シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2017年3月27日~3月31日(3月5週目)

ベインブリッジ島では30日(木)、フランクリン・ルーズベルト大統領が署名した大統領令9066号により、日本人移民と日系人が強制収容のため島から強制退去させられた1942年3月30日からちょうど75年を迎え、記念式典が行われた。Bainbridge Island Japanese American Exclusion Memorialでの式典には、ワシントン州のインスリー知事や佐々江賢一郎アメリカ特命全権大使が出席。強制退去を体験したケイ・ササキ・ナカオさん(97)は「どこへ、どれだけ長く行くのか、戻ってくることができるのかもわからず、非常に悲しい気持ちになった」と当時の気持ちを述べ、「自分たちが体験したこのようなことは、2度と、どんな人にも起こるべきではないことを知ってほしい」と訴えた。1942年、アメリカ西海岸に住んでいた日本人移民と日系人約12万人がアイダホ州ミニドカやカリフォルニア州マンザナーなどで強制収容され、中でもベインブリッジ島では強制退去がいち早く行われた。KING5の関連記事はこちら

モンロー市で弱い竜巻が発生

3/31/2017 ・Seattle Times

30日(木)午前10時半頃、スノホミッシュ郡モンロー市で弱い竜巻が発生したことを国立気象台が確認した。この影響でのけが人は報告されていないものの、少なくともRV2台が強風により横転し、下敷きになった車1台も損傷を受けた。気象予報士によると竜巻の規模は5段階で一番弱いEF0で、風速は65~85mphであったとみられる。また竜巻が続いた時間は1分程度と推測している。Seattle Timesの関連記事はこちら

シアトル市、聖域都市への連邦交付金停止を巡りトランプ政権を提訴

3/30/2017 ・KING5

シアトルのエド・マレー市長は29日(水)、トランプ大統領が1月に署名した不法移民取り締まり強化に関する大統領令は違憲であるとして、シアトル市が連邦地方裁判所に提訴したと発表した。シアトル市では以前より不法移民に寛容な「聖域都市」の立場を取り、裁判所命令などがない限り、警察官を含む市の職員が個人の移民ステイタスを尋ねたり、報告したりすることを禁じている。大統領令には聖域都市へ連邦資金交付を拒否することが含まれており、連邦政府が地方自治体へ圧力をかけることや、市警察に連邦移民法の執行を強いることは違憲であるとシアトル市は訴えている。この発表の2日前の27日(月)、米国司法長官のジェフ・セッションズ氏は、司法省では連邦移民当局に協力しない地方自治体への連邦交付金を打ち切る可能性があると発表していた。別の聖域都市であるサンフランシスコでは、1月末に同様の訴えを起こしており、4月14日に審理が予定されている。KING5の関連記事はこちら


アマゾン・ドット・コム、新形態の食料品店のテスト運営開始

3/29/2017 ・KING5

オンライン通信販売大手のアマゾン・ドット・コムは28日(火)、オンラインで注文した食料品や日用品を指定の駐車場で受け取ることができる新形態の店舗「アマゾンフレッシュ・ピックアップ」のテスト運営開始を発表した。場所はシアトルのソードー地区とバラード地区の2カ所で、現在利用できるのは同社従業員のみだが、将来はアマゾン・プライム会員の利用が可能になる。最短で注文後15分で受け取りが可能。生鮮食品を宅配するアマゾンフレッシュでは月額約15ドルの利用料金が必要だが、アマゾンフレッシュ・ピックアップは利用料金や注文の最低限度額は設定されていない。プライム会員へのサービスが開始される時期は今のところ発表されていない。KING5の関連記事はこちら

ヴァージン・アトランティック航空がシータック=ヒースロー路線就航

3/28/2017 ・Seattle Times

ヴァージン・アトランティック航空は26日(月)、イギリスのヒースローとシータック間の直行便を就航した。同社を設立したリチャード・ブランソン氏は祝賀式典出席のため、この日ヒースローから到着した飛行機よりシータック空港に降り立った。これまで同路線はデルタ航空がボーイング767-200型機で運航していたが、ヴァージン・アトランティック航空がこの路線に代わり、ドリームライナーの名称で知られるボーイング787-9型機を導入する。これにより、年間4万人増となる15万人の乗客を運べると見込まれている。ヒースローへの運航は毎日、午後5時50分に出発する予定で、ヒースローまでの飛行時間は約10時間20分。同社はシアトル地域の大手IT企業などからの利用を期待している。Seattle Timesの関連記事はこちら

NCAA男子バスケ、ゴンザガ大学が初の4強入り

3/27/2017 ・KING5

25日(土)に行われた全米大学体育協会(NCAA)の男子バスケットボール・トーナメント準々決勝で、ワシントン州スポケンのゴンザガ大学が4強入りを果たした。この試合でゴンザガ大学はオハイオ州のゼイビア大学と対戦し、83対59で勝利。同チームは1999年以来、毎年連続でNCAAのトーナメントに出場しているが、これまでの最高成績はベスト8だった。またゴンザガ大学のチームには、富山県出身で2015年に日本代表候補選手に選出されている八村塁選手が所属しており、この試合後半には大会での自身初得点となる3点シュートを決めている。NCAA準決勝は4月1日(土)にアリゾナ州のユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアムにて行なわれ、ゴンザガ大学はサウス・カロライナ大学と決勝出場をかけて戦う。KING5の関連記事はこちら