシュ郡の警察と刑務所で、指紋ではなく手のひらのしわのパターンで個人を識別できる新技術を導入することとなった。

この技術の導入により、今まで犯罪現場で手のひらのパターンは残っていても指紋が取れず、未解決のままであった事件を解決する可能性も大きくなる。

スノホミッシュ郡は、ワシントン州内でピアス郡に次ぎこの技術を導入した2つ目の郡となる。

12月13日(火)交通事故で死亡した男性の家で女性遺体発見

12日早朝、イサクア近くのハイウェイ18で34歳の男性がトラックに衝突し死亡した。

事故の4時間後、通報により警察がその死亡した男性が住む家に駆け付けたところ、同居する33歳の女性の遺体を発見した。

女性の死因は他殺の疑いがあり、現在警察はその2つの事件の繋がりを調べている。         

12月12日(月)タコマ付近で火災、アパート1棟ほぼ全焼

12日朝、タコマ付近にあるアパートで火災が発生し、その建物内の全部で15ユニットあるうちの8ユニットが全焼、残りのユニットも居住不能の状態となった。

火元はキッチンで、ある男性が調理中、油に火がつき、それを消すことができず、そのまま大火災となった。

けが人はいないものの、そのアパートの住人すべてがクリスマス前に住む場所を失った。         

12月9日(金)警察を殺害した男に30年の懲役判決

8月に兄弟とケンカしているところを警察官に止められた男が、手錠をかけられそうになったところで警察官の銃を奪おうとしてもみ合いとなり、なんらかの拍子に引き金を引きこの警察官を撃った。この後、その警察官は死亡した。

もともとは悪質な第1級殺人の容疑を問われており、第1級殺人と見なされれば死刑または終身刑を受けるはずだったが、何人もの目撃者の証言により、故意の殺人ではないとされ、第2級殺人、懲役30年の判決が9日に下された。          

12月7日(水)禁煙条例いよいよ実施へ

8日12:01 a.m.から、ワシントン州にて禁煙令がいよいよ実施される。

この条例により職場、公共の場(レストラン、バー、カジノ、ボーリング場、スケート場などを含む)だけではなく、外でもドアから25フィート以上離れたところではないとタバコを吸うことができなくなり、これを犯した場合の罰金は100ドルとされる。これはアメリカ全州の中でもで一番厳しい規制となる。          

12月6日(火)指名手配殺人犯、メキシコへ逃亡後に自首

キング郡警察が殺人容疑で8ヵ月間もの間指名手配中だった23歳の男が、メキシコ逃亡の後自首したとことを述べた。

この男は3月12日にパシフィック市で起きたケンカのもつれによる1件の殺人事件ともう1件の殺人未遂の容疑で指名手配中であり、いったんメキシコへ逃亡し、ワシントン州に戻った後、家族の説得により自首したとのこと。          

12月5日(月)スノコルミー・パスに架かるI-90の全車線が来週開通

スノコルミー・パスに架かるI-90の全4車線が来週の半ばには開通するとワシントン州交通局が発表した。西行きの2車線は、11月6日に起きた土砂崩れにより閉鎖されていた。

開通後も、ピークではない時間は1車線だけ中央分離帯を設置するために閉鎖されることになる。          

12月2日(金)I-5で男性2人死亡

木曜午後、スタンウッド北のI-5で起きた衝突事故でそれぞれの車を運転していた2人の男性が死亡した。

調べによると、北行きの車線を間違って南方向に走っていた88歳男性の乗る車に、北方面に向かっていた20代男性の乗る車が衝突し、2人とも即死したという。

88歳の男性が乗る車がどうやって、間違った方向に走っていたのかは未だ不明。          

12月1日(木)先週末のモノレール事故は、人為ミスが原因

先週末にウエストレイク・センター駅で起こったモノレールの事故は、人為ミスが原因だったと運転手が11月30日に発表した。

モノレール、ブルー・トレインは、シアトル・センターからダウンタウンに向かっていたところ、ウェストレイク駅近くの線路が合流する地点で、その地点を走行中のレッド・トレインの側面に接触した。合流する地点での線路間の距離は、4フィートしかなく、後から入って行く車両は、もう1台がその場を離れるまで、待っていなければならないのが規則だった。

レッド・トレインの運転手には非がなく、事故後行われた薬物検査で違法な薬物の反応は、ふたりの運転手から出なかった。また、ブルー・トレインの運転手の身元は公表されていない。          

2005年11月

11月30日(水)モンローの遊園地の改築計画

スノホミッシュ郡議会は、満場一致で40万ドルにも及ぶ2006年度の予算をモンローの遊園地、エバーグリーン・フェアグラウンズの改築プロジェクトに充てることに決定した。住宅売却による不動産税の収入が増えることを見込んでのことだ。

今年、この遊園地で行われるイベントは1000を超えるが、それらのイベントに必要な施設を備えるために、改築が求められているという。改築に必要な費用はまだわかっていないが、関係者によると、40万ドルでも不足だと見られている。改築計画のリストは、郡議会などに提出され、審理される予定だ。          

11月29日(火)ベルビュー・ボタニカル・ガーデン拡大予定

ベルビュー市がボタニカル・ガーデンを拡大するために17エーカーの土地を購入することが決まった。

この土地を購入することにより、ボタニカル・ガーデンが50パーセント大きくなるほか、ベルビュー市の東端から西端を繋ぐ“Lake to Lake”トレイル・システム、そして完成間近の南北のトレイル・システムの要となる。将来的にはこの新しい土地を通り、ボタニカル・ガーデンから南はケルシー・クリーク・パークなどに歩いて行けるようになる。          

11月28日(月)モノレール事故、危険性は以前から指摘 NEW!

先週土曜夜、2つのモノレール車両がすれ違いざまに側面がぶつかり、お互い引っ掛かった状態で動けなくなるという事故が起きた。この事故現場は、17年前の工事でウエストレイク・センター・モール内に路線を納めるために施され、今まではそれによる事故はなかったが、その危険性があることは知られていた。

車両には合計84人の乗客が乗っており、すでに救出され重傷者はいない模様だが、2つの車両を引き離し、元通りモノレールが運行できるようになるには時間が掛かるという。          

11月23日(水)I-90で車が木に衝突し男性死亡

ノース・ベンド在住の47歳の男性の運転する車が火曜1:00 p.m.頃、I-90で木に衝突し、その男性が死亡するという事故があった。

州警察によれば、男性の乗った1990年式スバル・レガシーがI-90を東方面に走っている途中、カーブを曲がり切れず、路側にある木に衝突したという。

調べによると、死亡した男性は運転中シート・ベルトをしていなかったとのこと。          

11月22日(火)殺人事件の容疑者、シアトルで逮捕

22日早朝、スコットランド・ケビン・ベルク(通称スコット)とその妻ロンダ・シンプソン・ベルクが、キング郡警察により、レントン・ミュニシパル空港の西にあるアパートで逮捕された。ふたりは、先月28日にノース・カロライナ州シャーロットにあるスコット・ベルクの母親の家で、母親を殺害した疑いがあり、シャーロット=メクレンブルク警察に行方を追われていた。

ふたりは、事件後、テキサス州 ゲーンズビルでハリケーン・カトリーナの犠牲者と偽り、地元の教会からシアトル行きのバス券を無料でもらって以来行方不明になっていた。          

11月21日(月)モール銃撃事件の犯人

先週日曜日、タコマ・モールで起きた銃撃事件で8人を負傷させたドミニク・セルジオ・マルドナドは、レコード店に立てこもった時、友人に「世界が僕の怒りのほどを理解するだろう」というテキスト・メッセージを送った。メッセージの受信者である、ブレット・ストリックラーさんによると、マルドナドはなぜ銃撃事件という凶暴な行動に出たのかは説明はしなかったとのこと。しかし、彼が事件前、最後にマルドナドに会った時、彼は無口だったと言う。

この銃撃事件が起きたのは、日曜の正午過ぎ。ドレス・シャツに身を包み、ネクタイを絞めたマルドナドは、いきなり発砲を始め、買い物客は、モールから避難した。マルドナドが発砲した銃弾の数は20発にも及ぶ。開始から数分もしない間にマルドナドは9歳の男の子を含む4人の人質を取り、サム・グーディー・ミュージック・ストアに立てこもったが、同日の4:00 p.m.までには投降した。

タコマ市警察は、マルドナルドをピアス郡刑務所に搬送。マルドナルドは、14日午後、ピアス郡高等裁判所に出廷し、8つの暴行罪、4つの誘拐罪、2つの銃器不法所持の罪について無罪を主張した。          

11月18日(金)ライト・レール・トンネル、増税なしで延長可能

木曜に出された新しい予算方針により、サウンド・トランジットは増税することなくウエスト・レイク・センターからハスキー・スタジアムまでトンネルを延長できることが明らかになった。

このプロジェクトが達成されることでトンネルには新しい二つの駅が増設されることになる。1つはキャピトル・ヒル、そしてもう1つは終点になるハスキー・スタジアムの予定。

11月17日(木)患者に性的暴行を加えた産婦人科医に有罪判決

フェデラル・ウェイとビューリエンで開業していた産婦人科医が4週間にわたる裁判の後、4人の患者に性的暴行を加えたとして懲役最高16年の有罪判決が下された。

その医者の弁護士はその4人の被害者のうち2人は彼との合意の下で関係を持っており、信憑性に欠けるなどと訴えていたが、結局陪審員による判断で有罪となった。

この医者はこの判決に加え、3件の医療費詐欺による起訴もされており、ほかにも性的暴行を受けたとされる多数の女性からの訴訟がある。

11月16日(水)ピアス郡で起きた殺人の容疑者、逮捕

先週金曜夜ピアス郡で起こった、コンビニエンス・ストア・オーナーを銃で殺害した事件の容疑者が、その殺人と週末にかけ行った他の犯行の容疑で昨日夜グレイズ・ハーバー郡で逮捕された。

その容疑者は、その殺人事件の後、事件の載った新聞をちらつかせ、他の被害者たちを脅し、金を奪っていたという。

11月15日(火)ストリート・カー、2007年まで閉鎖

オリンピック・スカルプチャー・パークの建設のため、Broad St.にあったストリート・カーの車庫が壊されることが決まり、予算900万ドルで新しい車庫がパイオニア・スクエアに建設されることになった。

そのため、ストリート・カーのサービスは今月18日(土)より18ヵ月から2年間休止することとなる。その間、似たルートのバスが代用運行する予定。

11月14日(月)婦女暴行犯、病院から刑務所へ

先週、逃走途中にフェデラル・ウェイ警察に銃で打たれた婦女暴行犯がシアトルのハーバー・ビュー・メディカル・センターから刑務所に移された。

この男は2人の10代の姉妹に暴行したとして2つの第1級の婦女暴行罪と他の3つの重罪を課せられいるが、キング郡とピアス郡で起きた他の6件の婦女暴行犯にも関わっているのではないかと見られている。

11月11日(金)殺人事件の容疑者、刺し傷を負い、ニュー・メキシコで自首

10日朝、妻と子を殺害した疑いがあり、行方を追われていたブレマートンのブライアン・マトセン容疑者は、刺し傷を負った状態で、容疑者本人の911通報により、ニュー・メキシコで逮捕された。

6日、マトセン容疑者の妻が仕事に現れなかったのを不審に思った同僚が警察に通報。駆けつけた警察官によって、彼女と彼女の息子の死体が自宅で発見された。警察によると、二人は、4日に殺害されていたという。マトセン容疑者は、同じ日に、フェリーの上で酔っぱらった上、ショットガンを所持していたとしてエドモンズ警察に逮捕された。その時点では、殺人事件についてはわかっていなかったため、エドモンズ警察は、精神病の疑いでマトセン容疑者をスティーブンス病院に搬送、病院側は、5日に同容疑者を退院させており、その後、同容疑者はニュー・メキシコまで移動していた。

11月10日(木)モノレール・プロジェクト、中止へ

シアトル・モノレール・プロジェクトは投票者によって否決され、機関は解散し、使用されていない土地は売りに出されるという。

しかし、プロジェクト中止で今まで支払った税が返ってくることはない。このプロジェクトには、およそ2億ドルが費やされ、そのうち1億1000万ドルは、バンク・オブ・アメリカから借りており、税金は、市民から約9000万ドル集められていたという。さらに、建設のために購入された土地や建物は、売りに出され、約6200万ドルを回収することができ、借金の返済に充てられる予定。納税者は、モノレール税を2007年5月まで支払う必要があるという。

11月9日(水)自閉症の男性、リシン製造で懲役3年

精神病を抱える自閉症の男性が、毒薬を製造し仮釈放を受けていたが、毒薬であるリシンを製造したとして、8日行われた裁判で懲役3年を受けた。男性は、うつと寂しさのために自殺を考え、リシンを製造。また、水銀を購入し、体に塗ったこともあるという。

カール・ブラックストーン米連邦検事は、今まで検察側は被告の持つ障害に同情的であったが、今回は、厳しい態度で臨むことが彼のためであると述べた。

男性の父親は、「息子をよく知る専門家によると、連邦刑務所では必要な治療が受けられないということなので、もっと短い懲役を望んでいました。息子が出所したら、残りの人生ずっと治療を受けなければならないのは、理解しています」と書面で述べている。

11月8日(火)連続婦女暴行犯、フェデラル・ウェイで逮捕

南キング郡やピアス郡で起こっている連続婦女暴行事件の捜査の関係者によると、フェデラル・ウェイ警察は、フェデラル・ウェイのアパートの1室に侵入し、住人に暴行を働いた男を、銃で撃ち、逮捕したという。

男は、7日夜11時半に、女性宅に侵入し、女性と女性のふたりの娘を拘束した。今朝早く、被害者のひとりが逃げ、助けを求めた。警察がアパートを取り囲み、逃走しようとした犯人を銃で撃った。犯人は、命に別状はなく、その場で逮捕された。

11月7日(月)I-90でまた岩盤滑り、今夜まで通行止め

6日起きた岩盤滑りで、通行止めになっていたI-90の東行き1車線が今夜までに再開予定だ。ダンプトラック40台分の岩が置かれたままの他の車線の再開については、まだわからないという。

州の交通局によると、今朝大雪に見舞われた現場に、作業員を派遣し、岩盤滑り防止のフェンスを設置する予定とされ、落下する可能性のある岩盤の処理については、決断するに至っていないという。

岩盤の両側では、何千人もの旅行者が足止めを食っているという。

11月4日(金)電車とトラックの衝突事故、けが人なし

3日朝、時速70マイルで走行中のアムトラック電車がトラックに衝突したが、トラックの前面部分に甚大な損傷があったものの、けが人はいなかった。原因は、トラックの運転手が、ゆずらなかったためだという。

事故当時、トラックには、運転手と同乗者がいた。また、シカゴ発シアトル行きの電車には、100人の乗客が乗っていた。電車は、事故後1時間以内に運行を再開したという。

11月3日(木)ボセルにノースショア・パフォーミング・センターがオープン

ダウンタウン・ボセルにノースショア・パフォーミング・センターがオープンした。11月19日(土)には、初めてのイベントとなるジャズ・フェスティバルが開かれる。ノースショア・パフォーミング・センターは、ボセル高校の敷地内にあり、観客席数は600で、カークランド・パフォーマンス・センター(観客席数402)や、メイデンバウアー・センターのパフォーミング・アート・センター(観客席数410)よりも大きい。

このパフォーミング・センターの建設の構想は10年前からあり、ノースショア・パフォーミング・アート・センター・ファンデーションは、2003年にノースショア・スクール・ディストリクトと共同での建設にこぎ着け、今回の完成に至った。

地元の劇団であるWoodinville Repertory TheatreとAttic Theatre Companyの本拠地となる。このパフォーミング・センターについての詳細は、ウェブサイトを参照。

11月2日(水)ホームレス・テント村増加する?

シアトル市で一番大きいホームレスの緊急シェルター施設は、3月に閉鎖し、新しく3つのテント村の設置が予定されている。これは、シアトル市がシェルター側に利用者のデータの提出を求めたが、プライバシー保護を理由に拒否されたためで、そのシェルターは、シアトル市から補助金をストップするという通知を受けた。

問題のデーターベースは、セーフ・ハーバーズと呼ばれ、国レベルでホームレスを管理するシステムで、連邦政府によって義務付けられているものである。

シェルター側は、3日行われる公聴会でこのデーターベースに参加しないよう主張し、テント村設置の許可を求める予定だ。

11月1日(火)ビューリアン在住の男、ひき逃げ容疑で逮捕

15歳のふたりの女の子をひき逃げしたとして、ビューリアン在住の29歳の男が逮捕された。

警察と検察によると、先週火曜、男はキャデラックを運転していて、歩道に乗り上げ、歩いていたふたりの女の子をひいたという。女の子のうちひとりは、足を骨折した。また、男は、事故を起こした後、現場に残らず逃亡した罪にも問われている。事故を起こした時、男の血中アルコール度は、0.11%で、法律で規制されている値を超えていた。

2005年10月

10月31日(月)ノースゲート・モール、拡張工事開始 NEW!

ノースゲート・モール内で長らく空いていた病院と劇場の建物の取り壊しが始まった。これは、100,000スクエア・フィートにも及ぶショップやレストラン・スペースを新設する拡張工事の一環である。

拡張工事の間、モールは通常営業である。工事の第1段階は、1年後に完成予定。2007年1月に始まる第2段階では、ノードストロームの南の位置にショップなどのスペースを追加し、Gene Juarez Salon and Spaが加わる予定。

モールというよりは、外から直接お店に入ることのできるタウン・スクエア式のデザインになり、最初に建設されてから55年経っているノースゲート・モールは、ライフスタイル・センターとして生まれ変わる。

10月28日(金)高校生、スクール・バスにひかれ重体

メリーズビル・ピルチャック高校に通う16歳の高校生が、学校の目の前の道路を横断している時に、生徒を乗せたスクール・バスにひかれ、ハーバービュー・メディカル・センターに運ばれ、重体だという。

スノホミッシュ郡警察によると、高校生は、暗い色の服を着ており、さらに、その時間現場は暗く、霧がかかっていたという。

今月、スノホミッシュ郡で生徒がスクール・バスにひかれたのは、これで2度目。10月18日に別の高校の女子生徒がひかれた時も、暗く、霧がかかっていたという。

10月27日(木)エベレットのひき逃げ犯、自首

エベレットのI-5陸橋で、自転車に乗っていた人をひき、逃げていた男がエベレット警察に自首した。警察によると被害者は狭い歩道を自転車で通行途中、車道に落ちてしまい、男の車にひかれてしまったという。

男の出頭時に同伴していた弁護士は、誤って現場を離れてしまったため、自首することにしたと主張している。

10月26日(水)取り調べ受ける最中、物をのどに詰まらせ男性死亡

火曜、シアトル在住の21歳男性がキング郡副保安官に車を止められ取り調べを受ける最中に、何かを飲み込み、死亡した。

副保安官によると、その男性の乗っていた車の持ち主に逮捕令状がでていたためその車を止めたところ、男性は急いで何かを口に含み、副保安官は男性がそれをはき出すのを拒否したためテイザー・ガンを使った。その後、男性は最初は平然としていたが、約45分後、発作を起こした。

キング郡の検死局はまだはっきりとした死因を公表していない。

10月25日(火)トーニャ・ハーディング、暴行を受けたと通報

ワシントン州バンクーバーで、27歳の男が元フィギュア・スケート選手、トーニャ・ハーディングに暴行を加えたとして逮捕された。

その男性、クリストファー・ノーラン容疑者はハーディングと同居しており、彼がハーディングに「飲み過ぎだ」と言ったところ、彼女に小石を投げつけられ、指を噛まれたと24日、裁判所で無実を訴えた。そして、保釈金を払い、ハーディングに近寄らず、アルコールを避けることを条件に釈放された。

一方、ハーディングはその一件が起こったのは外ではなく、彼らがシェアしていたキッチンで、指を噛んだのは彼女ではなく猫だと言っている。

この一件は元々、ハーディングが911に、マスクをかぶった男達2人に押し入られ、暴行されたと通報したため、ノーラン容疑者が逮捕された。ハーディングはノーラン容疑者をボーイフレンドと言っているが、彼はハーディングをただのルームメイトだとしている。

10月24日(月)公共の場での禁煙、反対勢力弱まる

クリスマスの前に、公共の場での禁煙が実施されるかもしれない。11月8日(火)の住民投票で決められる、禁煙法案イニシアティブ901は、世論調査によると、承認される可能性が高い。というのも、人々の考え方が変わり、反対勢力が弱まったためだという。

ワシントン大学のブライアン・ジョーンズ教授は、「やっと、人々は、間接喫煙の危険性を理解し、我慢する理由はないと気付いたからだ」と述べている。また、レストラン協会のデータによると、4,500を超える会員の80パーセントが禁煙を実施しているという。6年前の割合は、45パーセントだった。

イニシャティブ901の反対派は、1万ドルしか資金が集められていないのに対し、賛成派の資金は、110万ドルを超えるという。 賛成派が提示するマサチューセッツ大学の禁煙が及ぼすビジネスへの影響に関する研究では、禁煙によって、売り上げに影響はないとしているが、マサチューセッツ・レストラン協会によると、実際はパブ・スタイルのレストランの売り上げは下がってしまったという。

10月21日(金)岩盤すべり事故現場、通行止めが解除

1ヵ月ほど前に3人の女性が亡くなった岩盤すべり事故現場のI-90が、20日5:00 p.m.に通行止めが解除された。州の交通局は、9,000平方フィートに及ぶフェンスを設置し、1,500トンもの岩を取り除いたという。作業中、現場の道路が片道1車線に制限され、交通に影響が出た。

この工事に掛かった費用は、100万ドルを超えた。

10月20日(木)2年制の大学で学士を取得することが可能になる?

