シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2017年10月16日~10月20日(10月3週目)

ワシントン州最大のスキー場であるクリスタル・マウンテン・スキー場では今年、70エーカーの面積に人工雪を降らせるスノーガン(人工降雪機)29台を追加して、スキーシーズン到来に備えるとニュースメディアのKIRO7が伝えている。この台数は州内のスキー場で最も多く、それに続くのはミッション・リッジの18台。またPacific Northwest Ski Areas Associationによると、2年にわたる人工降雪設備のアップグレードを計画している同スキー場では、この第一段階で480万ドルを投入している。19日(木)のアメリカ海洋大気庁の発表では、この冬、ラ・ニーニャ現象発生の確率が55〜65パーセントと高まっている。その影響を受けると通常よりも降雪量が多くなる傾向あり、クリスタル・マウンテンやほかのスキー場では人工雪を降らせる必要がないことを願っている。人工降雪機の他、クリスタル・マウンテン・スキー場ではリフトに新しく電灯を追加したり、マウント・レーニア・ゴンドラの輸送力を増やすなど設備の改善を行っている。KIRO7の関連記事はこちら

ワシントン州西部での嵐、停電や地滑りなどの被害

10/19/2017 ・KING5

ワシントン州西部で18日(水)に発生した嵐で、強風による倒木、木の枝や電線の落下のため各地で停電の被害があり、ピュージェットサウンド・エナジーは一時顧客の1万7千世帯で停電があったと報告している。タコマでは倒れた木の下敷きになった男性が消防隊員に救助されたほか、ケントでは電柱が車の上に倒れ、乗車していた人が軽いけがを負った。19日(木)午前4時過ぎにはエドモンズでおよそ50フィートx 100フィートの規模で地滑りが起こった。これによりガス管が破損してガス漏れが発生し、約30世帯の住民が一時避難。けが人は報告されていない。21日(土)には再び嵐が発生すると予報されている。KING5の関連記事はこちら

ケン・グリフィーJr. 元選手の銅像からバットが盗まれる

10/18/2017 ・Seattle Times

17日(火)、シアトル・マリナーズの本拠地セーフコ・フィールド前に設置されているケン・グリフィーJr. 氏の銅像からバットが盗まれた。同日午後5時頃、男性が銅像のバットをへし折るのを見た目撃者から警察に通報が入り、その後警官が男性を逮捕。盗まれたバットも見つかっており、同日のうちにセーフコ・フィールドへ返却されている。マリナーズは銅像の製作したアーティストと修復について相談すると話している。選手時代にマリナーズで活躍したグリフィー氏は2016年、マリナーズからは初となる野球殿堂入りを果たし、球団は同年夏よりグリフィー氏が付けていた背番24番をマリナーズの選手として初めての永久欠番に指定。今年4月13日に同氏銅像の除幕式が行われた。Seattle Timesの関連記事はこちら

アメリカ人長者番付、1位はゲイツ氏、2位はベゾス氏

10/18/2017 ・KING5

アメリカの経済誌『フォーブス』が17日(火)に発表した今年のアメリカ人長者番付上位400人で、IT大手のマイクロソフト共同創業者であるビル・ゲイツ氏が資産総額890億ドルで今回も1位となった。ゲイツ氏の総資産額は昨年から80億ドル増加。2位はシアトルに本社があるアマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏で、資産総額は昨年より145億ドル増加の815億ドル。3位は投資家のウォーレン・バフェット氏(780億ドル)、4位はフェイスブック社共同創業者のマーク・ザッカーバーク氏(710億ドル)、そして5位はオラクル社共同創業者のラリー・エリソン氏(590億ドル)。シアトルにゆかりのある人物では、元マイクロソフト会長のスティーブ・バルマー氏が336億ドルで15位、マイクロソフト共同創業者でシアトル・シーホークス・オーナーのポール・アレン氏が206億ドルで22位、スターバックス会長のハワード・シュルツ氏が28億ドルで288位だった。KING5の関連記事はこちら

合法薬物注射施設に反対のI-27、裁判官が無効と判断

10/17/2017 ・KING5

キング郡上級裁判所の裁判官は16日(月)、7月に郡へ提出されていた合法薬物注射施設への資金拠出と運営を禁止する住民発案、イニシアチブ27(I-27)は無効で、2月の住民投票にかけることはできないと判断を下した。イニシアチブ27は住民が投票で決定できる範囲を超えていることが主な理由。ベロニカ・アリシア・ガルバン裁判官は判決文で、ワシントン州法では地方自治体の立法機関に予算決定の権限を与えており、I-27はこれを侵害していると記している。さらに公衆衛生対策については州法により地方自治体の機関が決定権を持っており、I-27は保健局や郡議会の義務に対して干渉していると述べている。今年1月に郡衛生委員会が、郡のオピオイド乱用対策特別委員会による薬物注射施設2カ所開設する勧告を満場一致で承認。これに反対するI-27推進派は、住民投票で問うために最低限必要な有権者の署名4万7443件をはるかに上回るおよそ7万件を集めた。裁判所の無効判断が出た16日にはベルビュー市議会が薬物注射施設導入の永久的な禁止案への投票を行い、満場一致で可決。レントン、ケント、アーバーン、フェデラル・ウェイでも同様の条例がすでに可決されている。KING5の関連記事はこちら

ワシントン州西部で、今秋初の嵐の予報

10/16/2017 ・KING5

シアトルのニュースメディアKING5の気象予報士によると、ワシントン州西部では16日(月)夜から17日(火)朝にかけてこの秋初めての嵐が予報されており、夜間には場所により15-25mphの強風や、さらに強い突風が吹く可能性がある。17日午後には前線が東へ移動するため雨は弱まる模様。しかし18日(水)朝から19日(木)にかけて、さらに激しい別の嵐が発生し、山岳部や平地では大雨、また20-30mphの強風や35-45mphの突風が見込まれている。19日中には雨、風ともに弱まると予報されている。KING5の関連記事はこちら