希望に満ちた将来を模索してやまない現役女子大学生KIYOが、アメリカのさまざまな地を訪れては、自分自身を一歩いっぽ前進させる旅エッセイ。 |
カリフォルニア |
ロサンゼルスでアメリカらしさを満喫!そもそも私があちこちアメリカ旅行をするようになったきっかけは、当時私が通っていた高校が行っていたカリフォルニアのロサンゼルスへのホームステイ・プログラムに参加したこと。変化のない高校生活に少々飽き気味だった私は、母に頼み込んで一緒に説明会に参加してもらうことに。その後、父親をも何とか説得し、ついにアメリカ行きのキップをゲット! 一度話し合って私が決めたことには反対せず、バックアップしてくれる両親の考えあってこそ成し遂げられたアメリカ行きだったのです。 それまで親元を離れて生活をしたことのなかった私は、文化や生活習慣が違う人が住む国へ行くことなど、想像できない未知なこと。初めて使う鮮やかな赤色のハード・スーツケースに身を引かれながら、緊張と期待とを一身に背負って旅立った高1の初冒険。自分で決めたこととはいえ、出発日が近づくにつれて増えてくる不安な気持ちとの葛藤に夜も眠れなかったことも……。飛行機に乗れば、毎回酔ってしまう私が酔わずに着いたアメリカ合衆国。良かったのか悪かったのかは別にしても、きっとあの時の私は、精神的にも身体的にも正常ではなかったんだと思います。 ロサンゼルスでは、アメリカを満喫! 本場のマクドナルドのハンバーガーの大きさに驚き、お代わり自由なドリンクと容器から溢れんばかりのフレンチ・フライに感動したりと何もかもがダイナミックなファスト・フード店に大興奮。日本ではあまり接する機会がない、体格が良く陽気なアメリカ人とのコミュニケーションも、最初は恐るおそるジェスチャー交じり。でも、太陽を間近に感じるほどカラッと晴れたロサンゼルスの気候に、カチコチの私の体と心も序々にリラックスしていき、カリフォルニアを五感で吸収! そして私の度肝を抜いたのが、ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ、ナッツベリー・ファームなどのアミューズメント・パーク。初めて訪れたユニバーサル・スタジオやナッツベリー・ファームの大規模なスケールや、世界各国から訪れていた観光客の多さにビックリ。いろんな人に会い、いろんな場所へ行き、毎日思いっ切り楽んだロサンゼルスでは、最初の目的であった語学習得以上のものを十二分に学び、吸収することができました。そんな天と地がひっくり返ったかのような目まぐるしい私のロサンゼルスでの旅を、今後は3回に渡ってご紹介します。 |
ナッツベリー・ファームアメリカにある巨大エンターテイメント・パークといったら皆さんはどのパークを思いつきますか? ディズニーランドやユニバーサル・スタジオと共にぜひ訪れて欲しいテーマ・パーク、それがスヌーピーでお馴染みの遊園地、ナッツベリー・ファームです。1920年にブエナパークに引っ越して来たナッツ夫妻が、この土地でイチゴ畑を作り、ジャムを販売開始。その後、イチゴを改良した新種のボイズベリーを誕生させたナッツ氏のジャムは、毎日行列ができる程大人気に。行列に並んでいる人を楽しませるため、西部開拓時代を思わせるノスタルジック風の古い西部のゴーストタウンを再現したのが「ナッツベリー・ファーム」の原型でした。 日本でもお馴染みのボイズベリーのジャムは、我が家の食卓にもありました。しかしまさか、ジャムとこのナッツベリー・ファームとに関係があることなんて知りもしなかったので、ナッツベリー・ファームでこのジャムを見つけた時、驚きよりも「なぜここに??」と理解するまで頭の中はクエスチョン・マークでいっぱいでした……。 5つに分かれた園内はそこまで広くはないので、1日あれば十分! 