「ぼくは働くために生きてるようなヤツじゃない。生きるために働いてるんだ」。劇中でこう言い放つのは、バリバリのビジネスマンであるカール(マット・ディロン)でもなく、カールの奥さんで小学校の先生として働いているモーリー(ケイト・ハドソン)でもなく、カールの家に居候している、目下無職のデュプリー(オーエン・ウィルソン)。今回紹介する映画「You, Me and Dupree」は、ハチャメチャでハッピーなコメディー映画です。
デュプリー役のオーエン・ウィルソンは、最近ではディズニー・アニメ「カーズ」でも主役を務めており、公開待ちの待機作を含め、今後コメディー俳優としてますますの躍進が期待されます。デュプリーのキャラクターを許せるか許せないかで、はっきり好みが分かれるであろう「You, Me and Dupree」。期待を裏切るような展開もありませんが、それだけに安心して見ていられる、久しぶりのスタンダードなコメディー映画でした。
ミトウ: 札幌生まれ、札幌育ち。高校卒業後、渡米。現在はショアライン・コミュニティー・カレッジで4年制大学への編入を目指して勉強中。好きな映画は「Down By Law」「Crash」「博士の異常な愛情」「リアリズムの宿」「tokyo.sora」「秋刀魚之味」など。
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