今年、州議会は、学生が2年制の大学で4年制の学位を取得することができるプログラムの試験的に実施することを承認した。4つのコミュニティー・カレッジが選ばれた後、2007年秋学期から、学士プログラムをスタートする。

ワシントン州の学生の3分の2は、高校を卒業後、コミュニティー・カレッジに在籍していることがわかっている。コミュニティー・カレッジで提供する学位は、キャリア・アップを目指す社会人を対象としたものになる予定だ。

今のところ、サウス・シアトル・コミュニティー・カレッジ、レイク・ワシントン・テクニカル・カレッジ、ベルビュー・コミュニティー・カレッジ、エベレット・コミュニティー・カレッジ、オリンピック・カレッジなど計7校が名乗りを挙げている。

10月19日(水)女優の夫誘拐事件、3人起訴

B級映画女優ボニータ・マニー容疑者は、甥であるルイス・キャッシュ・マニー容疑者、そしてジェイムス・スティル容疑者と共謀し、12日にレイク・フォレスト・パークで別居中の夫を誘拐したとして、第1級誘拐の罪で起訴された。

起訴状によると、3人は、ルイス・キャッシュ・マニー容疑者のために裁判で証言させることを強要する目的で、被害者をラスベガスに連れて行くつもりだった。しかし、3人は被害者の身分証明書を持ってくるのを忘れてしまったため、被害者は飛行機に乗ることができず、計画はうまくいかなかった。被害者である夫は無理矢理乗せられた車の中で、暴行を受けたうえ、兄弟まで拘束されたという。

マニー容疑者は、「テラー・イン・ビバリーヒルズ」や「フェニックス・ウォリヤー」などに出演。1992年には、「ビバリーヒルズ高校白書」に出演していた女優シャノン・ドハーティとけんかをし、世間を騒がせたこともある。

10月18日(火)モノレール・プロジェクト、新しい経営計画を発表

17日、シアトル・モノレール・プロジェクトは、新しい経営計画を発表した。この計画では、当初よりも短い路線を建設し、40年でプロジェクトに掛かった費用を償却する。路線は、インターベイからウエスト・シアトル・アラスカ・ジャンクションまでの10マイルに敷かれ、建設費用は17億ドルとなる。

この計画が実施されるかどうかは、11月8日(木)の住民投票で決まる。

10月17日(月)車2台が駐車場から転落、2人が負傷

17日午後、立体駐車場で88歳老人男性を乗せた車が、他の車に追突し、そのままガレージ2階から2台とも転落する事件がキャピトル・ヒルで起こった。

その事故で車に乗っていた老人が負傷し、近くを通り掛かった女性1人が破片によってけがをした。

その老人は助手席に座っており、運転席には誰も乗っておらず、警察によると、その車を運転していた女性が車を駐車し、老人を車に残して買い物に行っている間に、なにかの拍子にギアがバックに入り、車はそのまま後ろ向きに動き出し、次の車に追突後、そのまま2台ともカレージの外に転落した様子。

老人は病院に運ばれたが、命に別状はないそう。

10月14日(金)アラスカン・ウェイ高架橋、検査のため今週末通行止め

今週末、アラスカン・ウェイ高架橋が定期的な検査のため、通行止めになる。シアトル市は、通行止めの間にテロが起きた場合に備えた訓練を行うという。
今回の通行止めは、S. Spokane St.とバッテリー・ストリート・トンネルの間のHwy. 99の高架橋全体で、時間帯は、明日15日の6:00 a.m.~6:00 p.m.と16日の6:00 a.m.~4:00 p.m.。州の交通課は、16日の5:30 p.m.から始まるシーホークスの試合に間に合うように、開通させたいとしている。

10月13日(木)シアトル市の無料インターネット接続サービスに思わぬ障害

5ヵ月前からコロンビア・シティーで地元経済効果を狙って無料ワイヤレス・インターネット・システムが試験的に始められた。しかし、現在、コロンビア・シティーでは、接続は不安定。同時期に導入されたユニバーシティー・ディストリクトと4つのシアトル市の公園では、散発的な障害が出ているという。
シアトル市IT課のデイビッド・キース氏は、多大なコストが掛かるが、復旧させる努力すると述べている。また、8月のログイン・データによると、システムが不安定であるのにもかかわらず、公園での利用者は1日平均50人、ユニバーシティ・ディストリクトに至っては、1日平均231人の利用者がいる。

安定したインターネット接続を供給するために必要な処置については、まだ決定されていないという。

10月12日(水)ボーイング・フィールドの商業利用案、却下される

キング郡のロン・シムズ長官は、サウスウエスト航空とアラスカ航空が申請していたボーイング・フィールドの商業利用案を却下した。
シムズ長官は当初、サウスウエスト航空の案に乗り気で、11月には公聴会を開く予定であったが、1社のみの運営となった場合、2社による訴訟になりかねないことから両社の案を却下せざるを得なかった。また、ボーイング・フィールドの拡張に対し、多くの反対派が出たことも、今回の決定に至った理由のひとつであるとしている。

シー・タック空港の利用費の値上がりを理由に、サウスウエスト航空は昨年からキング郡と話し合いを続けてきた。そこへ、今年9月30日、アラスカ航空が名乗りを挙げた。両社の提示した案は、1億3,000万ドルを掛けてターミナルや駐車場を建設し、1日に85~100便を運行するというものである。

シー・タック空港の利用料引き上げは、サウスウエスト航空がボーイング・フィールドの使用を提案したため、見送られた経緯もある。

10月11日(火)カー・チェイスで使われた車、eBayで売り出される

テレビ中継されたカー・チェイスで使われたスバル車が、eBayで売りに出されたという。1994年製のSubaru SVXの所有者は、カークランドに住むマルム夫妻で、保険会社が今回の損害に対し$3,200の支払いを提示したため、オークションに出すことに決めた。問題の車は、走ることには走るが、ボディーはぺちゃんこで、エンジンとブレーキは、過熱するまで使用されているという。また、この車を落札すると、ボーナスとして犯行に使われたスクリュードライバーも付いてくる。
家族によると、夫であるポール・マルム氏は、今回の事件で何ヵ月も掛けて改造した車が破壊されてしまったためかなり落ちこんでおり、そっとしておいて欲しいと述べているという。

1994 Subaru: SVX

10月7日(金)今年はインフルエンザ予防注射の不足なし

昨年はインフルエンザ予防注射の不足が問題となっていたが、今年は不足の問題はないであろうと、ワシントン州地元政府関係者が述べた。

10月24日までは今すぐ処置が必要な人のみが予防注射の対象となっているが、それ以降は誰でも予防注射を受けることができる。

州保険局は、肺炎や他のインフルエンザ合併症などの危険性のある人は、今すぐにでも予防注射を受けることを呼び掛けている。

10月6日(木)イーストサイドのカー・チェイス犯、昨年も同様の事件を起こしていた

テレビ中継されたイーストサイドのカー・チェイス劇で世間を騒がせたシアトル在住の男性は、同様の事件を昨年ショアラインで起こしていた。
ライアン・ウェイド=エベレット容疑者は、昨年11月、Jettaを盗み、時速90マイルで逆走し、何台もの車に追突。女性を車から引きずり出そうともしたが、キング郡の警察官とたまたまその場に居合わせた人達によって取り押さえられたという。2月には、当て逃げ、盗難物所持などで有罪を認めている。

4日のカー・チェイスは、3:20 p.m.ぐらいにウェイド=エベレットと16歳の女性がベルビューのレイク・ヒルズで車の周りをうろついているところを勤務時間外のワシントン州警察の警察官によって発見されたことから始まった。ウェイド=エベレット容疑者は、3つの家に押し入り、車の鍵を渡すように住人に要求したが、鍵を手に入れることはできなかった。シルバーのホンダ車を盗み、警察官の間を抜け、ベルビュー市警察のパトカーに追突しようとした。途中、ホンダ車からスバル車に乗り換え、カークランドとボセルでパトカーとのカー・チェイスを繰り広げ、5:25 p.m.ぐらいに民家に乗り入れ、カー・チェイスは終了した。

ウェイド=エベレット容疑者は、この件で、窃盗、強盗、自動車泥棒、警察の追跡をかわした疑いで、キング郡刑務所に収監されている。

10月5日(水)I-5のカー・チェイス、犯人自殺

3:00 a.m.頃にI-5で起きた13マイルにも及ぶカー・チェイスは、犯人が銃で自殺という結果で終わった。犯人の放った銃弾は、サーストン郡の警察官にあやうく当りそうだったという。
カー・チェイスは、軍の警察官が、フォート・ルイス近くのI-5を時速90マイルで暴走している車を発見したところから始まった。知らせを受けた州警察と郡警察は、すぐさま現場に駆けつけ、道路にスパイクを敷き、犯人の車を止めることに成功した。

犯人は、警察の呼びかけを無視し、車の運転席でダンスを披露。さらには、携帯電話のかめらで警察官の写真を撮り、911番通報までしたという。警察によると、犯人は、投降するまでもうちょっと時間が欲しいと言い、10分程経ってから軍の警察官が犯人の車の助手席側に、郡の警察官が運転手席側に近づいていきドアを開けようとしたところ、犯人は自身に銃口を向けたという。

犯人である男は30歳くらいで、身分証明書を携帯していなかった。警察は、犯人の身元の確認を進めている。

10月4日(火)ギグ・ハーバーの男性、世界あごひげコンテスト3位

ギグ・ハーバーのフランク・マデラ氏は、ベルリンで行われたあごひげ&口ひげコンテストで見事第3位に輝いた。この2年に1度行われるイベントでは、総合優勝というものはないものの、17あるカテゴリーのそれぞれで優勝者が決められる。マデラ氏が競ったのは、膨らんだ幅の広いナチュラルなひげが求められるガリバルディのカテゴリー。
出場者は、何時間もかけてスタイリングをし、華美なコスチュームには、何千万ドルも費やすという。一方のマデラ氏は、シンプルなハーレー・ダビッドソンのTシャツとジーンズというシンプルなアメリカン・バイカー・ルック。

「出場することに、あんまり乗り気じゃなかったんだ」と、試合後マデラ氏は語った。

10月3日(月)ベルビューの3人の少年、男性殺害で逮捕

ベルビューの3人の少年は、イースト・ベルビュー食料品店で起きた43歳の男性殺害事件に関与したとして、逮捕された。
ベルビュー市警察によると、15歳の少年と16歳の少年は、殺人容疑で、もうひとりの15歳の少年は事件に無関係の容疑で逮捕されたが、「重要参考人のひとりである」という。

男性殺害の容疑について明らかにされてはいないが、クロスロードで行われた誕生パーティーでの暴動から派生したものと思われている。

2005年9月

9月30日(金)サマミッシュの4人の少年、ヘイト・クライムの疑いで逮捕

サマミッシュの4人の少年が近所に住む黒人やユダヤ人の所有物に人種差別的な悪口をスプレーで書いた疑いで逮捕された。
少年達は、ユダヤ人の家をペイントボールで撃ち、人種差別の言葉をスプレーで落書きした。また、黒人の家には、家族の車にKKKと、ドライブウェイには人種差別の言葉をスプレーで書いたという。

しかし、捜査によって、今回の少年達は、先月起きたサマミッシュのNE 33rd St.での破壊行為との関係はないとわかった。警察はこの事件の容疑者を捜しているという。

少年達の犯行は、月曜に彼らが学校で自分達の行った破壊行為について話していたのをユダヤ人の家の子供が聞き、追求したため、明らかになった。少年達は、行為をビデオテープに収めていたという。

9月29日(木)天然ガス料金、値上がり

ピュージェット・サウンド・エナジー(PSE)社とノースウエスト・ナチュラル・ガス社は、天然ガス料金の値上げを申請していたが、州政府は、昨日28日、この新料金を承認した。これにより、来月から、70万世帯で、ガス料金が12~15パーセント値上がりとなる。
PSE社は、昨年、料金を16パーセント値上げしたばかり。このガス料金の値上げはハリケーンの影響ではないという。

9月28日(水)キング郡、電化製品をゴミとして出すことを禁止

10月1日(土)から、キング郡は、シアトル市とスノホミッシュ郡に習い、害を及ぼす危険性のある化学物質が含まれている電化製品をゴミとして出すことを法律で禁止する。キング郡ゴミ処理課によると、テレビやコンピューター・モニターのブラウン管には、1~3キロの鉛が含まれており、電子回路ボードには、鉛、カドミウム、水銀が含まれているという。
ステイプルズは、捨てることの難しい電化製品を有料で引き取るサービスを始めた。大規模チェーン店としては、最初となる。

9月27日(火)シアトル市予算、余り5,500万ドル

昨日リリースされた2006年度のシアトル市予算案が発表され、景気が良くなったため、5,500万ドルも余分に収入があることがわかった。
グレッグ・ニッケルズ市長は、この余ったお金で、警察官や消防士の増員、新しい歩道の設置、道路の整備、ホームレスのための衛生局、中小企業を対象とした減税などを考えているという。

予算案は、12月2日に投票によって承認されるかが決まる。

9月26日(月)ジミー・ヘンドリックスゆかりの家、お引っ越し

不動産の投資家であるピート・サイコフ氏は、トレーラーハウス公園であるハイランド・モバイルホーム・マナーを184万ドルで購入。一角にジミー・ヘンドリックスが10歳から13歳までを過ごしたという家をセントラル・ディスディストからトラックで輸送し、設置した。道路を挟んだ向かいには、27歳で麻薬の過剰摂取により亡くなったジミー・ヘンドリックスの墓がある。
サイコフ氏は、これまでにジミー・ヘンドリックスの家の2度の引っ越しで7万ドル、シアトル市とこの家の行方を争った裁判の費用として2万ドル費やした。「コミュニティー・サービスは、執行猶予が付いたからといってやるものではなく、市民としては義務だと思っています。ヘンドリックスの家族の友人にジミーの家をどうにかしてくれと頼まれたのです。緊急を要する問題でした。助けられて本当にうれしいです」と、サイコフ氏は自身の動機について語った。

9月23日(金)バス・トンネル今夜閉鎖

シアトル・ダウンタウンのバス・トンネルが、路面電車のための改良工事のため、今夜から2年間閉鎖される。
1980年代後半に行われたトンネルの工事では、何年にも渡って、地上の交通に影響を与えた。しかし、今回は、パラマウント・シアター近くを除いて、ほとんどの工事は地下で行われる。

サウンド・トランジットのジョニー・アール会長は、トンネル・プロジェクトの最初の課題は、操業システムと通信システムを取り除くことで、実際に古い路線を除去するのは、トンネル閉鎖の2週目から。地面が震える可能性もあるが、今の時点では何とも言えないと述べている。

21のバス路線がトンネルを使っているが、トンネル閉鎖により、70ものバス路線に影響が出る。ラッシュ・アワーの時間帯は、3rd Ave.は、バス優先となり、運転手は1ブロックしか走行することができない。

3rd Ave.のビジネス・オーナー達は、より多くのバスの乗客が地上のバス停を利用するということで、売り上げ向上を期待しているという。

9月22日(木)連続強盗事件の容疑者逮捕

20日、強盗の罪でシアトルの48歳の男が逮捕されたと警察は発表した。シアトル市警察のデボラ・ブラウン広報担当によると、男は、クイーン・アン、キャピトル・ヒルなどの地域で起きた60件もの強盗事件に関与している疑いがあるという。この強盗事件で主にターゲットにされたのは、老人ホームに住むお年寄りだった。
男は、数ヵ所のATMで盗んだキャッシュ・カードを使用した人物として断定され、キャピトル・ヒルで逮捕された後、キング郡刑務所に送られた。

9月21日(水)世界の大学ランキングでUWが第20位に選ばれる

『エコノミスト』誌が発表した世界の大学ランキング・トップ20で、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学などの名門校に続き、UWが第20位に選ばれた。この大学ランキングは、上海大学のデータを元に、研究の実績、ノーベル賞受賞や論文発表などによって決められる。
大学ランキング・トップ20のうち、17校はアメリカの大学で、他国から選ばれたのは、オックスフォード大学とケンブリッジ大学、そして、東京大学だけだった。

マーク・エメルト学長は、「とても喜んでいます。我が校の教職員の実績が世界レベルであることは知っていましたが、雑誌に掲載されるのはやはり素晴らしいことです」と述べている。

9月20日(火)現存のモノレール修理費問題

ウエスト・シアトルとバラードを結ぶモノレール、グリーン・ラインの建設が投票者か関係者によって断念された場合、既存のモノレールの修理に最高1億ドル掛かるとシアトル・センターのディレクターは、市議会で述べた。グリーン・ラインが既存のモノレールに取って替わる予定であるため、市は既存のモノレールの修理を見合わせており、修理費用は、5000万~1億ドル掛かるという。
シアトル市長は、今のところモノレール・プロジェクトへの支持を取り下げ、市道での建設許可を拒否し、11月8日の住民投票を求めた。

リチャード・コンリン市議会議員は、グリーン・ライン建設は実現しないだろうから、市は、既存のモノレールの修理費を確保すべきだと主張している。

9月19日(月)ホームレスの男性、ゴミ収集車に轢かれ死亡

ミズーリ州出身の52、3歳と見られるホームレスの男性がゴミ収集車に轢かれ死亡した。19日5:05 a.m.、ベルビューのレッド・ライオン・インで、作業を終えたゴミ収集車の運転手が駐車場から出ようとしたところ、車が何かにぶつかったことに気付き、停車した。捜査のため、114th Ave. SEが4時間閉鎖された。
警察によると、事故が起きた時、男性は車道で轢かれた可能性、また、ゴミの収集時にゴミ箱を漁っていた可能性もあるという。

被害者の名前は、キング郡検死局による正式な識別を待って、公表される予定だ。

9月16日(金)バーク・ギルマン・トレイルの一部が通行止め

フリーモント・ブリッジの工事のため、2年間にも及び、バーク・ギルマン・トレイルの一部が通行止めになる。通行止めを受け、市は、34th St.のStone Way N.とPhinney Ave. N.の間に迂回路を用意した。
このフリーモント・ブリッジの工事で、橋への進入路や電気設備などが交換される。プロジェクト責任者によると、当初、市は、橋に地震補強を施す予定であったが、交換するほうが、安くすむということで、今回の決定に至った。また、この工事では、フリーモント近隣に新しい信号機や駐車スペースの設置も予定されている。

春までほとんどの工事は、橋の下で行われるため、交通に影響は出ない。しかし、来年は、橋の上で作業が行われるため、2~4のレーンが侵入禁止となる。また、約4ヵ月間、週末のみ、橋は完全に閉鎖される。

9月15日(木)ターゲットの風邪薬に別の薬が混入

スノホミッシュの男性が、風邪薬に別の薬を混入し返品することで、人々を危険に晒したという疑いで逮捕された。
事件が起こったのはエベレットのターゲットで、ターゲット・ブランドの風邪薬を買った正看護師により発見された。カプセルが処方箋薬である抗生物質テトラサイクリンであることに気付いた。彼女は、アレルギーを持つ人にはとても危険であるため、FDAに連絡した。彼女自身、この薬にアレルギーを持っていたという。FDAは、調査により、風邪薬の箱には開封されのりで留められていた形跡があることを突き止めた。

ターゲット社の社内規定では、開封された薬は、再販されないと定められているが、守られていなかった。また、ターゲット・エベレット店で5月11日に購入した風邪薬が翌日にターゲット・ノースゲート店で返品された記録があったため、ノースゲート店では、ターゲット・ブランドの風邪薬は、すべて処分された。

9月14日(水)ワシントン湖で見つかった遺体は、カークランドの男性

13日午後、ダイバーがマーサー島のルター・バーバンク公園近くのワシントン湖で見つけた遺体は、ウィリアム・ロス・テイラーさんであることが判明した。テイラーさんは、湖に落ちてしまった犬を助けるために水に入り、そのままボートに戻らなかったという。
ボートで通り掛かった人々が、ボートでテイラーさんをもう1匹の犬と共に待っていた息子のアレックスくんの説明を受けて、911番通報。また、彼らは、犬と靴が浮かんでいるのも発見した。

アレックスくんは母親と再会し、シアトル・ビーグル犬・レスキューは、被害にあったビーグル犬であるソルトとペッパーの新しい飼い主を捜している。

9月13日(火)サウス・センター・モールで銃撃事件

昨日、午後4:30分頃、モール北側の駐車場で車の中で座っていた男性2人が銃撃され、1人はその場で死亡、もう1人はハーバービュー・メディカル・センターに運ばれた後死亡した。

2人の身元はまだ明らかになっておらず、この殺人の動機もわかっていない。タクウィラ警察は茶色の車で現場を去った容疑者を捜している。

9月12日(月)I-90で岩盤すべり、3人死亡

12日早朝、スノコルミー・パス西のI-90で岩盤すべりが起こり、下敷きになった車に乗っていた3人の女性が亡くなった。
地質学者が状況を調査し、作業員が崩壊物を取り除き、これ以上崩落が起きないように、ゆるんでいる岩を岸壁から動かした。その間、道路は12時間以上閉鎖された。

