2015年12月21日～25日（12月4週目）

2002年から今年までに、ワシントン州の刑務所に収監されていた受刑者約3200人がコンピューターの計算間違いにより実際の刑期よりも早く釈放されていたことが22日（火）に明らかになった。13年間に釈放された受刑者の3%が誤って釈放されており、平均で49日、最高600日の計算間違いがあったとされる。多くの元受刑者には地域社会で過ごした時間により減刑も認められるが、現在、州は地域警察と協力して刑期を満了する必要がある者を捜す作業をしており、これまで7人を特定、5人が刑務所に戻っている。州最高裁判所は2002年7月に刑務所の運営などを担当する矯正局に対して、受刑態度が良好な者への刑期短縮制度の採用を義務付ける判決を下し、その後、矯正局はコンピュータの特別なソフトウェアで刑期の短縮を計算をしていた。発表によると、来年1月7日までに問題を解消するためソフトウェアのプログラム修正が行われる。King5の関連記事はこちら

9月に5人が死亡した衝突事故を起こし、国の自動車輸安全規則違反442件が報告されていた観光ツアー用水陸両用車のライド・ザ・ダックに対し、ワシントン州公益事業・運輸委員会（UTC）は21日（月）に条件付きで営業再開許可を認めた。営業再開には1月29日までに同社の安全計画が承認される必要があり、承認されない場合は営業禁止処分が下される。ライド・ザ・ダックによると今後は、国の安全検査に合格した10台を使用し、事故現場となったオーロラ・ブリッジは通行しない予定で、ルートの最終決定はシアトル市とともに検討する。これまでは運転手１人がツアーガイドを兼任していたが、今後は1台の車両に乗務員2人が乗車。さらに、各車両には運転手が視界360度の安全確認できるようカメラが設置される。安全規則違反に対するライド・ザ・ダックへの処罰については今後のヒアリングで決定される。KiroTVの関連記事はこちら

20日（日）にシアトルで行われたナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のシアトル・シーホークス対クリーブランド・ブラウンズの試合で、シーホークスが30対13で勝利し、4シーズン連続となるプレーオフ出場を決めた。シーホークスの今シーズンの成績はこれまで9勝5敗で、20日の試合まで5連勝している。この日、クォーター・バックのラッセル・ウィルソン選手は30回中21回のパスを成功させ、249ヤード獲得、3タッチダウンパスと活躍。ウィルソン選手は、5試合連続のインターセプト無しタッチダウンパス3本以上のNFL新記録を作った。King5の関連記事はこちら