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The Legend of Zorro

第103回 「The Legend of Zorro 」
監督:マーティン・キャンベル
出演: アントニオ・バンデラス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ルーファス・シーウェル、ニック・チンランド、ジュリオ・オスカー・メチョソ
ウェブサイト: www.sonypictures.com/movies/thelegendofzorro/

 
The Greatest Game Ever Played
©Sony Pictures

最近のハリウッドって本当にリメイク版やちょっとヒットした作品の続編とか作るのが流行り。ハリウッド映画がかつてないほどのヒット作を生み出せない中、手堅く行こうっていうのが見え見えなのです。まあ、何千万、何億とつぎ込んで作る、ド派手じゃないと意味がないハリウッド映画ならしょうがないか。

さてさて、この「レジェンド・オブ・ゾロ」は、「マスク・オブ・ゾロ」のラスト・シーンで生まれた息子も成長し、相変わらずお父さんは目隠しをしてお仕事し、お母さんは家で家事と子育てにいそしんでいるところから始まります。かわいい息子もいることだし(この子が実際ちょーかわいいんだわ)、いい加減、お父さんにも落ち着いて欲しいお母さんですが、お父さんは相変わらず「自分が皆を救うんじゃー! 俺がやらんで、誰がやるー!」ってな勢いで馬にまたがりパッカパッカ荒野を走り回る日々。子供からリスペクトされず(息子はお父さんが何者なのか知らず)、お母さんは「もう家族を大切にしないなんてこの結婚もおしまいよ!」と離婚届けをお父さんに投げ付け……。

今回見た「レジェンド・オブ・ゾロ」は98年にヒットした「マスク・オブ・ゾロ」に続く2作目。1作目のころにはまだまだ名の知れていなかったアントニオ・バンデラスとキャサリン・ゼタ・ジョーンズも、今やハリウッドでは知る人はいない有名芸能人になりましたね。また、この2人ともそれぞれ結婚し、仲むつまじい私生活も報告されてます。2人ともなんともエキゾチックで素敵なので「この映画を機会にオフ・スクリーンでもドラマが……」なんて言われてましたよね~。

たいがい2作目っていうのは「1作目でやめておきゃよかったのに」っていうのが常。でも、私としちゃよくできてたと思うのですよ、この2作目。アクションも前作よりも充実。(あれだけ年食ってるのに良くやったぞ、アントニオ!)息子のやんちゃぶりもとーってもかわいいもので、前作よりも見ていて微笑ましい部分が新たに加わり、飽きませんでした。キャサリン・ゼタ・ジョーンズも相変わらずセクシーでホレボレ。年食ってもあんなお母さんになれたらサイコーですわ。

 

おこげ: シアトル在住4年目。8月に大学を卒業したものの、まだ学生気分が抜けていない。コメディーや家族向け映画ばかり見てしまうお年頃(?)。
パー子: 社会人1年目。数々の名言を残す偉大な人。「骨盤送ってもらったの」は名言中の名言。ちなみにどこかのパー子さんと違ってピンクの服は着ていません。