被害者の名前は公表されていない。事故が起きた現場は、1998年に岩盤すべりが起こり、ひとりが犠牲になった場所の反対側である。

9月10日(金)3rd Ave.の1ブロック・ルール、来週施行

来週から、ラッシュ・アワー時に、車はダウンタウン・シアトルの3rd Ave.を1ブロック走行した後、道路変更を余儀なくされる。この1ブロック・ルールを破った者は、警察に注意を受けるかもしれないが、実際に違反切符が切られるようになるのは、10月1日からだという。なお、この1ブロック・ルールは、9月24日のバスのトンネルの閉鎖に伴って、ダウンタウンでの交通量の増加に対する対策である。
このバス・トンネルは、1980年代に建てられた。今回の工事で、サウンド・トランジットは、地下バス路面を約15センチ低くし、乗客は乗り場から直接、電車や低床バスに乗り降りできるようにする。バスがトンネルを再び走行するようになるのは、2007年の予定。2009年に運行を開始する電車とトンネルを共有することになる。

9月8日(木)ハリケーン避難者、他州への避難に消極的

ワシントン州は、8月29日に米メキシコ湾岸地域で起こったハリケーン避難者を受け入れるため、空軍基地で準備を整えたが、避難者は誰も来なかった。オレゴン州も学校の外にベッドを用意したが、利用者はいない。ウエスト・バージニア州も5機の飛行機をテキサス州に送ったが、空で戻って来た。ワシントンD.C.も10台のバスを送ったが、ひとりの乗客を乗せ戻った。マイアミにあるカーニバル・クルーズ・ラインズ社の3隻の船を政府はチャーターしたが、避難者はひとりも乗っていない。
ルイジアナ州とミシシッピー州からのハリケーン避難者は、近くの州ですでに避難場所を確保しており、友人や家族から離れて他州に避難することに消極的であるという。

9月7日(水)バスで、無線インターネット・サービス試験的に開始

コーヒーショップから始まり、今や空港やフェリーで設置された無線インターネット・サービスが、今度は、バスでも利用できるようになる。
6日、スノホミッシュ郡のバス会社、コミュニティー・トランジットは、スタンウッド発シアトル行きのバス422番で、無線インターネット・サービスを試験的に開始した。3台のバスが、朝と昼の運行に運行する。本日7日、メトロ・トランジットも同様のサービスをバス48番とバス197番の2つの路線で6カ月間試験的に開始した。サウンド・トランジットも、今秋、バス545番で同様のサービスを開始する予定だ。

9月6日(火)200人のハリケーン避難者、マッコード空軍基地へ

ハリケーン・カトリーナの影響で避難している200名が、タコマ近くのマッコード空軍基地に8日到着する予定であることをグレゴア知事は発表した。
ワシントン州には、2,000人もの避難者を迎える予定で、200人はその第1陣だ。グレゴア知事は、ブッシュ大統領に連邦緊急基金から500万ドルを申請している。このお金は、避難者を保護するために使われる予定だ。

避難者は、まずマッコード空軍基地で検査を受け、フォート・ルイスの仮設住宅に送られる。その後は、ホテルや政府の住宅、ホスト・ファミリーの元に引っ越すことになる。

9月2日(金)行方不明女性、遺体で見つかる

メラニー・ゲイル・ビンセントさんがフェデラルウェイのアパートから姿を消し、行方不明となっていたが、8月31日、タコマ西部の木々に囲まれた峡谷で遺体で見つかった。何者かに殺害されたと考えられている。
28日、フェデラルウェイ警察は、通報で駆けつけたアパートの一室でホワイト・センターに住む26歳の男性が銃で数回撃たれ、廊下で死亡しているのが発見された。捜査官は、残された男性の血痕を辿っていくことで、男性は、駐車場で撃たれ、廊下まで歩いたことがわかった。メラニーさんの所有する車はエンジンがかかったままだった。被害者の男性の名前は公表されていない。

9月1日(木)アクア・エキスプレス・フット・フェリー運行休止

シアトル・ダウンタウンとキングストン間を結んでいる民間の乗客専用フェリーである、アクア・エキスプレス・フット・フェリーは、運行を開始して10ヵ月しか経っていなかったが、燃料の値上がりを理由に10月1日まで運行を休止した。燃料の値段は、開始当時よりも73パーセント増加したという。
キングストンに住む弁護士デイビッド・ブルースさんは、毎日このフェリーを利用していた。「休止されるまで、乗り続けるよ。それからは、キングストンからベインブリッジ島まで、1時間45分の通勤生活になるのさ」と休止について残念そうに語った。

政府は、18人を委員に任命した。委員は、これから乗客専用フェリーの運営について再調査をする予定だ。

2005年8月

8月31日(水)キング郡の貧困者の比率、着実に増加

回復傾向にある経済状況だが、キング郡の貧困者の比率は、昨年から増加し続けている。というのも、賃金が生活費に見合っていないのだ。
昨日発表された2003-2004年度の国勢調査によると、貧困者の比率は、7.3%から10.4%に増加した。郡単位で調査の対象になった人数が少過ぎるため、正確な数字でないと指摘する専門家もいる。国レベルでは、4人家族で、年間の収入が$19,307より少ない場合は、貧困者と考えられる。

福利厚生権利組織委員会のディレクターのひとりであるジーン・コルマンさんは、「経済が回復方向に向かっていたとしても、増えた雇用は、生活することが難しいくらい低賃金のものばかりで、家族を養えないのが現実」と述べている。

8月30日(火)PSE、天然ガス料金を15%値上げ予定

昨日、PSEは、ワシントン州公共料金交通委員会に天然ガスの料金を15%値上げすることを申請した。1家庭につき約$10~$12ほど月々の料金が高くなる。
PSEは、市場での天然ガス価格の値上げが続いているのでやむを得ず、会社がこの値上がりによってより利益を得るわけではないと説明している。

ワシントン州公共料金交通委員会は、9月28日に公聴会を開き、PSEの申請について審議する予定だ。

8月29日(月)民家地下室への発砲で10代の男性死亡

何者かがビューリアン近くの民家の地下室に向けて発砲し、部屋にいた10代の男性が死亡した。発砲した人物は、民家の裏庭に侵入し発砲した後、逃走した。
事件が起こった午前1時ごろ、地下室には、10代の男性が数人いたという。

被害者の名前は公表されていない。

8月25日(金)レドモンドではしか注意報

フランス旅行から戻った男性が、レドモンド市の4カ所ではしかを蔓延させた可能性がある。40代の男性は、8月8日にシアトル地域に戻って来たが、感染の恐れがあるのは、2、3日の間だけで、今は回復に向かっているので感染の恐れはないと衛生局の局長ジェフ・デュチン博士は説明する。
はしかは、肺炎や脳腫脹を引き起こすこともあるので、命にかかわる病気となる可能性もある。ほとんどの人は、予防接種を受けてるか、免疫ができているので、感染する可能性は低い。

もし、予防接種を受けず、免疫ができていない人で、下記の日時場所にいた場合は、医師の診断を受けること。

1. マイクロソフト社のビルディング40。8月16日~19日の全日。
2. ビルディング40と41の間にあるカフェテリア。8月17日~19日11:30 a.m.~4:00 p.m.
3. マレー・サテー・ハットのレドモンド店。8月16日12:00 p.m.~3:00 p.m.
4. タイ・ジンジャーのレドモンド・タウン・センター店。8月20日8:00 p.m.~11:00 p.m.

8月25日(木)モノレール・プロジェクトの新リーダー、デッドライン迫るも楽観的

新しいモノレール・プロジェクトのリーダーであるジョン・ヘイリー氏は、予算不足にも関わらず、シアトル市に投票者によって承認されたモノレールの路線が建設されるのかという質問に、「わからない」と答えた。しかし、ヘイリー氏は、グリーン・ラインのための土地の買収という最難関を乗り越えたため、プロジェクトに関して楽観的である。
ヘイリー氏は、コンサルティング会社であるブーズ・アレン・ハミルトン社の社長で、昨日から、プロジェクトの臨時エグゼクティブ・ディレクターに就任した。ブーズ・アレン・ハミルトン社には、11月30日までの間、月々38,400ドルが支払われる。ヘイリー氏には、昨年のラスベガスのモノレール・プロジェクトを立て直した実績がある。

グレッグ・ニッケルズ市長は、9月15日をプロジェクトのデッドラインに定め、モノレールの路線の縮小と税金の値上げを市民に投票で問うことを示した。ヘイリー氏は、市長と29日に話し合うという。

8月24日(水)車の衝突事故で、男性ひとり死亡

23日午後6時49分、ノース・シアトルのメイプル・リーフで、3台の車が衝突し、事故で運転手の男性ひとりが死亡し、ふたりが軽傷を負った。シアトル警察によると、事故の原因はわかっていないという。
事故に関係した2台の車の運転手はそれぞれ軽傷を負い、そのうちひとりは、60代の男性で、病院に搬送され、もうひとりは、現場で治療を受けた。

関係者の名前は公表されていない。

8月23日(火)シータック空港の携帯電話待ち駐車場大好評

昨年のクリスマスに試験的にオープンしたシータック空港の携帯電話待ちパーキングは、利用者に大好評のため、空港側は拡大や移動を検討しているという。携帯電話待ち駐車場は、シータック空港で到着した人をピックアップに来る運転手向けに設計された。従来のように空港の周りをドライブしながら、到着を待つのではなく、特別に設置された駐車場で車を最長30分間停めて、到着した人が携帯電話で連絡を入れるまで待つことができ、空港周りの渋滞を減らすことができる。
しかし、問題はスペースが限られていること。30分間と定められているものの、飛行機の到着が遅れてしまった場合、待っている運転手に車を動かすよう伝えても、運転手は、空港の周りをドライブして時間をつぶすため、渋滞を引き起こしてしまうのだ。

携帯電話待ち駐車場は、フェニックスや、フィラデルフィアなどの空港でも採用されている。この携帯電話待ち駐車場で、どのくらい渋滞が緩和されているかは、まだわかっていない。

8月22日(月)ボーイング社の労使交渉

15日からシータックのダブルツリー・ホテルで行われているボーイング社と組合による労使交渉を受け、21日、ボーイング社の労働者で、国際航空技術士協会のメンバーである4,000人が、シータック市の公園に集まり、退職金や健康保険の保障改善を求め、デモ行進を行った。 ボーイング社は、8月30日に最善かつ最終の契約内容を示し、翌日9月1日に組合は、同意するかどうかを投票で決め、その時点でストを行うかも決めるという。

8月19日(金)胡錦涛国家主席、来月シアトル訪問

胡錦涛国家主席が、来月、訪米する際、シアトルにも立ち寄ることを、ゲイリー・ロック前知事が明らかにした。胡国家主席は、閣僚と共にワシントン州の経済人に会い、中国への輸出を増加させるのが狙いがあると見られる。スケジュールには、ホワイトハウス訪問も含まれている。
シアトルで、特にビジネスの面での米中関係について、なんらかの指針が示され、また、輸出が増えることによって、ワシントン州での求人も増やすことができるだろうとロック前知事は述べている。

中国の経済発展はめざましく、米中間貿易でのアメリカの貿易赤字は急激に増え、結果、アメリカでの求人が減っているのではないかという人々の懸念が広がっている中での訪問だが、「輸出が飛躍的に伸びることを願っている」とロック前知事は期待を寄せている。

8月18日(木)選挙投票にはIDが必要と州政府の決定

9月20日(火)の予備選挙で投票するためには、投票者はIDを提示する必要があると、サム・リード総務長官は初めて明らかにした。これは、昨年の僅差で終わった州知事選挙を受けて、今年議会で決定された変更の一部であるという。
ほかには、投票者が間違った方法で投票用紙に記入した場合、再開票のためにそのままの状態で保管される、暫定投票と不在者投票は区別される、郵便投票は安全な場所で保管される、再開票の間の署名の変更は禁止されるなどの変更がある。

州政府は投票者に選挙制度の変更を知ってもらうためのキャンペーンを22日から行う予定。

8月17日(水)ジャンク・フード販売禁止後の学校の資金不足

昨年、シアトル教育委員会が学校でのソフト・ドリンクとジャンク・フードの販売を禁止したことにより、学校経営者は今年度、多額な資金不足に直面している。

これまでソフト・ドリンクとジャンク・フードの売り上げは、生徒達のクラブ活動の遠征費用や他の生徒活動などの資金に充てられていた。コカ・コーラとの契約を解除したことにより、シアトル学区内で今年度は約$315,000の売り上げを失うことになり、各高校では多くて$25,000の損失が予想される。

8月16日(火)イサクア市、性犯罪者の居住地域を制限する条例案を可決

15日夜、イサクア市議会は性犯罪者の居住地域を制限する条例案を可決した。

フレッド・バトラー議員は、「この条例は革新的で熟考された慎重なアプローチだ。性犯罪者が再び同じ罪を犯さないことを祈るが、そんな保証はない」と述べている。

条例は、レベル2、3の性犯罪者と登録されている者が、学校と保育園の1,000フィート以内に住むことを禁止する。レベル2、3の性犯罪者と知りながら貸し出した大家には、1日$250の罰金が課される。

8月15日(月)ドックで作業中の女性、落下したコンテナの下敷きになり死亡

13日(土)午後2時30分、タコマ港のドックで作業していた女性の上に8,000ポンド(約3,600キロ)のコンテナが落下。女性は死亡した。この事故のため、港は閉鎖していたが、昨日14日に再開した。
職場の安全に関する違反があったかどうかは、まだわかっていないが、ワシントン州の労働課が調査にあたっているという。

タコマ警察によると、亡くなったキム・マイルズさんは、サムナー在住の40歳で、事故は、クレーンが通常より多いコンテナを持ち上げてしまい、起こったため、ひとつが落ちてしまったという。

8月12日(金)不審物により、ダウンタウンで通行止め

シアトル市ダウンタウンで、不審な男が市役所の入り口に消化器と共に置いたものが爆弾である可能性があったため、シアトル市警察は11日朝、1時間以上通行止めを行った。
爆弾処理班が調査にあたっている間、5th Ave.のJames St.とCherry St.間で、車と歩行者を対象に通行止めが行われたが、建物にいた人々の避難はなかった。

警察によると、不審物は危険物ではなかったという。男は逮捕されていない。

8月11日(木)イサクア市、性犯罪者の居住地域を制限?

イサクア市議会は、性犯罪者が学校と保育園から1000フィート以内の地域に住むことを禁じる条例を今にも承認しようとしている。もし承認されればその手の条例としてはワシントン州では最初のものとなり、性犯罪者が居住できる地域はオフィス街や商業街である開発地域の15%の部分となる。立ち入り禁止区域に住んでいる者は、引っ越しを余儀なくされる。
先月、イサクア・バレー小学校の学区にふたりの性犯罪者が同居をし始め、周囲の住民が危険を感じていることが、条例案提出のきっかけとなった。先月施行されたワシントン州法は、児童に対する特定の性犯罪を犯した者で、州政府の監視下にある者は、学校の880フィート以内の地域に住むことを禁じるに過ぎない。

イサクア議会議員の全員がこの条例案に賛成しており、議会は15日に採決する予定だ。

8月10日(水)やけどを負ったボブキャット、スタッフの看護の甲斐なく亡くなる

ワシントン州立大学の動物病院で治療を受けていたボブキャット、アンバーは、スタッフの手厚い看護の甲斐なく、やけどによる合併症で亡くなった。
アンバーは生後3カ月のボブキャットで、体の30%以上に及ぶ大やけどを負っており、肌の収縮を防ぐための手術を2度にわたり受けていた。アンバーはがれきの中で生まれ、メモリアル・デーの週末に起こった山火事でやけどを負っていた。

アンバーは8日に傷を掻いたり、かじったりし始め、誤って大腿部の動脈を引き裂いてしまったようだ。

8月9日(火)ベルビューのホテルの前で、タクシーがカー・ジャック

午前4時、ベルビューのダブルツリー・ホテルの前で客待ちしていたタクシーをふたりの男が襲った。男達は、ドライバーに銃口を向けタクシーを要求し、ドライバーの頭を後ろから銃で殴った。男達が車で逃走した後、ドライバーはホテルに駆け込み、警察に通報した。
1時間後、タクシーに備え付けられている探知機により、カー・ジャック現場から2マイル離れた地点で乗り捨てられたタクシーが発見された。警察犬による捜査も行われたが、成果を挙げることはできなかった。

犯人は、身長190センチくらいの中肉の黒人男性で、前歯がなかったという。ベルビュー警察によると、カー・ジャックがベルビューで起こることは、とても珍しく、タクシーが盗まれることは、さらに稀だという。

8月8日(月)シアトル美術館、6,500万ドルの公債発行

シアトル美術館は、経営拡大のため、6,500万ドルにも及ぶ公債の発行を保証するよう、シアトル市の納税者に対して求めている。公債は、1991年に美術館の建設に携わるために、シアトル市によって設置された公的機関であるMuseum Development Authority(MDA)によって発行される。公債を発行することで、金利を節約することができると、MDA側は説明している。
シアトル市は、以前にもパイク・プレイス・マーケットとチャイナタウン・インターナショナル・ディストリクトによる似たようなプロジェクトに対して公債発行を保証している。公債の発行を保証すると、他のプロジェクトに充てられるべきシアトル市の信用限度額がその分減ることになる。

8月5日(金)エドモンズ警察、3件の猫殺害事件を捜査中

ここ3週間の間に、3匹の猫のバラバラ死体が見つかった事件で、エドモンズ警察は児童による虐待行為と、ほかの動物による殺害との両面から取り調べを進めている。
3匹の猫殺害事件に共通していることは2つ。猫の死骸として残っていた部分が頭と手足だけであることと、警察が駆け付けたころには、動物管理局が死骸を処分してしまった後であったことだ。

エドモンズ警察は、動物の死骸を見つけた場合、ただちに通報し、動物の死骸を片付けるのを待つよう住民に呼び掛けている。

8月4日(木)刺し傷の発見が遅れ、ウェナチーの男性死亡

地元のバンドに所属するドラマーのダニー・ローレン・ガイヤーさんは、7月27日の午前2時半、交際している女性を巡るトラブルによって起きた乱闘で負傷し、セントラル・ワシントン病院に搬送されたが、心臓に達する刺し傷が発見されたのは、1時間半たってからだった。警察の報告によると、午前3時半に血圧や心拍数の低下が見られるまで、肺障害と診断が下されていた。
緊急手術で心臓の穴をふさいだが、大量出血により脳に酸素が行かなかったため、心臓が再び動くことはなく、午前4時32分に死亡した。

ガイヤーさんが亡くなって数時間後、刺したヘクター・マリーノ・プラド容疑者は警察に出頭。第2級殺人の疑いで逮捕された。保釈金は100万ドルである。

8月3日(水)MS社、重役をヘッド・ハンティングされGoogle社を訴える

先月、マイクロソフト社で音声認識技術開発に貢献したカイフー・リー氏をヘッド・ハンティングしたGoogle社は、雇用するあたり、リー氏が働くことができない12ヵ月間を有給、株の権利を与えるなどの条件を出した。これに対し、マイクロソフト社は、リー氏が同業のライバル会社で12ヵ月間働かないという非競争契約にサインしていた事実を基に、Google社を告訴することを表明した。
Google社はマイクロソフト社の訴えに対し、リー氏が12ヵ月間働かないこと、職務内容がマイクロソフト社雇用時とは違うことなどを盾に反論していくことを発表した。

8月2日(火)自閉症の特徴は1歳児に現れる

ワシントン大学の自閉症センターのディレクターであるジェラルディン・ドーソンさんが率いる研究チームは、56人の子供の1歳と2歳の誕生日の風景を収めたビデオにより行動の分析を行った。結果、1歳の子供に自閉症の特徴が現れることが、明らかとなった。後々早期発症の自閉症と診断される1歳児は、他の子供に比べ、赤ちゃん言葉を話すことや、物や人を指さすことが少ないという。また、自閉症性退化を持つ子供は、他の子供に比べ、複雑な赤ちゃん言葉を使うことができることもわかった。
自閉症は、神経疾患で、話す能力や感情表現に影響を与える。専門家によると、167人に1人の割合で自閉症患者がいるという。自閉症の原因は、まだわかっていないが、研究者は、環境的、生物学的、遺伝学的要因を探っている。

8月1日(月)ウェナチー湖で山火事、近隣の民家に被害なし

ウェナチー湖近くで起きた山火事は、ひと晩経った1日現在、勢いは弱まっている。
国の森林課と州警察によると、この山火事で、シェラン郡のダーティーフェイス山の南側が500エーカー以上焼けてしまったという。

23日の深夜、私有地から炎が上り、州が管理する土地とオクナガン・ウェナチー国立公園に広がった。ウェナチー・ハイウェイ沿いには約140戸の民家があるが、難を逃れた。

2005年7月

7月29日(金)シアトル公立学校オンラインで生徒の活動が確認可能にNEW!