歴史が古い園内にある、360度回転コースターや12歳以下のキッズを対象とした専用エリアはどちらも世界初の試みで、世界中のテーマ・パークの原点がここに。絶叫好きも満足できるアトラクションは注目! スタート直後から真っ逆さまに落下していく過激なライド「ゴースト・ライダー(Ghost Rider)」は乗らなきゃ損! 金鉱を走り抜けるトロッコをモチーフにした、全長4.533フィート(約470メートル)の木製のレールを上へ下へと13回も急降下を繰り返すだけあって、乗りごたえは言うことなし。またテーマ・パークの顔であるスヌーピーやチャーリー・ブラウンとの記念撮影は、「キャンプ・スヌーピー」で。数カ所にまたがって設置してある出没スポットへ行けば、かわいいキャラクター達に会えます。 お腹が空いたらぜひ食べて欲しいのが、言うまでもないナッツ名物のチキン料理。ジャムと共に行列ができるほど人気で、ナッツ氏の隣で奥さんが売り出していたチキン・ディナーには、60年を超える歴史が。そのほかにも種類が充実している料理や、フルーツがふんだんに使用されたパンやケーキをぜひ味わって欲しいです。 お土産にはもちろんジャム! 日本で購入する半額ほどの値段で手に入る果実たっぷりの濃厚なジャムは豊富な品揃え。人気のボイズベリーは絶対に外せないとして、そのほかにも販売されているバラエティーに富んだテイストの中からお気に入りのジャムを見つけちゃおう! |
ハリウッドあまりにも有名な9文字のハリウッド・サインで知られ、エンターテインメントに溢れた街、ハリウッド。ハリウッド映画、ハリウッド・セレブ、ハリウッド版、ハリウッド・ダイエット、ハリウッド・ゴシップ……。地名以外に豊富な意味を持つハリウッドは、世界で注目されている証拠! とってもベタですが、一度はぜひハリウッドを訪れて、旅の醍醐味を味わってみたいですよね。 ハリウッド・サインである「HOLLYWOOD」、本当は「HOLLYWOODLAND」だったって知ってました!? 元々ハリウッド・ランドという不動産会社の分譲地の広告として、1923年に建てられた13文字。しかし、当時の新人女優が13文字目の”D”から飛び降り自殺をしたのをきっかけに、13という数字が自体が縁起が悪いとされ、「LAND」を撤去することに。それが現在、世界中の人が知っている「HOLLYWOOD」のハリウッド・サインです。 ハリウッド・サインを近くで見たい場合は山道を走らなきゃいけないので車が必要不可欠! 友達の話では、夜景がとてもきれいだそうです! 機会があれば、ぜひ行ってみたいですね。 「名誉の散歩道」といわれるウォーク・オブ・フェイム。1960年に8人のスターから始まり、現在は2,000人を超える映画界や音楽界に功績を残した著名人の名前が刻まれています。2004年には生誕50周年を迎えた日本映画を代表するゴジラが、ミッキーマウスやドナルドダックに続き、日本のキャラクターでは初の殿堂入りを果たしたましたよね。毎日何千人にも及ぶ観光客が訪れるハリウッド大通り。マイケル ジャクソンやスティーブン・スピルバーグ監督など、お気に入りのスターの名前をぜひ見つけちゃってください! ハリウッド大通りをさらに進むと見えてくるのがマンズ・チャイニーズ・シアター。中国的な建築様式が浮きだって感じてしまうほど印象的な建物。一見、「何でこんなアメリカとは打て変わった建物なの!?」と違和感を疑問に思う人も多いはずでは。この建物、「世界一有名な映画館」というだけあって、中は映画館になっています。でもその前庭に敷き詰められたスターのサイン、手形、足型がとっても有名ですよね。蒼々たるハリウッド・スターやクリエーターの手の大きさや靴のサイズを自分のものと比べたりして、ハリウッドの街を満喫しちゃおう! |
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