King Kong

©Universal Pictures

不況真っ直中のアメリカ、ニューヨーク。ヒロインのアン・ダロウ（ナオミ・ワッツ）が舞台女優として踊る小さな劇場もついに閉鎖へと追い込まれ、お金も職もなくしたアンは崖っぷちに立たされる。一方、フィルムメーカーのカール・デナム（ジャック・ブラック）は金銭的な制約を振り切り、謎のスカル・アイランド（骸骨島）を探し出し、そこで新作映画を撮影しようと強引に船を出す。出発ギリギリに主演女優として抜擢され、同船させられたアン、撮影クルーと船員達は荒波を乗り越えた果てに、ついに島を発見、上陸するのだった。しかし、そこで待ち受けていた先住民によってさらわれたアンは、キングコングへの生け贄とされてしまう……。アンの運命は？　そして皆はアンをジャングルの奥深くから救出できるのか？

私、とうとう出合ってしまいました今年ベストな映画!!　3時間という長編作にもかかわらず（さすが、「ロード・オブ・ザ・リング」の監督、やっぱり長編物がお好きなのですね）、全く時間を忘れて見入ってしまいました。もう、大興奮！　立派なアクション・アドベンチャーでありながら（ジャングルの中で気持ち悪い生物が出るわ出るわ、しかも恐竜付き）、ロマンスもうまく取り入れています。キング・コングのはかない恋。キング・コングとアンがニューヨークで過ごすひと時なんて、もうわたしゃ涙が出そうでした……。

この映画のほとんどはCGがほとんどですが、今までのような「もう偽物バレバレで興ざめ」な世界ではありません。とーーーってもリアルなんです。この映画の成功の秘訣はそのCGの精密度の高さではないでしょうか。
もう、とにかく皆さん、この映画はオススメです。見ていない人は絶対見てね！