シアトル公立学校は、今年の秋から生徒の成績や活動記録、授業内容、宿題などをオンラインで確認することができるシステムを導入することを発表した。
このシステムでは、担任教師は各クラスのカリキュラム、課題についての説明、各生徒の理解度をオンライン上に入力するが、生徒や保護者もアクセスが可能。保護者は自分の子供が学んでいる内容や理解度の確認も行える。

またEメールのやりとりも可能で、保護者と教育関係者とのコミュニケーション活性化が狙いだ。10:00a.m.以降は、その日の出欠も調べることができるので、自分の子供の登校状況の把握もできる。

同システムの開発関係者は、保護者が子供の教育により関心を持ち、教育機関と関わる機会が増えることをを願っている。

7月29日(金)シアトル公立学校オンラインで生徒の活動が確認可能に

シアトル公立学校は、今年の秋から生徒の成績や活動記録、授業内容、宿題などをオンラインで確認することができるシステムを導入することを発表した。
このシステムでは、担任教師は各クラスのカリキュラム、課題についての説明、各生徒の理解度をオンライン上に入力するが、生徒や保護者もアクセスが可能。保護者は自分の子供が学んでいる内容や理解度の確認も行える。

またEメールのやりとりも可能で、保護者と教育関係者とのコミュニケーション活性化が狙いだ。10:00a.m.以降は、その日の出欠も調べることができるので、自分の子供の登校状況の把握もできる。

同システムの開発関係者は、保護者が子供の教育により関心を持ち、教育機関と関わる機会が増えることをを願っている。

7月28日(木)シータック空港発 展計画難航する

7月26日にシータック空港関係者が5億8,000万ドルをかけて空港を発展させる計画が危うくなってきたことを報告したが、昨日空港発展計画のひとつとして予定されていた路面電車建設も困難になってきたことがわかった。この計画、当初はユニバーシティー・ディストリクト-シータック間の21マイルを結ぶ予定だったが、資金不足で4年前にシアトル・ダウンタウンからの14マイルに短縮された。さらに今回、サウスウエスト航空のボーイング・ フィールドへの業務移行予定によって計画実現自体が困難になってきたのだ。
サウスウエスト航空に続いて、アラスカ航空もボーイング・フィールドへの業務移行を暗示しており、航空会社からの資金がなければシータックの発展はますます難しくなるだろうと関係者は頭を悩ませている。

7月27日(水)ロサンゼルス国際空港爆破計画犯に判決が下される

2001年に、ロサンゼルス国際空港を爆破しようとしたと見られる、アルジェリア人のアメド・レサム被告が、シアトル地方裁判所で判決を受けた。1999年12月、レサム被告が税関を車で通行する際に、車内から大量の爆発物が見つかり逮捕。その後、2001年のロサンゼルス国際空港爆破計画に関わっていると見られ、有罪となった。
逮捕直後、レサム被告はアルカイダのネットワークなどテロ犯についての重要な情報を米国司法省に伝えるなどしたが、その後一変して協力的な姿勢を見せなかった。
検察官側は、懲役35年の刑を訴え、弁護側は、レサム被告の逮捕直後の協力的な態度を深く考慮して、懲役12年と6ヵ月の刑を訴えたが、シアトル地方裁判所は、レサム被告に懲役22年の判決を下した。

7月26日(火)サウスウエスト航空、シータック空港からボーイング・フィールドに移行予定

サウスウエスト航空の最高経営責任者であるゲーリー・ケリー氏が、シータック空港からボーイング・フィールドへの業務移行の意思を強く表明した。同氏によると、移行の理由のひとつはシータック空港の3本目の滑走路の建設費用が膨れ上がったことだという。この滑走路の建設費用は、以前7億8,700万ドルとされていたが、現在では10億ドル以上と報告されている。
サウスウエスト航空側の提案では、1億3,000万ドルの滑走路をボーイング・フィールドに建設し、すべての業務を2009年に移行させる予定。シータック空港側としては、サウスウエスト航空からも建設費用出資の同意を得ていただけに、この出資がなくなると、これからの資金集めが困難になるだろう。

7月25日(月)マイクロソフトが新しい地図提供サービスを開始

マイクロソフトが、Googleに対抗する、新たな地図提供サービス「バーチャル・アース」のベータ版を日曜9:00 p.m. から開始した。
この新サービス「バーチャル・アース」は通常の地図だけではなく、航空写真や他の情報を組み合わせた見方もできる。操作方法も新しく、ユーザーが地図をドラッグして動かしたり、ダブル・クリックで拡大したりすることも可能だ。

またこの新サービスは、イエローページやホワイトページの住所氏名録を利用するため、レストランなどのカテゴリーを検索して、地図上に表示することができる。

7月22日(金)マイクロソフト社、新OSを「Vista」と命名

マイクロソフト社は、22日朝、次期OSを「Vista」と命名することを発表した。このOSは、開発時にコードネームで「Longhorn」と呼ばれていたもの。このOSの特徴のひとつが、PC内に各自が保存したデータの管理方法やセキュリティー対策の改善。ウィンドウズ・ディレクターのニール・チャーニー氏は、「使用者一人ひとりが、PC上に自分自身の世界を創造できることにフォーカスを置いて開発を続けた」と話した。
来月3日に、同OSの「ベータ」バージョンが10万人のモニターに配布され、使いやすさや機能などが点検される。マイクロソフト社は過去、OSが発売日に間に合わなかった経験があり、今回のOSの発売について、2006年の秋ごろになるだろうと発売日を発表することを避けた。

7月21日(木)学校内の飲料水に危険信号

過去3ヵ月間に、シアトル市内公立学校に360台以上設置した飲料用冷水機が、水質検査の結果、234台中56パーセントの割合で水質安全基準を下回っていることがわかった
飲料用冷水機の水から見つかったのは、鉛成分。多くの学校ではボトル入りの水や、オフィスなどで使用されているウォーター・クーラーに替えるなどの対応が取られている。冷水機の噴水部分にフィルターを取り付けるなどの応急処置で対応している学校もあるが、パイプをすべて取り替える必要が出てくると、莫大な費用が掛かることになるだろうと関係者は頭を抱えている。

7月19日(火)スポケン在住の女性、ウエストナイル熱感染と誤報される

先日、スポケン在住の20代の女性が、州内で人体初のウエストナイル熱感染者だと州保健省から発表されていたが、その後の検査で、ウエストナイル熱には感染していないと確認された。この蚊が媒介するウイルスに感染すると、インフルエンザのような症状に始まり、進行すると脳に炎症を起こしたり、麻痺状態になったりする場合がある。この女性も、今年6月に熱が出るなどの症状から病院に行ったのが始まりだった。正確な検査のためには、症状が出てから8日以上経ってからの採血が最適。しかし、この女性は症状が出てから3日後の採血で検査していたのが、誤報の原因だったとされる。州保健省は、この件のほかにも2003年に2件の誤報があったことを認めている。
全米では、最初に感染者が見つかった1999年以来、1万7,000人が感染していると診断され、そのうちの650人が死亡している。ワシントン州では、2002年に4羽の鳥と2頭の馬が感染しているのが見つかっているが、人体への感染はまだ確認されていない。

7月18日(月)土地オークションに2,000人が参加

17日、リンウッド・コンベンション・センターで、220件、合わせて12州、2,000エーカーの土地のオークションが行われ、約2,000人が参加した。土地は、オークションを主催した会社が買い集めたもので、場所や大きさはさまざま。参加者は、あらかじめインターネットなどで、売りに出ている土地について調べることはできるが、実際に訪れることはできない。
このオークションでの売り上げは、合計200万ドル以上。この日、売り出された土地で、最も大きい土地、640エーカーの砂漠(ネバダ州)を7万5,000ドルで競り落とした、タコマ市在住のエリック・ロペス氏は、「岩やガラガラヘビでいっぱいの土地で、まだ何に使うか決めていない。とりあえず行って見てみることにするよ」と話した。

7月15日(金)イラクからの帰還兵士、妻殺人で逮捕される

今週火曜に、フォート・ルイス陸軍基地内の住宅地で、18歳の女性が殺されているのが見つかった事件で、今年4月にイラクから帰還した19歳の夫が殺人容疑で逮捕された。この兵士は、昨年11月にイラクに派遣されたが、今年3月に爆弾事故により負傷し、米国への帰還が早まった。兵士の知人達は、この兵士が帰還後、全く別人になったように人が変わったと言っている。
ワシントン州内の基地では、この2年間に、帰還兵による殺人事件が3件に上り、家庭内暴力の件数も増加していることがわかった。基地では、戦争が長引くにつれて増す、兵士達の戦場での精神的負担や、家庭への影響と負担を深く懸念している。

7月14日(木)死海文書、来年9月シアトルで展示予定

聖書研究を始め、中東における紀元前の歴史研究に最も重要な文化財として残っている死海文書が、来年9月から3ヵ月間、シアトル・パシフィック・サイエンス・センターにて展示されることが決まった。この死海文書のほかにも、同時代からのインク入れ、硬貨、革のサンダルなど、中東の当時の様子がわかる遺物を展示する予定で、宗教起源に興味がある人だけでなく、歴史に興味がある人など、幅広く楽しめる内容になる。
この展示に、総額240万ドルの費用が掛かるとされ、同センター側では、地域からの資金援助を求めている。シアトルでの展示後に、展示が予定されているカリフォルニア州サンディエゴの博物館においては、期間中の入場者を40万人と見込んでおり、パシフィック・サイエンス・センターでも同様の盛況を願っている。

7月13日(水)キューバ人サッカー選手、米国への亡命を訴える

キューバ代表サッカー・チームが、先週、ゴールド・カップの試合のため、シアトルを訪れていた。キューバ代表チームで活躍する選手が、亡命を希望し、シアトルに残っていることが移民局の調べでわかった。試合後、この選手が、メトロバスに乗っているところ、バスの運転手が不審に思い、警察に連絡し、移民局の手に渡った。
アメリカ側は、キューバからの亡命者を40年以上に渡り保護している。2002年にも、ゴールド・カップの試合でロサンゼルスを訪れていたキューバ代表チームの選手2人が米国に亡命している。

7月12日(火)登山隊、落石事故に遭う

10日夕方、登山団体として名高い「Mountaineers」登山クラスの6名が、ノース・カスケードを登山中に落石に遭った。落ちてきた岩は、冷蔵庫ほどの大きさで、先頭に立ってグループを導いていた2名が即死、2名が重傷を負った。グループの中で負傷しなかった1人が助けを求めに下山した。28歳の経験の少ない女性が重傷を負った2人と共に残り、寒さの中で意識を失っていく仲間を元気づけたが、うち1人は助けが来る前に息を引き取った。
救助隊のヘリコプターは、霧と雨で、生存者が待っている側面に近づくことができず、一夜が明けた、11日6:45 a.m. にようやく救助することができた。3名が亡くなったこの落石事故は、99年間のMountaineersの歴史の中でも、最悪の事故となった。

7月11日(月)女性2人、I-5走行中に撃たれる

10日10:00 p.m. ごろ、I-5の130th St. NE近くを走行中の車(シルバーのJetta)が、銃撃される事件が起こった。この事件で、車を運転中の女性が足に、助手席に乗っていた女性が腕に銃弾を受け、負傷し病院に運ばれたが、命に別状はないと見られる。この車に同乗していた男性2人も、かすり傷を受けた。この男性によると、I-5を走行中、白い車が左側に近寄ってきて、車に向けて、発砲し始めたという。
警察は、犯人と被害者らが顔見知りだったかどうかなど、詳しい内容を調査中。また、この事件に関しての情報を425-649-4370にて収集している。

7月8日(金)レニア山の登山者、雪崩から救助される

昨日、レニア山を登山中の3名の男性と、ガイド1名が雪崩に巻き込まれ、山の側面で待機しているところを救助された。この男性3名は、Rainier Mountaineering Inc.(RMI)が運営しているツアーに参加し、1万4,411フィートの頂上を目指すコースに挑戦しているところだった。雪崩は、そのコースより高度にある、Igraham Glacierで発生し、4名は雪崩と共に流された。ヘリコプターによって助けられた4名は、そのままタコマ市の近郊のメディカル・センターに収容された。
RMIによると、登山コースの安全を確認した上で、今日から通常通りコースを再開するとのこと。

7月7日(木)性的犯罪の前科者を再逮捕

アイダホ州で、ジョセフ・E・デューカン容疑者が、誘拐したと見られる少女と食事をしているところを逮捕されていたことがわかった。少女は無事保護されたが、性的暴行を加えられた跡があった。デューカン容疑者は、今年5月、少女の母親、その交際相手の男性のふたりを殴り殺し、少女とその弟を誘拐、その後、弟は遺体で見つかった。
デューカン容疑者は1980年にも、タコマに住む当時14歳の少年に対する性的暴行の罪で有罪判決を受けている。また、その後の調べで、それ以前にも17歳未満の13名の少年に性的行為を行っていたことがわかった。しかし、2000年に、州の精神分析医は、デューカン容疑者の性犯罪歴にもかかわらず、暴力的な犯罪者ではないとし、性犯罪者治療施設のあるマクニール島への収容を取り止めていた。

ワシントン州では、性的犯罪者を取り締まる国内でも最も厳しい法律があり、現在、227名の性的犯罪者が、強制的にマクニール島の特別収容所で治療を受けている。

7月6日(水)揺れるモノレール建設計画、実現可能か?

資金不足が深刻化したため、今週月曜に審議会の幹部2名が辞任し、実現が危うくなってきたモノレール計画だが、残留の役員達が、建設実現に向けて働きかけていると発表した。昨日の公聴会で、増税せずに建設を可能にすること、モノレールのデザインを変えるなどしてコスト削減を目指すことなどが取り上げられた。同計画案はすでに、2002年に市民投票によって同意されているが、デザインを変更したり、線路を短縮したり、駅の数を変更することになると、再投票の必要があることも指摘された。
辞任した幹部に代わって、副議長であるワシントン大学景観設計学教授、クリスティーナ・ヒル氏は、「市民は何度も投票することを避けたがるだろう。2002年の投票で得た公約範囲内で、すべての選択肢を考慮して解決法を見つけ、実現に向けて進めていきたい」と、前向きな姿勢を見せた。ほかの関係者達も、2010年12月の完成に向けて、年内にも計画を施行することを願っている。

7月5日(火)ワシントン大学研究部、テレビ視聴に関する新しい研究を発表

幼児のテレビの視聴に関する新しい研究がワシントン大学のシアトル研究部より発表された。この研究は、アメリカ全土の1,700人以上の幼児を対象に行われ、3歳以下の幼児のテレビ視聴は、読解能力と短期記憶力の発達を妨げることがわかった。しかし、同研究は3~5歳児のテレビ視聴は、認識力の発達を促すこともあると発表した。同研究の結果から、平均2時間以上テレビを見る習慣がある子供達は、読解力と短期能力の評価が低いが、平均3時間以上テレビを見る習慣がある子供達の認識力のテストが、平均よりも高得点だったことがわかった。
研究者達は、「テレビを視聴すること自体が、幼児の発達に悪影響を及ぼすとは言えない。保護者達が、幼児のテレビ視聴に関わり、子供達と対話することによって、テレビを有効に活用できる。また、幼児の年齢に合わせて適切なテレビ番組を選ぶことはとても大切だ」とまとめた。

7月1日(金)シアトル・モノレール計画、絶望的に

モノレール計画執行部は、バラードからウエストシアトルを結ぶ計画を断念する方向に向かっていると発表した。理由は、税金からの収入が予想より30パーセント不足しているにもかかわらず、工事費は20パーセント増加する見込みで、資金不足が深刻化したためだという。
同計画の資金提供にかかわってきたグラント・コッグズウェル氏は、「今まで、高速道路建設にこの計画以上に莫大な資金を費やしてきた。もし、このまま道路建設を続けて車社会を推進すれば、地球温暖化を推進していることと同じだ。いずれは排気ガスが鮭を殺してしまうことになるだろう」と嘆いている。同氏を始め、ほかの役員達もモノレール計画を継続することを勧めている。 このモノレール計画には、日立も車両提供する予定だった。

2005年6月

6月30日(木)マイクロソフト社、マリーモア公園に無料Wi-Fi設置計画

マイクロソフト社が、レドモンドにあるマリーモア公園(640エーカー)全域に無料のWi-Fiを設置するために、キング郡に$100,000を出資する計画を提出した。マリーモア公園のWi-Fiは無料でインターネットができる公共の公園として全米で1位の広さになるという。
キング郡の行政官は無料Wi-Fiのほかにも、昨年以来、広告用のビルボードや店舗スペースを企業に提供し、その収入を公園管理費に充てている。キング郡は同様の計画を他の公園、公共の建物、バスなどにも広げていく計画だという。

6月29日(水)シアトル在住の男性、ハイキング中に死亡

シアトル在住で、シェラン湖西付近にハイキングに訪れていた男性、マイケル・R・モリンさんが、テントの中で死亡しているのが発見された。警察によると、モリンさんが犯罪に関わっている可能性は低いが、検死は行われる予定であるという。
25日、父親であるポール・ハフマンさんとレッド・マウンテンでのハイキング中にモリスさんは、頭痛を訴えていたという。 翌日である26日の朝、ハフマンさんは、マッシー湖近くに張っていたモリンさんのテントでモリンさんが亡くなっているのを発見した。

6月28日(火)スワード公園近くで男性の刺殺体発見

レニア・ビーチに停めてあった車内で、シアトル在住の男性の刺殺体が警察により発見された。現場は、スワード公園の入り口近く。何者かが公衆電話から通報、警察が駆けつけ、発見に至った。
警察によると、男性は胸を刺されており、また、別の場所で殺害され運ばれたかどうかは定かではなく、容疑者の名前も挙がっていないという。

被害者である男性の名前は公表されていない。

6月27日(月)スカイウェイでの交通事故で、1人が死亡、1人が重体

昨晩スカイウェイでバイクと車が接触し、バイクに乗っていた男性はシアトルのハーバービュー・メディカル・センターへ搬送中に死亡、一緒だった女性も重体だという。事故で現場から男性は50フィート(約15メートル)、女性は75フィート(約23メートル)投げ出された。ふたつのヘルメットが現場近くで見つかっている。
車に乗っていた運転手と同乗者はそれぞれ軽傷を負い、レントンのバリー・メディカル・センターに搬送された。

事故の原因など詳細は発表されていない。

6月24日(金)ベイビー・シャワーに乱入した男性、警察に射殺される

ベルビューのクロスロード付近で、ベイビーシャワーを行っていた女性宅に、招待されていない19歳の男性がピット・ブルを連れて押し入り、家にいた人々をナイフで脅し、子供に暴力を働いたという。
女性は英語が不得意だったため、通訳者の助けを得て通報。駆けつけた警察官ふたりは、銃口を向けられたとして、男性を射殺している。

6月23日(木)ワシントン州東部、電気が復旧

ワシントン州東部とアイダホ州北部では、記録的な強風で何千もの家屋において停電していたが、22日、電気が復旧した。風速77 mphを記録した21日夜の暴風雨の影響で、たくさんの木が倒れ、いくつもの小さな火事が起こり、ひとりの10代の若者が亡くなった。
消防署によると、多くの火事の主な出火原因は、停電のため使用されていたろうそくだと考えられている。

6月22日(水)性的犯罪の被害者の男性、交通事故で亡くなる

1989年に性的犯罪者アール・ケネス・シュライナー服役囚によって性的暴行を受け、体の一部を切り取られてタコマの公園に放置された被害者である男性が、乗っていたバイクがエルム市近くでトラックに衝突し亡くなった。男性は23歳だった。
1989年の事件は、全米で話題になり、シュライナー服役囚は、131年の懲役の判決を受け、性的犯罪者に対する州法を制定する後押しとなった。

生前、男性は、スケートボード、スノーボード、スカイダイビングなどを楽しんでいたという。「彼は、異常な事件を生き残った。結果、彼は異常な人生を生きることになってしまった。1回死を免れると、いつでも思い通りに死を免れることができると思ってしまうみたい……」と彼の母親は語った。

6月21日(火)養育費に腹を立てていた男、裁判所で銃殺される

ペリー・マンリーさんは、養育費を払いたくなかったが、児童保護システムにより、一生懸命働いたお金を泣く泣く元妻に渡す羽目になった。ここ15年間、マンリーさんはそのことにこだわり、5回裁判所に訴えを起こし、親権を持たない父親の権利を訴えてきた。マンリーさんは自身の3人の子供の養育費の支払いを強制することは、強制労働だと考えていた。
父の日の翌日である20日、マンリーさんは、連邦裁判所のロビーで、ヒューズを外した破片弾を所持していたとして、ふたりのシアトル市警察官に銃殺された。

彼の死は、人々の注意を引くための最後の抵抗だったと友人達は語っている。

6月20日(月)ベトナム首相、ビル・ゲイツ氏を訪問

20日、ベトナムの代表としては、30年ぶりとなる訪米で、ベトナムのファン・ヴァン・カイ首相はマイクロソフト社を訪問し、マイクロソフト社会長、ビル・ゲイツ氏に面会した。ゲイツ氏は、カイ首相に同社の消費者技術を紹介し、リサーチ・センターに案内した。
カイ首相とゲイツ氏は、ベトナム政府とマイクロソフト社は、ベトナムでのIT会社を発展させ、5万人の教育者にコンピューター・トレーニングを施すことに合意したと発表した。

カイ首相は、この訪米で、アメリカとの関係を強化しようとしている。

6月17日(金)3万6,000人の子供がエベレットで逮捕された男の犠牲に?

ふたりの12歳の少年にいたずらをしたとしてエベレットで逮捕されたアーサー・シュワルツミラー容疑者に、3万6,000件を超える余罪の可能性があると見て警察は調べを進めている。
サンノゼ警察によると、先月、シュワルツミラー容疑者のサンノゼの自宅で発見された1,360ページにもおよぶノートに書かれた日記には、被害者の名前とどんな行為に及んだかを示した暗号が克明に記されていたという。

「もし、この数が事実だとしたら、この事件は、史上最悪の性的犯罪となる」とサンノゼ警察のスコット・コーンフィールド警察官は述べている。

6月16日(木)ワシントン大学、学費がまた値上がり?

