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Slither

第122回 「Slither」
監督: ジェームス・ガン
出演: ネイサン・フィリオン、エリザベス・バンクス、マイケル・ルーカー、ほか
ウェブサイト:www.slithermovie.net

 
she is the man
© BLT & Associates

舞台は、アメリカのどこにでもありそうな小さな田舎町。美人教師を妻に持つ、町でも有名な金持ちであるグラントは、ある日酒場を出た後、森で変な物体を発見します。

その日を境にグラントは少しずつおかしな行動を始め、容姿もだんだんと変形していきます。それと同時に、町ではどんどん動物が惨殺され、若い女の子がひとり行方不明になったことから警察も動き出します。そして警察は、女の子が最後に一緒にいた人物である、グラントを追うのですが……。

どのくらいシリアスなホラーなのかと思いきや、B級どころかC級並みでした! まぁ、オープニングとエンディングの音楽が、もうシリアスさゼロって感じでしたからね。結局、最後なんか「お前はジャバ・ザ・ハットか!」って突っ込みたくなりましたね。

安っぽさ満点なうえ、俳優陣もパッとしない。エリザベス・バンクスはきれいだけど、いい男が全然出ていないので、私としてはもうラストをどうまとめるのかだけを考えてましたね。グラントは変形する前からあまりいい男ではないのに、どんどん悪化していくからもうどうしようもない……という感じで。

映画の大半は展開が読めました。まず普通に考えて、最初にあんな気持ち悪いものをどうして刺激しようとするのでしょうか? 明らかに何かあるだろうって普通は思いますけどね。とにかく気持ち悪い。ウジャウジャとグログロの山。でも「hostel」や「Texas Chainsaw Massacre」のようにスプラッターのグロさではないので、ホラーが苦手な人でも見られるでしょう。

映画「スター・ウォーズ」シリーズのキャラクター。

だば:
東京生まれ、千葉県育ち。都内の中学高校一貫の女子校に通い、高3の夏、オレゴンに1年間交換留学したのをきっかけに、卒業後に再び渡米。現在はBCCに通う。映画が大好きで、将来映画関係の仕事に就くため勉強中。好きな俳優はジョシュ・ハートネット。