シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2017年4月17日~4月21日(4月4週目)

ワシントン州議会は20日(木)、連邦施設への入館や国内線の航空機搭乗の際に、ワシントン州で通常発行される運転免許証と合わせて、連邦政府が認めた身分証明書を提示することを義務付ける法案を承認した。投票の結果は下院で賛成55票、反対41票、また上院では賛成36票、反対13票だった。連邦政府はテロリストによる犯罪防止の一環として、偽造書類を防ぐことを目的としたReal ID法を2005年に成立。この法律では、各州が運転免許証を発行するのはアメリカ市民と合法滞在者のみとしている。しかしワシントン州の運転免許証はアメリカ在留資格の証明がなくても取得が可能であり、同法の基準を満たしていないため、連邦政府は身分証明書として認めていない。また連邦政府は、他州で認めている2020年までのReal ID法開始延長を、ワシントン州に対して認めておらず、現時点で2017年6月6日以降、州は同法律の遵守を求められる。インスリー州知事が法案に署名した後、猶予期間がさらに延長されるよう連邦政府に再評価を求めることになると関係者は話している。現在ワシントン州では通常の運転免許証に加え、Real ID法に基づいた運転免許証も取得でき、料金は5年間有効で108ドル。下院を通過した法案では同料金を66ドルまで引き下げるとされていたが、修正が加えられ78ドルに変更されている。KIRO7の関連記事はこちら

22マイルにおよぶI-5の改修工事、今週より開始

4/18/2017 ・Seattle Times

ワシントン州運輸局(WSDOT)は、I-5北行きのケントからシアトルのラベンナの間の距離22マイルで、3年におよぶ道路改修を計画しており、今週より作業が開始される。エキスパンション・ジョイントやコンクリート・パネルの取り替え、道路の再舗装などが行われ、作業の多くは夜間に実施されるが、合計26回の週末の道路規制が予定されている。計画は2段階に分かれており、第1段階ではケントのS. 200th St. とタクウィラのドゥワミッシュ川の橋の間で2018年秋頃まで作業が行われる。第2段階は今年遅くに始まり、Martin Luther King Jr. Way と Ravenna Blvd. の間で実施される。作業が計画されている区間においては、I-5が建設された1960年代以来、一度も本格的な改修は行われていない。Seattle Timesの関連記事はこちら

セーフコ球場でイチロー選手の3千本安打記念式典

4/18/2017 ・Seattle Times

17日(月)にセーフコ・フィールドでシアトル・マリナーズ対マイアミ・マーリンズ戦が行われたが、試合開始前に、2012年までマリナーズに在籍したマーリンズのイチロー選手のメジャー通算3000本安打達成を記念する式典が行われた。イチロー選手がフィールドに敷かれたレッドカーペットの上を歩いて現れると、ファンはスタンディング・オベーションするなど、大歓声を上げた。イチロー選手は式典でマリナーズの岩隈選手、ヘルナンデス選手、シーガー選手などに選手を出迎えられ、球団からはイチロー選手のマリナーズでの初ヒット、2004年のジョージ・シスラーのシーズン最多安打記録更新、3000本安打達成の写真が収められたプレートを贈られた。イチロー選手がシアトルで試合に出場するのはニューヨーク・ヤンキースに所属していた2014年6月以来、3年ぶり。試合には9番・レフトで先発出場したが、3打数無安打に終わった。また試合結果は6対1でマリナーズが勝利している。Seattle Timesの関連記事はこちら

前シアトル市長マックギン氏、市長選に立候補表明

4/17/2017 ・Seattle Times

前シアトル市長であるマイク・マックギン氏は17日(月)、今年行われるシアトル市長選挙に立候補することを発表した。マックギン氏は2010年から2013年にシアトル市長を務めたが、2013年の市長選挙では52パーセントの票を獲得したエド・マレー氏に敗れ落選。今月6日(木)、ケント市在住の46歳の男性が、未成年であった1980年代にシアトルで性的嫌がらせを受けたとして現職市長であるマレー氏を提訴したが、同氏はこれを否定しており、辞職せず再選を目指して立候補することを表明している。市長選挙にはこの2人の他に、これまで活動家など数名が候補として名乗りを上げている。予備選挙は8月1日(火)、総選挙は11月7日(火)に実施される。Seattle Timesの関連記事はこちら