ワシントン大学関係者は、州の議員とクリスティン・グレゴア知事に面談し、私立大学並みとなる学費の値上げについて話し合った。収入に応じた額の学費の援助をする考えも示したという。よって、収入の多い学生は、収入の少ない学生よりも高い学費を支払うことになる。グレゴア知事は、「このモデルがワシントン州にふさわしいものかを今、検討しているところだ」と語った。

ワシントン大学は今年の秋学期から州内の学部生に対し学費として一学期$5,100を課する予定だ。学校側は、学費の値上がりは高い教育の質を確保するため、やむを得ないと説明している。$10,000を超えるのも遠い日ではないとワシントン大学学長は述べている。

6月15日(水)テレサ・シャイボさんの脳に外傷なし

寝たきりだったが2ヵ月前に栄養管を外され亡くなった、テレサ・シャイボさんの検死が終了した。担当した医師によると、1990年に倒れて以来、脳のサイズは通常の半分で、外傷や窒息、心臓発作、毒薬投与の形跡は認められないとの結果が出た。また死因は、脱水症という。
シャイボさんの生前、口から食物を与えるべきだと両親が主張していたが、医師によると、シャイボさんは口から食物を摂取することはできない状態だったと結論を述べた。さらに、セラピーや治療で脳の神経細胞を復活することは不可能だとも述べた。

6月14日(火)6歳の娘を殺害、母親逮捕

昨年の大晦日、6歳の娘を風呂桶で溺死させたとして、サマラ・ラバーン・スパン容疑者を第1級殺人の容疑で、カリフォルニア州サクラメント郡警察が逮捕。郡内刑務所に収容した。
この事件は、サクラメントの児童保護施設がスパン容疑者の娘の生活を心配し、キング郡警察に通報をした2月から捜査が続けられていたが、母親と娘を発見することができなかった。6月7日、スパン容疑者の父親がスパン容疑者が娘を殺害したという噂があると警察に通報し、3日後、サクラメント郡警察は、スパン容疑者を別の子供に虐待を加えたとして逮捕した。

スパン容疑者は、警察の取り調べに対し、シアトルのホワイト・センターに住んでいた時、彼女の娘を殺したと自供したという。裁判官は、保釈金を100万ドルに設定している。

6月13日(月)高給取りのグレゴア内閣

クリスティン・グレゴア知事の内閣は、前任者と同じマイノリティの数、同じ平均年齢、同じ人数であるが、給料は前任者より$256,000も高く、それだけ納税者の負担が増えたと言える。平均収入は、前の$108,000から$125,000と、16パーセントもの昇給となる。さらに、ゲイリー・ロック前知事は、任期終了間際に今の地位に留まってくれるように、各閣僚の給料の大幅な昇給をしていた。比較すると、州の一般公務員は、4年ぶりとなるが、2年間で4.8パーセントの昇給が決まっている。
長年の財政難を抱える州政府による昇給を批判する声もある。共和党でマイノリティ主導者のビル・フィンクバイナー上院議員は、「州政府の財政状況、ほとんどの内閣メンバーは新しく州政府に加わったわけではないという事実をふまえると、今回の昇給はまったく必要のないことだ」と述べている。

昇給は、よりよい人材を確保するため、やむを得なかったとグレゴア知事側は説明している。

6月10日(金)乳児をSUVに置き去りにした母親、逮捕か?

ボセル市警察は、5月13日にボセル在住の母親が生後3ヵ月の娘を置き去りにしたSUVが盗まれてしまった事件の捜査を終えた。乳児はけがもなく盗難車発見時に救助された。
市の検察は州法により、16歳未満の子供をエンジンをかけたままの車に置き去りにした罪で、母親であるホリー・ジョンソンさんを起訴するかどうかを決めなければならない。もし、起訴され有罪が決まれば、ジョンソンさんは、最高懲役90日と罰金$1,000が課される。

警察による車を盗難した犯人の捜索は続いているが、容疑者についての詳しい情報は公表されていない。

6月9日(木)ベーリンハムの医師に新たな疑惑

使用期限の切れたインフルエンザ予防注射を患者に施したとして罪に問われているベーリンハムのゲーリー・マッカラム医師に、若い患者の写真を不適切に撮影したという新たな疑いがかかっている。州の医療品質保証委員会は、新しい苦情に対して、マッカラム医師が和解や公聴会を求めるものと思われるが、まだ回答はしていないと述べている。
マッカラム医師はほかにも、患者に対する性的接触や、万引きの疑いがある。

マッカラム医師のオフィスは5月23日に閉まっており、マッカラム医師の弁護士からのコメントは入手できてはいない。

6月8日(水)レイクウッドで殺人、そして自殺

7日、男性1人、女性1人の、射殺体がレイクウッドで見つかった。

午前1時前、レイクウッド在住のロシェル・ムーア(20歳)さんからドメスティック・バイオレンス被害の通報があり、警察がムーア宅に着いた時には、ムーアさん本人とその元ボーイフレンドが射殺体で発見された。

警察によると、その男性がムーア宅に訪れ家に入ろうとしたが、ムーアさんはそれを拒んだ。そして、その男性はハンマーを利用し玄関脇の窓を割り、強引に押し入り、ムーアさんを射殺し、その後すぐ自らその銃で自殺したとみられる。

6月7日(火)州知事選挙裁判、ついに終了

シェラン郡裁判官による十分な証拠がないとの判決を受け、共和党側州知事候補ディノ・ロシ氏は、再選挙を求めるキャンペーンを終了することを発表した。控訴する予定はないという。
ロシ氏の政治家としてのポジションはまだ未定。支持者の中には、上院議員に立候補または、クリスティン・グレゴア氏との再試合を求めている者もいる。

6月6日(月)連邦政府、医療目的でのマリファナ使用を許可せず

最高裁は、医療目的でのマリファナ使用を認める州法は連邦政府によるマリファナの使用の禁止を覆すことはできないという判決を下した。すでに10の州の州法で医療目的でのマリファナ使用を認めさせることに成功した活動家にとっては、大きな痛手となる。
今回の裁判は、ブッシュ政権が2003年末に起こした裁判に続く控訴裁判で、憲法に基づき、医療目的でのマリファナ使用について是非を問うものである。憲法の下、連邦議会は、州境をまたいで行われる商業に関連する州ごとの経済活動を規制する法律を制定することができる。問題となっているカリフォルニア州のマリファナは、カリフォルニア州で栽培され、州境をまたぐことなく、無料で患者に配られている。

6月3日(金)’99年のWTO抗議デモ、警察の対応に行き過ぎの可能性

1999年にシアトル・ダウンタウンで起こった世界貿易機関抗議デモ(WTO)で、シアトル市が、抗議者達が暴徒化したため市民の立ち入りを禁止したのは合法だが、警察の対応に行き過ぎの可能性ありと、2日、下級裁判所での判決を覆し、連邦控訴裁判所は判断し、控訴を受理した。裁判官は、暴動を鎮圧しようとし、デモ参加者の基本的人権を侵害した警察官がいたかもしれないとの見解を示した。
1999年11月、5万人の抗議者がダウンタウンに集まり、店舗に対する破壊活動を行うなど暴徒化した。警察によって催涙ガスを撒かれ、多くの逮捕者が出た。

6月2日(木)車泥棒のみなさん、ご用心

ワシントン州は、アメリカでも4番目に車の窃盗が多い州である。シアトルだけでも1時間に1台、車が盗まれている計算になる。
従来、7回有罪にならなければ、車の窃盗犯は、刑務所に送られることはない。しかし、6月1日から施行される新しい法律によって、シアトル市で警察が車の窃盗犯を捕まえた場合、重罪としてキング郡に窃盗犯を引き渡すことなく、軽犯罪として市の検察が対処する。そうすることによって、窃盗犯はもっと長い刑期を課せられることになる。

6月1日(水)スポケン市議会、スポケン市長の辞職を求める

5月31日、全国放送の人気朝番組「Today」に登場したスポケンのジム・ウエスト市長は、自身が同性愛者権利に関する法律の制定に反対していたが、自身が同性愛者であることが発覚。だが、辞職する意向はないとしている。
ウエスト市長のテレビ出演の数時間後、スポケン議会は、満場一致でウエスト市長の辞職を求めることを決めた。市長を解雇するには、リコールをするしかないため、市民グループは、リコールを求める請願書を回覧し始めた。

2005年5月

5月31日(火)車が木に激突、4歳の男の子が死亡

30日夕方、車が木に激突、車に乗っていた4歳の男の子が死亡し、同乗していた母親はけがを負った。
30日夜、男性が、元妻であるジェネル・マクマレーさんと息子ソーヤちゃんがジェネルさんの母親の家を訪ねてから家に戻っていないことに気付き通報。ベーリンハム市警察が、付近を捜索したところ、31日午前7時、Mount Baker Highwayの路肩でベーリンハム市より西へ35~40マイル離れた地点で車は発見された。

母親は、ベーリンハム市のセント・ジョセフ病院に搬送された。

警察は事故を捜査中。ジェネルは、警察に対し、運転中居眠りをしてしまったと語っている。

5月27日(金)高校が生徒にドラッグ・テストを課す

レイク・スティーブンス学区は、生徒のドラッグの使用やアルコールの飲用を止める積極的なアプローチとして特定の生徒にドラッグ・テストを課することに決めた。
エミリー・リーデルさんは、プローブ・オルターナティブ高校に転校する前、ドラッグを使用していたが、今は使っていないという。「たくさんの生徒が助けを必要としているわ」と彼女は語る。

今秋から、プローブ・オルターナティブ高校は、強制的なドラッグ・テストを受けなければ、授業登録ができない。陽性反応が出たとしても、退学にはならないが、治療やカウンセリングを受けなければならなくなる。

生徒がドラッグ・テストを避けるために、自主退学をしてしまうかもしれないと心配する声もあるが、学校側は、この決定は、生徒を罰するためのものではなく、助けるものであることを強調している。

5月26日(木)アイルランドのメアリー・マッカリーズ大統領、シアトル訪問

ハイテク貿易委員団としてシアトルを訪問中の、アイルランドのメアリー・マッカリーズ大統領が、1世代の間にどのようにアイルランドが経済成長を遂げたのかについて発表した。
「アイルランドは、資源はあまりない国ですが、頭脳集団を抱えているので、投資に成功したのです」とシアトル・タイムズ社を訪問時に語った。

ヨーロッパで資金に乏しかった国だったアイルランドだが、今や経済成長を成し遂げ、「ケルトの虎」と呼ばれている。

マッカリーズ大統領は、カナダのバンクーバーで2日滞在した後、アイルランドに帰国する予定だ。

5月25日(水)男の子、横断歩道で車に轢かれる

24日午後、ウォーリンフォードのStone Way N.の横断歩道を歩いていた11歳の男の子が、車に轢かれた。2台の車は、男の子が渡れるように止まっていたが、別の1台の車が、止まっていた車を追い抜き、事故を招いた。
男の子の容態や身元は明らかにされていない。

5月24日(火)汚染されたガソリンで、車の故障相次ぐ

ワシントン州西部で、汚染されたガソリンのため、車が故障してしまった人が、修理工場に殺到している。
コノコフィリップ社は、ファーンデール精油所で精製されたガソリンが化合物で汚染されているため、ガソリン噴射装置を詰まらせてしまうと警告。汚染されたガソリンでガソリン噴射装置が詰まってしまった場合、正規ディーラーで修理をすると、修理代を支払うと説明している。

5月23日(月)ダウンタウンのバス・トンネル、工事のため閉鎖

新しい交通システムを作るための工事がもうすぐダウンタウン・シアトルで始まる。工事に伴い、シアトルのバス・トンネルは、6月4日(土)から毎週土・日曜に閉鎖され、9月24日(土)から最高2年間すべての曜日に工事が終わるまで閉鎖される。
トンネルは15年前に作られ、電車も走るよう設計されたが、その間に技術が変わってしまったとSound Transit広報は述べている。

キング郡メトロは、地上のバス停のみとなるが、バスの利用者への影響はほとんどないという。

5月20日(金)ルトーノーさん、小学校の元教え子と結婚

メアリー・ケイ・ルトーノーさんが、小学校の元教え子と20日夜、キング郡で結婚すると、「Entertainment Tonight」と「The Insider」が報じた。式を独占取材するテレビ番組によると、19日の午後に、リハーサル・ディナーが行われ、親戚や友人が出席したという。
ルトーノーさんは、ヴィリー・ファラウさんをレイプした罪で有罪が確定し、7年と半年刑務所に服役し、昨年の8月に出所していた。ふたりが出会ったのは、ファラウさんが小学2年生の時。交際を始めた当時は、ルトーノーさんは、34歳、ファラウさんは、12歳で、ルトーノーさんは、既婚で4人の子供がおり、ビューリアンのショアウッド小学校の教師だった。

5月19日(木)アーリントンでアメリカ原住民の骨発見

ワシントン州交通省の工事の現場作業者は、18日、2人のアメリカ原住民の骨を発見した。骨は、Highway 530とArlington Heights Roadの交差点にあった浅い墓穴にあり、スティラグアミッシュ族のものと見られている。
交通省は、現地でたまたま信号機や左折車線を設置するために、穴を掘っていたところ、頭蓋骨が発見され、工事は一時中断した。スノホミッシュ郡の警察官も現場に駆けつけたが、骨がとても古かったため、発掘品として扱われた。後に、スティラグアミッシュ族の代表と考古学者が、アメリカ原住民の骨であることを確認した。

5月18日(水)シアトル市、学校閉鎖しない方針

シアトル市のパブリック・スクールは、先月、10校の閉鎖、14校の拡大及び改造を含めたプランを発表したが、市民の反対を受け、問題の10校の閉鎖をしないことに決定。シアトル市は、予算の問題を解決する別の手段を見つけなければならなくなった。
この方針により、生徒は今の学校で卒業することが可能になる。

5月17日(火)動物虐待取り締まりを強化する新法律

16日、クリスティ・グレゴア知事は、闘鶏を始めとする動物虐待の取り締まりを強化する法律HB1304に署名した。
この新しい法律では、エンターテインメントや利益のために闘鶏場や闘犬場を開く者に対する懲罰を厳しくし、動物を傷つけたり殺した者は、最高5年間の懲役と1万ドルの罰金が課されることになる。ペットを盗み、闘犬を訓練するおとりに使う行為も罰せられる。

闘犬はほとんどの州で違法とされ、闘鶏はワシントン州を含む32の州で違法とされている。

5月16日(月)ユナイテッド航空客室乗務員、年金廃止反対デモ

先週、連邦破産裁判官が、ユナイテッド航空の年金廃止による再建プランを承認したのを受け、地元のユナイテッド航空客室乗務員は、16日、反対デモを行った。
このプランで、ユナイテッド航空は、年間6万4,500万ドルを節約することができる。

裁判官は、この裁定は法律に違反することはなく、何も取り決めをせずユナイテッドが破産した場合、社員は給付金が全くなくなってしまう可能性もあると説明している。

5月13日(金)アラスカ航空、472人レイオフ予定

アラスカ航空は、シータック空港の滑走路サービスのために、メンジー・アビエーション社と契約し、472人をレイオフすると13日発表した。近年の燃料の値上がり、激しい競争に大打撃を受けているアラスカ航空は、この新しい契約とレイオフによって、1,300万ドルをセーブできるとした。
地上サービス・バイス・プレジデントのエドワード・W・ホワイト氏は、レイオフされる社員は、今の契約よりも、有利な退職金をもらえると語っている。

アラスカ航空グループ取締役、ウィリアム・S・エーア氏は、「契約会社に頼むことで、コストが削減されるが、シアトルの搭乗客の荷物は、安全に取り扱われることに変わりはない」と説明している。

5月12日(木)ベインブリッジ島在住の男性、アナプルナ山登頂

ベインブリッジ島在住のエド・ビエスターズさんは、ネパールにあるアナプルナ山(標高8,091メートル)の登頂に成功し、アメリカ人で初めて、世界で最も高い14の山を制覇した。
MSNによると、本日午前2時、妻のポーラさんに衛星電話で朗報を伝えた。

今朝の時点では、ビエスターズさんと登山のパートナーのフィンランド出身のグスタフソンさんは、イタリア人のチームと共に、標高22,500フィートあたりにあるキャンプに戻っている途中だという。

ビエスターズさんは今月末シアトルに戻ってくる予定だ。

5月11日(水)イサクアに病院建設不要と州の判断

ワシントン州保健社会福祉省は、スウェディッシュ病院とオーバーレイク病院がイサクア市に新しい病院を建設することを認可しなかった。
イサクア近辺は、近年、人口が増加している場所で、その増加率は他のキング郡の地域の3倍だという。

イサクアのアバ・フリシンガー市長は、「イサクア市は今、人口が10万人を超えたので、どちらかひとつの病院が認可されることは、至極当然なことである」と述べている。スウェディッシュ病院とオーバーレイク病院も認可されることを想定し、オーバーレイク病院は24時間緊急ケア・センターを、スウェディッシュ病院も独立型の緊急センターを建設した。

スウェディッシュ病院は、保健社会福祉省の決定に異議を申し立てる予定。スウェディッシュ病院のケビン・ブラウン氏は、グループ・ヘルスがベルビューから移転する予定であり、ベルビュー地域の交通事故に対応できるのに十分なケアが提供できなくなってしまうことを州は理解していないと不満をもらした。

5月10日(火)火遊びが原因で火事に

ボセルで、火遊びによる火事が発生し、火事になってしまい、家屋が半壊した。
ふたりは、留守番をしていた女の子の友人で、ふたりの10代の若者がマッチとWD-40の缶で火遊びをしていたら、ふたりに女の子は止めるよう言ったが、彼らは聞かなかったという。

消防が火を消し止めたころには、家の半分は燃え尽き、残りも煙でダメージを受けていた。ふたりの10代の若者は、近所の住人によって警察署に引き渡された。

5月9日(月)ピルチャック山で遭難者2名を捜索中

45人のボランティアとスノホミッシュ郡警察は、ピルチャック山で遭難したふたりの登山者を捜索している。
シアトル在住の女性ふたりは、8日にハイキングに出掛けたが、登山道から外れてしまい、午後8時に携帯電話から通報。その後、ふたりの女性は、9日午前8時に携帯電話で無事を伝えたが、携帯電話のバッテリーが切れてしまった。とても寒く、疲れているため、下山することができないと言っていたという。

5月6日(金)UWの研究者、ネズミの延命に成功

ワシントン大学研究者は、20パーセント長く生きるようネズミを遺伝的に操作することに成功した。長生きしたネズミは、細胞を損傷から守り、老化により起こる白内障や心臓障害を防ぐ、老化防止酵素をたくさん生産することがわかった。
しかし、ビタミンEや老化防止のサプリメントをあわてて買いに行くべきではないと、ワシントン大学病理学者のピーター・ラビノビッチさんは注意を促した。老化防止のサプリメントに効果がないことが実証され、中には、健康を害する可能性のあるものまで見つかったという。

長生きするには、野菜や果物を食べるべきだということは明らかだが、まだ、同じ効果を挙げられる錠剤の開発にはまだ至っていないとラビノビッチさんは語った。

5月5日(木)スポケン市長、児童虐待で告訴される

前共和党立法リーダーで、同性愛者の権利に反対しているスポケンのジェームス・E・ウエスト市長は、1970年代に2人の男の子を性的に虐待し、最近では、インターネットのチャットで、若い男の子(実際は、新聞社に雇われていた調査員)に市役所でのインターンシップさせてあげることを申し出たと非難されている。
『スポークスマン・レビュー』によると、Gay.comで18歳の男の子に、プレゼントとインターンシップをあげることを申し出たとウエスト市長が認めたという。しかし、4日夜のインタビューでは、ウエストは、児童虐待に関しては否定したという。ウエスト市長は、「虐待はしていない。彼らのことは知らないし、私は誰も虐待しない。男性だろうが女性だろうが、18歳未満の子と性的関係を持つこともない」と記事の中で述べている。

ウエスト市長は、本日朝の議会で、正直に説明したが、一般市民に対する説明や辞職をする予定はないという。

5月4日(水)アマゾン、ワイン販売

アマゾン社は、wine.comと提携しワインのオンライン販売を始める。両社は、1年間の提携の契約金額などは公表していない。 アマゾンの客は、4月中旬に始まった試験的販売で、すでにたくさんのワインをアマゾンのウェブサイトからリンクが貼られているwine.comから購入している。
トイザらスなどの他の提携と大きく違うのは、アマゾンは、wine.comに直接トラフィックを送っている点。wine.comは、それぞれの注文が各州の規則に従うようにデザインされている。

5月3日(火)シアトルの男性、エベレスト山で事故死

ネパール観光局によると、シアトル在住の男性がエベレスト山で弟と共に登山中、足を滑らせ、割れ目に落ちてしまったという。事故当時、ベース・キャンプに戻る途中で氷瀑を渡っているところだった。同じ氷瀑でたくさんの登山家が命を落としている。
彼らの父親は生き残った弟について、「とても動揺している。彼らは切っても切れない仲だったから……」と語る。

