シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2017年9月18日~9月22日(9月4週目)

シータック空港を管理運営するシアトル港湾局は20日(水)、トランプ政権のイスラム圏6カ国の国民に対するアメリカ入国制限措置について反対の立場をとるアミカスブリーフ(第三者が裁判所に提出する意見書)を連邦最高裁判所へ提出した。アメリカ国内の空港が同措置に反対する意見書を最高裁へ提出したのはこれが初めて。港湾局局長のコートニー・グレゴアール氏は、同局の中心に置かれているのは国際関係や国際ビジネス拡大に関してであり、開かれた空港である経済的、そして道徳的義務があると述べている。また入国禁止制限の影響で、ドバイを拠点とするエミレーツ航空が4月にシアトルへの運航を削減しており、そのため空港は年間合計8900万ドルの損失を被ったとしている。最高裁は今年6月、イスラム圏6カ国国民に対してアメリカへの入国を90日間禁止、また難民受け入れを120間停止する大統領令執行を条件付きで暫定的に認め、同月29日に一部の執行が開始された。同大統領令に関する口頭弁論は来月10月に予定されており、その後最高裁は最終的な法的判断を下す。KING5の関連記事はこちら

シアトル学校区、スクールバスに違法追い越しの監視カメラ導入

9/20/2017 ・KING5

シアトル学校区が379台所有するスクールバスのうち120台に、生徒が乗降中のバスの追い越しに対する監視カメラを新たに導入し、18日(月)より稼働させている。カメラはスクールゾーンに設置されているものと同じように作動し、違反行為を感知すると車とライセンスプレートをビデオ撮影する。撮影されたビデオはキング郡保安警察が実際に違反があったかどうか確認する。来月10月1日(日)までは、ビデオで捉えられた違反者には警告の通知が届くだけだが、翌日の10月2日(月)からは郡保安警察により罰金419ドルの違反キッブが発行される。監視カメラの導入に先立って10台のスクールバスで112日間の試験運用が実施されており、その間600台近くの車がスクールバスを違法に追い越すのが確認されている。KING5の関連記事はこちら

バージェス市議会議員がシアトルの新市長に就任

9/19/2017 ・KING5

マレー前市長の辞任にともない、18日(月)にシアトル市議会は今月2人目となる市長代理候補としてティム・バージェス市議会議員を選出し、同日午後5時には同議員が第55代シアトル市長就任の宣誓を行った。12日(火)、約40年前にマレー前市長から性的虐待を受けたと主張する5人目の男性が現れたと報道があり、前市長は翌日13日(水)に市長を辞任。同日、都市憲章に従ってシアトル市議会議長のブルース・ハレル議員が暫定的に市長代理に就いていた。11月に行われる市長選挙の結果が認証される11月28日(火)までの間、マレー前市長の代わりを務める場合、市議会議員はその職務を辞さなければならず、任期を2年以上残しているハレル議員は15日(金)に市長職の継続辞退を表明。バージェス新市長は以前より年内で市議会議員を引退することを明らかにしていた。KING5の関連記事はこちら

キング・メトロが23日より大幅なバス増発を実施

9/18/2017 ・Seattle Times

キング郡で公共バスを運行するキング・メトロはバスの待ち時間の短縮や混雑の軽減などを目指し、23日(土)より多くの路線で運行回数を増やす。2017年から2018年にかけて4回のバス増発が計画されており、今回の実施はその2回目で、平日240本以上、土曜100本以上、また日曜153本以上の運行が新たに追加される。シアトル市内で最もサービスが改善される路線は50番、60番、65番、67番など。バス増発にかかる費用は、バス・サービス向上資金3000万ドルを含むのキング・メトロの2カ年予算により賄われる。シアトル市ではこれに加え、2014年に住民投票でバス運行時間の延長資金として年間3650万ドルを捻出するための消費税増税や車のタブ費値上げが可決しており、それらの税収がバス増発費用にあてられる。Seattle Timesの関連記事はこちら