彼ら自身のウェブサイトには、アメリカ人として初めて兄弟でエベレスト山頂に立ち、遺伝病基金の募金活動をするため、今回の登山に参加したとある。

5月2日(月)シータック空港、セントラル・ターミナルがオープン

総工費1億2,600万ドル、3年に及ぶ工事によりでき上がったパシフィック・マーケットプレイスが、本日オープンした。13万スクエア・フィートに11ものレストラン、9つのショップができ、搭乗待ちの客は、待ち時間を有効に利用することができる。
空港広報は、65フィートもの高さの前面ガラス張りの壁によって、客が飛行機が飛ぶのを見ながら食事や買い物を楽しむことができるようになるとしている。

パシフィック・マーケットプレイスは、荷物検査を通った、搭乗券を持つ乗客のみ利用することが可能。6月4日に、搭乗券を持たない一般客にも公開される。

2005年4月

4月29日(金)錯乱した男、警察に銃で撃たれる

錯乱し、橋から飛び降りをしようとしていた男が、29日朝、駆けつけた警察に銃で撃たれた。
警察の広報は、警察官は男をなだめようと努力をしたが、ふたりはもみあいになり、発砲されたという。

男は、20代でハーバービュー・メディカル・センターに運ばれ、命にかかわる重体だという。

事件は、4:15 a.m.にファースト・アベニュー・サウス・ブリッジで起こった。男の妻と子供は車に乗っていた。男の母親が、男が自殺しようとしていることを警察に通報。男は、低い位置から飛び降り自殺を2回試みたが失敗。警察が現場に駆けつけた時、男はもう1度飛び降りようとしているところだった。

4月28日(木)MS社、外国人技術者の人数制限撤廃を求める

マイクロソフト社会長のビル・ゲイツ氏は、H1-Bビザで働ける外国人技術者の上限を6万5,000人とする法律の撤廃をブッシュ政権に求めた。
ビル・ゲイツ氏は、「H1-Bビザの制限のせいで、たくさんの有能な技術者がアメリカにやって来られない」と、米国議会図書館で行われたパネル・ディスカッションで述べた。

しかし、アメリカ人のコンピューター技術者の失業率は他の業界の失業率よりも高い5.7%で、昨年の5.5%を少し上回る。外国人技術者雇用の問題は、2001年のテロをきっかけに頻繁に議論されている。ブッシュ政権は、史上初のアメリカ企業と政府に対するスパイ行為を防ぐ戦略を実施。デイビッド・ドライア議員は、「我々は、まだ国境警備に重点を置くべきである」と慎重な姿勢を見せた。

労働者団体は「アメリカ人技術者にとって仕事を見つけるのはとても大変になってきている。アメリカ国民は、H1-Bビザの制限を撤廃しもっと多くの外国人労働者を受け入れることをサポートするわけがない」と、ゲイツ氏の意見を強く批判している。

4月27日(水)フェリー運賃、6%値上がり

ワシントン州フェリーの運賃が、6月1日から平均6%値上がりすることが決定された。
利用者の多いシアトル~ベインブリッチ島間、シアトル~ブレマトン間、エドモンズ~キングストン間の片道オフピークの運転手と車1台の運賃が$10から$10.60に、車なしで利用する人往復1人あたりが$5.70から$6.10に値上がりする。

政府は、2007年までに運営費用の80%を運賃から賄えるようにしたいと考えている。

4月26日(火)キング郡選挙責任者、証人喚問

キング郡選挙責任者であるディーン・ローガン氏が、ディノ・ロシ氏による選挙の是非を問う裁判で、証人喚問され、キング郡の選挙システムのずさんさが浮き彫りになった。
ローガン氏は、2004年のワシントン知事選挙の129の投票に誤りがあったかどうかはわからないと述べた。

2日に渡る証人喚問では、キング郡が何枚の白紙の投票用紙を刷ったのかローガン氏は把握しておらず、また、白紙の投票用紙を選挙前の金曜に引き取った投票監査役も民主党によって選ばれているということが明らかになった。白紙の投票用紙の扱いは、それぞれの投票監査役に任されていたという。

民主党は、選挙は完全ではなかったにしろ、グレゴア知事が正当な勝者ではないという証拠は共和党によって提示されていないと主張している。

4月25日(月)MS社新CFOは、クリス・リデル氏

マイクロソフト社は、25日、インターナショナル・ペーパー・カンパニー社の現CFOであるクリス・リデル氏を、マイクロソフト社の新しいCFOに任命することを発表した。リデル氏は、1月に退職した現CFOジョン・コーナーズ氏に代わり、5月9日から正式にマイクロソフト社に加わる。
リデル氏は、インターナショナル・ペーパー・カンパニー社のほかに、ニュージーランドの木材製品大手のカーター・ホールト・ハービー社でCEOも経験している。

マイクロソフト社CEO、スティーブ・バルマー氏は、「クリスは、財務と経営両方の才能と技術をもたらしてくれるだろう」と期待を寄せている。

4月22日(金)タバコ税、酒税、値上がり

州議会は、タバコ1パックあたり60セント値上げするタバコ税、酒1リットルあたり1.33ドル値上げする酒税を含めた法案を可決した。税収は、教育環境の向上に充てられるという。また、この法案は、2年間で5億ドルの歳入を確保しようとしている民主党のプランのひとつである。
法案は、下院に送られ、引き続き審議される。

4月21日(木)シアトル市、10校の閉鎖を提案

近年の資金不足と就学児童の減少を受け、シアトル市のパブリック・スクールは、20日、10校の閉鎖、14校の拡大及び改造を求める大胆なプランを明らかにした。このプランでは、小学校の数が減り、中学校、高校のバス・サービスが減らされることになる。
もし、このプランが承認された場合、2006年秋には小学生を対象に、2007年秋には中学・高校生を対象に施行される。しかし、3年から12年生の生徒は、今の学校で提供されている最高学年まで済ませることができるが、その場合、バス・サービスは2008年6月を持って打ち切られる予定だ。

7月に教育委員会で今回の提案が承認されれば、ここ20年で最も劇的な再建案となる。

4月20日(水)携帯電話会社の顧客電話番号リスト発行に歯止め

ワシントン州議会は、携帯電話会社が顧客電話番号をその顧客の許可なく公開することを禁止する法案を承認した。
情報筋によると、クリスティン・グレゴア州知事はその法案を法律にすることは間違いなく、彼女がサインすれば、ワシントン州はアメリカの中で同様の法を施行する第4の州となる。

法案の最も強い制裁として、その法律を犯した携帯電話会社には$50,000もの罰金が課せられるという。

そのような法案が通った州はワシントン州以外ではカリフォルニア、ジョージア、サウス・ダコタ州で、それ以外の州からワシントン州に引っ越した場合、携帯電話利用者はサービスを受けている携帯電話会社に、住んでいる州が変わったことを報告する必要が出てくる。

4月19日(火)コムキャスト社、インターネット接続障害を修正

コムキャスト社は、メモリリークが起きていたせいで、インターネット接続に障害が出ていたと発表した。
先週1週間、障害が出ていたという。問題は断続的なものなので、問題の影響を受けていない利用者もいるという。

メモリーリークは、ウェブサイトに接続する際使用されるソフトウェアで起こっていたが、問題はすでに修正されているという。

コムキャスト社広報は、先週水曜日の夜から特に問題は起こっていないという。

4月18日(月)ロード・レージが殴り合いのけんかに発展

I-5の145番出口付近で、ふたりのドライバーが路肩に車を停め、殴り合いのけんかをしているのが目撃された。ロード・レージ(苛立ちやストレスなどが原因となる車社会の無法行為)がけんかに発展したと考えられている。そのうちひとりは、ひどく殴られており、血を流し道路に倒れていた。被害者の車には、子供がふたり乗っており、事件の一部始終を目撃していたと見られている。
被害者の男性は、ハーバービュー・メディカル・センターに送られ、依然重体。子供にけがはなかった。

警察は事件に関係した4ドアのシルバーのセダンを運転する20代の白人男性の行方を追っている。

4月15日(金)新州法、妊婦でも離婚が可能

新しい州法が制定され、妊娠している女性でも離婚が可能になる。
議案提出のきっかけとなったのは、スポケンに住むショーンナ・ヒューさんが暴力をふるう夫との離婚を求めていたが、スポケン郡裁判所は、彼女が妊娠していることを理由に離婚を要求を破棄した。ポール・バスティン最高裁判官は、ワシントン州法で、まだ生まれていない子供の実父がわかり、誰が養育費を支払うのかが確定するまで、結婚関係を解消することはできないとした。

夫のカルロス・ヒューは、モンタナ州で麻薬取締法違反の容疑により刑務所で裁判を待っている。ヒューは、妻の身ごもっている子供の父親は、妻の愛人で、1998年にギャング関連の銃撃に参加し、お年寄りの男性を失明させて有罪が確定しているチョーンシー・ジャイクスだと裁判の文書で述べている。

ショーンナさんは、先月、元気な女の子を産んでいる。

クリスティン・グレゴア州知事は、14日、11つの法律を承認した。その中のひとつは、コートニー・アミッソン法で、スノホミッシュ郡の15歳の女の子の名前から名付けられたものだ。コートニーさんは、交通事故の際、取れかけていたステレオ・スピーカーに頭にぶつけ、死亡した。新しい州法では、スピーカーやその他の音響部品を車にしっかり固定することを求めている。

4月14日(木)末期がん患者に立ち退き通知

ジェニファー・ハウレットさんは、末期癌患者であることをアパートの大家に伝えたところ、立ち退きの通知を受けた。
シアトル人権保護機関(SOCR)のジャーメーン・コビントン氏によると、大家は、アパートで人に亡くなってもらいたくないと語り、SOCRの調査によって、ハウレットさんが亡くなる前に出て行って欲しいと大家が言っているのを3人の人物が聞いたという。

ハウレットさんは、SOCRに不公平な賃貸契約であると苦情を提出した。大家は、自分がアパートに引っ越すからだと主張し、20日以内に賃貸契約を打ち切るのは正当な理由だとした。しかし、3人の人物の証言により、SOCRは、生命にかかわる病気を患っているという理由で退去を命じるのは、違法差別であるとした。

この事件は、裁判所で審議される予定だが、SOCRはハウレットさんがアパートに住み続け、2,000ドルを大家から受け取るということを条件を要求し、和解する方向で大家と交渉しているという。

4月13日(水)殺害された母親の隣で幼児発見

エルム市で、12日夜7時20分、通報によって駆けつけた警察官によって、自宅の外で殺害された31歳の母親の隣に幼女がいるのが発見された。警察は事件に関係したと見られる人物の行方を追っている。
幼女にけがはないが、祖父母の元に行く前に、病院に送られた。

母親の死因は発表されていないが、無差別殺人である可能性は低いという。事件関係者の名前は公表されていない。

4月12日(火)まぬけな強盗犯

11日の午後、レドモンドで起こった銀行強盗で、犯人は、9ミリのセミオートマティック銃で銀行員を脅し、現金を奪った。
犯人は、弾丸の込められた銃でファニー・パックに現金を詰め込み、誤って発砲、ファニーパックに穴が開き、キャンディーサイズになった現金が銀行の床に散らばった。

FBI広報担当のレイ・ラウア氏は、「犯人は、強盗のプロではなく、とてもやることが大胆。銃を持っており、とても危険だが、あまり賢くはないようだ」と語った。

犯人は、20歳半ばの白人男性で、身長は175センチ、体重は86キロ程度、青い目をしていて、穴が開いたファニー・パックを持ち、現場から徒歩で逃走したという。

4月11日(月)Hwy.99の転覆事故で死傷者

Hwy.99のサウス・シアトル付近で車の転覆事故が起こり、2人が死亡、3人がけがを負った。
シアトル警察広報部デボラ・ブラウンさんによると、車はHwy.99を南方向に走行中、カーブを曲がるところでコントロールを失い、道路わきにある線路の近くに転覆。後部座席に座っていた男性と女性は、車から投げ出され、現場で亡くなった。

運転手とふたりの同乗者は、軽傷を負い、ハーバービュー・メディカル・センターに搬送され、治療を受けている。

捜査関係者によると、スピードの出し過ぎが事故の原因だと考えられている。

4月8日(金)MS社、児童ポルノ取り締まりソフトの開発に着手

マイクロソフト社とカナダ政府は、児童ポルノ密売者逮捕するためのソフトウェアの開発に着手したことを発表した。ソフトウェアは、世界中の児童ポルノ密売者を追跡するのを助けるよう設計されたプログラムで、クレジット・カード決算や、インターネットのチャットのメッセージ、逮捕歴などの情報を政府が結びつけることができる初めての試みである。
カナダ・マイクロソフト社社長のデイビッド・ヘムラー氏は、インターネット上のポルノ利用者はコンピューターに精通しているが、このプログラムは、政府が同じレベルに立てるようにする画期的なものだとした。マイクロソフト社が400万ドルでプログラムを制作し、どの警察の機関でも無料で使用できるようにするという。

4月7日(木)日曜日のアルコール販売解禁?

上院議会は、州で定めている州が経営するリカー・ショップでの日曜日のアルコール販売の禁止を撤回することを投票で決めた。しかし、議員の中には、飲酒の問題が増えるのではないのかと懸念する声もある。
議会で決議され、修正を加えられて、下院議会に戻され、最終的決定が下される。クリスティン・グレゴア州知事は、見解を発表していない。

4月6日(水)キング郡職員、郵便投票ミスで停職処分

4月26日の病院税課税の是非を問う選挙で、届けられた封筒に投票用紙が入っていなかった投票者が8人いたことが明らかなった。郡は問題を受けて、新たに900通を再送し、3人の職員を停職処分にした。
3人の職員は、11月の選挙で93の不在者投票を、署名確認後、封筒に入れたままで完全に処理しなかったとして、先週、郵便物処理部門から選挙部門に転属された。

4月5日(火)ガソリン税、上がる?

上院議員は、ガソリン税の増税案を議会に提出した。1ガロンごとに15セント、12年をかけて増税される。 クリスティン・グレゴア州知事は、この案に賛成しているが、反対の声が出ることは必須。もっと少ない増税になることが予想されている。

4月4日(月)女性殺害で男が逮捕

当時27歳で、8歳の女の子の母親だったクリスティン・ブレイズさんが、1988年、仕事帰りに姿を消し、行方不明となっている事件で、1日、ピアス郡検察は、彼女を殺害した疑いがあるとしてダニエル・R・メイプル容疑者を第1級殺人罪で起訴した。メイプル容疑者はブレイズさんと同じ職場に勤めていた。性犯罪者として登録を怠ったため、今、キング郡の刑務所にいるが、ピアス郡で、すでに令状が出ているので、キング郡での処理が終わり次第、ピアス郡に送られ、逮捕される。

4月1日(金)警察、強盗と誘拐事件で男達の行方を追うNEW!

警察は、レントンとケントで連続で起きた、窃盗、車のハイジャック事件に使われた車と男達の行方を追っている。
警察によると、31日夜、銃を持った男達は被害者の男性を、2時間近くトランクに閉じ込めた。その間、男達はATMで被害者のカードを使って金を引き出し、さらにケントで、別の男性を同じトランクに押し込もうとしたが、その男性は、すでに人がトランクに入っているのに気づき、逃げたという。レントンに戻った男達は、3人目の被害者となる男性をトランクに入れようとしたが、この男性も逃げた。

トランクに閉じ込められた男性は、サウス・シアトルで開放されたが、けがはない。

犯行に使われたと見られる車は、1999年製の4ドアの白のホンダ・アコードで、ナンバープレートは、ワシントン州の049-SVFで、ふたりの男達は黒人で背は5フィート10インチ(約177.8センチ)、ひとりはやせ形、もうひとりはがっちりした体型だという。

2005年3月

3月31日(木)テレサ・シャイボさん亡くなるNEW!

脳障害を患い、15年間繋がれていた栄養管を外されて13日目の31日の朝、テレサ・シャイボさんは、ピネラス・パーク・ホスピスで亡くなった。
テレサさんの両親とテレサさんの兄弟は、面会を許されず、死に目に会うことができなかった。

7年間の法廷闘争の間、フロリダの立法者、議会、ブッシュ大統領が栄養価んの再挿入を求めるテレサさんの両親のために介入しようとしたが、州裁判所、連邦裁判所は、テレサさんの夫、マイケルさんの主張を認める判決を下している。

テレサさんは、脳障害の要因となったカリウムの不均衡を診断できなかった医者に対して起こした裁判で、100万ドルを受け取っているが、代理人として両親とマイケルさんが裁判で争い、夫であるマイケルさんが勝った。そのほとんどはテレサさんの医療費に消えてしまい、残りは、4、5万ドル程度だという。

両親は、他の女性と暮らし、ふたりの子供をもうけているマイケルさんの誠実さを疑い、テレサさんの後見人の権利を剥奪するよう求めてきた。マイケルさんは、両親は、テレサさんの死にたいという意思を無視するおそれがあるとして、離婚に応じなかった。

3月30日(水)スキー・シーズン到来?

天気がよく、水不足が続いたこの冬だが、ここ数日の寒くじめじめした天気のおかげで、スキー場は活気づいている。
ベイカー山スキー場は、今週末すべてのリフトを運行する予定で、積雪は100インチと予測されている。運営者は、4月11日まで毎日、残りの4月いっぱいは、週末のみ開放する予定である。レニア山近くのクリスタル・マウンテンスキー場は、数週間閉鎖されていが、4月2日に再開し、4月10日まで営業する予定だ。ホワイト・パス・スキー場は、1月17日から閉まったままだったが、4月2日から1週間運営される。3月15日には、積雪0インチだったのが、78インチまで増えた。

雪が山に到達する前に、平野部では、雨、あられ、雷となって、猛威を奮った。風速は、30 mphにも上った。

3月29日(火)ファイル共有ソフトウェアは違法?

娯楽業界会社は、コンピューター・ユーザーが音楽や映画をダウンロードするために使っているファイル共有ソフトウェアを制作する会社を訴えることを認めるよう求めており、最高裁で、審議される。
下級裁判所は、ソフトウェア制作会社を支持した。ソフトウェア制作会社は、テクノロジーの発展であり、ビデオカセット・レコーダーと同じだと主張してきた。

最高裁は、7月までに決断を下す予定だ。

3月28日(月)シアトルのモーテルで男性が射殺される

27日夜、シアトルのモーテルで男性が何者かに銃殺された。午後10時過ぎ、通報で駆けつけた警察官によって、階段の吹き抜けで頭を撃たれた男性が発見された。
男性は、ハーバービュー・メディカル・センターに運ばれたが、28日の午前中に亡くなった。

被害者は別の男性と一緒にモーテルに滞在していたが、タバコを吸いに外に出ていったところで銃殺された。同室の男性によると、銃撃の数分前に、何者かが部屋のドアをノックしたという。ノックした者と事件の関係は明らかになっていない。

3月25日(金)キング郡が分裂?

キング郡の南と東側のキング郡独立キャンペーンが24日夜、ノース・ベンドで始まった。
カスケード郡の設立を求めて集まったのは、約100人の人々。グループを率いるメープル・バレーのジョン・ヒアリングさんは、2時間に及ぶプレゼンテーションを行い、「我々の政府を作り、こちらの地域にも目を向けてくれる政府ができあがるだろう!」と呼び掛けた。

1990年代にもキング郡を分裂させて新しい郡を作ろうとしたが、失敗に終わった。州最高裁は、議会が郡設立のプロセスを定める法律が制定されるまで、新しい郡の設立はできないとして、シダー郡の設立は妨げられた。

今回は、まず、新しい郡を作るための州全体に対するルールや規制を定めるイニシャティブを組織し、さらに新しい郡の領域について議会から承認をもらう考えだ。

3月24日(木)栄養管再挿入裁判上告退けられる

最高裁は、24日、テレサ・シャイポさんの栄養管再挿入を命ずることを拒否し、両親の上告を退けた。
シンドラー夫妻の、4日間続いた州裁判システムとの戦いに終わりを告げた。

裁判所は、この決定について説明をしなかったが、これで、シャイボさん問題に関わることを5回拒否したことになる。

テレサ・シャイポさんは、18日に栄養管を外されており、医師によると、再挿入されることがなければ、あと1、2週間で亡くなるという。

3月23日(水)フロリダ女性の栄養管再挿入の訴え退けられる

テレサ・シャイポさんの栄養管再挿入を求める両親による訴えは、アトランタ第11控訴裁判所によって退けられた。理由は、両親は十分なメリットを提示できなかったとしている。
シャイポさんは、1990年に摂食障害が原因と考えられている化学的不均衡により心臓が短い時間停止したため、脳障害を患い、植物人間状態で栄養管に頼りきりの生活が、15年続いていた。

22日には、タンパの連邦裁判所判事にも両親による訴えは退けられている。

シャイポさんは、栄養管が外されて丸5日経った。両親は最高裁判所に上告する意向だ。

3月22日(火)高校で銃乱射事件

21日、ミネソタ州北部にあるレッド・レイク・インディアン特別保留地にある、レッド・レイク高校で、男子生徒が銃を乱射し、生徒5名、教師1名、警備員1名が銃殺、少なくとも14名が重傷を負った。その後、男子生徒は自殺した。
レッド・レイク高校の生徒であるリジー・グレイブスさんは、クラスでシェークスピアに関する映画を見ていたところ、学校入り口から男子生徒が銃を乱射する音が聞こえてきた。武器を持たない警備員が殺害され、近くの教室でグレイブスさんの友人ライアンさんが銃殺された。

男子生徒の自宅では、男子生徒の祖父とその妻が死亡しているのが発見されており、1999年4月に起きたコロンバイン高校以来の最悪な銃乱射事件となった。

3月21日(月)日本でマグニチュード7.0の地震発生

20日、福岡県沖玄界島付近で大地震が発生した。マグニチュード7.0の地震は九州西沖海底で午前10:30分に発生し、気象庁は最低でもマグニチュード4.2の余震が観察されていると発表。 地震発生後、気象庁が津波警報を勧告したが、その後、その恐れはないと警報を取り下げた。
最も被害が大きかった玄界島では地割れなども起こり、救助隊が400~850人もの住民を避難させる救助作業を行った。

その他、福岡、佐賀などでも地割れなどの被害があり、福岡県在住の老人女性が壁の下敷きになって死亡したほか、 最低でも400人の負傷者が予想されている。

3月18日(金)ギグ・ハーバーの住宅、火災で倒壊

お年寄りの女性宅から出火、火の勢いは凄まじく、消防隊もなす術がなかったという。
幸運にも、女性は安全に避難しており、隣の家に火が移ることもなかった。

女性は、庭で植物用にランプを使用しており、そのランプの変圧器が誤作動を起こし、出火したと考えられている。

[今日の小ネタ]

車をハイジャックされ男性射殺
今朝、シータック空港近くの交差点にて、62歳のシータック在住の男性が射殺され、車をハイジャックされた。 警察は、ワシントン州306LFCナンバー、黒の2000年製マスタング車の行方を追っている。

3月17日(木)船舶用運河に転落、警察官死亡

16日、ワシントン湖の船舶用運河で、引き船が沖に流れていかないよう作業をしていたジャック・ローン警察官が、誤って運河に転落してしまった。一緒に作業していた警察官が飛び込み、ローン警察官を引き上げ、病院に運んだが、30分の救命処置の甲斐なく、ローン警察官は亡くなった。
ローン警察官は、18年勤務のベテランで、2001年には、橋から飛び降り自殺をしようとしていた女性を助けた英雄でもある。

グレッグ・ニッケルズ市長は、哀悼の意を表してシアトル市全体で半旗を掲げるよう指示をした。

[今日の小ネタ] 最重要指名手配者がシアトルにいる?
FBI、10人いる最重要指名手配者のうちのひとり、ドナルド・ユージーン・ウェッブの行方をシアトルで追っている。捜査官は、115th Ave. NEとLake city Wayのあたりの捜索をしているという。

ウェッブは、ペンシルバニアの警察官を殺害しており、武装している可能性が高く、とても危険であると考えられている。

3月16日(水)マリナーズ、9人の選手のマイナーリーグ落ちを決定

マリナーズは、9人の選手のマイナーリーグ落ちを決定する。
クリント・ナジオッテ投手、シン・スー・チョー外野手、ジャスティン・レオーニ内野手、マイケル・モース内野手は、3Aタコマに、レネ・リベラ捕手、ユニエスキー・ベタンクール内野手は2Aサンアントニオに、ウラディミア・バレンティアン外野手が1Aに行く選択を与えられた。

ジョン・ヒューバー投手とミッキー・ロペス内野手は、マイナーリーグ・キャンプ落ちとなった。

結果、ロースター登録選手は、47人となった。 ハーグローブ監督は、チームとしては、彼らがメジャー・リーグに戻って来るだろうと期待していると述べた。

[今日の小ネタ] 選挙は不在者投票のみになる?
投票システム改革の一環として、選挙は不在者投票のみになるという法案が州議会で可決した。2008年までには、州全体で施行される。

3月15日(火)アパートで、男性が刺され死亡

シルバーデールのアパートの一室で、31歳の男性、ジェイソン・A・ブレインさんが刺され死亡しており、交際していた18歳の女性、ベサニー・ターナーさんが重傷を負っているのが発見された。
ターナーさんの家族によると、ターナーさんは、首を刺され、ハーバービュー・メディカル・センターの集中治療室で手術を2回受けたが、依然として重体。ターナーさんは、昨年の秋、高校を卒業し、インターネット上で出会ったブレインさんと同居を始めたという。 ブレインさんの弟のマイケルさんは、ジェイソンさんが幻覚誘発薬、デキストロメトルファンを大量に摂取し、幻覚状態で、自分自身とターナーさんを刺したのではないかと語っている。

デキストロメトルファンは、市販の風邪薬や咳止めシロップに含まれており、昨年、FDAが「合法ドラッグ」と売られている製品に対し警告を発表した。対象の製品には、Trip2Night、Invigorate II、Snuffadelic、Liquid Speed、Solar Water、Orange Butterfly、Schoomz、Green Hornet Liquidが含まれる。近隣のブレマートンのハリソン病院の広報パティー・ハートさんによると、この地域ではデキストロメトルファンの問題はあまりなかったという。

司法省の報告によると、デキストロメトルファン中毒の件数は、国全体で、2000年の2,523件から2003年には4,382件まで増加してしまった。中毒の症状としては、判断力や体の感覚の鈍り、多量摂取による精神疾患、風邪薬の他の成分と一緒に服用した場合の肝臓機能の低下が挙げられる。

[今日の小ネタ] ニック・メッセンジャーくんは、2月17日に15th Ave. NWと87th St.の交差点で走行中の車のサイドミラーに頭と首をぶつけ、意識不明の重体で現在もハーバービュー・メディカル・センターに入院中。
先週末、シアトル市交通局に届いたクラウン・ヒルとバラードの住人からの手紙やEメールは1,700通を越え、新しい信号機の設置が決まった。今ある黄色点滅の信号機に替わる信号機の付いた横断歩道の完成は、5月の半ばを予定している。

住民の中には、交差点の問題は解決しないのではと懸念の声も上がっている。ブレンダ・レディーさんは、「15th Ave.の住人には良いけれど、87th側の住人にとっては、何の変化もないわ」と不満を表している。レディーさんは、15日午後5時半からBizz Buzz Box coffee shopにて交差点での交通整理をどうすべきかを話し合うため住人会議を開く。16日には、9776 Holman Rd. NWにあるLuisa’s Mexican Grillで午前11時半から午後10時までDine Out for Nick Messengerを開催。利益の一部はニックくんの医療費に充てられるという。

3月14日(月)シータックの火事で女性死亡

日曜深夜、シータックに住む女性宅の電気パネルから出火した。午後11時45分に消防が駆けつけたころには、火災探知機が鳴り響く中、地下室から煙が上っていたという。
地下室では、30歳の女性が亡くなっているのが発見された。

出火時、同居人達はみな外出していたと話している。

亡くなった女性の身元は発表されていない。

[今日の小ネタ] ワシントン大学バスケ、第1シードに選ばれる!
通算27勝5敗と好調のワシントン大学のバスケットボール・チームは、NCAAトーナメントで、第1シードに選ばれた。初戦は、ボイシーにて、第16シードのモンタナとの試合となる。

3月11日(金)ビル・ゲイツ、世界長者番付第1位

米経済誌『フォーブス』が2005年度の世界長者番付上位 691人を発表し、マイクロソフトのビル・ゲイツ会長が昨年の466億ドルから465億ドルに減ったものの11年連続の首位となった。
今年は上位に新しい長者の名前が目立ち、みな資産を増やした。第2位は昨年に引き続き投資家のウォーレン・バフェット氏、第3位にはインドの鉄鋼王ラクシュミ・ミッタル氏が資産188億ドルから220億ドルに増やし、続いた。

メキシコの電話業界大物カルロス・スリム・ヘル氏が4位、サウジ・アラビアの投資家アルワリード・ビン・タラル・アルサウド王子が第5位、IKEA創立者イングバー・カンプラッド氏が昨年の第13位から第6位に上がった。

[今日の小ネタ] ノース・カスケーズ・ハイウェイ、通行止め解除
ノース・カスケーズ・ハイウェイの冬季通行止めが解除された。10日午前11時前、州道20号線のマーブルマウントとマザマの間の柵が撤去された。記録上最も早い通行止め解除である。

3月10日(木)建設中の家屋、火災で倒壊

9日、スノホミッシュ郡のレイク・セリーンで、建設中の家屋が火災に遭い倒壊した。巨大な煙が上がり、シアトル・ダウンタウンからも見ることができるほどだった。
ボールチさん一家は、プレハブの仮住まいに6年間住んでおり、5月に隣に建つ新居に移る予定でいた。

建設作業員は、午後3時半に仕事を終えたと報告している。新居は最近、電気の配線がすでに敷かれ、次に壁が設置される予定だった。午後5時頃、パムさんと子供が新居が燃えているのを発見、あわてて避難した。

ボールチさん一家にけがはなく、仮の住まいも無事だった。

ボールチさんは、「ショックだった。でもラッキーなことに、とても良い保険に入っていたので、また新しく始めるだけで済んだよ」と述べている。

[今日の小ネタ] 州議会、ハイテク消費者保護法案を可決
州議会は、法がなく無秩序なインターネットに法律と秩序をもたらすため、ハイテク消費者保護法案を可決した。

この法案では、電話帳に許可なく携帯電話番号を掲載することを制限し、スパイウェアに対する懲罰を厳しくし、フィッシング(ウェブ偽造詐欺)を違法とした。

クリントン、再入院
10日午前5時前、ビル・クリントン元大統領が、胸部の手術のため再入院した。昨日行われた、津波被害者救援のためのチャリティー・ゴルフ・トーナメントでは、ジョークを飛ばすなど終始リラックスしていたという。

3月9日(水)セント・ヘレンズ山、また噴火

セント・ヘレンズ山が吹き出す、水蒸気と灰を含んむ竜巻き状の噴流は、何千フィートもの高さで、ゆっくりと北東の方向に流れているという。
国立測候所は、爆発の数時間後、ヤキマ・バレー、ヤキマ郡、キッチタス郡で火山灰が降ったという報告を受け、火山灰注意報を発令した。

ワシントン大学のパシフィック・ノースウエスト地震ネットワークのコーディネーター、ビル・スティールさんによると、爆発は、昨日午後5時25分に始まり、約1時間後には、2.0マグニチュードの地震が山の東側を揺らしたという。深刻な噴火の可能性は低いとしている。

[今日の小ネタ] キング郡の違法投票者は、99名
キング郡の役員は、105名の有権者ではないかもしれない投票を処理していたと認めた。検事によると、そのうち99名は、州法上投票権のない者だったという。違法投票者とされた者は、3月18日午後12時に意義申し立てができる。

キング郡は、共和党から、600名もの違法投票者の疑いがある者のリストを受け取っており、あと2週間程で処理を終える予定だ。

3月8日(火)同性愛結婚、最高裁で議論

本日、同性愛結婚に関する公聴会がワシントン州最高裁で開かれる。
10月に行われた402人のワシントン州在住者を対象とした世論調査では、結婚は異性間に限るべきだという意見が59%。しかし、同性愛カップルも法的に結婚する権利を与えられるべきだということに賛成したのが47%、反対は51%だった。

世論には関わらず、今回焦点となる州法1条12項「法によって、同じ条件で他の市民に与えられない特権や免責を特定の市民のみに与えることを禁ずる」の一節を、最高裁の9人の裁判官がどのように解釈するかにかかっている。

昨年、キング郡とサーストン郡の裁判官は、1998年に制定された結婚を男女間に制限する結婚擁護法を撤廃した。キング郡最高裁裁判官ウィリアム・ダウニイングは、昨年8月、ステータスによって授与される市民権やその他の特権は、すべての市民に平等に与えられるよう作られてはいないと述べ、同性愛結婚に賛成する判決を下している。

判決がいつ出るのか明らかになっていないが、通常、数ヵ月を要する。

[今日の小ネタ] セスナ機、キング郡郊外に緊急着陸
セスナ機が、エンジンに問題があり、キング郡郊外ブラック・ダイアモンド近くで緊急着陸をした。ジョン・ギルマンさんは、アーバン空港で親戚を降ろし、シングル・エンジンのセスナでヤキマに向かっていたが、離陸直後、油圧がなくなったことに気づいた。直線道路を見つけ、角を曲がり、林に突っ込んだとギルマンさんは語る。走行中の車は、セスナ機を避けることができたという。

ギルマンさんには、けがもなく、セスナ機も無事だった。

3月7日(月)タコマで殺人

近所の住人の通報で消防が駆けつけ、民家のドアを蹴り破ったところ、銃声が聞こえた。数分で火は消し止められたが、下の階では男性が銃殺されており、上の階では煙を吸って苦しむ女性が発見された。
警察では、発見された女性を重要参考人と考えているが、その男性と女性が夫婦であるかはまだ確定されていない。

3月4日(金)体の不自由な男性を監禁、男女ふたり逮捕

海軍で13年勤めた退役軍人で、多発性硬化症のため退職していたジェームス・グリーンさんは、ひき逃げ事故に遇い、四肢麻痺のため、生活は他者に頼りきりであった。
その彼に大使、昨年の12月から介護者が、車いすから移動機能を取り、食事も与えず、トイレは4日に一度の生活を強いて、監禁さ状態にしていた。

友人のレネ-さんが、グリーンさんに会わせてもらえないのを不審に思い、警察に通報。警察官とともに、グリーンさんの住むアパートに訪ね、介護者の男女ふたりは、その場で逮捕された。その男女は、シーツで部屋を仕切り、片方にはベッドとテレビを置き、ドラッグをしていた形跡がある一方、反対側でグリーンさんは3カ月もの間監禁されていた。

3月3日(木)行方不明少女の骨が見つかる

オリンピアの公園で見つかった骨は、行方不明になっていた15歳のカトリーナ・ナッシュさんのものだとわかった。捜査官は、カトリーナさんの死因を究明している。
カトリーナさんは9兄弟の末っ子で、9年前、躁うつ病の疑いで母親と訪れたプロビンス・セント・ピーター病院の救急病棟から逃走し、姿を消した。

警察によると、カトリーナさんが、何らかの事件に関わっているかはまだわからないという。

[今日の小ネタ] 子供監視ロボット??
見かけは、普通のテディー・ベアだが、顔認識プログラムによって、子供の動きを追って顔向きを変える。子供の名前を呼んだり、日記をつけることによって子供の初めて発した言葉や、ジャンク・フードを食べ過ぎていないかどうかを親がチェックすることもできる。

この「テディー」プロジェクトは、マイクロソフト社のテク・フェストで展示されている150ものプロジェクトのひとつ。この2日間のイベントは、マイクロソフト社の研究者達が、製品開発者に、作品を公開し、将来市場に出せるものを探るイベントで、マイクロソフト社社員、政府関係者、大学関係者に入場を許可している。

3月2日(水)ビル・ゲイツ、爵位を授かるNEW!

マイクロソフト社創始者のビル・ゲイツが、バッキングハム宮殿でのプライベートな授与式にて、ナイト爵位の名誉称号を授かった。ゲイツはアメリカ人であるため、Sirの称号は名前の前に付くことはないが、名前の後に、K.B.E.(Knight Commander of the British Empire)を付けることができるようになる。
ゲイツの世界中で行われている慈善行為とイギリスのハイテク事業への貢献を称えられた。

3月1日(火)窃盗被害の男性、犯人を燭台で強打

シアトル警察によると、被害者である男性ふたりが自宅アパートに帰宅したところ、知らない男が寝室を物色しているところに遭遇。犯人は、被害者達をナイフで脅し、縛り上げ、また1時間ほどアパートをあさって回った。
その間、被害者のひとりは、縄をほどくことができ、犯人の頭を枝付き燭台で強打した。犯人は、何も盗らずに、そのまま徒歩で逃走した。

被害者達は無傷だったという。

2005年2月

2月28日(月)窃盗犯、警察官を装うNEW!

27日深夜2時、警察官を装い、ショットガンで威嚇しながらリンウッドのアパートに3人の男が押し入った。男達は、1994年製のLexus ES300を盗み、逃走中。車のナンバープレートは590-SGDで、見掛けた場合、通報するよう呼びかけている。
警察によると、男達は警察のバッチを付け、防弾チョッキも着ていたという。そのうちふたりの男は、Sheriffと書かれた野球帽を被っていた。この窃盗によって、発砲や、けが人は報告されていない。また、犯人と被害者に面識はなかった。

[今日の小ネタ] イラクで自爆テロ。少なくとも100人死亡
バグダット南にある病院外で、警察と国家防衛部隊の希望者が集まる中、爆弾を積んだ車が侵入、爆発した。少なくとも115人が死亡、132人がけがを負った

2月25日(金)ボーイング社、787機2台をアイスランド・エアーに売却

アイスランド・エアー社は、アイスランドからの長距離ルートを広げる計画の一環として、新機種ボーイング787(定価2億4千万ドル)を2機注文したと発表した。
機体自体は2010年に届けられ、2年間の燃料効率のテスト後、就航する。

ボーイング社の広報によると、ボーイング社は、アイスランド・エアーとの契約を含め、64社から787機(以前は、7E7と呼ばれていたが名称変更)の注文を受けおり、129件の仮の取り引き契約もあるという。

アイスランド・エアー社は、エンジンをGEか、ロールス・ロイス・グループに注文するか決めてはいないという。

[今日の小ネタ] シーホークス、ジェリー・ライスを放出
昨シーズン、オークランドとのトレードで、取得したジェリー・ライス選手を放出したとシーホークスは発表した。ヘッド・コーチのホルムグレン氏は、「昨年、ジェリーと、彼の役割を全うしてくれたことに感謝している。彼は、歴史に残る、素晴らしい選手のひとり。彼の成功を願うよ」と語った。引退することになるのか、今後の動向に注目だ。


2月24日(木)男児、SUV車に轢かれる

23日、8歳男児が自宅車庫の前で小型バイクに乗って遊んでいたところ、誤って車道に出てしまい、そこへ走って来たSUV車に轢かれてしまった。男児は車の下敷きになってしまい、父親、近所の住人、SUV車の運転手によって、車の下から引きずり出された。
男児は、ハーバービュー・メディカル・センターに送られたが、依然重体。警察は、飲酒運転や、スピードの出し過ぎが要因にはなっていないとしている。

[今日の小ネタ] マリア・フェダリーチさん、州議会に出席
23日、1年前の事故によって、視力を奪われてしまったマリア・フェダリーチさんが、州議会に出席した。フェダリーチさんは、昨年、高速道路を走っていたところ、前の車の家具の一部が飛んできて、フロントガラスを直撃、致命傷を受けた。しかし、家具を運んでいた運転手は、交通違反切符を切られただけ。フェダリーチ法案は、懲罰が1年未満の懲役まで引き上げられる上、被害者も犯罪被害者補償制度によって補償が受けられるようにするものである。


ローマ法王、再入院
24日、インフルエンザ再発により、ローマ法王ジョン・ポール二世は、救急車によって病院に運ばれ、再入院となった。

2月23日(水)共和党、1,108人投票違反者がいると主張

共和党は、1,108人もの投票違反の重犯罪者がいると主張し、クリス・グレゴア現ワシントン州知事に破れたディノ・ロシ氏は、昨年の選挙に意義を申し立てている。投票違反者と選挙管理者のミスによって、決定的に選挙結果は正当性を失ったとして、再選挙を求める意向。
民主党は、グレゴア知事の当選は、正当であり、選挙を無効にする必要があるという十分な証拠は共和党にはないと見ている。

[今日の小ネタ] 高校女子バスケットの試合で、乱闘
セクイム・ウルブス対ペニンスラ・シーホークスの試合で、負けたペニンスラ高校の親が同校コーチを殴った。コーチも2、3発反撃したという。警察は関係者であるギグ・ハーバー在住の男性の行方を追っており、男性は、暴行罪に問われる可能性がある。

試合は地区の優勝決定戦。セクイム高校が56-41でペニンスラ高校を下した。

2月22日(火)誰も探さなかった4人目の犠牲者

土曜夜、ギグハーバーで起こった車の衝突事故で、先に発見された3人しかのほかに、4人目の犠牲者ががれきの下に埋もれていたことが、数時間後にわかった。
運転手である10代の若者は、4人目の犠牲者の存在を明かしておらず、ほかには乗っていないと主張していたため、捜索が遅れた、と捜査官は説明している。4人目の犠牲者、ドニー・ジャクソンさんの家族は、ドニーさんが事件に関係していることを主張していたが、誰も信じなかった。ドニーさんと交際しているエリザベス・マルチネスさんは、「もっとよく探してくれていれば……」と語った。

[今日の小ネタ] タコマ市、「全米で最もストレスのたまる大都市」1位!
Sperling’s BestPlacesは、1月に行った統計の結果、タコマ市が、高い離婚率、失業率、自殺率、窃盗犯罪率を要因として、最もストレスのたまる大都市であるとした。ただし、凶悪犯罪は少ないという。なお、ポートランドは6位、シアトルは11位。

知人に預けられていた乳児が殺された事件で、29歳の男が逮捕された。死因は、頭に2カ所発見された打撲傷。その他、35~40カ所ものけがも発見されている。弁護士は、預けられた時点で乳児は、けがを負っていたと、無罪を主張している。

2月18日(金)メリーランドの行方不明少女発見

メリーランド州で行方不明になっていた少女がワシントン州アバディーンで見つかった。
少女監禁の罪で逮捕された43歳のジョン・ディールは、3カ月程前、インターネットでアイーシャ・リチャードソンさんと知り合い、ワシントンD.C.郊外にあるアイーシャさんの学校の外で彼女と会った。そのまま、ふたりでワシントン州に移り、アイーシャさんは、ディールのアパートのベッド上で裸でいるところを通報によって駆け付けた警察官によって発見された。

捜査員に対し、ふたりともとも、道中に肉体関係を持ったことを認めていて、ふたりは愛しあっており、アイーシャは結婚して、子供を産む予定でいたという。アイーシャは、16日で16歳になったばかりだった。警察は、ディールの余罪を追求している。

[今日の小ネタ] フォート・ルイスの、アダム・プラモンドア軍曹(22歳)が、イラクで起こった車の爆破攻撃で、亡くなった。オレゴン州出身兵士として、イラク戦争で亡くなったのは、40人目となる。

知人に預けられていた乳児が殺された事件で、29歳の男が逮捕された。死因は、頭に2カ所発見された打撲傷。その他、35~40カ所ものけがも発見されている。弁護士は、預けられた時点で乳児は、けがを負っていたと、無罪を主張している。

2月17日(木)飛行機にレーザー光線、男性逮捕

今週初め、シータック空港を離陸する飛行機にレーザー光線を当てた男を逮捕した。テロとのつながりは何も確認されていないという。
14日月曜、アラスカ航空とアメリカウエスト航空のパイロットが、空港を離陸後にレーザー光線を見たとして通報、FAA、FBIと警察が捜査を始めた。911通報によって、レイクウッド在住の男性が浮上した。

[今日の小ネタ] グーグルがオレゴンにやって来る?
グーグル社は、オレゴン州ダラス市の産業地域に、30エイカーの土地を買収することに合意したという。それとは別に、3つの地域を購入予定らしい。

2月16日(水)タコマの男性を撲殺した男、逮捕

1月19日に、東タコマに在住の男性、69歳のダレル・ジョンソンさんが散歩していたところ、殴り殺された事件で、タコマ警察は、18歳の男を、15日に殺人容疑で逮捕したことを発表した。 動機はわかっていない。

[今日の小ネタ] 15歳のクリストファー・ピットマン(事件当時12歳)は、ショットガンで祖父母を殺害したとして、2つの殺人罪の有罪が確定し、30年の懲役が課せられることに決まった。ピットマン側は、抗鬱剤「Zoloft」がピットマンを躁状態にさせ、事件が起こったと主張してきた。

2月15日(火)FBIジョイント・テロリズム特別捜査班、3人逮捕

ワシントン州で襲撃する計画を立てているとして、男性3人が逮捕された。そのうちふたりは、ラベンナ周辺で違法武器の所有の重罪で逮捕、もうひとりは、沿岸でプラスチック製の爆発物を違法に所有したとして逮捕された。

2月14日(月)Verizon、MCIを67億ドルで買収

SBC社がAT&T社を買収したのを受けて、地方電話と携帯電話を扱うVerizon社はMCI社を67億ドルで買収。Qwest社も買収に名乗りを上げていたが、見事勝ち取った。この2カ月において、Sprint社、SBC社に次いで、合併3番目に大きい電話会社の合併になった。
結果、Verizon社とMCI社両社の社員25万人の中から、7,000人がリストラされることになる。

[今日の小ネタ] 元ビューリアンの小学校教師メアリー・K・ルトゥルノーは、小学生と性的関係を持ち、彼の子供を出産。強姦罪で服役・仮釈放後も、また、同じ元小学生と関係を続け、逮捕。さらに、もうひとりを妊娠・出産した、彼女は、元小学生と4月16日に結婚する予定であるらしい。

2月11日(金)ひき逃げ犯、証拠隠滅を企む

サムナーでひき逃げをした運転手が、部品を外すなど、証拠隠滅を図ったものの、母親に説得されて警察に自供した。
月曜夜、68歳のエドワード・ウェッブマンさんは、サムナー・タップ・ハイウェイ上で、妻の車にガソリンを入れようとしている時、車に当てられ、死亡した。

2月10日(木)一酸化炭素中毒で男女死亡

老夫婦が自宅で一酸化炭素中毒によって亡くなっているのを、義理の娘が発見した。娘は毎日、老夫婦の孫にあたるソリン君を老夫婦の家に預けていた。
消防署によると、夫婦の乗用車のエンジンがかかったままで家の中に一酸化炭素が充満し、通常の2~3倍のレベルにまで達していたという。

2月9日(水)マカティオのIvar’s、再開

予定より、1年以上遅れて、マカティオのアイバースが再開する。
2003年秋の激しい風雨によってできた6~8フィートの高波が店舗を襲った。そのせいで、床は高いところで4フィートまで隆起し、客は避難することになってしまった。

15ヵ月と200万ドルをかけて修復、再開に至ったレストラン内には、政府の気象観測所も設置。万全の対策がとられ、バレンタインズ・デーに間に合うよう準備が進められている。

2月8日(火)電気料金値上げ?

ブッシュ政権は、7日、電力会社は生産コストによって値段を決めず、マーケット・プライスを元に値段を決めるようすべきだ提案した。
民主・共和両党の西側の議員は、パシフィック・ノースウエストにおいて、電気料金の20パーセントもの値上げにつながるということで、提案を阻止する意向だ。

2月7日(月)1歳8カ月の男児、亡くなる

6日、暴行を受けて病院に連れられ、意識不明だった男児が、生命維持装置が外されて亡くなった。
警察によると、4日午後に意識不明の男児をセント・ジョセフ病院の救急医療室に連れて来た。男性は、1週間程友達の子を預かっていると説明。男児は命に関わる重傷と多数のあざがあり、その夜、シアトルのハーバービュー・メディカル・センターにヘリで運ばれた。

男児の両親は、引っ越しの真っ最中で、モーテルに宿泊して、男児は、29歳の友人宅に預けられていたという。ワットコム郡警察では、男児を連れて来た男性及び捜査は続行され、男児を連れて来た男性及び関係者を探しており、この時点で名前の発表はできないとのこと。

2月4日(金)ピット・ブル犬、他犬を噛み殺す

ケント近くで、犬が、犬1匹を殺した上、ほかの2匹を攻撃した。
犬は闘犬種ピット・ブルで、民家に侵入し、その家のチワワを噛み、パグにも攻撃を仕掛け、飼い主によって追い払われたが、別の家のポメラニアンを噛み殺してしまった。

捜査官が調べている際に、ピット・ブルの飼い主である女性が犬を探しに現れ、被害にあった犬の飼い主に謝罪をした。彼女は、刑事事件の出頭命令と被害者による民事裁判に直面する可能性がある。ピット・ブルはまだ捕まっていない。

2月3日(木)逆走交通事故、飲酒運転の疑い

3日、Highway 101で、男性の運転する車が逆走し、対面車に突っ込んだ。事故で、対面車は炎上し、42歳のタコマ在住の男性は警察によって車から引きずり出されたが、間もなく亡くなった。
男性の逆走する車は、午前6時ごろ目撃され、通報されていたが、警察は、事故が起きるまでに、追い付くことができなかった。

逆走した運転手は、オリンピアのセント・ピーター病院に搬送されたが、命には別状はない。危険運転致死罪の疑いで、捜査予定である。

また、亡くなった男性の名前は公表されていない。

2月2日(水)ビュリエンで男女の死体が見つかる

1日火曜、隣人からの911番通報によって、男女2人の射殺体がビュリエンの民家で見つかった。
警察は殺人及び家庭内暴力の可能性があるとして捜査している。

2月1日(火)SBC、AT&Tを買収することに合意

31日、米SBC コミュニケーションズは、AT&Tを160億ドルで買収することに合意した。 深夜の会議によって決断が下されたという。
SBCは、全米第2位の地方電話会社。一方、AT&Tは、ベルの電話の発明に伴い1845年設立された、120年もの歴史を誇る。

AT&Tは、3,000万もの長距離電話の客がいる。

2005年1月

1月31日(月)ベルビューの教会、テント・シティー設置せず NEW

アルダースゲイト統一メソジスト教会は、30日、プリスクールもある教会敷地内でのテント・シティー設置の是非を問う投票を実施、設置しない方針で固まった。
教会のメンバーのランディー・ブラウンさんは、「私たちは、キリスト教信者で、貧しい者を助けるべきだと思ってはいるが、テント・シティーをプリスクールの隣に建てるのは間違っていると思う」と語る。

教会は、とても難しい決断だったが、別の方法でキング郡のホームレスの人々を助けられないかと模索しているという。

1月28日(金)スカジット川、住宅地を飲み込む

ワシントン州北部コンクリートに住むエルドリッジさんは、ある朝起きたら、裏庭にスカジット川が流れているのを発見した。
前日には、800メートル先を流れていた川が、暴風雨のせいで流れる経路を変え、エルドリッジさん宅方向に流れるようになり、裏庭の森林を飲み込んでしまったのだ。

一番の問題はスカジット川上流で丸太が停滞していて、川がまっぷたつに別れてしまっていることだが、スカジット川は、国の法律によって人の手が加えられないよう定められているので、丸太を撤去することはできない。エンドリッジさんは、近隣の住民の助けを借り、川岸に岩を積んだが、洪水には太刀打ちできそうにないる。スカジット郡の救急隊マネージャーは、一刻も早く丸太を撤去してしまいたい気持ちで一杯だが、いらだちを隠せない。

1月27日(木)4歳児殺人事件続報

社会保険サービスの広報担当者によると、今日22日にレイク・スティーブンス近くの自宅で亡くなった4歳の女の子は、生まれつきコカイン中毒で、また、虐待とネグレクトの疑いで州の担当者によって何度も調査されていた。児童保護サービスは、担当部署の対応に落ち度はなかったか調べている。捜査の関係上、死因はまだ公表されていないが、24日の司法解剖の結果、殺人事件と断定された。
22日、姪が意識不明で息をしていないとの911番通報により、警察は、父親と義母と暮らす自宅にて女の子が亡くなっているのを見つけた。同日にはこの911通報前に中毒事故管理センターのホットラインに彼女の叔母と名乗る女性から、姪が銃洗浄液を飲んでしまい軽度の腹痛があると電話があった。内容に怪しいところはなく、職員は、牛乳かアイスクリームを与えなさいというアドバイスをしたが、数時間後、職員が電話をしたところ誰も出なかった。

女の子の23歳の実の兄も10月に銃で撃たれて亡くなっている。

1月26日(水)スポケンの女性、3人の新生児放置を認める

スポケンの28歳女性、ステイシー・リン・ジョーンズは、3人の新生児を放置した認めた。
2003年10月、彼女は、生後間もない3つ子を段ボールに入れて家の外に放置。そのうちひとりは窒息により亡くなった。有罪を認めることによって、彼女の罪状は、第一級殺人から第二級殺人扱いになり、刑期は2年半から3年半、判決は3月11日に下りる。

1月25日(火)カークランドの女性、証人の殺人を企む!?

窃盗と身元詐称の罪で告発されていたカークランドに住む45歳の住宅ローン・ブローカー女性が、23日、事件の証人となっている5人の殺害を息子に依頼したとして逮捕された。
息子は警察に通報し、母親との会話を録音を開始。しかし、息子は、金曜夜に銃で撃たれ、彼の28歳の誕生日である日曜に亡くなった。息子の殺害事件と母親の事件に関連があるかどうかはわかっていない。

1月24日(月)ワシントン州知事選挙のゆくえ

クリスティン・グレゴア知事の死亡者票疑惑と、投票詐欺が明るみに出て、批判が高まっているにも関わらず、前例がないことから事態は混乱を極めている。
選挙への意義申し立てはどこの管轄になるのか、裁判所それとも議会なのか、違法な投票とは何なのか、選挙結果を白紙に戻すには法律上どういった証拠が必要なのか。こういった数々の疑問への答えは、先週から始まった裁判所での話し合いにより導き出されるという。

共和党は、いくつかの郡で437の暫定票が集計機械に確認なしに入れられていたという主張に基づいて裁判所に意義を申し立てを行う一方、議会にも異議申し立てを提出している。

1月21日(金)洪水の悪夢にうなされるモーテル

エナムクローのモーテル経営者は、大雨による洪水のせいで施設が床上浸水してしまい、キング郡政府を非難している。
経営者は、政府と共に解決に向けて努力をしてきたが、ここ半年の間で2回目の洪水だったため、いらだちを隠せない。「2回も起こるなんて、信じられない。1回目の時点で、見にも来ないで、問題解決できるわけがないじゃないか」と語った。

洪水による水は、モーテルに流れ込むものの、キング郡の駐車場の方には流れ込まないことが、一般市民の目には明らかである。しかし、キング郡パークス・アンド・レクリエーション課によると、排水溝は規定通りに作られており、地域住民と一緒に問題解決に取り組む方針だ。

1月20日(木)ブッシュ政権第2期発足

ブッシュ大統領は第2期に向けて、暗黒の世界に解放と自由を広めると誓約した。大統領任命式は今回が55回目となる。
ブッシュ大統領は、海外政策とイラク戦争への批判に対し、「世界的な解放を疑問視する向きもあるが、ここ40年の歴史上、自由に向けて最も敏速に進歩したことは明確である」と反論した。

ブッシュ大統領は、2期目を勝ち取った大統領として、アメリカ史上16番目。

1月19日(水)日本、津波警告を発令

日本時間19日午後3時11分千葉県沖120マイルの地点で、マグニチュード6.8の地震が観測されたが、即時の被害はなかった。ホノルルの太平洋津波警告センターによると、地震による太平洋全域での津波の心配はないとのことだったが、日本政府は、伊豆諸島に対し、最高20インチの地震による津波の危険性を警告している。
12月26日の南アジアとアフリカでの津波は、インドネシア近くで起きたマグニチュード9.0の地震によって引き起こされ、16万人もの命を奪った。

1月18日(火)大雨で洪水の恐れ

記録的な大雨が続くワシントン州では、州の西側半分にある14もの川で深刻な洪水の恐れがある。国立測候所は、ピュージェット・サウンドとワシントン州の海洋に流れ込む大きな川のほとんどに対して、洪水警報を発令している。
今朝までの24時間の降雨量は、オリンピア半島太平洋側にあるクイラユートでは、4.45インチを記録し、オリンピア近郊のシェルトンでは、4.29インチ、ブレマートンでは、2.74インチ、シータック空港でも2.36インチを記録した。

1月14日(金)オーク・ハーバー行方不明者の遺体発見か?

警察は、行方不明となっていたエレイン・セプルベダさんと思われる遺体を発見し、交際していた男性を逮捕した。
エレインさんは、11月6日に自宅から外出したところ、行方がわからなくなっていた。発見された遺体は、エレインさんである可能性が高いが、司法解剖が終わるまで断言できないという。

捜査官は、エレインさんの交際相手、ジェームス・サンダース容疑者がエレインさんに最後に会った人物であるという情報を入手。サンダース容疑者の家族が所有する家屋の裏庭が死体遺棄現場と断定し、金曜の朝、遺体を収容した。アイランド郡の検死事務所は、司法解剖を金曜午後に世低視ている。

1月13日(木)スティーブンス・パスで雪崩

13日早朝、スティーブンス・パス・スキー・リゾートで雪崩が発生した。けが人などは出なかった。
この雪崩は同リゾートの最高峰スキー・コースを滑っていたスキーヤーによって起こされたものと見られている。

カスケードのスキー・リゾートでは昨日12日に、スノコルミー・パスのまだオープンしていないアルパイン・スキー・リゾートでも雪崩が発生しており、1人のスキーヤーが死亡している。

カスケードでは12日から大雪が降っており、スティーブンス・パスでは昨日1日だけで10インチの新雪が報告されている。

1月12日(水)グレゴア新州知事、宜誓就任

次期ワシントン州知事のクリスティーン・グレゴア氏がオリンピアで州知事として宣誓就任した。
ワシントン州知事選挙は290万の投票が3回に渡って集計され、民主党のグレゴア候補が共和党のディノ・ロシ候補を129票差で抑えて勝利。過去に例を見ない激戦となった。

グレゴア州知事は就任演説で、勝利がわずかな票差によるものであったことを認め、党派間の相違によって州政府機能を麻痺させてはいけない、州知事として相違を乗り越える義務があると述べた。

しかし、ワシントン州共和党は投票問題を理由に同選挙は無効であると主張しており、14日にその法廷審問が行われる予定となっている。共和党はまた、選挙の再投票を模索しているため、訴訟は州最高裁判所で審議されるものと思われる。

1月11日(火)タコマの暴行事件、被害者家族が捜査協力を呼び掛け

9日早朝、タコマに住む69歳の男性、ダレル・ジョンソンさんが自宅近所を散歩中に何者かに殴る蹴るの暴行を受けた事件で、男性の家族と警察が目撃者を捜している。
事件が発生したのは東タコマの69th St.と McKinley St.付近で、ジョンソンさんは頭部に重傷を負い、現在こん睡状態となっている。

ジョンソンさんは事件当時、現金などの貴重品も所持しておらず、犯行の動機などはまだわかっていない。警察とジョンソンさんの家族は、事件を警察に通報した目撃者に捜査の協力を呼び掛けている。

1月10日(月)空母リンカーンのヘリコプター事故、10人がケガ

インド洋津波の災害救助を行っている米海軍のヘリコプターSH60シーホークが、バンダアチェ空港そばの湿地帯に墜落し、乗組員10人がケガをするという事故が発生した。うち2人は足首骨折と股関節脱臼、残り8人はいずれも軽傷だという。
SH60シーホークはスマトラ島沖で救助活動を展開している米空母エイブラハム・リンカーンに所属するヘリコプター。事故の原因については現在捜査中だが、米海軍では機械故障によるものと見ている。

1月7日(金)ワ州知事選挙、死亡していた有権者が投票

ワシントン州知事選挙で投票日以前に死亡していた8人の有権者の票がキング郡で集計されていたことが明らかになった。
州保険局は毎月1回、死亡者リストを郡監査員に送付することが法律で義務づけられおり、郡監査員はこれを元に死亡者の名前を有権者リストから削除する。しかし実際には、これらのリストは数ヵ月に1回の割合でしか送付されていないという。

2004年度は1月28日、5月5日、11月1日の3回しか死亡者リストが送付されておらず、また、死亡者情報が収集されリスト化されるまでには4~6ヵ月の時差があるため、最後の5月に送付されたリストに記載されていた死亡者の多くは2003年度に死亡した人々であったという。そのため、数千以上の死亡有権者に不在投票用紙が送付されていた可能性がある。

キング郡選挙管理委員会では、今回明らかになった8人の死亡有権者による不在投票の捜査を行っているが、州共和党はこの事実を元に法的に争う構えであるという。

ワシントン州のサム・リード州務長官は、2006年に完成予定の有権者データベースがこれらの問題を改善するだろうと述べている。

1月6日(木)ワシントン州西部に大雪注意報

シアトル都市部を含む、オリンピアからベリングハム地域に7日夜~8日朝にかけて大雪注意報が発令された。
ワットコム郡地域では6日夜~7日朝にかけて約6インチの積雪があると予想されており、西部ワシントン州内陸部では翌7日夜~8日朝にかけて約4インチの積雪となる可能性があるという。

この寒気は8日~9日にかけて一時回復するが、10日には第2の寒気団が西部ワシントン州地域を襲い、11日の気温は氷点下になると予想されている。

1月5日(水)共和党、暫定投票の不備による再選挙を主張

ワシントン州共和党のクリス・ヴァンス委員長は5日、ベルビューで記者会見を行い、同州知事選挙で暫定投票の取り扱いに不備があったことは明らかであり、唯一の解決策は再選挙のみであると主張した。
暫定投票は、有権者が間違った管区で投票した場合、または何らかの理由で有権者リストに記載されていなかった場合に行う投票で、本来は有権者の投票資格が確認されるまでは通常の投票とは別に保管されるが、今回の選挙では、これらの暫定投票がそのまま確認なしで投票機に入れられてしまったという。

州共和党は手作業による再集計結果に対して法的に争うかどうかについてはまだ言明していない。しかし、民主党のクリスティーン・グレゴア次期州知事は12日に宣誓就任される予定であり、共和党は22日までに異議申請を行う必要がある。

1月4日(火)シアトルのフード・バンク、閉鎖の危機

地元シアトルのフード・バンクが閉鎖の危機に追いやられている。
このフード・バンクは、シアトルのレニア・バレー地域にある「ノースウエスト・コミュニティー・サービス・バンク」で、2,000ドルの資金調達を早急に行うことができなかった場合には、2月に閉鎖されるという。

同バンクの代表は「今年は毎年大規模な寄付をしてくれている献金者からの寄付がなかった」と述べている。同バンクは年間を通して多くの人々が利用しており、クリスマス時期には1,000人以上の子供達におもちゃを提供している。

同バンクへの寄付はチェックで下記へ送付可能。

Northwest Community Service Food Bank
4205 Rainier Ave. S., Seattle, WA 98118

1月3日(月)カナダ、2頭目の狂牛病感染牛を確認

カナダ食品検査局(CFIA)は2日、アルベータ州で狂牛病感染が懸念されていた牛が見つかった問題で、最終検査の結果、感染が確認されたと発表した。ワシントン州で2003年に発見された米唯一の狂牛病感染牛もカナダのアルベータ州生まれの牛だった。
CFIAは、感染が確認された牛は食品または飼料として出回っていないため、一般への感染リスクはないと述べている。

米政府は先月29日に今年3月からカナダからの畜牛輸入を再開することを発表しており、今回の狂牛病感染の発見による影響はないとしている。